dosfstoolsとは？初心者にもわかる使い方と特徴を徹底解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

dosfstoolsとは何か

dosfstools は FAT ファイルシステムを作成・検査・修復するツール群です。主に USB メモリや SD カードなどの FAT12/16/32 に対応するパーティションを対象に作業します。Linux やその他の Unix 系 OS で、Windows との互換性が必要な場面で活用されることが多いです。

主なコマンドと役割

dosfstools に含まれる代表的なコマンドには mkdosfs および dosfsck があります。mkdosfs は FAT ファイルシステムを新規に作成するためのコマンドです。dosfsck はファイルシステムの整合性を検査し、必要に応じて修復します。なお mkfs.fat は mkdosfs の別名として使われることもあり、同じ目的で利用できます。

実務の現場では外付けドライブや SD カードを Windows と共有する場面でよく使われます。FAT32 を選ぶと大きなファイルにも対応しやすく、古い機器との互換性が高いのが特徴です。

以下の表は基本的な使い方の例です。実行時には必ず対象デバイスを確認し、誤って別のデバイスをフォーマットしないよう注意してください。

コマンド	用途	例
mkdosfs	FAT ファイルシステムをパーティションに作成	mkdosfs -F 32 /dev/sdb1
dosfsck	FAT ファイルシステムの検査と修復	dosfsck -w -r /dev/sdb1

使い方のコツと注意点

dosfstools を使う際の基本的なコツは次のとおりです。まず最初にバックアップを取り、作業するデバイスを正確に特定します。コマンドを打つ前にデバイス名を確認する癖をつけることが大切です。次にフォーマットのタイプを選ぶ際は用途を考え、Windows での読み書きを優先するなら FAT32 を選択すると良いでしょう。古い機器との互換性を重視する場合は FAT16 か FAT12 も選択肢になります。

実務では、データのバックアップと検証をセットで行い、フォーマット後には dosfsck でチェックするのが安全です。ラベル設定を行う場合はボリュームラベルを分かりやすい名前にすると、後でファイルを探しやすくなります。

dosfstoolsの同意語

DOSファイルシステムツール: LinuxでFAT系ファイルシステムを扱うツール群。dosfstoolsパッケージに含まれ、FAT/ FAT32 の作成と検査を行うmkfs.fat、dosfsckなどを提供します。
FATフォーマットツール: FAT系ファイルシステム（FAT12/16/32）を新規作成するためのユーティリティ。dosfstoolsの機能を指します。
FATファイルシステム作成ツール: FATファイルシステムを作成する目的のツール群。主にはmkfs.fatが該当します。
mkfs.fat: dosfstoolsに含まれる実行ファイル。FAT系ファイルシステムをフォーマットするコマンド。
dosfsck: dosfstoolsに含まれる検査・修復ツール。FATファイルシステムの整合性をチェックし、問題を修復します。
FAT32フォーマットツール: FAT32形式のフォーマットを作成するユーティリティ。dosfstoolsが提供します。
FATファイルシステムユーティリティ: FAT系ファイルシステムの作成・検査・修復を行う総称。dosfstoolsの総称的呼称。
VFAT対応ツール: 長ファイル名（VFAT）に対応したFATファイルシステムを扱うツールの総称。dosfstoolsがサポートする機能の一部です。
DOS/Windows用FATツール: DOSまたはWindowsのFATファイルシステムを操作するためのツール群の総称。dosfstoolsの適用範囲を指します。
FAT管理ツール: FAT系ファイルシステムの管理を目的としたツールの総称。dosfstoolsの機能を含むことが多いです。
dosfstoolsパッケージ: Linuxディストリビューションで提供される、FATファイルシステムを扱うツール群を含むパッケージ。

dosfstoolsの対義語・反対語

ext4-tools: EXT4ファイルシステム用のツール群。dosfstoolsの対義語的な存在として、FAT系ではなくEXT4ファイルシステムを作成・検証・管理するツールの集まりです。
ntfs-tools: NTFSファイルシステム用のツール群。FAT系のdosfstoolsに対して、NTFSファイルシステムを操作するツールの集合です。
btrfs-progs: Btrfsファイルシステム用のツール群。FAT系のdosfstoolsとは別のファイルシステム向けツールの代表格です。
xfs-progs: XFSファイルシステム用のツール群。DOS/FAT系ではなくXFSを扱うツールの集合です。
exfat-utils: exFATファイルシステム用のツール群。FAT系のdosfstoolsと対比される別ファイルシステムの管理ツールです。

