サドルステッチ・とは？初心者向けの基本と使い方を解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

サドルステッチとは？

サドルステッチは、手縫いで仕上げる代表的な縫い方のひとつです。2本の針と折り畳んだ糸を使い、裏と表の両面から糸を穴へ通していきます。仕上がりの列が外観に美しく現れるのが特徴で、本の装丁や皮革製品の縫製に広く用いられています。

この縫い方は、一本の糸を折りたたんで使うことで、各穴で糸が2本の糸になって絡み合います。これにより、厚みが少しあっても比較的丈夫になり、分厚い冊子でも壊れにくいのが魅力です。

サドルステッチの用途

主に本の綴じ方として使われます。小冊子の製本、ノートや手作りノートの縫製、革財布やバッグの補修など、強度が必要な場合の基本技として選ばれます。

道具と材料

道具	針2本、折りたたんだ糸、穴あけ道具（穴あけパンチや針、木槌）、定規、鉛筆、作業台
材料	糸は強い麻糸やナイロン糸、革や紙の厚みに合わせた太さを選ぶ
作業時のコツ	穴位置を均等に、糸の長さを適切に取り、縫い終わりは結び目を固定

作り方の基本ステップ

Step 1 準備 作品の厚みに合わせて穴を均等に開けます。薄い紙なら2mm程度、厚い革なら3mm以上の穴が目安です。

Step 2 糸の準備 糸を中央で折り、2本の糸を作ります。折り目の部分を「端」として扱い、2本の先をそれぞれ別の針に結びつけます。

Step 3 1つ目の穴を縫う 表側の穴から糸の一方を通し、裏側へ出します。次の穴へ進み、再び表側へ戻します。

Step 4 2つ目の穴以降 これを交互に繰り返し、全ての穴を縫います。糸は引き締めすぎず適度なテンションを保つことがコツです。

Step 5 結びと仕上げ 最後の穴を縫い終えたら、糸の端を結び、余分を切ります。表側に美しい列が出るように整えれば完成です。

練習のポイント

最初は薄い紙や布カードで練習すると良いです。 均等な間隔と糸のテンションが美しいサドルステッチの鍵になります。

サドルステッチのメリットと注意点

メリット：強度があり、手で直しやすい。注意点：厚みが大きいと縫いにくい場合があるため、穴の間隔と糸の長さを適切に調整する必要があります。

道具の比較

用途	本の綴じ縫製、手作りノート、補修
おすすめ素材	麻糸やナイロン糸、厚さに応じた糸径

この縫い方は、初心者にも覚えやすく、練習を重ねるほど美しい列が出せるようになります。挑戦してみると達成感が大きい縫い方です。

歴史と使われ方

歴史：長い歴史の中で、本の装丁や皮革製品の縫製に使われてきました。現代のクラフトでも根強く活かされています。

他の縫い方との違い

特徴：表面に美しい列が現れ、修理しやすい点が魅力です。対照的な縫い方として、背表紙を隠す「隠し縫い」などもありますが、サドルステッチは外観が際立ちやすい縫い方です。

サドルステッチの同意語

中綴じ: 冊子を折り畳んだ中央の折り目に沿ってホッチキス等で留める製本方法。雑誌やパンフレットなど、ページ数が少ない小冊子に一般的。
中綴じ製本: 中綴じと同じ意味の正式名称。折り目中央を綴じることで冊子を作る手法。
折り綴じ: 紙を折って中央の折り目に沿って綴じる製本方法。主にホッチキス留めで仕上げる。
ホッチキス留め: 背の中央をホッチキスの針で留める製本技法。折り畳んだ紙を束ねて冊子にする、手軽な綴じ方。
鞍縫い: 皮革や手縫いの分野で使われる、2本の針を使って対向から糸を往復させて縫う縫製法。サドルステッチの伝統的表現のひとつ。
サドル縫い: サドルステッチの別称。2本の針と糸で、等間隔の穴を往復縫いして綴じる方法。

サドルステッチの対義語・反対語

機械縫い（ミシン縫い）: サドルステッチが手縫いで縫う方法であるのに対し、機械縫いはミシンを用いて連続的に縫う方法。大量部数の生産性向上や均一な仕上がりが特徴。
無線綴じ（糊綴じ）: 糸を使わず背を糊で固く綴じる製本。薄い本や大量部数に適し、表紙を強固に保つ一方で開きの柔軟性は劣ることがある。
リング綴じ（リングバインディング）: リング状の金具で綴じる製本。ページの開きやすさや再編集の自由度が高いが、見た目はカジュアルで耐久性・平滑性は他の方式に劣ることがある。
ケース綴じ（ケースバインディング）: 背表紙を布・紙・革のケースに貼り付ける堅牢な製本。長期保存に向く高級感がある反面、製本工程が複雑でコストが高くなりがち。
中綴じ（センター綴じ系の代替）: センター部をステープルで留める綴じ方。サドルステッチとは別の中心部綴じで、見た目や機構が対になる点がある。厳密には同系統の技法ですが、用途や仕上がりが異なる場合が多い。

