

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
Select-Object とは
PowerShell では すべての情報が オブジェクト として扱われます。パイプラインを使ってデータを順番に渡すと、各段階でオブジェクトが作られます。Select-Object は、そのオブジェクトの中から 表示や処理に使うプロパティ だけを取り出す道具です。結果として出力されるのは、選んだプロパティを持つ新しいオブジェクトです。つまり 画面表示を整える装飾コマンド ではなく、データの形を整える機能です。
基本的な使い方
基本は Get-Process などのコマンドの出力を | でつないで Select-Object -Property でプロパティを指定します。例: Get-Process | Select-Object -Property Name, Id。このとき出力はオブジェクトのままなので、別のコマンドへ渡してさらに処理できます。
計算プロパティの作成
出力をさらに加工したい場合、ハッシュテーブルを使って新しいプロパティを作ります。例: Get-Process | Select-Object -Property Name, Id, @{Name=\"MemoryMB\"; Expression = { $_.WorkingSet / 1MB }}。このように MemoryMB という新しいプロパティを作り、WorkingSet の値を MB 単位で表示できます。
便利なオプション
以下のオプションを使うと出力をさらに絞り込めます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -Property | 取得するプロパティを指定します |
| -ExcludeProperty | 出力から除外するプロパティを指定します |
| -Unique | 重複を取り除きます |
| -First | 最初の N 件だけ取得します |
| -Last | 最後の N 件だけ取得します |
| -Skip | 先頭の N 件をスキップします |
| -ExpandProperty | プロパティの値を展開して出力します |
実用の例
例1: 実行中のプロセスの名前とIDだけを表示。コマンド例: Get-Process | Select-Object -Property Name, Id
例2: メモリ使用量を MB 単位で表示する計算プロパティを追加。コマンド例: Get-Process | Select-Object -Property Name, Id, @{Name=\"MemoryMB\"; Expression = { $_.WorkingSet / 1MB }}
例3: 最初の 5 件だけ、名前と状態を取り出す。コマンド例: Get-Service | Select-Object -Property Name, Status -First 5
重要なポイント。Select-Object は入力のオブジェクトを変えずに 選ぶ だけです。表示を整える目的には便利ですが、データを実際に加工する場合は他の手法と組み合わせて使います。
select-objectの同意語
- Select-Object
- PowerShellの公式コマンドレット名。オブジェクトのプロパティを選択・抽出して表示する機能を提供します。
- select
- Select-Objectのエイリアス。PowerShellで短く呼ぶときに使われる別名。
- プロパティを選択
- オブジェクトの持つプロパティの中から、表示・取得したいものだけを選ぶ操作の呼び方。
- プロパティ抽出
- オブジェクトのプロパティを取り出して別のデータとして扱うことを指す表現。
- 属性を選択
- オブジェクトの属性(プロパティ)を絞って取得することを指す表現。
- 属性抽出
- 属性(プロパティ)を取り出す作業を指す表現。
- 出力プロパティの絞り込み
- 出力時に表示するプロパティを限定して絞ることを指す表現。
- 特定プロパティの取得
- あらかじめ指定した特定のプロパティだけを取得することを指す表現。
- 特定プロパティの取得方法
- 特定のプロパティを取得する手順・方法を指す表現。
- 必要なプロパティだけを取得
- 不要なプロパティを省き、必要なものだけを取得することを指す表現。
- フィールドを選択
- データのフィールド(列)を選んで出力することを指す表現。
- データ列を選択
- データの列を絞って表示・取得する操作の呼び方。
- カラムを選択
- データのカラムを選んで出力することを指す表現。
- 属性取得
- オブジェクトの属性(プロパティ)を取得することを指す表現。
- プロパティ取得
- プロパティを取得することを指す表現。
- 取得プロパティの指定
- 出力対象とするプロパティを明示的に指定することを指す表現。
select-objectの対義語・反対語
- Exclude-Object
- 対象のオブジェクトを結果から除外する、選択の逆方向の操作。特定のオブジェクトを表示・処理対象から外します。
- Omit-Object
- オブジェクトを省く、返さない・含めない。選択対象から外すニュアンス。
- Ignore-Object
- オブジェクトを処理対象から無視する。結果には含めない方針を示します。
- Discard-Object
- 不要なオブジェクトを捨てて結果から除外する意味。破棄のニュアンスがあります。
- Remove-Object
- オブジェクトを取り除く、削除する。結果セットから外すことを指します。
- Drop-Object
- オブジェクトを切り捨てる・外す。表示・処理対象から外すイメージです。
- Hide-Object
- オブジェクトを非表示にする。結果として表示されない扱いを意味します。
- Exclude-Property
- 特定のプロパティを結果から除外する。属性レベルの逆の操作として用います。
- Include-All-Properties
- すべてのプロパティを含める設定。選択を広げて全体を網羅する意味。
- Show-All-Properties
- 全プロパティを表示する。データの完全な表現を意図します。
- Return-All-Properties
