avifとは？ウェブの新しい画像フォーマットを分かりやすく解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

avifとは？

avifはAVIF（AV1 Image File Format）の略で、画像を保存する新しいファイル形式です。静止画を高効率に圧縮でき、拡張子は .avif。AV1という動画用コーデックを使い、静止画を劣化なく小さく保存する仕組みが特徴です。HEIFの発展形として生まれ、複数のデータを一つのファイルにまとめられる点も魅力です。

AVIFの特徴

項目	内容
圧縮性能	JPEGと比べて同じ品質なら小さくなることが多いです。
透明度	Alphaチャンネルをサポートします。透明の画像をきれいに表現可能です。
カラー深度	最大12ビット程度まで対応します。滑らかな階調を表現しやすいです。
アニメーション	複数フレームを一つのファイルに格納でき、GIFやWebPの代替として使えます。
HDR/色域	広い色域とHDRをサポートします。写真（関連記事：写真ACを三ヵ月やったリアルな感想【写真を投稿するだけで簡単副収入】）のような発色を保ちやすいです。

使い方・導入のポイント

avifに変換するには、ライブラリやツールを使います。代表的なものには libavif、ImageMagick、FFmpeg系のツール、オンライン変換ツールなどがあります。実務では次のような使い方が一般的です。

・ウェブサイトの画像を事前にAVIFへ変換しておき、フォールバックとしてJPEG/WEBPを用意する。
・一括変換を自動化するビルドプロセスに取り入れる。
・サーバー側で適切なContent-TypeとContent-Encodingを設定して配信する。

実際の環境に合わせて、クライアントのサポート状況を確認し、落とし穴を避けましょう。古いブラウザや端末ではまだAVIFを表示できないことがあるため、代替画像を必ず用意してください。

Webでの対応状況

現在、主要なブラウザーの多くがAVIFをサポートしています。Chrome、Firefox、Edge、Operaなどで広く表示可能です。Safariのサポートは2022年ごろから徐々に進んでいますが、環境によってはまだ表示できない場合があります。実運用ではフォールバック戦略を用意し、すべての訪問者に快適な体験を提供するのが安全です。

AVIFと他の画像形式の比較

形式	長所	短所
AVIF	高い圧縮率、透明度・HDR対応	対応状況がまだ完全ではない時期がある
JPEG	広い互換性、シンプル	劣化が目立つ、透明度なし
WEBP	高圧縮/透明度対応、比較的普及	一部古いブラウザで未対応
PNG	透明度に強い、圧縮なし	ファイルサイズが大きい

結論

avifはウェブの画像を軽く、きれいに保つ強力な選択肢です。大きなファイルを減らしたい、透明度が必要、HDR表現をしたい場合に特に効果を発揮します。ただし、全てのユーザーの環境で完璧には動作しないことがあるため、フォールバックを用意する運用が大事です。今後もブラウザの対応が進む見込みなので、導入を検討してみましょう。

avifの同意語

AVIF: AV1 Image File Format の略称。Web上で使われる新しい画像フォーマットで、圧縮率と画質のバランスに優れています。
AV1 Image File Format: 正式名称。AV1を画像データ用に適用したファイル形式で、拡張子は .avif が使われます。
AVIF形式: 日本語の表現の一つ。AV1ベースの画像フォーマットを指します。
AVIF画像フォーマット: AVIFの別表現。高画質で小さなファイルサイズを実現する画像フォーマットです。
AV1画像フォーマット: AV1技術を使った画像ファイル形式のこと。日本語表現の別バージョンです。
AV1画像ファイル形式: 上記の英語名の日本語訳の別表現。画像データを格納する形式を指します。
AVIFファイル形式: AVIFの別称。画像ファイルの形式を指す表現です。
AVIF画像: AVIF形式の画像そのものを指す表現です。

avifの対義語・反対語

無圧縮フォーマット: AVIFは高い圧縮効率と画質を特徴としますが、無圧縮フォーマットは圧縮をほとんど行わずファイルサイズが非常に大きくなります。代表例はBMPやTIFFの一部設定です。
従来の圧縮フォーマット（JPEG）: 長年使われてきた lossy（不可逆）圧縮フォーマット。AVIFより圧縮効率が低いことが多く、同等の画質でもファイルサイズが大きくなりがちです。
ロスレスフォーマット: データを損なわず保存するフォーマット。画質は完璧に保たれますが、ファイルサイズが大きくなる傾向があります。代表例はPNG、TIFF（ロスレス設定）です。
PNG（ロスレス・アルファ対応）: 透明度を表現できるロスレスフォーマット。写真用途にはAVIFほどの圧縮効率は期待しづらい場合があります。
TIFF（ロスレス/無圧縮設定）: 高品質・長期保存に向くフォーマット。ウェブやモバイル用途にはファイルサイズが大きく不向きです。
BMP（無圧縮）: Windowsの未圧縮画像フォーマット。ファイルサイズが非常に大きく、ウェブ表示には不便です。
RAW（生データ）: カメラの生データ形式。現像処理が前提となり、直接表示には適さずファイルサイズも大きいです。
ベクター形式（SVGなど）: AVIFはラスター（ピクセル単位のデータ）形式ですが、SVGのようなベクター形式は拡大縮小しても画質が劣化しません。印刷物やアイコンなど、拡大適性が異なる領域の対比として挙げられます。

