etimedoutとは何かを解説—ネットワークの接続が切れる原因と対処法共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

etimedoutとは何か

etimedout は主にコンピュータ同士の通信で現れるエラーの言葉です。日本語に直すと「接続が時間切れになった」という意味になります。実務では ETIMEDOUT という英数字のコードとして表示されることが多く、サーバへのリクエストが一定時間内に返答されないと発生します。ここでは etimedout を理解するために、基礎と対処法を中学生にもわかる言い方で解説します。

ETIMEDOUT が発生する仕組み

ネットワークではあなたの端末からサーバへデータを送るとき小さな質問のようなメッセージを送ります。その返答を待つ時間が長くなると、待てる時間には限界があります。この待つ時間を超えると「接続がタイムアウトした」として ETIMEDOUT が返ってきます。つまり原因はどこかで「応答が遅いか届かない」ことです。

ETIMEDOUT が起きやすい場面

以下のような状況でETIMEDOUT が出やすくなります。

・サーバの負荷が高い 大量の同時アクセスで返答が遅くなる。
・ネットワークの混雑や不安定さ 回線の遅延が積み重なると時間切れになりやすい。
・ファイアウォールやセキュリティ設定 通信を遮断されると到着不能になる。
・DNS やルーティングの問題 名前解決が誤っていたり経路が崩れていると接続先を正しくたどれない。

対処の基本ポイント

ETIMEDOUT が出たときの基本的な対処は以下の順番で試すと分かりやすいです。

1. 時間を置いて再試行 する。サーバ側の負荷が下がると解決することが多いです。

2. 別のネットワークで試す。自宅回線だけでなくスマホのデータ通信や別のWi-Fi を使ってみましょう。

3. ブラウザのキャッシュをクリア して古いデータが邪魔していないか確認します。

4. 接続先の情報を確認 します。URL が正しいかDNS 設定やポート番号が間違っていないか確かめます。

実務での補足

開発の現場では ETIMEDOUT を回避するためにタイムアウト時間を設定で伸ばすこともあります。しかし 安易に待ち時間を長くすると別の問題を招くことがあるので、ログを取り原因を分析することが大切です。

よくある質問

Q: ETIMEDOUT と表示されたとき何をすればよいか？ A: 上記の対処を順番に試し必要ならネットワーク管理者に相談しましょう。

まとめ

etimedout は「接続が時間切れになった」という意味のエラーコードです。原因はサーバの負荷や回線の不安定さ、設定ミスなどさまざまです。基本は原因を特定して適切な対処を選ぶことです。急いで対処しても解決しないこともあるため、手順を分けて落ち着いて対応することが大切です。

状況	対処のヒント
長時間待機	待機時間を調整し再試行
サーバが遅い	別の時間帯や別のサーバを試す
ネットワークが不安定	回線を確認し別のネットワークで試す

etimedoutの同意語

ETIMEDOUT: POSIX/errno のエラーコードの一つで、ネットワークやI/O の待機時間が規定の時間を超えたため処理が完了せず失敗したことを示します。主に通信や接続のタイムアウトを指します。
タイムアウト: 処理や通信が設定した時間内に完了しない状態。待機時間を超えて処理が中断されることを指します。
応答タイムアウト: リクエストを送信してから一定時間内にサーバーなどの応答が返らない状態を指します。
接続タイムアウト: サーバーへ接続を確立する過程で、所定時間内に接続が確立できず失敗する状態を指します。
リクエストタイムアウト: HTTP/API へのリクエストが規定時間内に応答を受け取れない状態を指します。
処理タイムアウト: ある処理が設定時間を超えて完了しなかった状態を指します。
操作タイムアウト: 特定の操作（例: ファイル読み込み、データ処理）が時間内に終わらず中断される状態を指します。
ネットワークタイムアウト: ネットワーク通信全般で、一定時間内に成功レスポンスが返らない状態を指します。
サーバータイムアウト: サーバー側が応答を返さず、クライアント側でタイムアウトと判断される状態を指します。
DNSタイムアウト: DNS 名解決が所定時間内に完了しない状態を指します。
DNSルックアップタイムアウト: ドメイン名の解決処理が時間内に終わらずタイムアウトになる状態を指します。
時間切れ: 設定済みの待機時間が経過し、処理が中断される一般的な表現です。
期限切れ: 有効期限を過ぎて機能が実行不能になる状態。セッションや認証情報の有効期間の失効を含む場合があります。
待機時間超過: 待機するべき時間が規定の上限を超えた状態を指します。
応答待ち時間超過: リクエスト後の応答を待つ時間が超過した状態を指します。

etimedoutの対義語・反対語

接続成立: タイムアウトが発生せず、接続が正常に確立した状態
接続成功: サーバーや相手方への接続が問題なく完了した状態
タイムアウトなし: 待機時間の制限を超えず、処理が完了した状態
即時接続: 待機時間がほとんどなく、すぐに接続が成立した状態
安定した接続: 接続が途切れず長時間安定して維持されている状態
低遅延: 通信遅延が非常に小さく、反応が速い状態
オンライン: ネットワーク上の対象へアクセス可能で利用可能な状態
常時接続: 接続が常時確立されており、再接続の必要がない状態
正常通信: エラーなくデータの送受信が行われている状態
迅速な応答: 要求に対して遅延なく早く応答が返ってくる状態

