

高岡智則
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水晶発振器とは何か
水晶発振器は、電子機器の「時刻を刻む」ための重要な部品です。水晶発振器には 水晶振動子と、回路を含む発振素子がセットになっています。水晶振動子は 圧電効果と呼ばれる現象を利用して、特定の周波数で微細に振動します。この振動を発振回路が増幅して、一定の周波数の信号を出力します。結果として、水晶発振器は高い周波数安定性と長時間の信頼性を持つ信号源となります。
仕組みと動作
ポイントは 負帰還回路 の中で水晶振動子を取り巻くことです。発振回路には一般にアンプとフィードバック回路があり、水晶振動子を挟むことで特定の周波数で自励振動します。水晶振動子が発生させる周波数は、素材や形状、取り付け方により決まり、周波数は非常に安定しています。一般に水晶発振器は、温度変化や機械的ストレスの影響を受けにくいよう設計されており、デジタル機器の時計、マイクロコントローラのクロック、無線機器の基準信号として利用されます。
よく使われる用途と特長
代表的な用途には、時計・タイマー機器、マイコンの時計信号、無線通信の基準周波数、デジタル回路の基準発振などがあります。水晶発振器は周波数の安定性が高く、温度補償や温度安定性を高めた製品もあります。小さな回路に組み込みやすいSMDパッケージや、分かりやすく交換しやすいDIPパッケージなど、用途に応じた形状が選べます。
選び方のポイント
水晶発振器を選ぶときの基本は次の点です。まず 周波数、例えば32.768 kHzのリアルタイムクロック向けや、4 MHz、8 MHz、16 MHzなどのマイクロコントローラ向けがあります。次に 負荷容量と呼ばれる、発振器を適切に動かすための容量の扱いです。回路設計書にある負荷容量を確認します。三つ目は 温度特性で、温度変化に対する周波数変動の程度を表す ppm/°C などの値です。さらに パッケージ(HC49/U、SMDなど)と取り付け方法、そして信頼性の高い供給元を選ぶと良いです。最後に、安定度と耐久性、信号の波形のきれいさも、特に高周波の用途では重要になります。
部品の例と表現
| 部品 | 水晶振動子 | 特定周波数で振動する結晶 |
|---|---|---|
| 用途 | 発振信号を作る | マイコンなどのクロック源 |
| 代表的な周波数 | 32.768 kHz | リアルタイムクロック用 |
| パッケージ例 | HC49/U | 大きめのDIP型 |
| SMT例 | 2.5 x 3.2 mm | 小型表面実装型 |
実際の回路イメージ
基本的な水晶発振回路は、水晶振動子を取り囲む発振素子と、負帰還を提供する回路素子、そして必要に応じた負荷容量で構成されます。水晶振動子は特定の周波数で微小に振動します。この振動を回路が取り出して増幅し、別のアンプ段へ渡してほぼ一定の波形と周波数を得ます。回路の設計次第で、ノイズや周波数のドリフトを抑え、長時間安定して動作します。
よくある疑問と補足
水晶発振器と水晶振動子の違いは何ですかとよく質問されます。簡単にいうと、水晶振動子は結晶自体の振動部分を指し、発振器はその振動を使って信号を作る回路全体を指します。温度変化による変動を抑える技術として、温度補償型水晶発振器や発振回路の設計工夫が使われます。これらの特徴を理解すると、用途に合った適切な水晶発振器を選ぶ手助けになります。
実例と使い分け
実際の現場では、32.768 kHzのRTC用や4–32 MHzのマイコン用など、用途に応じて発振器の仕様を決めます。特定のアプリでは温度補償型水晶発振器や低ジッター品が必要です。これらはシステム全体の安定性に直結します。
まとめ
水晶発振器は、電子機器の基板上で頻繁に使われる部品です。周波数安定性と信頼性が高いことから、現代のデジタル機器には欠かせません。初心者の方は、まず周波数とパッケージ、温度特性を確認することから始めましょう。
水晶発振器の同意語
- 水晶発振器
- 水晶を用いて周波数を発生させる発振装置。主に基準周波数源として、時計や通信機、マイコンのクロックなどに使われます。
