

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
ハウスドルフ空間とは?初心者にもわかる基本の解説
数学の世界にはたくさんの専門用語がありますが、ハウスドルフ空間はとても基本的で理解の助けになる概念です。名は19世紀の数学者フェリックス・ハウスドルフに由来しますが、彼の名前を覚えるだけでなく、その性質をしっかり理解することが大切です。
ざっくり言えば 「2点をきちんと区別して扱える空間」 がハウスドルフ空間です。現実の距離の概念がなくても、点 x と y を別々の開集合で囲んで分離できるかどうかが指標になります。
公式な定義
任意の互いに異なる点 x と y が X にあるとき、x を含む開集合 U と y を含む開集合 V が存在して U ∩ V = ∅ となる。これが成り立つとき X は ハウスドルフ空間、あるいは T2空間 と呼びます。
この定義は抽象的に聞こえますが、直感的には「同じ場所に見えるが、実は別の場所にいる二点を、別々の小さな領域で完全に分離できるか」ということです。
なぜ重要なのか
ハウスドルフ性は 極限の一意性 と深い関係があります。例えば列や連続写像の極限を考えるとき、空間がハウスドルフなら極限が 一意に決まる 可能性が高くなります。これがあるおかげで数学の議論が整理され、証明が安定します。
また 実数直線やユークリッド空間、さらには多くの「通常の」空間はすべてハウスドルフです。反対に 有限補数拓樹(cofinite topology) のような極端な拓樹はハウスドルフではないことが多いです。これを知っておくと、空間の性質を判断する基準が身につきます。
例と非例
次の表は理解の助けになります。実際に手で線を引くように、点を分離できるかを見てみましょう。
| ハウスドルフ性 | 解説 | |
|---|---|---|
| 実数直線 R の通常の位相 | はい | 任意の x ≠ y について、x を含む開集合と y を含む開集合を作れば交わらないように分離できる。 |
| 離散拓樹 | はい | 各点 {x} が開集合なので分離は容易。 |
| 有限補数拓樹 cofinite | いいえ | 開集合の交わりが必ず非空になる場合が多く、分離できない。 |
まとめとポイント
要点を短くまとめると、ハウスドルフ空間は「異なる点を分離できる性質」を持つ空間です。収束の一意性が保証される場面が多く、解析や幾何の議論を安定させます。初めは抽象的に感じても、身の回りの例を通じて感覚をつかむことが大切です。
さらに、学習を進めると 局所的にハウスドルフである空間、実数や多次元空間がハウスドルフであることの意味、そして 他の separation axioms との関係が見えてきます。これらは後のトピック(コンパクト性、連続性、位相空間の分類)で頻繁に登場します。
ハウスドルフ空間の同意語
- ハウスドルフ空間
- 任意の異なる2点を、それぞれ開集合で分離できる性質を満たす位相空間。分離公理の一つであるT2公理を満たす空間のこと。
- Hausdorff space
- 英語表記。二点を分離する公理(T2公理)を満たす位相空間。
- T2空間
- 二点分離公理(T2公理)を満たす位相空間。最も一般的な呼称。
- 二点分離空間
- 二点を別々の開集合で分離できる性質を持つ位相空間。通常はT2空間と同義として使われる。
- ハウスドルフ性を持つ空間
- この空間がハウスドルフ性を備えていることを示す表現。二点を分離する性質を指す。
- ハウスドルフ公理を満たす空間
- ハウスドルフ性という分離公理を満たす位相空間。
- 分離公理T2
- 分離公理の一種で、任意の異なる2点を分離可能にする性質を指す。
- 公理名: 二点分離公理(T2公理)を満たす空間
- 同義。
ハウスドルフ空間の対義語・反対語
- 非ハウスドルフ空間
- この空間はハウスドルフ性(異なる2点を互いに含む開集合で確実に分離できる性質)を満たさない空間。2点を分離できないケースが起こり得る。
- 非T2空間
- Hausdorff性を欠く空間。すなわち、任意の2点を分離する開集合の組を常に見つけられない性質を持つ空間。
- 分離性なしの空間
- 点と点を適切に分離する性質(分離公理)を全体として満たさない空間。ハウスドルフ性を含む分離性の低いバージョンと理解されることが多い。
