

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
nbconvertとは何か
nbconvertは Jupyter Notebook の中のコードとテキストを外部のファイル形式へ変換するツールです。ノートブックをそのまま配布するだけでなく、読みやすいレポートやプレゼン資料に仕上げたいときに活躍します。特に研究ノートや教材作成、授業用資料の共有など、さまざまな場面で使われます。
このツールは Jupyter のエコシステムの一部として提供されており、HTML、PDF、Markdown、LaTeX、スライド形式など複数の出力形式に対応しています。出力形式を変えるだけで、同じノートブックを別の場面や目的に合わせて使い分けることができます。
基本的な使い方
まずは nbconvert を導入します。pip install nbconvert または conda install nbconvert のいずれかを実行します。導入が済んだらコマンドラインで変換を行います。最も基本的な変換は以下のようになります。jupyter nbconvert --to html notebook.ipynb です。
他の形式にも変換できます。例えば jupyter nbconvert --to pdf notebook.ipynb は PDF 形式へ変換しますが、PDF へ変換する際には LaTeX が必要になる場合があります。さらに jupyter nbconvert --to slides notebook.ipynb で発表用のスライドを作ることも可能です。
実行付き変換の使い方
ノートブック内のコードを実行してから出力を作成したいときは --execute オプションを使います。これによりセルのコードが実行され、出力結果を含むファイルが作成されます。実行には依存関係やデータファイルの用意が必要になる場合があるので、事前準備を忘れずに行いましょう。
出力形式の一覧と使い分け
nbconvert はさまざまな形式に対応しています。以下は主要な形式と用途の一例です。
| 形式 | 用途 |
|---|---|
| HTML | ウェブブラウザで閲覧できる静的レポート |
| 印刷・提出用の固定レイアウト | |
| Markdown | テキストベースの編集がしやすい |
| LaTeX | 高品質な印刷向けの組版 |
| スライド | 発表用のプレゼン資料 |
実務での活用のヒント
教育現場での資料作成、研究ノートの共有、チーム内の報告資料作成など、目的に応じて出力形式を使い分けると作業が楽になります。入力セルの出力を非表示にする設定や 特定のセルを除外する設定など、 nbconvert の設定オプションを使いこなすと、読みやすく見やすい資料が作れます。
注意点とコツ
HTML への変換は特別な準備が不要なことが多いですが、PDF や LaTeX へ変換するときには外部のツールが必要になる場合があります。データファイルのパスやフォルダ構成、使用するライブラリのバージョンなど、実行環境を整えることが成功のカギです。公式ドキュメントを参照し、環境に合わせた設定を少しずつ試していくと良いでしょう。
nbconvert のまとめ
nbconvert はノートブックをさまざまな形式に変換する便利なツールです。導入と基本操作を覚えると、資料作成の手間が減り、同じ内容を複数の場面で再利用できます。初心者のうちから使い方のパターンを増やしていくと、学習の幅が広がります。
nbconvertの同意語
- nbconvert
- Jupyterノートブックを他の形式へ変換する公式ツール(CLI)です。HTML、PDF、LaTeX、Markdown などに変換可能。
- nbconvertツール
- nbconvert機能を含むツール全体を指す言い方。ノートブックの変換を実現するソフトウェア部分。
- Jupyter nbconvert
- Jupyterプロジェクトの公式ノートブック変換ツール。複数の出力形式へ変換する機能を持ちます。
- Jupyterノートブック変換ツール
- Jupyterノートブックを別形式へ変換するためのツールの総称。
- ノートブック変換機能
- ノートブックを他形式へ変換する機能の総称。実装の中心部分。
- ノートブック変換コマンド
- nbconvertの変換を実行するコマンドライン操作のこと。
- nbconvert CLI
- nbconvertのコマンドラインインターフェース。端末から変換を実行する方法を指します。
- nbconvertコマンド
- nbconvertを実行するコマンド名。変換を開始する際に使います。
- ノートブック形式変換ツール
- ノートブックをHTML/PDF/Markdownなどに変換する公式ツールの別名。
- ノートブック形式変換ユーティリティ
- ノートブックの形式変換を補助的に行う軽量ツールという意味合い。
nbconvertの対義語・反対語
- 非変換
- nbconvertを使ってノートブックを他の形式へ変換する処理をあえて行わない状態。元のノートブックをそのまま保持・利用する意味合いです。
- 未変換
