フォールバックフォントとは？初心者でも分かる使い方と重要ポイント共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

フォールバックフォントとは何か

フォールバックフォントとは、第一候補のフォントが正しく読み込まれないときに代わりに表示される別のフォントのことです。ブラウザは font-family で指定された順番を順に探し、手元の端末にある最初のフォントを選んで表示します。

なぜフォールバックフォントが重要か

読みやすさと安定性を保つためにはフォールバックの設定が欠かせません。ネットワークの遅延や端末の違いによりフォントファイルの取得が遅くなることがあり、その場合に代替フォントが使われるとテキストの体裁が崩れにくくなります。

ウェブデザインでの基本的な使い方

フォントの指定は CSS の font-family プロパティで行います。第一候補が端末にない場合、次の候補へと順番に探します。日本語を表示する場合は日本語対応のフォントを最初に置くと読みやすさが増します。具体的には日本語本文向けには以下のような順番がよく使われます。端末やOSにより名前が異なることがあるため、複数を並べておくと安心です。

具体的な推奨順

日本語本文の一例としては次のような順番を使います。第一候補はウェブフォントを使う場合もありますが、ここでは端末にある日本語フォントを優先する考え方を紹介します。

用途	推奨フォントの例
日本語本文	Noto Sans JP, Meiryo, Hiragino Kaku Gothic ProN, Yu Gothic, MS Gothic, sans-serif
英数字を多く含む見出し	Roboto, Arial, Hiragino Sans, sans-serif

ウェブフォントとシステムフォントの違い

ウェブフォントはウェブサイト用に配布されるフォントファイルをネット経由で読み込み、端末にインストールされていなくても表示できます。一方、システムフォントは端末に最初から入っているフォントです。フォールバックの考え方はウェブフォントを使う場合にも有効で、読み込みが遅いときには代替フォントへ切り替わることを意味します。font-display の設定で表示のタイミングを工夫する方法も広く使われています。

実務でのポイント

公開前には必ず文字の見え方を複数のデバイスで確認しましょう。端末ごとの日本語の揺れ、行間の崩れ、段落の長さなどをチェックします。フォールバックを適切に設定しておくと、ユーザーの環境によらず読みやすさを保てます。

補足とよくある質問

フォールバックの設定を過剰に増やすとどうなるか：候補が多すぎるとファイルサイズや読み込み時間に影響します。実務では主要な数個を選び、必要に応じてウェブフォントを追加します。

まとめ

フォールバックフォントはウェブデザインの基本です。第一候補が使えないときにも読みやすさを損なわないよう、適切な順番と控えめな候補を用意しておくことが大切です。中学生にも理解できる基本原則は表示可能な最初のフォントを使うことです。

フォールバックフォントの同意語

代替フォント: 表示される主フォントが使用不能な場合に代わりに用いられるフォント。フォントファミリの候補リストの次候補として機能する。
代替書体: 主に同一書体カテゴリの別のフォントを指す。デザインの雰囲気を維持しつつ別のフォントを選ぶときに使われる用語。
バックアップフォント: 予備として用意されるフォント。主フォントが表示できないときに自動的に適用されることが多い。
バックアップ書体: 主フォントが利用できない場合の予備の書体。書体ファミリの中の代替として使われる。
補助フォント: 主フォントを補完する役割のフォント。読みやすさやデザインの整合性を保つために追加されることが多い。
補助書体: 補助的な役割を果たす書体。主フォントの不足を埋める目的で使われる語彙。
代替フォントファミリ: フォントファミリの中で第一候補が表示できない場合に用いられる代替候補の集合。
代替ファミリ: フォントファミリの代替候補を指す短い表現。複数の候補の中から適切なものを選ぶ。
フォールバックファミリ: フォールバックとして働くフォントファミリ。技術文献などでよく使われる表現。
予備フォント: 主に使えるフォントが見つからない時のために用意する予備のフォント。
次善フォント: 第一候補が使えない場合の、次に良いとされるフォント。

フォールバックフォントの対義語・反対語

プライマリフォント: デザイン上の最初に指定されるフォント。利用可能ならこのフォントがそのまま使われ、フォールバックは不要になる第一候補の概念です。
主フォント: デザインの中心となるフォント。第一候補として扱われ、フォールバックの対極にあるフォントと捉えられます。
第一候補フォント: 最初に選ばれる候補のフォント。利用可能ならこのフォントが使われ、以降のフォールバックは使われません。
第一優先フォント: 最も優先して使われるフォント。フォールバックを避けるべき最初の選択肢です。
メインフォント: デザインの主役となるフォント。全体の雰囲気を決定づける第一候補として扱われます。
指定フォント: CSSなどで明示的に指定したフォント。フォールバックはこのフォントが使えない場合の代替として機能します。
オリジナルフォント: デザイナーが本来意図して選んだフォント。フォールバックの対象外となる“本命”のフォントです。
デフォルトフォント: システムやブラウザが自動で選ぶ標準のフォント。フォールバックとは別受付の基準となることが多い、当たり前の選択肢です。
基本フォント: 標準的・基本的に用意されているフォント。第一候補として使われることが多い、フォールバックの対になる概念です。