- 非T1空間
- 単点集合が閉じない、またはT1性を満たさない空間。T2はT1を含むため、非T1は非T2の一種として捉えられることがある。
- 非Urysohn空間
- Urysohn性を満たさない空間。任意の2点が閉集合で分離される強い分離性を欠くケースを指す。
- 非Kolmogorov空間
- Kolmogorov性(T0性)を満たさない空間。トップロジーの最も基本的な分離性の欠如を指す場合がある。
ハウスドルフ空間の共起語
- 位相空間
- 集合とその上の開集合の族から成る位相的構造。近傍や収束といった概念を定義する基本フレームで、ハウスドルフ空間はこの位相空間のうち特定の分離公理を満たす例です。
- 分離公理
- 空間内の2点や集合をどの程度分離できるかを規定する公理の総称。代表的にはT0、T1、T2などがあり、ハウスドルフ空間は通常T2(ハウスドルフ性)を満たします。
- T2性(ハウスドルフ性)
- 任意の異なる2点xとyに対して、それぞれを含む交わらない開集合が存在する性質。ハウスドルフ空間の核となる分離性です。
- ハウスドルフ性
- T2性と同義で用いられる呼び方。2点を開集合で分離できる能力を指します。
- 距離空間
- 距離関数dを定義できる集合。距離空間は自動的にハウスドルフ空間になります(距離の分離性があるため)。
- 点の分離性
- 2点を分離できる性質全般を指す表現。ハウスドルフ性はこの点の分離性を具体化した公理です。
- 近傍
- ある点を中心とした周囲の点の集合。位相の基本概念で、開集合の定義にも現れます。
- 開集合
- 各点について、その点の近傍の中に必ず含まれる集合。位相の基本要素のひとつです。
- 閉集合
- 補集合が開集合となる集合。位相空間における基本的な性質の一つです。
- 基底( Basis)
- 位相を生成する開集合の集合。任意の開集合は基底の元を用いて表せます。
- 局所基
- 各点の周りの近傍系を生成する基底。局所的な性質を調べる際に重要です。
- 収束
- 列・ネット・フィルターがある点へ近づく挙動の概念。位相空間の連続性・極限と深く関係します。
- 極限の一意性
- ハウスドルフ空間では同じ点へ収束する列・ネットの極限は一意になる性質。収束の扱いが安定します。
- ネット
- 一般化された「列」による収束の概念。位相空間の収束を定義・理解するのに用いられます。
- フィルター
- 集合の族の集まりで、収束の別の枠組みとして用いられます。位相理論で重要な道具です。
- ユークリッド空間
- 実数n次元空間で、標準的な距離を持つ代表的な例。多くのハウスドルフ空間の具体例としてよく挙げられます。
ハウスドルフ空間の関連用語
- ハウスドルフ空間
- 任意の異なる2点 x, y に対して、それぞれを含む開集合 U, V が互いに交わらないように分離できる位相空間のこと。これにより、点の極限が一意になるなどの性質が生まれます。
- 距離空間
- 距離関数 d を備えた集合 X の上の位相。距離が定義されているため、すべての距離空間はハウスドルフです。
- T2空間
- ハウスドルフ空間の別名。任意の異なる2点を互いに分離する開集合が存在します。
- T1空間
- 任意の異なる点 x, y に対して、それぞれがもう一方を含まない開集合を持つ。これが成り立つと単点集合 {x} が閉集合になります。
- T0空間
- 任意の異なる点について、少なくとも1つの開集合で区別できる位相空間のこと。
- 単点集合は閉集合
- ハウスドルフ空間(実質 T1)では、任意の点 {x} が閉集合になります。
- 一意な極限
- ハウスドルフ空間では、収束したネートや列の極限は必ず1点に定まります。
- 直積空間のハウスドルフ性
- 2つ以上のハウスドルフ空間の直積空間もハウスドルフになります。
- 部分空間のハウスドルフ性
- ハウスドルフ空間の任意の部分空間もハウスドルフである。
- コンパクト空間とハウスドルフ性
- ハウスドルフ空間では、コンパクトな部分集合は閉集合になります。
- 実例: 実数直線
- 実数直線 R は距離空間であり、したがってハウスドルフです。
- 連続像とハウスドルフ性
- 連続写像の像が必ずしもハウスドルフ空間になるとは限りません。



