etimedoutの共起語

etimedout: ETIMEDOUT の表記ゆれ。英語表記の誤記として etimedout が使われる場合があります。
ETIMEDOUT: ETIMEDOUT は POSIX errno の1つで、通信の待機時間が超えたときに返されるエラーコードです。ソケット通信で特に多く発生します。
timeout: タイムアウト。一定時間内に処理が完了しなかった状態を意味します。時間を超えた待機の総称として使われます。
socket: ソケット。ネットワーク通信の基本単位で、ETIMEDOUT はこのソケット操作で起こることが多いです。
errno: エラー番号の総称。ETIMEDOUT は errno の一種として扱われます。
linux: Linux OS。ETIMEDOUT は Linux の errno に定義されている典型的なタイムアウトエラーです。
windows: Windows OS。タイムアウトに関連するエラーが発生する環境で用いられる用語です。
posix: POSIX 規格。ETIMEDOUT は POSIX errno の一部として広く使われます。
api: API（アプリケーション同士の通信）で待機時間を超えると ETIMEDOUT が発生することがあります。
http: HTTP。ウェブ通信で応答が遅れてタイムアウトになる状況を指します。
https: HTTPS。HTTP over TLS の通信でもタイムアウトは同様に発生します。
curl: curl コマンドや libcurl を用いた通信で、タイムアウト時に ETIMEDOUT が返ることがあります。
libcurl: libcurl ライブラリ。タイムアウト時のエラーとして ETIMEDOUT が頻繁に返されます。
requests: Python の requests ライブラリ。タイムアウト時には Timeout/ConnectionError が発生することが多く、ETIMEDOUT に相当する状況です。
urllib3: urllib3。requests の下位ライブラリで、タイムアウト時のエラー処理を担います。
connect_timeout: 接続タイムアウト。サーバーへ接続する段階で待機時間を超えた場合に発生します。
read_timeout: 読み取りタイムアウト。サーバーからデータを受信する際の待機時間超過の状態です。
write_timeout: 書き込みタイムアウト。データを送信する際の待機時間超過です。
retry: 再試行。タイムアウト後に処理を再実行する設計パターンです。
backoff: バックオフ。再試行間隔を徐々に長くする戦略で、サーバやネットワークの負荷を避けます。
latency: 遅延。ネットワークの往復時間が長いとタイムアウトの原因になります。
dns_timeout: DNS タイムアウト。名前解決に時間がかかりすぎる場合に発生します。
proxy_timeout: プロキシタイムアウト。プロキシ経由の通信で待機時間を超えるケースです。
firewall: ファイアウォール。通信を遮断してタイムアウトを引き起こす要因の一つです。
tls_handshake_timeout: TLS ハンドシェイクのタイムアウト。セキュアな接続確立時に待機時間が超えると発生します。
tls_ssl: TLS/SSL。セキュアな通信の設定と状態。ハンドシェイクや証明書検証でタイムアウトが起こることがあります。
dns: DNS。ドメイン名の解決が遅れてタイムアウトにつながります。
network_stack: OS のネットワークスタック。タイムアウトはこの層の挙動として現れます。

etimedoutの関連用語

ETIMEDOUT: ネットワーク接続やデータ送受信が、設定された時間内に完了しなかったときに返される errno エラーコード。主にソケット層のタイムアウトを示す。
タイムアウト: 一定時間内に処理が完了しない状態を指す、IT全般で使われる用語。接続・応答・データ受信の待機上限を示す。
接続タイムアウト: サーバーへ接続を試みる際の待機上限時間。これを超えると接続が失敗し、ETIMEDOUT のようなエラーになることが多い。
読み込みタイムアウト: サーバーからデータを受信するのを、一定時間待ってもデータが届かない状態。
DNSタイムアウト: DNS解決（ドメイン名をIPアドレスに変換する処理）が、規定の時間内に完了しない場合に発生するエラー。
HTTP 408 (Request Timeout): HTTPのステータスコードの一つ。クライアントのリクエストがサーバーで処理される前にタイムアウトしたことを示す。
ソケットタイムアウト: ソケット通信の待機時間が上限を超えた状態。
TLS/SSLハンドシェイクタイムアウト: TLS/SSLのハンドシェイク（暗号化通信の初期交渉）が、所定時間内に完了しない場合のタイムアウト。
ネットワーク遅延: 通信の往復にかかる時間のこと。高遅延はタイムアウトの原因になる。
リトライ: タイムアウト後に再度処理を試みる再試行の戦略。
バックオフ: リトライ時の待機時間を徐々に長くする方法。エクスポネンシャルバックオフなどが一般的。
再接続: ネットワーク断後に接続を再開すること。
タイムアウト設定: アプリケーションやライブラリで待機時間を設定・調整すること。
HTTPタイムアウト: HTTP通信全体の待機時間を設定すること。
AbortController: Fetch API でリクエストを途中で中止するためのブラウザAPI。