サドルステッチの共起語

サドルステッチ: 背を糸で綴じる、本の背を通して糸を渡すことでページを固定する製本方法。折り畳んだ用紙を束ねて小冊子にする際に使われます。
サドル綴じ: サドルステッチの別名・同義語。日本語表記の一つです。
折丁: 折り畳んだ紙のブロック。サドルステッチの構成単位で、これを複数束ねて冊子にします。
折り: 紙を折る工程。見開きを合わせる基礎となる作業です。
穴あけ: 紙に等間隔の穴を開ける作業。サドルステッチではこの穴を糸で通して縫います。
穴開け: 同義語として使われることがあります。
穴数: 縫い穴の本数。2穴・4穴・6穴などが一般的で、冊子のサイズや用途で選びます。
パンフレット: 小冊子・広告資料のこと。サドルステッチで作られることが多いアイテムです。
小冊子: 数十ページ程度の薄い冊子。サドルステッチで作製されることが多い。
手作り本: 自作の本。家庭でのクラフト・DIYでよく作られます。
DIY: Do It Yourself。自分で作る・作成することを指すキーワード。サドルステッチはDIY向けの技術です。
製本方法: 本を綴じて仕上げる一連の工程の総称。サドルステッチはその一種。
用紙: 紙の種類。厚さ・質感が仕上がりに影響します。
紙質: 紙の質感や密度を指す用語。用途に応じて選びます。
用紙の厚さ: 用紙の厚み。サドルステッチの強度に影響します。
糸: 縫い糸。サドルステッチでは丈夫さと美しさを両立させる糸を使うのが一般的。
針: 縫いに使う工具。通常は2本の針を使って糸を通します。
糸の色: 糸の色を表紙やデザインに合わせて選ぶ要素。
見開き: 1つのページが左右2つのページとして表示される版面のこと。冊子づくりで意識します。
背表紙: 冊子の背の部分の仕上げ。サドルステッチで製本する場合、背の見え方が特徴です。
表紙: 冊子の外側のカバー。装丁の第一印象を決める要素。
見返し: 表紙と本文をつなぐ内側の紙。強度やデザインを考慮します。

サドルステッチの関連用語

サドルステッチ: 本やパンフレットの背を折り目に沿って穴を等間隔に開け、2本の針と糸を使って表と裏の穴を交互に通して縫い合わせる手縫いの技法です。薄い冊子に適しており、開いたときに背が平らになりやすいのが特徴です。
中綴じ: パンフレットや薄い冊子を背中心で縫い合わせる、安価で大量生産に向く綴じ方。折り畳んだ紙を束ね、背の中央付近を縫い合わせます。
サドル綴じ: サドルステッチの別名・同義語として使われる表現です。
二本針縫い: 2本の針を同時に穴へ通して縫い合わせる方法。背表紙を安定させ、表紙の開閉をスムーズにします。
手縫い: 機械縫いではなく手作業で縫う方法全般を指します。サドルステッチは代表的な手縫い技法のひとつです。
穴あけ: 綴じる前に穴を開ける作業。穴の位置を正確に揃えることが美しく丈夫な仕上がりの要となります。
ホールパンチ: 等間隔の穴を開けるための道具。丸穴を簡単に連続して作れます。
パンチ穴: 綴じ穴のこと。背側に沿って等間隔で並べます。
ピッチ: 穴と穴の間隔のこと。冊子の厚さや紙の硬さに合わせて適切な間隔を選ぶ重要な要素です。
穴数: 開ける穴の総数のこと。冊子の厚さや綴じ方法に応じて決まります。
糸: 綴じ糸の総称。強度や見え方に影響します。
ワックス加工糸: 糸に蝋を含浸させた加工糸。滑りを良くし、ほつれを抑える効果があります。
糸の材質: 綴じ糸の素材のこと。コットン、リネン、ナイロンなど用途に応じて選択します。
道具: 二本針、穴あけパンチ、定規、鉛筆、糸巻きなど、縫製作業に必要な道具の総称です。
返し結び: 糸の端を結ぶ際に返し結びを施すとほどけにくく、仕上がりが安定します。
用途: パンフレットや薄い冊子、ノート、カタログなどの綴じ方として広く用いられます。
特徴: 表裏の糸が外から見えにくい一方、背表紙の厚さが増すと縫い目が目立つことがあります。
利点: 安価でシンプル、道具が揃えやすく、修理や再綴じが比較的容易です。
欠点: 厚い冊子には不向きで、糸が背表紙側に現れる見た目が気になる場合があります。
レザークラフトのサドルステッチ: 革製品の縫い合わせとして特に重宝される手縫い技法。2本の針で均等なステッチを表と裏に現し、耐久性と美観を両立します。