

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
遠位尿細管・とは?
私たちの体の中で、血液をきれいにして水分や塩分のバランスを整える働きをしているのが腎臓です。腎臓の中には ネフロン という小さな単位があり、その一部として 遠位尿細管 という細い管が含まれています。遠位尿細管はネフロンの中で、ループ・オブ・ヘンレ の後に続く、長さが数ミリ程度の細い管です。主に腎臓の皮質に位置しており、体液の微調整を担う重要な役割を果たします。
遠位尿細管の役割をざっくり言うと、体液の塩分(ナトリウムと塩素)を調整することと、酸塩基バランスを整えることです。具体的には、血液中の Na+ と Cl- の再吸収を細かく調整し、必要に応じて腎臓から尿へ排出します。この再吸収はアルドステロンというホルモンの影響を強く受け、血圧のコントロールにもつながっていきます。
もう一つの大事な働きは、酸性・アルカリ性のバランスを保つことです。遠位尿細管では炭酸水素イオン(HCO3-)の再吸収を進めたり、水素イオン(H+)を尿へ分泌したりして、血液の pH を適切な範囲に保ちます。これが乱れると、体が酸性寄りやアルカリ性寄りに傾くことがあり、健康にさまざまな影響を与えます。
また、遠位尿細管は食事などで取り入れたカルシウムの再吸収にも関与します。体内のカルシウムバランスは、骨の健康や神経・筋肉の働きにも関係するため、遠位尿細管の機能は子どもから大人まで大切です。
薬の世界でも重要な部位です。チアジド系利尿薬は遠位尿細管の Na-Cl 共輸送体を阻害して尿中へ塩分を排出させ、血圧を下げやすくします。このように、遠位尿細管は私たちの血圧・体液の状態を最終的に整える“微調整役”として働いているのです。
図でイメージすると分かりやすい
以下の表は、ネフロンの部位とその役割をざっくりとまとめたものです。こんなふうに、それぞれの部位が順番に働くことで体の水分と電解質のバランスが保たれます。
| 主な機能 | 覚え方のヒント | |
|---|---|---|
| 近位尿細管 | 大量の再吸収(グルコース・アミノ酸・水分など) | 入口の役割 |
| ヘンレの弓 | 水分の再吸収と濃縮の準備 | 中間調整 |
| 遠位尿細管 | Na+/Cl- の再吸収、pH調整、K+ 排出 | 微調整役 |
| 集合管 | 最終的な水分・電解質の調整 | 体の最後の仕上げ |
最後にもう一度大事なポイントを整理します。遠位尿細管は体液の微調整を担う重要な部位です。普段は私たちの目には見えませんが、この部位の働きがあるおかげで血圧・血液の酸性・塩分の状態が安定しています。もし体調が崩れたとき、医療の現場では遠位尿細管の機能をチェックすることもあります。
ポイントまとめ:遠位尿細管はNa+・Cl-の再吸収を調整し、酸塩基バランスを保つ。アルドステロンの影響を受け、チアジド系利尿薬はこの部位を標的にする。健やかな体づくりにはこの微調整が欠かせません。
遠位尿細管の同意語
- 遠位尿細管
- ネフロンのうち、糸球体の後に続く尿細管の遠位部を指します。水分・イオンの再吸収を調整し、尿の組成を決定する重要な部位です。
- 遠位腎小管
- 腎小管の遠位部を示す別名。機能としては、電解質の再吸収・酸塩基平衡の調整など、遠位尿細管と同じ領域を指します。
- 遠位曲尿細管
- 遠位尿細管のうち“曲がっている部分”を強調して表現した呼称。解剖学的には同じ遠位尿細管を指します。
- 遠位部尿細管
- 遠位部という表現を用いた言い換え。ネフロンの遠位部に位置する尿細管の総称として使われます。
遠位尿細管の対義語・反対語
- 近位尿細管
- 遠位尿細管の対になる部位。原尿が糸球体で濾過された後、最初に再吸収される尿細管で、ナトリウム・水・糖などを大部分再吸収します。
- 集合管
- 遠位尿細管とは異なる尿細管の最終段階。水分の再吸収を調整して尿を濃縮・排出する機能を持ち、抗利尿ホルモンの影響を受けます。
- 糸球体(腎小体)
- 尿細管系とは別の濾過を担う部位。血液を濾過して原尿を作る最上流の構造で、遠位尿細管の“対極”として挙げられることがあります。
- 腎皮質
- 腎臓の外側の層。遠位尿細管は主に腎皮質に位置する点を踏まえ、解剖的な対比として用いられることがあります。
- 腎髄質
- 腎臓の内側の髄質部分。髄質は集合管の一部が通る領域でもあり、遠位尿細管との空間的対比として取り上げられることがあります。
遠位尿細管の共起語
- 近位尿細管
- 腎小腔から原尿の大半を再吸収する部位で、糖・アミノ酸・水分の再吸収も多く行われます。遠位尿細管とは別のセグメントです。
- 遠位曲尿細管/遠位尿細管
- Na+とCl-の再吸収を主に担う部位。NCC(Na-Cl共輸送体)が代表的な輸送機構です。
- 集合管
- 最終的な水分・電解質の再吸収と尿の濃縮・希釈を決定する部位。ADHの影響を強く受けます。
- 腎皮質
- 腎臓の外側の組織。遠位尿細管の定位は主に腎皮質近傍にあります。