- まだnbconvertの変換処理を実行していない状態。変換済みの出力ファイルは存在せず、原本のみが前提となります。
- 原本のまま表示
- ノートブックを変換せず、原本の形式のまま閲覧・編集・実行を行うことを指します。
- そのまま開く
- ノートブックを開く際に変換処理を行わず、元のファイルをそのまま読み込むことを意味します。
- 出力なし
- nbconvertによる出力ファイル(HTML/PDF/スライドなど)を生成しない状態。
- 変換不要モード
- nbconvertを使った変換を自動的に行わないモード、または変換を不要とする設定を指します。
- 変換先不指定
- 変換先のフォーマットを指定せず、変換を実行しない状態。
- 編集・表示のみ
- ノートブックを直接編集・実行することを優先し、エクスポート・変換を行わない構成。
- 現状保持
- 現在のノートブックの状態をそのまま保持して、別形式へ変換を行わないことを意味します。
- 自動変換オフ
- nbconvertの自動変換機能をオフにして、変換を自動で実行しない状態。
- 元データ直利用
- ノートブックの元データを直接閲覧・利用し、外部形式へ変換しないことを指します。
nbconvertの共起語
- Jupyter
- ウェブブラウザ上でノートブックを作成・実行・共有できる対話型開発環境。nbconvertはこの環境のノートブックを他形式へ変換します。
- Notebook
- Jupyterノートブック(.ipynb)のこと。コード、テキスト、出力をひとつのファイルにまとめた形式で、nbconvertはこれをさまざまな形式へ変換します。
- ipynb
- ノートブックファイルの拡張子。JSONベースでセルのコード・出力・メタデータを含みます。
- nbformat
- ノートブックのデータ構造を定義する標準フォーマット(JSONベース)。nbconvertはこの形式を読み取って出力します。
- HTMLExporter
- nbconvertのHTML形式へのエクスポーター。ノートブックをHTMLファイルに変換します。
- HTML
- HTMLはウェブブラウザで表示できる標準フォーマット。nbconvertの代表的な出力形式の一つです。
- LaTeXExporter
- LaTeX形式へ変換するエクスポーター。LaTeXソースを生成してPDF作成に用います。
- LaTeX
- 組版システムLaTeX。nbconvertでPDFを作成する際の中核となる出力形式です。
- TeX Live
- LaTeXを実行する環境。nbconvertでPDFを作る際に必要になることがあります。
- PDFExporter
- PDF形式へ変換するエクスポーター。LaTeX経由でPDFを生成します。
- 印刷・配布に適した固定レイアウト形式。nbconvertの最終出力形式の一つです。
- MarkdownExporter
- Markdown形式へ変換するエクスポーター。軽量なテキスト形式として出力します。
- Markdown
- Markdownは軽量マークダウン形式。nbconvertでの出力先としてよく使われます。
- PythonExporter
- Pythonスクリプト形式へ変換するエクスポーター。ノートブックのコードを .py ファイルとして取り出せます。
- Python
- Python言語。nbconvertのPythonエクスポーターでスクリプトとして出力する際の対象です。
- RSTExporter
- reStructuredText形式へ変換するエクスポーター。ドキュメント用途のフォーマットに変換します。
- RST
- reStructuredText。Sphinxなどのドキュメントツールで使われるテキストフォーマットです。
- SlidesExporter
- スライド形式へ出力するエクスポーター。Reveal.jsベースのスライドとして表示できます。
- RevealJS
- Reveal.jsはウェブ上のスライド作成ライブラリ。nbconvertはこの形式のスライドを出力します。
- TemplateExporter
- テンプレートを使って出力をカスタマイズするエクスポーターの基盤。出力デザインを共通化できます。
- Template
- 出力の見た目を決めるテンプレート。セルのレンダリングやスタイルを調整します。
- Preprocessor
- nbconvertの前処理機構。セルの実行前後や出力前後でノートブックデータを変更できます。
- ExecutePreprocessor
- セルを実行して出力を更新する前処理。ノートブックの実行状態を反映させます。
- ClearOutputPreprocessor
- 出力セルをクリアしてから変換を実行する前処理。
- CSSHTMLHeaderPreprocessor
- HTML出力時にヘッダーへCSSやメタデータを挿入する前処理。
- CLI
- コマンドラインインターフェース(CLI)としてnbconvertを端末から操作します。
- --to
- 変換先フォーマットを指定するオプション。例: --to html、--to pdf など。