avifの共起語

AV1: AVIFの圧縮に用いられる静止画像用の動画コーデック。AVIFはこのAV1を核にして圧縮されています。
HEIF: High Efficiency Image File Formatの略。AVIFはこのHEIF容器を用いて静止画像を格納します。
ISOBMFF: ISO Base Media File Format。HEIF/AVIFの基盤となるファイル容器規格です。
libavif: AVIFのエンコード/デコードを実装するオープンソースライブラリ。
aomedia: Alliance for Open Media。AV1とAVIFの標準化・普及を推進する団体。
アルファチャンネル: 透明度情報を表現するデータで、半透明や透過を表現できます。
透明度: 画像の透明度を示す情報（アルファ情報）。
画質: 圧縮後の見え方や細部の再現性など、視覚的な品質の指標。
圧縮: データ量を削減してファイルサイズを小さくする処理。
Lossy圧縮: 非可逆圧縮。画質をある程度犠牲にして大きく圧縮する方式。
Lossless圧縮: 可逆圧縮。復元時に元の画質を完全に再現できる方式。
ビット深度: 色を表現するビット数。高いほど色の階調が豊かになる。
8-bit: 8ビット深度のカラー表現。
10-bit: 10ビット深度のカラー表現。階調が滑らかになる。
12-bit: 12ビット深度のカラー表現。高階調用途に適する。
クロマサブサンプリング: 色情報をサブサンプリングしてデータ量を削減する手法。
4:2:0: 一般的なクロマサブサンプリングの一種。AVIFで用いられることがある。
4:4:4: クロマサブサンプリングなし。最高品質寄りの設定。
ファイル拡張子: 拡張子は .avif。AVIFファイルを識別する目印。
オープンソース: ソースコードが公開され、自由に利用・改変できるライセンス形態。
ロイヤリティフリー: 特許料なしの利用が前提となることが多い点。
ライセンス: 使用条件を定める法的約束。オープンソース系が多い。
FFmpeg: エンコード/デコードや変換を行える代表的なツール。AVIF対応も一般的。
ImageMagick: 画像処理・変換ツール。AVIF対応の変換が可能。
Squoosh: Google提供のウェブベース画像最適化ツール。AVIFの試用・比較が可能。
Chrome: Google製ブラウザ。AVIFを広くサポートしている代表例。
Firefox: Mozillaのブラウザ。AVIFをサポートしています。
Edge: Microsoftのブラウザ。AVIFのサポート対象です。
Safari: Appleのブラウザ。AVIFのサポート状況が進展しています。
WebP: 同様のウェブ向け画像フォーマット。AVIFと比較されることが多い競合要素。
JPEG: 長年広く使われている画像フォーマット。AVIFはJPEGの代替・補完として語られることが多い。
PNG: 可逆圧縮の画像フォーマット。透過対応だが、AVIFに比べファイルサイズが大きになることが多い。
ページ速度: ページの読み込み速度に影響する要因。AVIFは軽量化効果で速度改善に寄与しやすい。
Core Web Vitals: Googleの評価指標群。AVIF導入でLCP/CLS等の改善が期待されることがある。
CDN: CDN経由で配信することで画像の読み込みが速くなる。AVIFをCDNで配信するケースが多い。
Web最適化: 画像最適化の一環としてAVIFが活用される場面が多い。
用途: Web上の静止画像の最適化・軽量化・高速配信の用途で使われる。
容器: HEIF容器を使う点。AVIFはこの容器上でデータを格納します。
仕様: 公式の仕様・規格関連。AVIFの技術仕様を指すことが多い。

avifの関連用語

AVIF: AVIFは、AV1を用いた静止画像フォーマット。HEIFのコンテナを使い、アルファ透明度、広い色域、HDR、ロスレス/ロス圧縮などに対応し、Web向けの新しい画像フォーマットとして注目されています。
AV1: AV1はオープンで特許料のかからない映像圧縮規格。AVIFはこのAV1を静止画像の圧縮に適用したフォーマットです。
HEIF: HEIFはHigh Efficiency Image File Formatの略で、従来のJPEGより小さな容量で高品質の静止画像を格納できるフォーマットです。
HEIC: HEICはHEIF形式の一種で、iPhoneなどで使われる拡張子の代表例。HEIFのうちHEVCを使うケースが多いです。
ISOBMFF: ISOBMFFはISO Base Media File Formatの略で、MP4やHEIF/AVIFなどのファイルコンテナの基盤となる規格です。
アルファチャンネル: アルファチャンネルは透明度を表す情報で、AVIFは透明な画像領域を表現できます。
色深度: 色の階調を表すビット数で、AVIFは最大12ビットの深度に対応し、滑らかな階調表現が可能です。
色空間: 画像の色を表す範囲のこと。Rec.2020など広い色域に対応し、鮮やかな表現ができます。
HDR: HDRは高ダイナミックレンジの略。明暗の幅を広く表現でき、よりリアルな画像が得られます。
アニメーション: AVIFは複数フレームを格納してアニメーションとして表示することも可能です（1つのファイルで連続画像を表現）。
ロスレス圧縮: データを失わずに圧縮する方式。画質を維持したままファイルサイズを削減します。
ロス圧縮: データの一部を削って圧縮する方式。ファイルサイズは小さくなりますが画質が劣化します。
ファイル拡張子: .avifはAVIFファイルの拡張子です。
MIMEタイプ: image/avifはAVIFファイルのMIMEタイプです。
ブラウザサポート: ChromeやFirefox、Edge、Safariなどの最新ブラウザでサポートが進んでおり、Web画像としての採用が増えています。
圧縮効率: JPEGやPNG、WebPと比べて、同じ画質でファイルサイズを小さくできる傾向があります。
ライブラリ/ツール: libavif、ffmpeg、ImageMagick、Squooshなど AVIFのエンコード・デコードを行うツールやライブラリが利用できます。