- クォーツ発振器
- 水晶発振器の別表現。読みはクォーツ。基本的には水晶発振器と同じ意味で使われます。
- 石英振動子
- 水晶(石英)を用いて振動を作り出す部品。発振回路の中核となる素子として使われ、発振器全体を指すこともあります。
- 石英発振素子
- 石英振動子を含む発振機構の素子。部品名として用いられ、回路の一部を指す言い方です。
- 晶振
- 晶振は水晶発振器の略称。エレクトロニクスの現場や資料で広く使われます。
- 晶振回路
- 水晶を用いた発振回路そのものを指す表現。発振器の設計要素として使われる言い回しです。
- 水晶晶振
- 水晶を用いた晶振の別表現。意味は水晶発振器と同じです。
- クォーツ発振回路
- クォーツ(石英)を使った発振回路。水晶発振器と同義の広い表現です。
- クォーツオシレーター
- 英語由来の表現で、日本語でも広く使われます。水晶発振器と同義です。
水晶発振器の対義語・反対語
- 不発振
- 回路が発振せず、周波数を出力しない状態。発振機能を持たない、もしくは発振を停止した回路を指します。
- 無発振
- 発振が起こらない状態を表す別表現。実務では不発振と同義で使われることがあります。
- 非水晶発振
- 水晶を使わず、別の発振素子(例:RC、SAW、VCOなど)で周波数を出す発振器。水晶発振器と比べて安定性が劣る場合が多いです。
- RC発振器
- RC回路を用いて周波数を決める発振器。水晶発振器と比べて周波数安定性・温度特性が一般的に劣るタイプです。
- 自由発振器
- 外部の基準を持たず自発的に発振するタイプ。水晶のような安定基準を持たない点が対極となります。
- 温度補償なし発振器
- 温度変化に対する周波数補償を持たない発振器。環境温度の影響を受けやすいです。
- 低精度発振器
- 周波数の長期安定性や精度が低い発振器。用途によっては許容範囲を超えることがあります。
- 周波数安定性が低い発振器
- 長時間の運用で周波数が大きく揺れやすい特徴を持つ発振器。
- 水晶以外の発振素子を用いる発振器
- 水晶以外の共振素子を使う発振器の総称。高精度を要しない場面で使われることが多いです。
水晶発振器の共起語
- 石英発振器
- 石英(晶体)を振動元とし、一定の周波数の発振信号を出す発振器の総称。
- 石英晶振
- 石英発振器の略称・別称で、石英晶体を用いた発振器を指す。
- 晶振
- 晶体振動子を用いた発振器の略称。周波数基準信号を生成する部品。
- 晶振子
- 水晶振動子(晶体振動素子)を指す用語。発振の核となる部品。
- 発振回路
- 発振を発生させる回路。晶振部と周辺の回路から成る。
- 発振器
- 周波数を出力する装置全般。水晶発振器はその一種。
- 周波数
- 発振信号の1秒あたりの振動数。単位はHz。
- 発振周波数
- 水晶発振器が出力する特定の周波数。
- 負荷容量
- 水晶発振器の外部に接続する容量(CL)。最適な発振には正しい値が必要。
- 負荷容量値
- 推奨される外部容量の具体的な値(例: 12.5 pF)。
- 周波数安定性
- 温度・電源・機械的影響を受けずに周波数を維持する能力。
- 温度補償水晶発振器
- 温度変化に対する周波数変動を抑える設計の発振器。
- TCXO
- Temperature Compensated Crystal Oscillator の略。低温度係数で安定性を高めた晶振。
- OCXO
- Oven Controlled Crystal Oscillator の略。加熱で温度を一定に保ち高精度を実現する発振器。
- 温度特性
- 温度変化が周波数に与える影響の性質。
- 温度ドリフト
- 温度変化により周波数がずれる現象。
- 周波数合成
- PLL等を用いて基準周波数から新しい周波数を作る技術。
- PLL
- Phase-Locked Loop の略。基準周波数を基に希望周波数へ変換する回路。
- 位相ノイズ
- 発振信号の位相の乱れの指標。低いほど良いとされる。
- 基準発振器
- 他の回路の参照となる発振器。基準周波数を提供する。
- 基準周波数
- 基準発振器が出力する安定な周波数。
- 出力波形