- 腎髄質
- 腎臓の内側の髄部分。集合管は髄質を通って機能します。
- Na-Cl共輸送体(NCC)
- 遠位尿細管の主要なNa+とCl-の再吸収を担う輸送体。
- NCC
- Na-Cl共輸送体の略称。遠位尿細管でのNa+再吸収の要。
- チアジド系利尿薬
- NCCを阻害してNaCl再吸収を抑制し、尿量を増やす薬剤。
- アルドステロン
- ミネラルコルチコイドホルモン。遠位尿細管でNa再吸収とK排泄を促進。
- アルドステロン受容体
- MR。アルドステロンが結合して作用を発現。
- ミネラルコルチコイド受容体
- アルドステロンの標的受容体。
- アンジオテンシンII
- 腎臓でNa+再吸収を促進し血圧を調整するホルモン。
- PTH(副甲状腺ホルモン)
- 副甲状腺ホルモン。遠位尿細管でCa2+再吸収を促進。
- 副甲状腺ホルモン
- PTHの正式名称。Ca2+再吸収を高める作用。
- TRPV5
- 遠位尿細管のCa2+チャネル。Ca2+の再吸収を担う。
- ENaC
- 上皮Na+チャネル。遠位尿細管・集合管でNa+再吸収を促進。
- Na+/K+-ATPase
- 基底膜側のNa+/K+ポンプ。Na+を細胞外へ排出して濃度勾配を作る。
- Na再吸収
- ナトリウムの再吸収。腎臓の多くのセグメントで基本的な機能。
- Ca2+再吸収
- カルシウムの再吸収。遠位尿細管はPTH依存性のCa再吸収経路を持つ。
- 水再吸収
- 水分の再吸収。特に集合管でADHの影響を受けます。
- AQP2(アクアポリン2)
- 抗利尿ホルモン(ADH)の作用で集合管の水チャネルとして働く水通路蛋白。
- ADH(抗利尿ホルモン)
- 水再吸収を促進するホルモン。集合管に作用します。
- 酸塩基平衡
- 体液のpHを一定に保つ機構で、尿細管はH+排出とHCO3-再吸収を調整。
- 原尿
- 腎糸球体で作られる初期尿。再吸収・分泌を経て最終的な尿となる。
- 腎機能
- 腎臓の機能全般。血清Cr、BUNなどで評価される。
- 腎機能評価指標
- 血清クレアチニン、BUN、eGFRなどの指標。
- 利尿薬
- 尿量を増やす薬剤の総称。部位別に作用機序が異なる。
遠位尿細管の関連用語
- 遠位尿細管
- 腎臓のネフロンの末端近くにある尿細管の部位で、主にNa+とCl-の再吸収を担い、アルドステロンの影響を受けてNa再吸収が増え、K+の分泌を促進します。
- 遠位曲尿細管
- 遠位尿細管の別名。NaCl再吸収を主に行い、チアゾリジン系利尿薬の標的となる部位です。
- 近位尿細管
- ネフロンの最初の区分で、グルコース・アミノ酸・水分を大量に再吸収するほかNaClの再吸収も行います。
- ヘンレのループ
- Loop of Henle。髄質の浸透圧勾配を作る構造で、太い上行脚でNaClを再吸収し水の再吸収を調整します。
- 集合管
- 最終的な尿が形成される部位。ADHの影響で水の再吸収量が調整され、NaCl再吸収とK+分泌も行われます。
- 傍糸球体器官
- 糸球体と遠位尿細管の接近部にある機構で、レニン分泌やRAASの調節、濾過量の感知などを担います。
- マクラデンダ細胞
- 遠位尿細管上皮の特定部位にある細胞群でNaCl濃度を感知し、傍糸球体器官へ信号を送ります。
- NCC(Na-Cl共輸送体)
- 遠位尿細管の細胞膜にあるNa+とCl-を同時に取り込むトランスポーター。チアゾリジン系利尿薬の標的です。
- Na+/K+-ATPase
- 基底膜側のポンプでNa+を細胞外へ排出し、再吸収の駆動力を作ります。
- アルドステロン
- 副腎皮質ホルモンで、遠位尿細管や集合管でNa+再吸収を増やしK+分泌を促進します。
- 鉱質コルチコイド受容体(MR)
- アルドステロンの受容体で、DCTや集合管の機能を調節します。
- ROMKチャネル
- 遠位尿細管でのK+分泌に関与するイオンチャネルです。
- TRPV5
- Ca2+の再吸収に関与するトランスポーターで、 distal tubuleで重要です。
- カルシウム再吸収
- Ca2+を尿から血中へ再吸収する過程。PTHの影響を受けて調節されます。
- 副甲状腺ホルモン(PTH)
- 血中Ca2+濃度を上げるホルモンで、 distal tubuleでCa2+の再吸収を促進します。
- レニン-アンギオテンシン系(RAAS)
- 腎臓の血圧と体液量を調節するホルモン系で、傍糸球体器官と連携してDCTの機能にも影響します。
- 糸球濾過量(GFR)
- 腎臓が血液を濾過する速さを表す指標。腎機能の基本的な評価指標です。
- 腎皮質
- 腎臓の外側の層。遠位尿細管は主にここに位置します。
- 腎髄質
- 腎臓の内側の髄部分。ヘンレのループや集合管が関与する部位で、髄質の浸透圧勾配の形成に寄与します。
- チアゾリジン系利尿薬
- NCCを阻害してNa+再吸収を減らす薬剤。高血圧や浮腫の治療に用いられます。



















