androidmanifest.xml・とは？初心者にもクリックしたくなる解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

androidmanifest.xml・とは？初心者にも分かる解説

AndroidManifest.xmlはAndroidアプリに欠かせない設定ファイルです。アプリ名やパッケージ名、権限の宣言、活動（画面）やサービスの登録など、アプリがどのように動くかをOSに伝える役割を持ちます。

Androidアプリを作るとき、必ず一つはこのファイルを用意します。このファイルが無いと、アプリは正しくインストールできなかったり、動作が不安定になります。特に権限宣言は、ユーザーのプライバシーとセキュリティに直結する大事な情報です。

基本的な構造と主要な要素

最上位の要素は manifest です。パッケージ名やバージョン情報、権限、アプリの構成要素を記述します。

このファイルには以下のような要素がよく登場します。

要素	説明
manifest	最上位要素。パッケージ名やバージョン、権限を定義します
uses-permission	アプリが使う権限を宣言します
application	アプリの設定の中心。アイコンや名前、活動の定義などをまとめます
activity	画面を表示する単位。ユーザーと対話する画面を表します
intent-filter	この活動が受け取るインテントの条件を定義します

基本構造の例として、以下のような要素が並びます。

AndroidManifest.xmlの場所について、現代のAndroid Studioの場合は通常 app/src/main/AndroidManifest.xml に配置します。以前のプロジェクト構成ではモジュールのルートやライブラリのマニフェストが結合されます。ビルド時にマージされることを覚えておくと良いです。

注意点として、ファイル名は AndroidManifest.xmlであり、 androidmanifest.xml という表記は慣例ではありません。ケースの違いによりファイルが認識されなくなる点に注意しましょう。

権限とAPIレベルの扱い

uses-permissionタグでアプリが必要とする権限を宣言します。権限は後でユーザーに表示され、同意を得る必要があります。例としてインターネットアクセスには android.permission.INTERNET を宣言します。

まとめ表

ポイント	要点
役割	OSへアプリの基本情報と動作の指示を伝える
必須要素	manifest, application, activity など
場所	通常 app/src/main/AndroidManifest.xml
実務上のコツ	権限宣言は最小限に。APIレベルに応じて uses-sdk を設定

このように AndroidManifest.xml はアプリの土台を作る大事なファイルです。慣れてくれば、権限の整理や画面の登録などの作業もスムーズに進みます。

androidmanifest.xmlの同意語

AndroidManifest.xml: Androidアプリの公式マニフェストファイル。パッケージ名や最低/ターゲットSDK、権限、アクティビティ、サービス、受信機など、アプリの基本情報と動作条件をXMLで宣言します。
Androidアプリのマニフェスト: Androidアプリの構成情報をまとめる公式ファイル。アプリ名、アイコン、権限、機能、コンポーネントなどを定義します。
アプリのマニフェスト: アプリの動作条件を定義するXMLファイル。主に権限とコンポーネントの設定に関する項目を含みます。
マニフェストXML: XML形式で記述される、アプリの構成情報をまとめたファイル。AndroidManifest.xmlと同等の役割を指します。
Androidアプリの設定ファイル: アプリの動作条件や環境設定を記述するファイル。実務上はAndroidManifest.xmlの日本語的表現として用いられることが多いです。
権限宣言ファイル: アプリが利用する権限を宣言する部分に重点がある表現。実際には全体の構成情報を含むAndroidManifest.xmlの要素です。
Androidアプリ構成ファイル: アプリの機能、アクティビティ、サービス、パーミッションなど、全体の構成情報をまとめたファイル。

androidmanifest.xmlの対義語・反対語

マニフェストなし: AndroidManifest.xml がなく、アプリの構成情報を宣言していない状態を指す。実務上は現実的にはありえないが、対義語として“マニフェストあり”と比較するのに使える概念。
非宣言型設定: 設定が manifest に宣言として書かれておらず、コードやリソース外部で決まる状態。宣言型の対義として挙げる。
動的設定: アプリ起動時ではなく、実行時に決定・変更される設定。宣言型（事前に決定）との対比。
ランタイム権限: 権限を実行時にユーザーに問う方式。manifest で事前宣言する方式の反対概念として挙げる。
コード内ハードコーディング: 設定がソースコードに直接書かれており、外部の宣言ファイル（manifest など）を使わない状態。
外部メタデータ化: 設定情報を AndroidManifest 以外の外部ファイルやサーバーに置く方法。宣言ファイルを外部化する対義。
手続き型設定: 設定をコードの手続き的な処理で決めることで、宣言型の manifest に対する対比。
最小権限アプリ: 必要最小限の権限しか要求しない状態。マニフェストで多くの権限を宣言するのと対比。
宣言的でない設計: 設定を事前に宣言するのではなく、コードで決定する設計思想。