フォールバックフォントの共起語

フォールバックフォント: 指定したフォントが読めない場合に代わりに表示されるフォント。可読性を保つための基本概念。
フォントファミリ: CSS で複数のフォントを優先順位付きに並べるプロパティ。font-family の候補を設定する際に使う。
font-family: CSS のプロパティ名。複数のフォントを列挙してフォールバックを設計する際の基本要素。
ウェブフォント: インターネット経由で読み込むフォント。Google Fonts などが代表例で、フォールバックと併用されることが多い。
ダウンロードフォント: 端末にフォントファイルをダウンロードして使用するタイプのフォント（ウェブフォントの一種）。
代替フォント: 主フォントが表示できない場合に代わりに表示される別のフォント。
セーフフォント: OSやブラウザで広くサポートされる、表示が安定したフォント。フォールバックの基準としてよく使われる。
セーフフォントリスト: ウェブ上で安全に表示できるフォントの組み合わせ一覧。
フォントスタック: フォントの候補を優先順位付きで列挙したリスト。最初に表示可能なフォントが採用される。
フォントファイル: 実際のフォントデータを格納するファイル。拡張子として ttf、otf、woff、woff2 などがある。
グリフ: フォント内の一文字の形。フォールバック時に対応するグリフが見つからない場合の挙動に影響する。
グリフ欠損: フォントに特定の文字が含まれていない状態。表示される文字が代替になる原因。
文字セット: フォントが対応する文字の集合。特定の言語の表示には重要な要素。
文字レンダリング: 端末上で文字を描画する過程。フォールバック時の見え方にも影響する。
フォントレンダリング: 文字の描画品質を表す総称。OSやブラウザの差異で変わることがある。
Unicode サポート: Unicode の範囲に対応しているかどうか。多言語対応と直結する要素。
多言語対応: 複数言語の文字を正しく表示できるようにフォントを選ぶ設計思想。
ブラウザ互換性: 異なるブラウザ間で表示が安定するかどうかの問題。
OSフォント: 端末に標準搭載されているフォント。フォールバック候補としてよく使われる。
等幅フォント: Monospace。コード表示やターミナル表示で使われる等幅フォント。フォールバック候補にも挙がる。
フォントセット: 複数のフォントをまとめた集合。フォントファミリの別表現として使われることがある。
グリフセット: フォントが含む文字の集合。欠損を防ぐために確認する対象。
遅延読み込み: フォントの読み込みを遅らせて初期表示を速くする技術。フォールバックの使用感にも影響。
フォントキャッシュ: フォントファイルをブラウザにキャッシュして表示を速くする仕組み。
フォントライセンス: フォントの使用権利・条件。ウェブ利用時の法的注意点。
読みやすさ: 可読性の評価指標。フォールバック選択時の重要な観点の一つ。
フォントセットアップ: フォントをウェブサイトで使える状態に設定する作業。

フォールバックフォントの関連用語

フォールバックフォント: フォントが利用できない場合に代わりとして表示されるフォント。デザインの一貫性や可読性を保つため、フォントスタックの最初や後ろに配置される。
セーフフォント: 多くのOSに標準搭載されている安定したフォント群の総称。環境によらず表示が崩れにくい特徴がある。
フォントファミリ: CSSの font-family で指定するフォント名の集合。複数を並べ、先に利用可能なフォントが適用されるようにする。
フォントスタック: フォントファミリの候補を優先順位付きで並べたリスト。最初に見つかったフォントが実際に適用される。
ウェブフォント: インターネット経由で読み込むフォント。外部サーバーから取得するため、表示タイミングやネットワーク状況が影響する。
@font-face: CSSで外部ファイルのフォントを読み込む宣言。自分のサイトに新しいフォントを追加する基本手段。
font-display: Webフォントの読み込み時の表示挙動を制御するCSSプロパティ。auto / swap / fallback / optional などの値がある。
FOUT: Flash Of Unstyled Text の略。フォントがまだ読み込まれていない状態で代替フォントが一時的に表示される現象。
FOIT: Flash Of Invisible Text の略。フォントが読み込まれるまでテキストが表示されない現象。
グリフカバレッジ: フォントに含まれる文字（グリフ）の範囲。欠落している文字があると他のフォントへ置換される要因になる。
代替フォント: 主フォントが利用不可のときに代わりに使われるフォント。フォールバックフォントと同義で使われることが多い。
フォント形式: TTF / OTF / WOFF / WOFF2 / EOT など、フォントファイルの形式。互換性と圧縮率に影響する。
Unicode範囲: 特定の文字セットや言語の範囲を対象にフォントを適用する設定。多言語対応の最適化で使われる。
フォントロード戦略: フォントの読み込み順序・タイミング・プリロードなど、表示速度と見た目の両立を考えた設計方針。
フォントキャッシュ: 読み込んだフォントをブラウザがキャッシュして、再表示時の読み込みを高速化する仕組み。
クロスブラウザ互換性: 異なるブラウザ間でフォントの表示・読み込み挙動が異なること。対応フォーマットやfont-displayの理解が重要。
置換グリフ: 欠落した文字を別のフォントのグリフで置換して表示する現象。グリフカバレッジ不足が原因となる。