- pip
- Pythonのパッケージ管理ツール。nbconvertは通常pipでインストールします(例: pip install nbconvert)。
- conda
- Conda環境のパッケージ管理。nbconvertはcondaでインストール可能です(例: conda install nbconvert)。
nbconvertの関連用語
- nbconvert
- JupyterノートブックをHTML・PDF・Markdownなどの別フォーマットへ変換するためのツール。コマンドラインから実行することが多く、出力フォーマットを選択して変換できます。
- Jupyter Notebook
- コードと本文のテキストを同じファイル内で扱えるノートブック形式。nbconvertの入力データとして使われます。
- JupyterLab
- Jupyterの次世代インターフェース。ノートブックの作成・編集・実行を統合的に行える環境。nbconvertの入力になるノートブックを作成します。
- IPython
- Pythonの対話型シェル・開発環境の基盤となる技術。nbconvertの内部動作やKernelの基盤にも関係します。
- Exporters
- nbconvertがサポートする出力形式を担当するモジュール群。HTML・LaTeX・Markdown・PDFなどへ変換します。
- HTMLExporter
- ノートブックをHTMLとして出力するエクスポーター。
- MarkdownExporter
- ノートブックをMarkdown形式に変換するエクスポーター。
- LaTeXExporter
- ノートブックをLaTeX文書に変換するエクスポーター。
- PDFExporter
- ノートブックをPDFに変換するエクスポーター。LaTeXを経由して生成することが多いです。
- SlidesExporter
- ノートブックをスライド形式(Reveal.js など)に変換するエクスポーター。
- reStructuredTextExporter
- ノートブックをreStructuredTextに変換するエクスポーター。
- ScriptExporter
- ノートブックをPythonスクリプトとして出力するエクスポーター。
- Templates
- 出力の見た目を定義するテンプレートの集合。classic や lab などが含まれます。
- TemplateExporter
- テンプレートを使って出力の見た目を整える基盤エクスポーター。
- Templates naming
- テンプレート名の例。classic、lab、full など、出力の見た目を切り替えます。
- ExecutePreprocessor
- ノートブックのコードセルを実行してから変換を進める前処理。
- ClearOutputPreprocessor
- 変換前にセルの出力をクリアして、出力を含めずにエクスポートします。
- Preprocessors
- nbconvertで実行前に適用される処理の集合。
- Pandoc
- フォーマット間の変換を支援するツール。nbconvertで Markdown↔HTML/LaTeXなどの変換に利用されることがあります。
- Beamer
- LaTeX のスライド作成クラス。LaTeXExporterでBeamer形式のスライドを作るときに関係します。
- TeX Live / MiKTeX
- LaTeXをPDFに変換する際に必要な環境。PDFExporterを機能させるために通常インストールします。
- Reveal.js
- Webベースのスライドライブラリ。SlidesExporterが出力するHTMLスライドの土台です。
- nbclient
- ノートブックのセル実行を管理するライブラリ。ExecutePreprocessorが内部で利用します。
- CLI (jupyter nbconvert)
- コマンドラインから nbconvert を実行する方法。ファイルを指定して形式を指定して変換します。
- Notebook metadata
- kernelspecやlanguage_infoなど、ノートブックに付随する補足情報。変換時の挙動に影響することがあります。
- Kernelspec
- ノートブックが使う実行カーネルの情報。どの言語で実行するかを決定します。
- Language_info
- ノートブックの使用言語情報。主にPythonなどの言語仕様を保持します。
- Cell types
- ノートブック内のセルの種類。Code(コード)、Markdown、Rawなど。変換時に扱い方が異なります。
- Resources
- エクスポート時にテンプレートやスタイルシート、画像などを追加で渡すためのファイル群。
- Output formats
- 変換可能な出力形式の総称。HTML・PDF・Markdown・LaTeX・スライド等。
- Security / allow_errors
- エラーがあっても変換を停止せずに続ける設定。初心者は安全性を優先して使い方を理解してから使うと良いです。



















