qt5・とは？初心者向けに徹底解説—Qt5の基礎と使い方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

qt5・とは？

qt5は、クロスプラットフォーム対応のアプリケーション開発フレームワークです。C++で書かれ、GUIだけでなくネットワーク、データベース、マルチメディア、さらにはスクリプト連携まで幅広い機能を提供します。「Qt5」は、Windows・macOS・LinuxなどのOSでも同じコードベースで動く点が最大の魅力です。

Qt5は複数のモジュールから成り立っています。中でも代表的なものはQtCore、QtGui、QtWidgets、QtQml、QtNetworkです。QtCoreはイベントや時間の管理、ファイル操作などの基盤、QtGuiは描画と入力、QtWidgetsは従来のウィジェットUI、QtQmlは宣言的なUIとJavaScriptの連携、QtNetworkは通信機能を提供します。

Qt5の主な構成要素

モジュール	説明
QtCore	イベント、ファイルI/O、タイマーなどの基盤機能
QtGui	描画・入力処理、フォント・ペイント
QtWidgets	従来のウィジェットベースUIの部品
QtQml	QMLでの宣言的UIとJavaScript連携
QtNetwork	ネットワーク通信の機能

Qt5の使い方は大きく分けて二つの道があります。従来の「Qt Widgets」領域でのデスクトップUI作成と、最新の「Qt Quick（QML）」を使ったモダンなUIの二択です。初心者にはウィジェットが学びやすく、段階的にUIを作るのに向いています。

信号とスロットの考え方

Qtの肝は「信号とスロット」という機構です。ある部品がイベントを起こすと、それを別の部品へ伝える仕組みです。信号は発生源、スロットは受け手の処理を指します。この仕組みを使えば、部品同士を簡単に結びつけて、イベントに応じた動作を追加できます。

インストールと初期設定の基本

まずは開発環境を整えましょう。公式サイトからQtとQt Creatorをダウンロードするのが最も簡単な方法です。Windows・macOS・Linuxの各OSに対応しています。インストール後はQt Creatorという統合開発環境が使いやすく、コードの補完やデザインツールが揃っています。

次に、どちらのUIを作るかを決めます。初心者にはQt Widgetsでの基本的なウィンドウ作成を練習するのがおすすめです。ウィジェットをドラッグ＆ドロップで配置し、コードと動作を結びつける練習をすると、Qtの流れがつかみやすくなります。

簡単な試し方

まずは小さな「ウィンドウ付きアプリ」を作ってみましょう。Qt Creatorを起動し、「New Project」→「Qt Widgets Application」を選び、画面上のボタンをクリックしてイベントを確認するところから始めます。コードは難しく考えず、部品どうしがどう結びつくかを意識して学ぶと良いです。

Qt5を学ぶコツ

実習と並行して公式ドキュメントを読む習慣をつけましょう。公式サイトのチュートリアルやサンプルは、実際のアプリ作りにすぐ役立つ情報が詰まっています。まずは小さなアプリを完成させて、徐々に機能を足していく順序が学習の近道です。

まとめと次の一歩

Qt5は、クロスプラットフォームでGUI開発を行うための強力な道具です。Qt Creatorを活用して、ウィジェットとQMLの両方の道を体験してみましょう。学習を進めるうちに、イベント処理の考え方、UIデザインの基本、そしてC++の理解も深まります。

リソースと学習のヒント

公式ドキュメント、入門書、動画チュートリアルなどを活用してください。分からない点は検索して、同じ悩みを持つ人の質問を読んでみると理解が深まります。

qt5の関連サジェスト解説

qt5-qtbase とは: qt5-qtbase とは、Qt 5 の基盤となるモジュール群のことです。Qt はクロスプラットフォームで動くアプリ開発フレームワークで、GUI だけでなくバックエンドの処理もひとまとめに提供します。qt5-qtbase はその土台を支える核心部分で、他のモジュールがここにある機能を前提として動作します。このモジュールが提供する代表的な機能には、イベント処理とメッセージ伝達を支える QtCore、オブジェクト間の通信を可能にするシグナルとスロットの仕組み、日付・時刻・文字列・ファイル I/O などの日常的なデータ操作、スレッドや設定情報、翻訳機能といった基本的なライブラリ群が含まれます。これらは GUI 部分を担当する Qt Widgets や Qt Quick などの上位モジュールの動きを支える“底力”です。初心者向けの使い方としては、Qt の公式パッケージを導入すると qtbase 関連のライブラリとヘッダが揃い、プロジェクト作成時にはこの基盤をリンク対象として指定します。C++ の学習者はヘッダを読み込み、Qt のクラスを使い始め、イベントループを回すための基本コードを書いていくと良いでしょう。初心者には Qt Creator という IDE の活用をおすすめします。結論として、qt5-qtbase とは Qt5 の“土台”であり、アプリ開発の中核となる機能を提供します。これを理解しておくと、後に出てくる Qt の上位モジュールの使い方や、実際の GUI アプリ作成がずっと分かりやすくなります。