dosfstoolsの共起語

mkdosfs: DOS/VFATファイルシステムを新規作成するコマンド。FAT12/16/32に対応。
mkfs.fat: mkdosfsの別名。FATファイルシステムを作成するコマンド。
dosfsck: FATファイルシステムを検査・修復するユーティリティ。
fsck.fat: dosfsckの別名。FATファイルシステムの整合性をチェックするコマンド。
fatlabel: FATボリュームのラベルを表示・設定するツール。
dosfslabel: FATラベルを操作するユーティリティ。ボリューム名の参照・設定に使う。
VFAT: 長ファイル名をサポートするFAT拡張。Windows互換性を高める機能。
FAT: DOS互換のファイルシステムの総称。FAT12/16/32を含む。
FAT12: FATファイルシステムの初期バージョン。容量が小さめのボリュームに使われる。
FAT16: FATファイルシステムの中位バージョン。大容量に対応するがFAT32未満。
FAT32: FATファイルシステムの主流バージョン。大容量と大きなファイルを扱える。
クラスタサイズ: 割当単位（クラスタ）の大きさ。パフォーマンスや容量効率に影響。
ブートセクター: 起動情報を格納する領域。ブート可能なボリュームの場合に重要。
ボリュームラベル: FATボリュームの表示名。識別を容易にする文字列。
SDカード: FAT形式でフォーマットされることが多い外部記憶媒体。
USBメモリ: 同様にFATでフォーマットされ、dosfstoolsの対象になりやすいメディア。
Linux: dosfstoolsは主にLinux系OSで使用されるユーティリティ集。
Windows互換: FATはWindowsと広く互換性があるため、OS間のデータ移動で使われる。
デバイス名の指定: mkdosfs/dosfsckはフォーマット対象のブロックデバイス名を指定して実行する。

dosfstoolsの関連用語

dosfstools: Linux上でFAT系ファイルシステムを作成・検査するツール群です。mkdosfs（mkfs.fat）でフォーマット、dosfsck（fsck.vfat）で検査・修復、fatlabelでラベル管理などを行います。exFATには対応していません（別パッケージexfatprogsを使用します）。
mkdosfs: FATファイルシステムを新規作成するコマンド。デバイス名やファイルイメージを指定して、FAT12/16/32のいずれかを選択してフォーマットします。
mkfs.fat: mkdosfsの現代的な名前（フロントエンド）。mkdosfsと同等の機能を提供します。
dosfsck: FATファイルシステムの整合性をチェックし、問題があれば修復します。通常はボリュームをアンマウントした状態で実行します。
fsck.vfat: dosfsckの別名。fsck系ツールとして呼び出す際に使われます。
fatlabel: FATファイルシステムのボリュームラベル（名前）を読み出したり設定したりします。
FAT: File Allocation Tableの略。WindowsとLinuxの両方で読み書きできる古典的なファイルシステムの総称です。
FAT12: FAT規格の初期バージョン。容量の小さなメディア向けに設計されています。
FAT16: FAT規格の中間バージョン。FAT12より大きな容量を扱えます。
FAT32: 現在広く使われるFAT規格。大容量のパーティションとファイルを扱えますが、1ファイルの最大サイズは約4GBです。
クラスタサイズ: ファイルを格納する最小の単位。小さいほど空き容量の効率は良くなりますが、ファイル数が増えると管理オーバーヘッドが増えます。
イメージファイル: ディスク全体を模したファイル。フォーマット練習やテスト用に用い、ループデバイスで実ディスクのように扱えます。
ループデバイス: イメージファイルを仮想的なブロックデバイスとして扱う仕組み。mkdosfsやマウントと組み合わせて使います。
Windows互換性: FATはWindowsと高い互換性を持つため、USBメモリやSDカードなどの共有媒体として広く使われます。
exFAT: FATの拡張規格で、大容量ファイルに対応します。dosfstoolsには含まれておらず、別パッケージ（exfatprogs など）を使用します。
コードページ/Unicode対応: FATは文字コードの扱いがコードページ依存になることがあるため、長いファイル名を正しく表示させるにはコードページ設定やマウント時のオプションが重要です。
4GBファイル制限 (FAT32): FAT32では1ファイルのサイズの上限が約4GBです（実質は4GiB-1バイト）。4GBを超えるファイルは格納できません。