

高岡智則
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棘上筋とは?
棘上筋は肩を動かすときに大切な役割を果たす筋肉です。肩関節を支えるローテーターカフの一部として働き、腕を上げる動作の初期段階を担います。具体的には、腕を体の側方へ挙げるときの最初の動きを担当し、その後は他の筋肉へと動作を引き継ぐ役割を持ちます。日常生活の動作やスポーツの動作で、肩の安定性と滑らかな動きを保つために欠かせない筋肉です。
棘上筋の場所と働き
棘上筋は肩甲骨の上部にある棘上窩(きょうじょうか)という窪みの中に位置します。腱が肩関節の外側へ伸び、上腕骨の大結節の上部に付着します。これにより、腕を外側へ挙げる動作の初期段階を支えつつ、肩関節の安定にも寄与します。
| 名前 | 棘上筋 |
|---|---|
| 起始 | 肩甲骨の棘上窩 |
| 停止 | 上腕骨大結節の上部 |
| 神経 | 肩甲上神経(C5–C6) |
| 働き | 腕を横へ挙げる初期動作を担い、肩関節の安定にも寄与 |
棘上筋のけがと痛みのサイン
棘上筋が傷つくと、肩の痛みや不安定感を感じることが多くなります。特に腕を横に挙げると痛む、夜間に痛みが強まる、力を入れて物を持ち上げるときに痛みが出るといった症状が現れやすいです。痛みが続くと動作が制限され、日常生活にも影響が出てきます。
診断と治療の基本
診断は医師による問診・視診・動作検査のほか、必要に応じて超音波検査や MRI などの画像検査を用いて行われます。治療は症状の程度により異なりますが、基本は次のような流れになります。安静、アイシング、炎症を抑える薬、理学療法が基本です。痛みが強い時には注射治療が選択されることもあります。痛みが強く、日常生活に支障をきたす場合や腱の断裂が疑われる場合には手術が検討されることもあります。
リハビリと予防のコツ
回復を促すリハビリは、痛みを抑える時期から始め、徐々に棘上筋を含む肩回りの筋肉をバランスよく動かせるように進めます。代表的な運動として、ペンダム運動、外旋・内旋運動、肩甲帯の安定を高めるエクササイズなどがあります。これらは無理をせず、痛みがない範囲で少しずつ行います。手順の例は以下のようになります。1. ペンダム運動を軽く始める2. 外旋運動と内旋運動を徐々に取り入れる3. 肩甲帯の安定を意識した動きを追加する
予防のコツとしては、日常的な肩のストレッチと筋力トレーニングを続けること、長時間の同じ姿勢を避けて適度な休憩をとること、無理のないフォームで運動を行うことが挙げられます。
最後に
棘上筋は肩の動きと安定に欠かせない重要な筋肉です。痛みが続く場合は自己判断せず、早めに医療機関を受診して適切な治療計画を立てましょう。適切なリハビリと予防を続けることで、再発を防ぎ、肩の動きを取り戻すことができます。
棘上筋の同意語
- 棘上筋
- 肩甲骨の背面、棘の上方に位置する筋肉。回旋腱板の一員で、腕を初期外転させる動作を担い、肩関節の安定にも寄与します。
- 棘上筋腱
- 棘上筋の腱の部分。肩関節の外転開始を補助し、腱板の一部として肩の安定性を支えます。腱板断裂の対象となることもあります。
- Supraspinatus
- 英語名。棘上筋の正式名称で、肩甲骨の棘の上方に位置する回旋腱板の筋肉のひとつです。
- Supraspinatus muscle
- 英語表記の正式名。棘上筋を指し、肩関節の初期外転を助ける役割を持つ筋肉です。
棘上筋の対義語・反対語
- 棘下筋
- 棘上筋の下に位置する筋で、肩の外旋を中心に働く。棘上筋が肩を挙げる動作と関わるのに対し、棘下筋は別の方向の動きを担う点から対義的と見なされることがあります。
- 肩甲下筋
- 肩甲骨の前面に位置する筋で、肩関節の内旋を主に担う。棘上筋の外転・挙上と反対の動きを補う存在として挙げられることがあります。
- 大胸筋
- 胸の大筋肉で、肩関節を内転・屈曲させる。棘上筋の外転を抑える/反対の動きを促す筋として対義と捉えられることがあります。
- 広背筋
- 背中の大筋肉で、肩関節を内転・伸展・内旋させる。棘上筋の外転の対極となる動きを担う筋として対義とされることがあります。
棘上筋の共起語
- 肩
- 体の上半身の関節領域。棘上筋が位置し、肩の動作に関与する部位の総称。
- 肩関節
- 肩を動かす球関節。棘上筋はこの関節の安定と動作を支えるローテーターカフの一部。
- 肩甲骨
- 背中の上部にある大きな扁平な骨。棘上筋の起始部となる。
- 上腕骨
- 腕の長い骨。棘上筋腱がここの大結節へ付着する。
- 大結節
- 上腕骨の外側にある腱の付着部(棘上筋腱が付着する部位)。
- 小結節
- 上腕骨の内側にある結節。腱板の近接解剖に関連。
- 腱板
- 腱性部分の集合体。肩関節の安定を支える役割を担う。
- 棘上筋
- 棘上窩から起こり、上腕骨の大結節に付着する肩の主要筋。肩の初期屈曲を担当。
- 棘下筋
- 肩甲骨の棘下窩から上腕骨の大結節へ付着するローテーターカフの筋。回旋と安定に関与。
