filereader とは？初心者向け解説と使い方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

filereader とは？

filereader とはブラウザ内でファイルを読み込むための仕組みのことです。実際には JavaScript の File API の一部であり、FileReader というオブジェクトを使ってユーザーが選択したファイルを非同期で読み取ることができます。

ウェブページで画像やテキストファイルなどを扱うとき、サーバーへ送らずにクライアント側でデータを処理する場面があります。そのとき filereader は活躍します。読み込みは非同期で行われ、処理が終わると onload イベントが発火します。

主な読み取り方法には readAsText, readAsDataURL, readAsArrayBuffer があり、readAsBinaryString は古いブラウザでのみ使われますが現在は非推奨です。これらのメソッドはファイルを読み込み、結果は FileReader の result プロパティに格納されます。

基本の使い方

以下は概略の説明です。まず FileReader オブジェクトを作成します。次にユーザーがファイルを選択したときに得られる File オブジェクトを用意します。続いて reader に onload や onerror のイベントハンドラを設定し、読みたい形式を選んで readAsText などのメソッドを呼び出します。読み込みが完了すると onload が発火し、イベントの中の target.result にデータが入ります。

実務での使い方の例として、テキストファイルを読むケースを考えます。ユーザーがファイルを選択するとします。そのファイルを FileReader に渡し readAsText を呼び出します。読み込み完了時の onload で e.target.result を使って画面に表示したり、別の処理に渡したりします。データの大きさによっては読み込みに時間がかかる場合があるため、進行状況を示す UI を用意すると親切です。

機能の違いと使い分け

readAsText はテキストを文字列として返します。readAsDataURL は画像などをそのままページ上で使えるデータ URL に変換します。readAsArrayBuffer はバイナリデータを配列として取得するので、独自のフォーマットでデータ処理をしたいときに有効です。注意点 として、ファイルサイズが大きい場合はメモリ使用量に注意が必要です。ブラウザはセキュリティ上、ユーザーの操作なしにファイルの中身を読もうとすることを許しません。

読み取り形式	返されるデータの型	用途
readAsText	文字列	テキストファイルの解析や表示
readAsDataURL	データ URL	画像などを直接表示する際
readAsArrayBuffer	ArrayBuffer	バイナリデータの解析や転送
readAsBinaryString	文字列	旧式な用途、現在は非推奨

よくある誤解と注意点

ファイルを選択した後の読み込みは非同期です。読み込み中に UI をブロックしないよう、読み込み中の処理を別スレッドで実行するわけではなく、イベントベースで進行します。大きなファイルを読み込むとメモリを大量に使う場合があり、メモリ不足のエラーにつながることがあります。onload と onerror の両方を適切に設定してエラー時の処理を準備しておくことが重要です。

まとめ

filereader はウェブ開発でファイルを扱う際の基本ツールです。使い分けを理解し、非同期の性質を活かして適切なデータ形式でデータを取得しましょう。読み取りの結果はそのまま画面表示やデータ処理に活用でき、ファイルのアップロードを待つことなくクライアント側で前処理を行うのに役立ちます。

実務での活用シーンとしては、ユーザーが写真（関連記事：写真ACを三ヵ月やったリアルな感想【写真を投稿するだけで簡単副収入】）のサムネイルを素早く生成、テキストファイルの内容をブラウザ上で検索、CSV 形式のデータの読み込みなどが挙げられます。ファイルをサーバーへ送らずにすぐ処理できるため、パフォーマンスの向上にも寄与します。

