ウルトラマリン・とは？自然と人工の青で解く色の秘密と使い方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

ウルトラマリン・とは？

ウルトラマリンは、長い歴史を持つ深い青色の顔料です。名前はラテン語の「海の向こう」という意味に由来します。最も古くは天然の石から作られ、ラピスラズリという宝石の粉から抽出されましたが、現代では合成法も確立され、絵の具や化粧品、印刷にも使われています。

自然界の由来は高価で希少な鉱石から取られる点です。粉にする過程で、微細な粉末が鮮やかな青色を放ち、光の当たり方で色が少し変わるなどの特徴があります。

合成ウルトラマリンの歴史は1800年代初頭に始まり、コストを下げ、安定して再現できるようになりました。現在では鉄やアルミニウム、シリカなどを原料に高温で反応させ、顔料を作ります。これにより、絵の具としての価格が下がり、多くの画家が手に入れやすくなりました。

使われ方の例

美術の世界では空や海の表現、夜空の陰影などに使われます。生活の場面では化粧品の青みがかった色やインク、プリントのブルーとしても使われることがあります。

この色を選ぶときは、色の相性に注意しましょう。青は冷たい印象を与えることが多いので、暖色系の色と組み合わせるとバランスが取りやすくなります。

以下の表は自然と人工の違いと主な特徴をまとめたもの。

点	自然由来	合成
原料	ラピスラズリなど	化学物質の組み合わせ
コスト	高い	安価
安定性	石に含まれる微量成分に影響されやすい	安定して再現可能
色味	紫みを含む深い青	やや青が強め、明るさ調整容易

注意点として、天然のウルトラマリンは高価で取り扱いが難しいことが多いです。合成ウルトラマリンは色味や濃度を安定して提供しますが、鉛化合物など有害物質の混入には注意が必要です。現在は多くの国で安全基準が整えられており、教育現場やアートスクールでも安心して使える材料として普及しています。

まとめ

ウルトラマリンは長い歴史を持つ深い青色の顔料です。自然由来と合成の2つの道があり、用途や価格が異なります。美術だけでなく日常生活の色選びにも役立つ知識として覚えておくとよいでしょう。

ウルトラマリンの同意語

ウルトラマリンブルー: 深く鮮やかな青色。ラピスラズリという鉱物から取れる古くからの顔料が由来で、現在は合成顔料でも同じ色味を指して使われます。
群青: 日本語の伝統的な青色名。絵の具としては ultramarine に対応する深い青色を表します。
群青色: 群青の色味を示す表現で、濃く落ち着いた青色を指します。
ラピスラズリ色: ラピスラズリ（青い宝石）由来の深青色を指す表現。歴史的背景として ultramarine の原料として使われてきました。
ウルトラマリン色: Ultramarine による色名の日本語表現で、画材やデザインの分野で用いられます。
ラピスラズリブルー: ラピスラズリ由来の青色を指す言い方。 ultramarine の色を表すときに使われることがあります。

ウルトラマリンの対義語・反対語

オレンジ色: 補色。青系の対になる色で、ウルトラマリンの最もわかりやすい対義色です。温かみのある印象をつくります。
補色: 色相環で互いを引き立てる関係。ウルトラマリンの補色はオレンジ系。
暖色系: 温かみの色の総称。寒色系の対比として、冷たい印象のウルトラマリンと対照的な雰囲気を作ります。
無彩色: 彩度のない白・黒・灰色の総称。鮮やかなウルトラマリンに対して落ち着いた対比を生みます。
白: 最も明るい色。彩度を伴わない無彩色の一つで、青と明度の対比を作る対義的な色。
黒: 最も暗い色。深みと陰影の対比として、ウルトラマリンの対極的な印象を生み出します。
黄系: 黄色を含む暖色系。オレンジに近い補色の系統で、青の対抗色として用いられることがあります。