- 発振器の出力波形の形状。正弦波・方形波など。
- 出力形式
- 出力波形の種別やレベル(例: Sine、Square、CMOS)。
- 水晶振動子
- 石英晶体を用いた振動子。水晶発振器の心臓部。
- 石英
- 石英(クオーツ)晶体。振動子としての材料名。
- パッケージ形状
- 実装時の外形・封止形状。例: SMD、DIP 等。
- 端子
- 電源・出力・接地などの接続端子。
- 電源電圧
- 水晶発振器へ供給する動作電圧。例: 3.3V、5V。
- 周波数漂移
- 長時間の温度・電源変動などで周波数が移動する現象。
- 負荷キャパシタンス
- 負荷容量と同義。外部接続の容量値。
水晶発振器の関連用語
- 水晶発振器
- 石英水晶を基準とする発振器。水晶振動子と発振回路を組み合わせ、決まった周波数のクロック信号を出力します。
- 水晶振動子
- 水晶素子そのもの。圧電効果で機械振動を生み出し、発振回路の周波数基準として使われます。
- 発振回路
- 増幅とフィードバックで自己発振を作る回路。水晶発振器では水晶振動子を基準に安定周波数を得ます。
- 圧電素子
- 水晶などの圧電材料。電気信号により機械振動を生み出す元となります。
- ATカット
- 水晶のカットの一種。温度による周波数変動を抑える性質が良く、広い温度範囲で安定です。
- SCカット
- SCカットは温度特性が良い水晶カットの一種。中温域で低温度係数を実現します。
- 温度補償水晶発振器
- TCXOの正式名称。水晶の温度特性を補償する回路を内蔵し、温度変化による周波数 driftを抑えます。
- オーブン化水晶発振器
- OCXOの正式名称。水晶をオーブンで温度を安定化させ、高精度な周波数安定性を得ます。
- 電圧制御水晶発振器
- VCXOの正式名称。出力周波数を電圧で微調整できる発振器。
- PLL(位相同期ループ)
- 参照信号としての水晶発振器と発振器を位相比較・制御して、出力周波数を安定・合成する回路。
- 周波数合成
- PLLなどを使って、基準周波数から複数の周波数を生成・切替する技術。
- 負荷容量
- 水晶振動子の端子間に接続する容量の指定。正しいCL値を選ぶと周波数と駆動特性が安定します。
- 負荷容量調整
- 実装時に水晶振動子の周波数を合わせるため、基板上のコンデンサ値を調整します。
- 分周器
- PLL内外で周波数を分周する部品。目標周波数を得るために使われます。
- 位相ノイズ
- 発振器の出力における周波数成分の位相の微小な揺らぎ。通信品質に影響します。
- 周波数安定度
- 長期・温度・電源変動などによる周波数のばらつきの指標。ppm/°Cなどで表します。
- 温度特性
- 温度の変化に対する周波数の変化の性質。水晶発振器の性能を左右します。
- 温度係数
- 温度変化が周波数に及ぼす影響の係数。数値が小さいほど安定。
- 水晶のQ値
- 品質係数。高Qは狭帯域・低損失・高安定性に寄与します。
- 駆動レベル
- 水晶振動子に与える入力エネルギーの目安。過度だと歪みや寿命に影響します。
- 出力形式
- 出力波形の形状。水晶発振器は通常正弦波または方形波のいずれかで出力されます。
- 32.768 kHz水晶
- リアルタイムクロックに使われる低周波の水晶。RTC用として広く用いられます。
- パッケージ
- 実装形状。SMD(表面実装)やTH(スルーホール)など、サイズと形状が異なります。
- 起振条件
- 発振を開始するために必要なゲイン・位相・負荷・電源条件のセット。
- トリミング
- 製造後の微調整で周波数を狙いの値に合わせる作業。
- 出力端子/負荷
- 水晶発振器の出力端子と、接続される負荷容量に関する仕様。
水晶発振器のおすすめ参考サイト
- 水晶発振器とは? 原理と仕組み、水晶振動子との違い - Epson
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- 水晶振動子とは?原理や役割、用途について解説 - オリナス
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