filereaderの同意語

ファイルリーダー: ファイルの内容を読み取る役割を持つ機能・クラス・ツールの総称。名前どおり、ファイルを読み取る処理を指します。
FileReader: 英語表記。主にプログラミングで、ファイルをテキストとして読み込む役割のクラスやAPIを指します。
ファイル読み取りクラス: ファイルの中身を読み取る処理を実装するクラスのこと。データの取得を担います。
ファイル読み込みクラス: ファイルを読み込む機能を提供するクラス。データの取得を入口として設計されることが多いです。
ファイル読み取りAPI: ファイルの読み取り機能を公開する API。他の部分からファイルデータへアクセスする窓口です。
ファイル読み込みAPI: ファイルを読み込む処理を呼び出すための API。開発者が使いやすい入口となります。
ファイルデータリーダー: ファイルのデータを読み取る役割を果たす機能・ツール。読み取り後はデータを他の処理へ渡します。
ファイルデータリーダ: ファイルデータを読み取る機能を指す略称的表現。
ファイル読取クラス: 漢字表記の『読取』を用いた読み取り処理を担当するクラス。
ファイル読取API: ファイルを読み取る機能を提供する API の一種。プログラムがファイルデータへアクセスする入口です。
ファイル読み取り機: ファイルの中身を読み取る機能の実装部。ソフトウェアの読み取り処理を担当します。
ファイル読み込み機: ファイルを読み込む処理を管理する機能・クラス。データ入手の機構を提供します。
ファイル読み取りツール: ファイルを読み取る作業を補助するツール。小さなユーティリティとして使われます。
ファイル読み込みツール: ファイルの読み込み作業を行う補助ツール。開発現場でよく使われる表現です。
読み取り用リーダー: 読み取り作業を担当するリーダー的な機能・クラスの総称。

filereaderの対義語・反対語

ファイルライター: ファイルへデータを書き出す役割を持つ機能・オブジェクト。filereader（読み取り）の対義となる書き込み側の概念。
FileWriter: Java などで使われるファイルへの書き込みクラス名。filereader の対になる、書き込みの意味を持つ名称。
書き込み専用機能: データをファイルへ書き込むことだけを許す機能・モード。読み取りは行えない点が対の性質。
出力ストリーム: データをファイルや他の場所へ出力する仕組み。読み取りの反対側の動作を表す概念。
書き込みモード: データを書き込むことを前提とした動作モード。filereader の読み取りモードの反対。
書き込み用API: ファイルへ書き込みを行うためのAPI群。読み取りを目的とするfilereaderの対義として使われる概念。

filereaderの共起語

FileReader: ファイルを文字として読み込むためのクラス。主に Java の java.io.FileReader を指すことが多い。
BufferedReader: 大量のテキストを効率良く読み込むためのラッパー。FileReader と組み合わせて使われることが多い。
InputStreamReader: バイト列を文字ストリームへ変換する橋渡し役。エンコーディングを指定して読み込むことができる。
IOException: 入出力の処理中に発生する基本的な例外。ファイル操作でよく使われる。
FileNotFoundException: 指定したファイルが見つからないときに発生する IOException 的な例外。
java.io: ファイル入出力を扱う標準ライブラリのパッケージ。FileReader などが含まれる。
read: ファイルから文字を1つずつ読み取る基本的なメソッド。
read(char[]): 文字配列に一括で読み込むオーバーロード。
read(char[], int, int): char 配列に offset から length だけ読み込む形式のオーバーロード。
readLine: 1行ずつ文字列として読み込む代表的なメソッド（BufferedReader で多用される）。
close: 読み終わったらリソースを解放するためのメソッド。
encoding: 文字エンコーディングの指定。読み込む文字コードを決定する。
UTF-8: 多言語対応に広く使われる標準的な文字コード。
Shift_JIS: 日本語環境で使われることがある文字コード。ファイルのエンコーディングを扱う際に考慮する。
テキストファイル: 人が読める形の文字データ。FileReader の主な対象となるファイルタイプ。
バイトストリーム: ファイルを扱う低レベルのデータの流れ。InputStream 系の基礎。
文字ストリーム: 文字単位でデータを扱う抽象概念。FileReader や BufferedReader はこれに該当。
ストリーム: データの連続的な流れ。ファイル入出力の基礎概念。
例外処理: 読み込み時のエラーを安全に処理するための仕組み。try-catch が一般的。
非同期読み込み: 特に JavaScript の FileReader API で見られる挙動。読み込み完了をイベントで通知する。