ウルトラマリンの共起語

ウルトラマリン青: 絵具の色名。深い青色を指す代表的な呼称で、ウルトラマリンの主な色相です。
ラピスラズリ: ウルトラマリンの原料として昔から採掘された鉱物名。現在は人工品が主流ですが歴史的に重要です。
顔料: 絵具の粉末状の材料。ウルトラマリンは顔料のひとつとして使われます。
合成ウルトラマリン: 人工的に作られたウルトラマリン。天然品より安価で安定性が高いことが多いです。
天然ウルトラマリン: 天然鉱物ラピスラズリから作られたウルトラマリン。希少で高価なことが多いです。
絵具: 色を塗るための材料の総称。粉末状の顔料と結着剤を組み合わせて作られます。
油彩: 油性の絵具を使う画法。ウルトラマリンは油彩にも広く用いられます。
水彩: 水で薄めて描く絵具。透明感と発色の良さからウルトラマリンが好まれます。
アクリル絵具: 水性の絵具の一種。速乾性があり、ウルトラマリンも使用される色です。
発色: 色の鮮やかさ・明るさ。ウルトラマリンは鮮やかな青を出しやすい特性があります。
耐光性: 日光に対する色の退色の強さ。ウルトラマリンは比較的耐光性が高いとされます。
価格: 購入時のコスト。天然品は高価、合成品は安価で手に入りやすいです。
混色: 他の色と混ぜて新しい色を作る技法。ウルトラマリンは多くの色と相性が良いです。
用途: 絵画・デザイン・美術作品など、具体的な使用目的のこと。海や空の表現に適しています。
成分: 化学的な構成。天然は鉱物成分、合成はNa・Al・Si・Sなどの化合物が主です。
歴史: この色がどのように利用されてきたかの背景。ラピスラズリ由来の高価な時代から、現在は合成品が主流になるまでの流れがあります。

ウルトラマリンの関連用語

ウルトラマリン: 深い青色の顔料。天然はラピスラズリという鉱石を粉末にして作られ、現在は人工的な合成ウルトラマリンも広く用いられます。絵画やコスメ、デザインなど多様な用途があります。
群青: 日本語でUltramarineを指す古い呼称の一つ。ラピスラズリ由来の高価な青色を指すことが多いです。
ラピスラズリ: 深い青色をもつ天然の鉱石。長い歴史の中で顔料として用いられ、ウルトラマリンの原料として知られています。
合成ウルトラマリン: 人工的に作られるウルトラマリン。天然のラピスラズリに比べて安価で安定性が高く、絵画・水彩・油絵・アクリルなど幅広い媒体で使われます。
天然ウルトラマリン: 天然のラピスラズリから抽出・加工されたウルトラマリン。高価で希少、主に高級作品に使われてきました。
ソーダライト: ウルトラマリンの合成法で重要な原材料となるアルミノケイ酸塩鉱物。化学反応により青色を作る色材の元となります。
アルミノ硅酸塩: ウルトラマリンの結晶構造の核となる物質。硫黄を含む微量成分が青色を発色させます（特に人工品で効率的に作られます）。
ウルトラマリンブルー: 色名としての代表的な青。絵具やデザインの色指定で使われる名称です。
ラピスラズリ採掘地: 歴史的にはアフガニスタン北部などが有名な採掘地。高度な質の鉱物は古代から珍重されてきました。
由来・語源: Ultramarineは英語、語源はラテン語の ultrā mare（海の向こう）。海を越えた東方の宝石として珍重されたことに由来します。
ルネサンス期の高価な顔料: 中世・ルネサンス期には天然ウルトラマリンが非常に高価で、重要な宗教画の重要部分にのみ使用されることがありました。
CI 77007: 色材の国際識別コード（Color Index）で、ウルトラマリン系の顔料を表すコードの一つです。
コスメ用途: アイシャドウ・チーク・リップなどの化粧品の着色料として使用されることがあります（規制を満たした製品）。
耐光性: 多くのウルトラマリン系顔料は耐光性が高く、長時間の紫外線下でも色潰れが起こりにくいとされています。合成ウルトラマリンはさらに安定です。