qt5の同意語

Qt5: Qtの第5世代のフレームワーク。C++を基盤にした、クロスプラットフォームでGUIアプリを開発できるライブラリです。
Qt 5: Qtの公式表記のひとつ。Qt 5系の総称で、Qt 4とQt 6の間のバージョン群を指します。
Qt5 Framework: Qt 5系のフレームワーク全体を指す英語表現。GUI機能だけでなく、非GUIの機能も含む開発基盤です。
Qt 5.x: Qt 5系列のマイナー／パッチリリースを指す表現。例: 5.12.x、5.15.x など。
Qt5 API: Qt 5で提供されるAPI群。ウィジェット、ネットワーク、データモデルなど、アプリ開発で使う機能の集合です。
Qt5 Widgets: Qt 5の従来型ウィジェットAPI。デスクトップ向けUIを作るのに適しています。
Qt Quick (Qt 5): Qt 5で強化された宣言型UIの技術。QMLと連携して動的でモダンなUIを作れます。
Qt Quick 2 (Qt 5): Qt 5系の新しい描画パイプラインとQML2を指す表現。パフォーマンス向上の要素です。
Qt5 GUI toolkit: Qt 5はGUIを作るためのツールキットとして使われます。クロスプラットフォーム対応です。
Qt Creator + Qt5: Qt Creatorという統合開発環境とQt 5の組み合わせ。効率的にアプリを開発できます。
Qt5 SDK: Qt 5のソフトウェア開発キット。ライブラリとツール、ドキュメントを含み、開発を始める基盤です。
Qt5 cross-platform framework: Qt 5は複数のOSでそのまま動作するクロスプラットフォーム対応の開発フレームワークです。
Qt 5.x LTS: Qt 5系列の長期サポート版。安定性と長期保証を重視する場合に選ばれます（例: 5.12 LTS、5.15 LTS）。
Qt v5: Qtのバージョン5を指す短縮表現。技術資料などでよく使われます。
Qt 5 系: Qt 5シリーズの総称を日本語で表現したもの。
Qt 5 バージョン: Qt 5の特定のバージョンを指す表現。例: Qt 5.15、Qt 5.12 などの番号付きリリース。
Qt 5.x.x: Qt 5のサブリリースを示す表現。

qt5の対義語・反対語

非Qt系GUIフレームワーク: Qt以外のGUIツールキットの総称。例として GTK、WxWidgets、EFL などがあり、Qtとは別の設計思想・APIを持つ。
ウェブアプリケーション: ブラウザ上で動作するアプリ。Qtはデスクトップ向けのGUIフレームワークですが、WebアプリはWebブラウザで動くUIを提供します。
コマンドライン／テキストUI（CLI/TUI）: 画面上にグラフィカルなウィンドウを表示せず、文字情報だけで操作するインターフェース。QtのGUIとは正反対の構成。
特定OS専用のGUIフレームワーク: 1つのOSだけで動くGUI開発ツール。Qtのようなクロスプラットフォーム性の対比となる概念。
商用ライセンスのみのGUIツールキット: 完全に商用ライセンスで提供される GUIツールキット。Qtにはオープンソース版もある点が対比となる。
ウェブ技術中心のUI設計: HTML/CSS/JavaScriptなどのWeb技術でUIを作るアプローチ。QtのC++中心のUI設計とは別の開発スタック。
他言語でのネイティブGUI開発: Swift/Objective-C、Java/Kotlin、C# など、Qt以外の言語でネイティブGUIを作る開発パス。
単一プラットフォーム限定のGUI開発: 1つのOSに限定して動かす設計。Qtは複数OSで動くことを前提にしているのに対する対比。