filereaderの関連用語

FileReader: java.io.FileReader は、ファイルから文字データを読み込むためのクラス。デフォルトの文字エンコーディングを使用するため、特定のエンコーディングを指定したい場合は、InputStreamReader などと組み合わせて使うと良い。
File: ファイルそのものを表すクラス。FileReader の対象ファイルを指す。
Reader: 文字データを読み込むための抽象クラス。FileReader や InputStreamReader はこの派生クラス。
InputStream: バイト単位でデータを扱う基本クラス。FileReader の代わりにバイトを扱う場合に使われることが多い。
InputStreamReader: バイトストリームを文字ストリームへ変換するブリッジ。エンコーディングを指定して読み込みたいときに使う。
BufferedReader: ReadLine() など、行単位の読み取りを効率的に行うためのバッファ付きリーダー。FileReader の上に乗せて使うのが一般的。
FileInputStream: ファイルをバイトストリームとして開く。エンコーディングを指定せずに bytes を取得する場合に有用。
BufferedInputStream: バイトストリームの読み込みを高速化するためのバッファを提供。
BufferedWriter: 文字データの書き込みをバッファ付きで行うクラス。FileReader とは別の書き込み側 API。
Charset: 文字エンコーディングを表すクラス。エンコーディングを指定して読み書きを行う際に使う。
StandardCharsets: よく使う文字エンコーディングを定数として提供するユーティリティ。
CharsetDecoder: バイト列を文字へデコードするデコーダ。
CharsetEncoder: 文字列をバイト列へエンコードするエンコーダ。
UTF-8: Unicode の可変長エンコーディング。ウェブや多言語対応で最も一般的。
UTF-16: Unicode のエンコーディングの一種。ファイル内部表現として使われることがある。
UTF-32: Unicode の固定長エンコーディング。
ISO-8859-1: ラテン文字セットの一つ。ASCII と互換性のある1バイト文字エンコーディング。
文字コード: 文字を表す番号（コードポイント）を決める規則。エンコーディングの基礎。
エンコーディング: 文字をバイト列に変換する規則と、それを復元する規則の総称。
デコード: バイト列を文字列へ変換する処理。
エンコード: 文字列をバイト列へ変換する処理。
try-with-resources: リソースを自動でクローズする安全な記述方式。ファイル読み込み時は推奨。
IOException: I/O 操作で発生する一般的な例外の基底クラス。
FileNotFoundException: 指定したファイルが見つからない場合に発生する例外。
read: ファイルからデータを読み込む基本メソッド。返り値は読み込んだ文字のコードポイント、-1 で終了。
readLine: BufferedReader の便利メソッド。1 行ずつ文字列を取得できる。
close: リソースを解放する処理。try-with-resources で自動で呼ばれる。
read(char[]): 文字の配列へ一度に読み込むメソッド。大きなデータの処理に向く。
改行コード: 改行を表す文字列。LF、CR、CRLF の違いを理解して処理する。
BOM: ファイルの先頭に現れる Byte Order Mark。UTF-16/UTF-8 のエンコーディング検出に影響することがある。
文字化け: エンコーディングの不一致により文字が乱れて表示される現象。
Text file: テキストデータを含むファイル。通常はエンコーディングを意識して読み書きする。
Binary file: テキストでなくバイナリデータを含むファイル。文字列として読むことは適さない。
Scanner: ファイルやストリームからトークンを読み取る別の読み取り API。FileReader とは異なる使い勝手。
java.io: FileReader など I/O 系クラスを含むパッケージ。
java.nio.file: 新しい I/O API。Path、Files、Paths などを提供。
Files.newBufferedReader: Path と Charset を指定して、バッファ付きの文字リーダーを作成する便利メソッド。
Paths.get: Path オブジェクトを作成するためのユーティリティ。
ファイル読取のパターン: 行単位読み、全体読み、ストリーム処理など、状況に応じた読み取り戦略。
パフォーマンス: 大きなファイルを扱う場合はバッファリングや適切な API の選択が重要。