

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
friedewald式とは?
血液検査の結果から LDLコレステロール(LDL-C)を推定するための、代表的な計算式が friedewald式 です。正式には Friedewald equation と呼ばれ、検査室で直接LDLを測定する代わりに、総コレステロール TC、HDLコレステロール HDL-C、トリグリセリド TG の3つの値を使って LDL-C をおおよそ算出します。
公式の形と使い方
基本の公式は次のとおりです。LDL-C = TC - HDL-C - TG/5。この表現は、単位が mg/dL の場合に使います。TG/5 は、TG の値を5で割ることで、血中の VLDL(非常に細かい粒子の一種)の量を近似して LDL-C を推定する考え方です。
単位が mmol/L の場合は、式が少し変わります。一般的には LDL-C ≈ TC - HDL-C - TG/2.2 となることがあります。単位の違いには注意が必要です。
| 式 | LDL-C = TC - HDL-C - TG/5 |
|---|---|
| 単位 | mg/dL(よく使われる単位) |
| 補足 | TG/5 は TG を5で割ってVLDLを近似します |
なお、 mmol/L での近似は別の形になることがあります。検査報告書に記載された単位を確認し、それに合わせて式を使い分けましょう。
例と計算
例1を見てみましょう。ある人の検査値が以下のとおりだったとします。TC=240 mg/dL、HDL-C=50 mg/dL、TG=150 mg/dL。
この場合、LDL-C = 240 - 50 - 150/5 = 160 mg/dL となります。この値は、日常の健診でよく使われる目安値の一つです。
別の例、TG=250 mg/dL だと、LDL-C = 240 - 50 - 250/5 = 240 - 50 - 50 = 140 mg/dL となります。
ただし、TG が高い場合(一般的には TG が 400 mg/dL を超えると)この式の精度は落ちます。高TG時には別の方法を検討するのが適切です。
注意点と限界
friedewald式は便利ですが、いくつかの限界があります。
・TG が高いと推定値が不正確になることがある。
・糖尿病・腎臓病・甲状腺機能の異常など、体の状態によってもLDL-Cの推定が変わることがある。
・若い人と高齢者、性別などによって精度が異なる場合がある。
やや偏りがある推定であるため、実際の治療方針を決める際には医師が検討します。 friedewald式は「推定値の目安」として理解しましょう。
歴史と背景
この式は1960年代後半に Friedewald らによって提案されました。長年にわたり健診や臨床検査で標準的に使われてきました。現代では直接LDLを測定する方法や、TG が高い場合の代替式も普及していますが、 Friedewald式は今も多くの場面で使われています。
よくある質問
・TGが400 mg/dLを超えた場合はどうする?
→ この場合は新しい式を使う、または直接LDLを測定します。
・LDL-Cの意味は?
→ LDLコレステロールは動脈硬化のリスクと関係があるとされる「悪玉コレステロール」です。
要約すると、friedewald式は血液検査の結果を読み解くための実用的な推定公式です。日常の生活では、過度な心配をする必要はありませんが、LDL-Cの値は食事・運動・体重管理と深く関係します。定期的な検査と医師の指示を受けつつ、健康的な生活習慨を心がけましょう。
friedewald式の同意語
- Friedewald式
- LDLコレステロールを総コレステロール(TC)、HDLコレステロール(HDL-C)、トリグリセリド(TG)から近似的に推定する式。TGが400 mg/dL未満の条件で用いられ、LDL-C = TC - HDL-C - TG/5 の形で表されます。
- フリーデウォルド式
- Friedewald式の日本語の読み方。LDL-CをTC・HDL-C・TGから推定する式で、同じくLDL-C = TC - HDL-C - TG/5 の形を取ります。
- Friedewald方程式
- LDLコレステロールを推定する式(方程式)。TGが400 mg/dL未満のときに適用され、LDL-C = TC - HDL-C - TG/5 で表します。
- フリーデウォルド方程式
- Friedewald式と同義の方程式。LDLをTC・HDL・TGから推定する数式で、TG/5を用いる点が特徴です。
- LDL推定式
- LDLコレステロールを近似的に求める計算式全般。最も広く用いられるのはFriedewald式で、LDL-C = TC - HDL-C - TG/5。
- LDLコレステロール推定式
- LDLの値を推定する式の総称。Friedewald式はその代表例で、TC・HDL・TGの関係からLDL-Cを算出します。
- LDL-C推定式
- LDLコレステロールを推定する式の一種。TGを5で割って近似する点が共通しています。
- 総コレステロール-HDL- TG/5 でLDLを推定する式
- LDLを算出する具体的な計算式。TCからHDL-CとTG/5を引く形で表します。
- Triglycerides/5を用いたLDL推定式
- TGを5で割ってVLDL-Cを近似し、それを用いてLDL-Cを推定する式の別名。
- TGを5で割る前提の式
- TG/5をVLDL-Cとして扱い、LDLを推定する式の説明的名称。
- Friedewald公式
- LDLコレステロールを推定する公式。実務ではこの表記も用いられ、式はLDL-C = TC - HDL-C - TG/5。
- Friedewald式(LDL推定式)
- Friedewald式という名称でLDLを推定する式。TG/5を用いた近似が特徴です。
friedewald式の対義語・反対語
- 直接法LDL-C測定
- LDLコレステロールを血液サンプルから直接測定する方法。Friedewald式のように他の成分を使って推定するのではなく、実測値を用いる点が対極となる。
- β-量法LDL-C測定