qt5の共起語

Qt5: Qtフレームワークのバージョン5系。C++を使ってGUI・アプリ開発を行うための総合ライブラリ群の総称。
Qt Creator: Qt専用の統合開発環境（IDE）。コード編集・デザイン・デバッグ・ビルドを一本化して行える。
QML: Qtの宣言型UI記述言語。UIの構造を分かりやすく書け、JavaScriptと連携して動的動作を実装する。
Qt Quick: UI作成を主眼としたフレームワーク。QMLと組み合わせて動的なインターフェースを作る。
Qt Quick Controls: Qt Quick用のUIコントロール群（ボタン、テキスト入力など）
Qt Quick Controls 2: 軽量で高速なQt Quick Controlsのバージョン2系
Qt Widgets: 従来のウィジェットベースUIを提供するモジュール。クラシックなデスクトップUIに適している。
Qt Core: アプリの基本機能の核。イベント処理、データ型、ファイルI/Oなどを提供。
Qt Gui: 描画・フォント・画像など、GUIの基盤となる機能を提供。
Qt Network: ネットワーク通信の機能を提供。ソケット、HTTP、URL処理など。
Qt Sql: データベース接続とSQL操作をサポート。
Qt Xml: XMLの読み書きと処理機能を提供。
Qt WebEngine: Webコンテンツをアプリに組み込むためのレンダリングエンジン（Chromiumベース）。
Qt Multimedia: 音声・動画・カメラなどのメディア機能を提供。
Qt Sensors: デバイスセンサーへアクセスする機能。
Qt Bluetooth: Bluetooth通信をサポート。
Qt Test: テスト作成・実行のフレームワーク。
Qt Concurrent: 並列処理や非同期タスクを簡単に実装。
QMake: Qt専用ビルドシステム。.proファイルでビルド設定を管理。
CMake: Qtも利用するビルドシステム。find_package(Qt5 ...)でQtモジュールを検出して使う。
moc: Meta-Object Compiler。シグナルとスロットの機能を有効化するコード生成ツール。
uic: User Interface Compiler。.uiファイルをC++コードに変換。
rcc: Resource Compiler。アプリのリソースをバイナリ化。
Qt Designer: UIを視覚的に設計するツール。Qt Creatorに統合されることが多い。
Qt 5.15: Qt5の具体的なマイナーバージョンの例。長期サポートや機能差がある。
ライセンス: LGPL/GPL/商用ライセンスの選択肢がある。オープンソースと商用の使い分け。
クロスプラットフォーム: Windows/macOS/Linuxなど、複数OSで動作する点がQtの大きな特徴。
シグナルとスロット: イベント伝達の基本メカニズム。オブジェクト間の通信に使われる。
デザイン: UIのデザイン・テーマ適用。Qt Styleやカスタムスタイルの適用。
リソースファイル: 画像・翻訳ファイル・音声などをまとめて取り扱う
QVariant: Qtの汎用データ型。柔軟にデータを格納・伝達できる。
QPainter: 描画API。カスタム描画を実装する際の核心クラス。
QPushButton: ボタンを表すウィジェットの代表例。
QLabel: テキストや画像を表示するラベル。
QLineEdit: 1行のテキスト入力フィールド。
QComboBox: 複数の選択肢を表示するドロップダウンメニュー。

