

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
網赤血球数・とは?
網赤血球数とは血液検査でみる指標のひとつです。網赤血球とは赤血球になる前の未熟な細胞で、骨髄で作られて血液中へ放出されます。網赤血球数はこの未熟な赤血球が全血の中で占める割合(百分率)や絶対数を表します。この数値を見れば骨髄の再生機能が元気かどうかのヒントになります。検査報告書には網赤血球数の割合と絶対値の両方が記載されることがあります。
どうして網赤血球数を知るのかというと、貧血の原因を探る際に重要な手掛かりになるからです。赤血球が足りない原因には作られすぎた赤血球が壊れすぎる溶血性の問題や、鉄分不足などの栄養障害、骨髄の働きが低下する病気などさまざまなケースがあります。網赤血球数が高いか低いかを見極めることで、検査医が次に何を調べればよいかの道筋が立ちやすくなります。
測定の仕組みと読み方
測定方法は血液を採取してCBCと呼ばれる基本検査の一部として行われます。現代の自動血球計数機は網赤血球を自動的に識別し、%表示と絶対数の両方を教えてくれます。読み方のコツは割合と絶対値の違いを区別することです。割合は全血の中での割合を示し、絶対値は単位あたりの網赤血球の総数を示します。人によって正常値は多少前後しますが、成人では一般に割合が0.5〜1.5%程度、絶対値が一定範囲におさまることが多いといわれています。
正常値の目安
| 指標 | 意味 | 目安の範囲 |
|---|---|---|
| 網赤血球数% | 全血に占める割合 | 約0.5〜1.5% |
| 網赤血球数の絶対値 | 血中網赤血球の総数 | 約25〜75 x10の9乗/L程度 |
上記はあくまで一般的な目安です。個人差や機械の測定条件、検体の新鮮さによって変動します。検査報告書の「基準値範囲」を参考にしてください。
高い場合と低い場合の意味
網赤血球数が高いときは骨髄が赤血球を再生して補充しているサインであることが多いです。出血後の回復期や溶血性貧血が進行している場合、また鉄分の補充を開始した直後にも高い値が出ることがあります。ただし病気の種類によっては別の理由で高くなることもあるため、他の検査と一緒に総合的に判断します。
網赤血球数が低いときは赤血球の産生がうまく進んでいない可能性を示します。鉄欠乏性貧血やビタミンB12不足、葉酸欠乏、骨髄の機能低下や一部の慢性疾患などが原因となることがあります。低い値が続く場合には追加の検査が検討されます。
検査を受けるタイミングと注意点
貧血の症状を感じたときや定期健診の一部として、医師が網赤血球数を含むCBCを依頼することがあります。採血前後の過度な運動を避け、十分な水分を取ることが基本です。妊娠中の方や薬を飲んでいる方は医師に事前に伝えてください。食事の影響は比較的小さいですが、鉄剤を飲んでいる場合は数日後の検査で値が変動することもあります。
日常生活でできるポイント
鉄分を含む食品を適度に摂ることや、適切な栄養を取りながら規則正しい生活を心がけると良いです。貧血の予防や改善にはバランスのとれた食事が基本です。もし医師から特定の栄養素の補充を指示された場合は指示に従いましょう。定期的な血液検査を受けることで、網赤血球数の変化を経時的に追跡できます。
まとめ
網赤血球数は骨髄の再生機能を知るうえで欠かせない指標です。割合と絶対値の両方を見て、高いとき低いときの意味を総合的に判断します。検査の結果だけで病名が決まるわけではなく、他の検査結果と合わせて医師が総合的に判断します。日常生活では栄養を整え規則正しい生活を心がけ、必要があれば専門医の指示に従って治療を進めてください。
網赤血球数の同意語
- 網状赤血球数
- 末梢血中の網状赤血球の数を表す検査値。骨髄での赤血球生産の活性を反映し、絶対数または割合として報告されることがあります。
- 絶対網状赤血球数
- 血液1μLあたりの網状赤血球の実際の数。骨髄の赤血球産生の絶対量を評価する指標として用いられます。
- 網状赤血球割合
- 末梢血中の網状赤血球が全赤血球に占める割合(百分率)。新生赤血球の産生が活発かどうかの目安として使われます。
- 網状赤血球百分率
- 網状赤血球割合の別表現。RET%と同義で使われることが多いです。
- RET%
- 網状赤血球割合を示す略語。臨床の検査報告でよく見られ、骨髄の赤血球生産の活発さを示します。
- 網状赤血球比率
- 網状赤血球が全赤血球に占める割合を指す表現。網状赤血球割合とほぼ同義です。
- 網状赤血球検査値
- 網状赤血球に関する検査値全般を指す表現。網状赤血球数や割合を含むことが多いです。
網赤血球数の対義語・反対語
- 低網赤血球数
- 末梢血中の網赤血球が著しく少ない状態。再生能の低下を示すサインで、鉄欠乏性貧血の進行期や再生不良性貧血、慢性疾患性貧血などで見られることがあります。治療の反応を評価する指標としても使われます。
- 高網赤血球数
- 末梢血中の網赤血球が多い状態。貧血の回復期や出血・溶血後の再生能亢進を示すことが多く、体が新しい赤血球を積極的に作っているサインです。出血後の経過観察や治療効果の評価に用いられます。