- 肩甲下筋
- 肩甲骨前面の肩甲下窩から上腕骨の小結節へ付着するローテーターカフの筋。
- 小円筋
- 肩甲骨の外側縁から上腕骨の大結節へ付着するローテーターカフの筋。
- ローテーターカフ
- 肩関節の安定性を保つ4つの筋(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)をまとめた筋群。
- ローテーターカフ筋群
- 前述の4筋からなる筋群の総称。
- 腱板断裂
- 腱板が部分的または完全に切れる状態。棘上筋の断裂は代表的な病態。
- 腱板損傷
- 腱板の障害全般。炎症や断裂を含む総称。
- 腱炎
- 腱の炎症による痛み・腫れを伴う状態。棘上筋腱にも発生し得る。
- 痛み
- 棘上筋周辺の痛み。肩の痛みの主要な症状の一つ。
- 肩峰下インピンジメント
- 肩峰と棘上筋腱が肩峰下空間で挟まれて痛みを生じる病態。
- インピンジメント
- 組織が衝突・挟まれて痛む状態の総称。
- 肩峰下滑液包
- 肩峰の下にある滑液を蓄える袋状の組織。炎症で痛みが増す。
- 滑液包
- 滑液を貯える袋状の組織一般。炎症を起こすと痛みが生じやすい。
- MRI
- 磁気共鳴画像法。棘上筋の腱断裂や腱の状態を評価する主要な画像検査。
- 超音波
- エコー検査の総称。軟部組織の状態を評価する診断法。
- エコー
- 超音波検査の別称。棘上筋の腱断裂などを評価するために用いられる。
- X線
- 骨の状態を評価する放射線検査。腱自体は直接見えないが骨の変化を確認する。
- 診断
- 医師が病状を確定するための評価・判断。
- 検査
- 診断の一環として行われる各種検査。
- 起始
- 筋肉が付着を始める起点の解剖用語。棘上筋は肩甲骨の棘上窩から始まる。
- 停止
- 筋肉の付着が終わる部位の解剖用語。棘上筋は上腕骨の大結節へ付着。
- 解剖
- 解剖学的な位置関係や付着・機能を学ぶ分野。
- リハビリ
- 運動療法や日常動作の訓練を通じて機能回復を図る治療過程。
- 理学療法
- 痛みの緩和・機能改善を目的とした総合的な治療法。
- 運動療法
- 筋力・柔軟性を改善するための運動ベースの治療。
- 手術
- 腱板断裂など重症例で行われる外科的治療。
棘上筋の関連用語
- 棘上筋
- 肩甲骨の棘上窩に位置する回旋筋腱板の筋肉。肩関節の初動外転を担い、腱板の安定性を保つ役割がある。
- 棘上筋起始
- 肩甲骨の棘上窩から起始する筋です。
- 棘上筋停止
- 上腕骨大結節の上部の結節面に腱が付着する停止部です。
- 棘下筋
- 肩甲骨の棘下窩に位置する回旋筋腱板の筋肉。肩の外旋と安定化を担います。
- 小円筋
- 肩甲骨の外側縁近くに位置する回旋筋腱板の筋肉。肩の外旋と安定化を補助します。
- 肩甲下筋
- 肩甲骨の胸郭側面に位置する回旋筋腱板の筋肉。内旋と肩の安定化に寄与します。
- 腱板
- 肩関節を覆う4つの腱(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)からなる組織。腱板の損傷は肩痛の主因です。
- ローテーターカフ
- 肩関節の周囲を囲む4つの筋と腱板の総称。肩の安定性と回旋運動を支えます。
- 腱板断裂
- 腱板の断裂。痛み・機能障害を引き起こし、重症例では手術が検討されます。
- 完全断裂
- 腱板が完全に断裂した状態。肩の機能が著しく低下することがあります。
- 部分断裂
- 腱板の一部が断裂している状態。痛みや運動制限が生じます。
- 棘上筋腱炎
- 棘上筋の腱が炎症を起こす状態。過度の負荷や繰り返しの動作が原因となることが多いです。
- 肩峰下インピンジメント症候群
- 肩峰と腱板・長頭腱などの摩擦で痛みが生じる状態。棘上筋を含む腱板障害の原因となることがあります。
- 肩峰下滑液包炎
- 肩峰下の滑液包が炎症を起こす状態で、腱板と関連して痛みが増します。
- 超音波検査
- 超音波を用いて腱の状態を評価する非侵襲的な検査。棘上筋腱の断裂・腱炎の評価に有用です。
- MRI
- 磁気共鳸画像法。腱断裂・腱板の状態を詳しく評価します。
- 肩関節鏡手術
- 肩関節鏡を用いた手術で、腱板修復や炎症の除去を行います。
- 開放手術
- 従来の開放的なアプローチで腱板修復を行う手術法です。
- リハビリテーション
- 痛みを抑えつつ可動域・筋力・安定性を回復させる運動療法の総称。
- 保存療法
- 薬物療法・アイシング・理学療法・段階的運動など、手術を避ける治療方針。
- 神経支配
- 棘上筋は主に肩甲上神経(C5-6)によって支配されます。
- 肩甲上神経
- 棘上筋を主に支配する神経。肩甲帯の神経分布のひとつ。
- 上腕骨大結節
- 上腕骨の外側にある大結節。棘上筋腱が付着する部位です。
- 棘上窩
- 肩甲骨の棘上筋が収まる窩。解剖学的に重要な部位です。
- 肩峰
- 肩甲骨の突出部のひとつ。棘上筋腱が挟まることがある部位です。



