qt5の関連用語

Qt5とは: Qt5はクロスプラットフォームでC++を中心にしたアプリケーション開発フレームワーク。GUIだけでなくネットワーク、データベース、マルチメディア、ツール類まで幅広く提供し、Windows・macOS・LinuxはもちろんAndroidやiOSもサポートします。
Qt Core: Qtの基盤モジュール。日付・時刻・文字列・ファイル入出力・データ型・イベントループなど、全てのモジュールの土台となる機能を提供します。
Qt Gui: 描画・レンダリング・フォント・イメージ処理など、GUI関連の基盤機能を提供するモジュールです。
Qt Widgets: 従来型のデスクトップUIを構成するウィジェット群を提供するモジュール。ボタンやリスト、テキスト入力などの標準部品を含みます。
Qt Quick: モダンなユーザーインターフェイスを宣言型で作るための技術。QMLとC++を組み合わせて動的なUIを実現します。
QML: Qt Quickで使われる宣言型のUI言語。UIのレイアウトやスタイルを簡潔に定義します。
Qt Quick Controls: Qt Quick上のUI部品セット。ボタン・リスト・ダイアログなどの高レベル部品を提供します。
Qt Creator: 公式の統合開発環境（IDE）。コード編集・デバッグ・プロジェクト管理を統合して行えます。
Qt Designer: UIをドラッグ＆ドロップで設計するツール。Qt Creatorと連携して使用します。
QMake: Qtの旧来ビルドシステム。プロジェクトファイル（.pro）からMakefileを生成します。
CMake with Qt: CMakeを用いてQtプロジェクトをビルドする方法。Qtのモジュール探索やビルド設定をサポートします。
Qt Licensing: Qtのライセンス体系。LGPL/GPL/商用ライセンスがあり、用途に応じて選択します。
Qt for Android: Qtを使ってAndroid向けアプリを開発するサポート。APKビルドやデプロイを支援します。
Qt for iOS: Qtを使ってiOS向けアプリを開発するサポート。Xcode連携などを含みます。
Qt WebEngine: ウェブコンテンツを表示・操作するエンジン。Chromiumベースで高機能なWeb表示を組み込めます。
Qt WebKit: 古いウェブエンジン。Qt WebEngineの前身で、現在は非推奨とされることが多いです。
Qt Multimedia: 音声・動画・カメラ・ラジオなどマルチメディア機能を提供するモジュールです。
Qt Network: ネットワーク機能を提供。ソケット通信、HTTP/HTTPS、TLSなどを扱います。
QNetworkAccessManager: HTTP/HTTPSリクエストを高レベルで管理するAPI。リクエスト送信・レスポンス受信を抽象化します。
Qt SQL: データベース接続と操作を行うモジュール。複数のデータベースをサポートします。
QSqlDatabase: データベース接続の設定と管理を行うクラス。
QSqlQuery: SQL文の発行と結果の取得を行うクラス。
QAbstractListModel: リスト形式のデータをモデルとして扱う基底クラス。ビューとの連携に用います。
QStandardItemModel: 比較的簡単に使える標準的なデータモデル。ツールやビューでのデータ管理に便利です。
QPainter: 2D描画 API。カスタム描画やアイコン作成、グラフ描画などに使います。
QThread: 別スレッドでの処理を実現するクラス。UIスレッドをブロックせずバックグラウンド処理を実装します。
QObject: Qtの全てのオブジェクトの基本クラス。シグナル/スロット、親子関係、イベント処理の基盤です。
MOC (Meta-Object Compiler): シグナル/スロット機能やプロパティのメタ情報を生成する前処理ツール。
Signals and Slots: Qtのイベント通信機構。シグナルを発信し、スロットと呼ばれる関数で受け取ります。
Qt Resource System (RCC): アプリに画像や翻訳ファイル、UI定義などを埋め込むリソースシステム。
QQmlEngine: QMLコードを解釈・実行するエンジン。QMLとC++の橋渡しを行います。
QQmlComponent: QMLのコンポーネントを動的に読み込み・生成するためのクラス。
QQmlContext: QMLとC++のスコープを分離せず連携させるためのコンテキスト。
QML types and JavaScript: QMLで使われる型と、ロジック記述に用いるJavaScriptの組み合わせ。
Internationalization / i18n: アプリを多言語対応にするための設計・実装手法。
Linguist / .ts / lupdate / lrelease: 翻訳ファイル（.ts）の作成・更新・ビルドを行うツール群。
QPA (Platform Abstraction): プラットフォーム依存の抽象層。OSごとの実装差異を吸収します。
Qt Plugins: 機能を動的に追加するプラグインの仕組み。必要時にロードして拡張します。
Qt Installer Framework: Qtアプリの配布用インストーラを作成するフレームワーク。
Qt Positioning: 位置情報サービスの抽象化。GPSなどの位置データを取り扱います。
Qt Location: 地図・位置情報関連の機能を統合するモジュール。
Qt Charts: グラフやチャートを描画するためのモジュール。データ可視化に便利です。
Qt for Python (PyQt5 / PySide2): PythonからQtを使うための bindings。PyQt5とPySide2が代表例です。
Qt 5 vs Qt 6: Qt 5系とQt 6系の違い。APIの移行点や新機能、パフォーマンスの差異などを把握します。