- 成熟赤血球優位状態
- 網赤血球の割合が低く、血液中に成熟赤血球が多く存在する状態を指します。網赤血球が増えていない、または再生能が低下している状況の対比として使われる表現です。臨床では『成熟赤血球優位』という直接の検査値より、相対的な状態として解釈されることが多いです。
網赤血球数の共起語
- 網赤血球数
- 末梢血中の網赤血球の絶対数または割合を示す検査値で、骨髄の赤血球造血の反応性を評価する指標。
- 絶対網赤血球数
- 網赤血球の絶対数量。/μLなどの単位で表され、再生能の強さを直接評価する指標。
- 網赤血球割合
- 全赤血球に対する網赤血球の比率(%)。再生能の目安として用いられる。
- 赤血球数
- 血液中の赤血球の総数。貧血の有無や重症度を評価する基本的データ。
- ヘモグロビン
- 血液中の酸素運搬タンパク質の濃度。低下は貧血の代表的指標。
- ヘマトクリット
- 血液中の赤血球容積割合。脱水・貧血・多血症の評価に用いられる。
- 平均赤血球容積(MCV)
- 赤血球1個あたりの平均体積。貧血の種類の分類に役立つ。
- 平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)
- 1個の赤血球に含まれるヘモグロビンの平均量。
- 平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)
- 赤血球内のヘモグロビン濃度の指標。
- 血清鉄
- 血中の遊離鉄の濃度。鉄欠乏の有無を評価する重要指標。
- フェリチン
- 体内鉄の貯蔵量の目安。低値は鉄欠乏、高値は炎症等を示唆。
- トランスフェリン飽和度(TSAT)
- 血清鉄とトランスフェリンの比率。鉄利用状態の目安。
- 鉄欠乏性貧血
- 鉄不足が原因で起こる貧血。網赤血球反応が低い/遅れることがある。
- 貧血
- 血液中の赤血球・ヘモグロビンが低下した状態。原因は多岐にわたる。
- 溶血性貧血
- 赤血球の破壊が過剰で生じる貧血。網赤血球数は上昇することが多い。
- 再生不良性貧血
- 骨髄が赤血球を十分作れず、網赤血球数が低下する病態。
- 骨髄機能(造血機能)
- 赤血球を含む血球を作る骨髄の機能全般。
- エリスロポエチン(EPO)
- 腎臓で作られる赤血球産生を刺激するホルモン。欠乏は貧血を悪化させる。
- 赤芽球
- 赤血球の前駆細胞。成熟した網赤血球へと分化する過程の段階。
- 末梢血
- 体循環中の血液。網赤血球を含む検査は末梢血で行う。
- CBC(全血算)
- 赤血球・白血球・血小板などを一括して測定する基本検査。
- 鉄代謝
- 体内の鉄の取り込み・運搬・貯蔵・利用の過程。血清鉄・フェリチン・TSATを併用して評価する。
- 葉酸
- ビタミンB9。欠乏は巨赤血球性貧血を招き、網赤血球数の反応に影響する。
- ビタミンB12
- ビタミンB12。欠乏は巨赤血球性貧血を起こす。網赤血球数の反応にも関わる。
- 基準値
- 検査値の正常範囲。解釈の前提となる値。
- 検査の解釈ポイント
- 網赤血球の反応性(再生能の有無)を判断する際の要点。
網赤血球数の関連用語
- 網赤血球数
- 血液中の網赤血球の数を表す指標。造血機能の目安として用いられ、貧血の原因を判断する手がかりになる。
- 網赤血球
- 骨髄で作られ、末梢血へ放出される若い赤血球の前駆細胞。血球の再生状態を反映する重要な細胞。
- 網赤血球割合
- 血液中の赤血球のうち網赤血球が占める割合(%)で、造血反応の強さを示す指標。
- 絶対網赤血球数
- 絶対数としての網赤血球数(ARC)。網赤血球割合と総赤血球数から算出され、貧血時の骨髄反応を評価する指標。
- 網赤血球産生指数(RPI)
- 網赤血球の産生能力を補正して評価する指標。基準範囲を超えると骨髄が適切に造血している一方、低いと造血機能低下の可能性がある。
- 造血機能
- 赤血球を中心に血球を作る骨髄の機能。網赤血球の出現状況から全体の造血状態を判断する手がかりになる。
- 貧血
- 血液中の赤血球量やヘモグロビン量が不足する状態。息切れや疲れ、立ちくらみなどの症状を伴うことがある。
- 貧血の分類
- 原因に基づく主要な分類。例として『造血が不足して起こる低産生性貧血』『溶血性貧血』『出血性貧血』などがある。
- 溶血性貧血
- 赤血球が体内で過剰に壊れることで生じる貧血。網赤血球数が高くなる傾向がある。
- 鉄欠乏性貧血
- 体内の鉄が不足して十分な赤血球を作れない貧血。網赤血球の反応は低めになることが多い。
- 葉酸欠乏性貧血/ビタミンB12欠乏性貧血
- 葉酸またはビタミンB12の不足によって造血がうまく進まず、網赤血球の出現が遅れることがある。
- 鉄代謝指標
- 血清鉄、フェリチン、総鉄結合能(TIBC)など。鉄欠乏性貧血の診断・評価に用いられる。
- 末梢血検査項目
- Hb、赤血球数(RBC)、ヘマトクリット(Hct)、MCV、MCHC、RDW など、網赤血球数の解釈に関連する基本データ。



