- 全プロパティを返す。情報量を増やす対極の解釈です。
- Select-All-Properties
- 全プロパティを“選択する”という意味で用いられることがありますが、反対の発想として全てを含めることを指す場合もあります。
- Display-All-Properties
- 全プロパティを画面に表示する。表示範囲を広くする概念です。
select-objectの共起語
- PowerShell
- Windowsのタスク自動化と管理を行うシェルおよびスクリプト言語。コマンドレットを組み合わせてデータを操作する基盤です。
- パイプライン
- データを一連のコマンドで連結し、出力を次のコマンドの入力として流す機構。Select-Objectはこの流れの中で使われます。
- パイプライン演算子
- コマンドの出力を次のコマンドへ渡す区切り記号「|」のこと。
- オブジェクト
- PowerShellで扱うデータの基本単位。複数のプロパティを持ち、選択・加工の対象になります。
- プロパティ
- オブジェクトが持つ属性。Select-Objectで表示・抽出する対象です。
- プロパティ名
- 抽出したいプロパティの名前。例: Name, Length など。
- -Property
- Select-Objectの主なパラメータ。抽出するプロパティを指定します。単一でも複数でも指定可能です。
- -ExpandProperty
- 指定したプロパティの値を“展開”して出力します。ネストした値をフラットにするときに便利です。
- -ExcludeProperty
- 表示対象から除外したいプロパティを指定します。-Propertyと組み合わせて使います。
- -Unique
- 出力の重複を取り除くオプション。値を一意に絞りたいときに使います。
- -First
- 先頭から指定数だけ取得します。サブセットを作るのに便利です。
- -Last
- 末尾から指定数だけ取得します。順序を保ったまま最後のデータを取り出します。
- -Skip
- 先頭のいくつかをスキップして、残りを取得します。
- -PipelineVariable
- パイプライン内の変数に結果を格納して、後続で参照できます。
- 計算プロパティ
- 計算式を使って、既存のプロパティに基づく新しいプロパティを追加します。例: @{Name='FullName';Expression={$_.FirstName + ' ' + $_.LastName}}
- ハッシュテーブル
- 計算プロパティを定義する際に用いるデータ構造。NameとExpressionで新しい列を作ります。
- 式
- 新しいプロパティの値を決めるスクリプトブロックや計算ロジックのこと。
- 計算プロパティの例
- NameとExpressionを使って、既存のデータから新しい列(例: FullName)を作る具体例。
- Alias
- PowerShellの別名機能。selectはSelect-Objectの別名として使われることがある場合もあります(環境に依存)。
- Select-Objectの使い方
- オブジェクトの表示対象を絞る基本的な方法。-Propertyと組み合わせて使います。
- Format-Table
- 表形式で見やすく整形して出力します。Select-Objectと併用して表示を整えるのに使います。
- Where-Object
- 条件でデータを絞り込むコマンド。Select-Objectと連携して使われることが多いです。
- Get-Process
- 実務でよく使われる例の1つ。プロセス情報を取得してSelect-Objectで必要な列を選ぶ使い方が一般的です。
- 出力形式
- 表示・保存・共有のためのデータ形式(テキスト、表、CSV、JSON など)を整える操作の総称。
select-objectの関連用語
- Select-Object
- PowerShell のコマンドレットで、パイプラインの入力から特定のプロパティを抽出したり、計算済みプロパティを追加したりして、出力するオブジェクトを整形します。
- PowerShell
- Windows をはじめとするプラットフォーム上で動作する、オブジェクト指向の自動化スクリプト言語/シェル。コマンドはすべてオブジェクトをやり取りします。
- Cmdlet
- PowerShell の基本的なコマンド単位。一般に動作は軽量で、.NET オブジェクトを受け渡して実行します。
- Pipeline
- 複数のコマンドを連結して、前のコマンドの出力を次のコマンドの入力として渡し合うデータフローの仕組み。
- Object
- PowerShell が扱う最小のデータ単位。プロパティを複数もつことが多いです。
- Property
- オブジェクトが持つ属性。名前、値などの情報を表します。
- -Property
- Select-Object に含めるプロパティを指定する主要なパラメータ。
- -ExpandProperty
- 指定したプロパティの値を展開して、平坦な値として出力します。
- -ExcludeProperty
- 出力対象から除外するプロパティを指定します。
- -Unique
- 出力を一意なオブジェクトだけに絞り、重複を排除します。
- -First
- 先頭から指定数のオブジェクトを取得します。
- -Last
- 末尾から指定数のオブジェクトを取得します。
- -Index
- 指定したインデックスの要素だけを抽出します。
- -Skip
- 先頭から指定数の要素をスキップして出力します。
- Calculated property
- 計算された新しいプロパティを追加して出力する機能。名前と式を組み合わせて使います。
- ScriptBlock
- PowerShell のコードの断片({ ... } の中身)で、計算式やプロパティの式として用いられます。
- Hashtable
- 計算プロパティの定義に使われるキーと式の組み合わせを表すデータ構造。
- Expression
- 計算式。計算プロパティの値を算出する際に用いられる。
- Alias
- PowerShell のコマンドの短縮名や別名。Select-Object には 'select' というエイリアスがあります。



