- β-量法という超遠心・密度勾配分離によりLDL-Cを直接測定する古典的な方法。推定ではなく実測値を得る点が対になる。
- 非Friedewald式LDL推定
- Friedewald式以外のLDL推定式の総称。TGが高い場合にも適用性を高めることを目的とする式が含まれることが多い。
- Martin式LDL-C推定
- Martin/Hopkins式と呼ばれるLDL-C推定式。TGや非HDL-Cを用いて係数を可変にすることでLDL-Cを推定する方法。
- Sampson式LDL-C推定
- Sampson式は Friedewald式の限界を補う目的で提案された別のLDL-C推定式。高TGのケースでの精度向上を狙うことが多い。
- Puavilai式LDL-C推定
- Puavilai式は別のLDL-C推定式で、TGの寄与を補正してLDL-Cを推定する係数系を用いる。
- Anandaraja式LDL-C推定
- Anandaraja式は総コレステロールやTG、HDL-CなどからLDL-Cを推定する別の式として用いられることがある。
- 非直接法・推定LDL注意点
- 推定式は条件依存が大きく、特に高TGや非標準的な血液サンプルでは誤差が出やすい。可能であれば直接測定を選ぶのが望ましい。
friedewald式の共起語
- LDLコレステロール
- 低密度リポタンパクコレステロールのこと。血中のLDLの量を表す指標で、Friedewald式ではLDL-Cの推定値として用いられる。
- 総コレステロール
- 血中の総コレステロール量。リポプロファイルの一部であり、Friedewald式の計算に関わる要素のひとつ。
- HDLコレステロール
- 高密度リポタンパクコレステロール。Friedewald式で控除対象となる値のひとつ。
- トリグリセリド
- 血中の中性脂肪(TG)。VLDL-Cの推定に TG/5 が用いられる出発値。
- VLDLコレステロール
- 非常に低密度リポタンパクコレステロール。TGを5で割って推定される値。
- Friedewald式
- LDLコレステロールを総コレステロール、HDLコレステロール、VLDLコレステロールから算出する古典的な公式。
- LDL-C推定
- Friedewald式により推定されたLDLコレステロールの値。
- 脂質パネル
- 血液中の脂質を一度に測定する検査セット。TC、TG、HDL-C、LDL-Cなどを含む。
- 単位mg/dL
- 計算や表現に使われる代表的な単位。特にTGの割り算での基準単位はmg/dL。
- 単位mmol/L
- 国際単位系の脂質単位。SI単位ではTGは mmol/L で表され、換算が必要。
- 適用条件
- Friedewald式はトリグリセリドが400 mg/dL未満のときに適用されることが多い。
- 適用上の制限
- トリグリセリドが400 mg/dL以上、または非血清サンプルなど特定条件下では信頼性が低く、直接測定が推奨される。
- 直接LDL測定
- LDLを直接測定する方法。Friedewald式の代替として用いられることがある。
- 臨床検査
- 病院や診療所などの医療機関で実施される検査の総称。
- 脂質異常症
- 血中脂質の異常。Friedewald式は治療計画の指標として活用されることが多い。
friedewald式の関連用語
- Friedewald式
- LDLコレステロールを推定する式。LDL-C = 総コレステロール − HDLコレステロール − TG/5(単位が mg/dL の場合)。空腹時かつ TG が 400 mg/dL 未満の条件で有効。TG が400 mg/dL以上だと信頼性が低い。
- LDLコレステロール
- 動脈硬化の主要なリスク指標の一つで、血中の“悪玉コレステロール”の総量を表す。
- HDLコレステロール
- 善玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化のリスクを低減する働きがあるとされる。
- 総コレステロール
- 血液中の全てのコレステロールの総量。LDL-C・HDL-C・VLDL-Cの概算合計に近いイメージ。
- トリグリセリド
- 血中の中性脂肪。高値は心血管リスクと関連し、Friedewald式では TG/5 で VLDL-C の近似に用いられる。
- VLDLコレステロール
- VLDLに含まれるコレステロール成分。通常は TG/5 で近似されることが多い。
- 非HDLコレステロール
- HDLを除いた総コレステロール。LDL-CとVLDL-Cを含み、アテローム性リスクの指標として用いられる。
- 脂質パネル
- 総コレステロール・LDL-C・HDL-C・トリグリセリドなど、脂質を総合的に評価する血液検査のセット。
- 直接法LDL-C
- LDLコレステロールを直接測定する方法。Friedewald式の推定を使わない場合に用いられる。
- Martin-Hopkins式
- LDL-Cを推定する別の式。TGの値に応じた係数表を使い、Friedewald式より高TG領域でも精度を高められるとされる。
- Sampson式
- 高TG時にもLDL-Cを推定できる式。Friedewald式の限界を補う目的で用いられることがある。
- NMR脂質分析
- NMR(核磁気共鳲)を用いた脂質プロファイルの測定。リポ蛋白粒子の数・サイズを評価する方法。
- 高トリグリセリド時の制限
- TG が 400 mg/dL 以上になると Friedewald式の推定が不安定になる点。
- 空腹時血液検査
- Friedewald式の前提条件となる、食事を控えた状態で採血する検査。
- 単位換算
- コレステロール・トリグリセリドの単位には mg/dL と mmol/L があり、必要に応じて換算する。
- 脂質異常症
- 脂質の値が基準値から外れている状態。高LDL-C・低HDL-C・高TGなどのパターンを含む。
- 動脈硬化リスク
- LDL-Cや非HDL-Cの値が高いと動脈硬化・心血管イベントのリスクが高まるとされる。
- キロミクロン(Chylomicron)
- 食事由来の脂質を運ぶ脂質粒子。空腹時に検査を受ける場合は影響が小さいが、 TG が急上昇する場面でFriedewald式の前提が崩れる原因となる。



