androidmanifest.xmlの共起語

AndroidManifest.xml: ファイル名そのもの。アプリの設定情報がXML形式で格納されるファイルです。
マニフェスト: AndroidManifest.xml の別称。全体の設定を指す一般用語です。
マニフェストファイル: 同じく設定情報を格納するファイルの呼称です。
uses-permission: アプリが利用する権限を宣言するタグ。例: android.permission.CAMERA
uses-sdk: SDK バージョンを宣言するタグ。minSdkVersion や targetSdkVersion などを含みます。
minSdkVersion: アプリが動作する最低の Android バージョンを示します。互換性に影響します。
targetSdkVersion: アプリが想定する最新の動作基準を示します。新機能の挙動や互換性に影響します。
maxSdkVersion: 許可される最大の Android バージョンを示します。現在は使われる機会が少ないケースがあります。
application: アプリの全体設定をまとめる要素。アイコンやテーマ、バックアップ設定などを含みます。
activity: 画面を表示するコンポーネント。ユーザーが操作する主な画面です。
service: バックグラウンドで処理を行うコンポーネント。長時間実行の処理に使われます。
receiver: ブロードキャストを受け取り処理するコンポーネント。イベント駆動型の動作に使用します。
provider: データを他のアプリと共有するためのデータ提供者。
intent-filter: このコンポーネントが受け取るインテントの条件を定義します。
action: インテントのアクション名を指定します。特定の処理を指示します。
category: インテントのカテゴリを指定します。主にインテントフィルターとセットで使います。
data: インテントに含めるデータの条件を定義します。スキームや MIME タイプなど。
android:name: 各要素の識別子となる属性。クラス名やリソース名を指します。
android:exported: 他のアプリからこの要素へアクセスできるかを指定します。新しいセキュリティ要件で重要です。
android:icon: アプリのアイコンを設定します。
android:label: 表示名を設定します。ホーム画面や設定画面に表示されます。
android:theme: アプリ全体の外観テーマを設定します。
meta-data: 追加情報を任意で格納する要素。設定の補足データとして使います。
instrumentation: アプリのテスト用設定。テスト実行時に使われます。
launchMode: アクティビティの起動モードを指定します。標準は standard、1 つのタスクで動作など。
configChanges: 画面回転などの設定変更時の再生成処理を制御します。
permission: 個別の権限を宣言するタグ。アプリが必要とする権限を列挙します。
permission-group: 権限のグループを定義します。関連する権限をまとめて管理します。
supports-screens: 対応する画面サイズや密度を宣言します。適切なレイアウト選択に役立ちます。
uses-feature: デバイス機能の必須・任意を宣言します。例: カメラやGPS の必要性を明示します。

androidmanifest.xmlの関連用語

AndroidManifest.xml: アプリの基本情報と権限、コンポーネントを宣言するXMLファイル。パッケージ名や使用権限、起動する画面などを定義します。
package: アプリの一意な識別子となるパッケージ名を指定します。例: com.example.myapp
application: アプリの全体設定をまとめる要素。アイコンやテーマ、各コンポーネントの設定を含みます。
activity: 画面を表すコンポーネント。ユーザーが操作する画面を定義し、起動時の画面も決めます。
service: バックグラウンドで処理を行うコンポーネント。長時間実行や定期処理を担当します。
receiver: ブロードキャストを受信して処理するコンポーネント。イベント駆動型の動作に使います。
provider: 他のアプリとデータを共有するためのデータ提供元。データの管理と保護を行います。
intent-filter: 特定のコンポーネントが受け取るインテントを宣言する要素。起動条件や処理対象を指定します。
uses-permission: アプリが利用する権限を宣言します。位置情報やカメラなどの使用許可を明示します。
permission: アプリ独自の権限や他アプリの権限の定義を行います。権限の公開範囲を決めます。
uses-feature: デバイスがサポートする機能を宣言します。必須か任意かを設定します（例: カメラ、GPS）。
minSdkVersion: アプリが動作する最低限のAndroid APIレベルを指定します。
targetSdkVersion: アプリが最適に動作するAPIレベルを指定します。新機能の挙動に影響します。
maxSdkVersion: サポートする最大APIレベルを宣言します。現在は使われることが少ないです。
uses-sdk: 古い宣言要素。minSdkVersionとtargetSdkVersionを含みます。現在は補助的に使われます。
android:name: 各コンポーネントの識別名を指定します。ActivityやServiceなどの実体名です。
android:icon: アプリのアイコン画像を指定します。
android:label: 表示名を設定します。ホーム画面や設定画面に表示されます。
android:theme: アプリ全体のテーマを指定します。色やフォントのスタイルを決めます。
android:exported: 他のアプリからそのコンポーネントを起動できるかを宣言します。Android 12 以降で重要です。
android:debuggable: デバッグビルドかどうかを示します。本番配布時は false が推奨されます。
android:allowBackup: ユーザーデータのバックアップを許可するかを宣言します。
android:usesCleartextTraffic: 非暗号化通信の許可を設定します。HTTPSの利用を推奨します。
android:installLocation: アプリのインストール先を設定します。内部ストレージか自動を指定します。
android:fullBackupContent: バックアップ時に含めるファイルの規則を定義します。
android:hardwareAccelerated: ハードウェアアクセラレーションの有効化を設定します。
android:resizeableActivity: マルチウィンドウでの表示を許可するかを指定します。
android:launchMode: Activity の起動モードを指定します（例: standard, singleTop, singleTask, singleInstance）。
android:screenOrientation: 画面の向きを固定します（縦向き/横向きなど）。
configChanges: 画面回転などの設定変更を自分で処理するかを宣言します。
data: intent-filter 内で処理するデータの型や URI スキームを定義します。
action: intent-filter で宣言するアクションの例を含みます（例: MAIN）。
category: intent-filter で宣言するカテゴリの例を含みます（例: LAUNCHER）。
android:autoVerify: App Links の自動検証を有効にします。
permission-group: 権限をグループ化して整理します。
permission-tree: 権限の階層的な整理に使われます。
instrumentation: テストや分析のための計測ツールを宣言します。
meta-data: 追加情報を設定します。アプリの挙動を補足します。
supports-screens: アプリが対応する画面サイズや密度を宣言します。
compatible-screens: サポートする特定の画面サイズを厳密に指定します。
android:foregroundServiceType: フォアグラウンドサービスの用途を明示します。
networkSecurityConfig: ネットワークのセキュリティポリシーを外部ファイルで定義します。
sharedUserId: 同じユーザーIDで別アプリとデータを共有する設定。セキュリティに注意が必要。
sharedUserLabel: sharedUserId の表示名を宣言します。