レジストリ値・とは？初心者が押さえる基本と安全な使い方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

レジストリ値・とは？

レジストリはWindowsというOSの「設定の箱」です。OSやアプリが動くときの基本情報を保存しておく特別なデータベースで、これを「レジストリ」と呼びます。レジストリの中には「キー」と「値」が階層的に並んでいます。 レジストリ値はその中の最小のデータ単位で、名前、データ、データの型という3つの要素で成り立っています。

この値はソフトウェアの挙動を細かく調整するために使われます。例えば起動時の設定や表示の形式、機能の有効/無効などが登録されています。

レジストリ値の種類

<th>種類

説明
REG_SZ（文字列）	文字列だけを保存します。普通のテキストとして扱われます。
REG_EXPAND_SZ（展開可能文字列）	文字列の中に環境変数を含め、実行時に環境に応じて展開されます。
REG_DWORD（32bit整数）	0〜4294967295の数値を表します。設定値としてよく使われます。
REG_QWORD（64bit整数）	より大きな整数を扱える形式です。
REG_MULTI_SZ（複数行の文字列）	複数の文字列を1つの値として持つデータです。
REG_BINARY（2進データ）	任意のバイナリデータをそのまま格納します。特殊な設定に使われることも。

これらの値を使って、ソフトウェアの挙動を微調整したり、OSの動作を変更したりします。ただし、値を間違えるとシステムが不安定になったり起動しなくなる危険があります。

レジストリ値を扱うときの基本原則

バックアップと慎重さが第一です。編集前には必ず現在の値をバックアップし、元に戻せる状態を作っておきましょう。システムの復元ポイントを作成しておくのも有効です。

実際の操作の概要

1) レジストリエディタを開きます。Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力して起動します。

2) 左側の階層をたどって、目的のキーと値を見つけます。キーは大きなカテゴリ、値は設定データです。

3) 目的の値をダブルクリックしてデータを編集します。編集前には必ずバックアップを取ることを忘れずに。

4) 編集後は挙動を確認します。問題が起きた場合は、先に作っておいたバックアップから元に戻してください。

安全に使うコツ

・信頼できる設定だけを変更する

・変更内容を理解してから作業する

・変更前に現在の値を保存しておく

例として、アプリの設定が「起動時に自動」になるかをレジストリで変える場合、該当キーと値を慎重に扱います。具体的なキーパスはアプリによって異なるため、公式のドキュメントを確認することが重要です。

バックアップの一例として、レジストリエディタの「ファイル」→「エクスポート」で現在のキーを.regファイルとして保存しておく方法があります。万が一の際にはこの.regファイルをダブルクリックするだけで元の状態に戻せます。

レジストリ値の同意語

レジストリ値データ: レジストリ値のデータ部分。値名に対応して格納されている実際の値のデータを指します。
レジストリエントリ: レジストリ内の項目を指す総称。通常は値を含むエントリで、特定の名前とデータの組み合わせを意味します。
レジストリ値エントリ: レジストリキーの下にある『値』そのものを指す用語。値名とデータをセットで持ちます。
レジストリ項目: レジストリ内の項目の総称。文脈によっては“値”を指すこともありますが、キー下の値を指す場合が多いです。
キー値: レジストリキーの下に存在する値を指す略称的な表現。実務でよく使われます。
値データ: レジストリ値が保持するデータ部分のこと。値名に対応する具体的なデータです。
値名: レジストリ値の名前部分。データを識別するラベルとして機能します。

レジストリ値の対義語・反対語

レジストリキー: レジストリの階層を構成する基本単位。レジストリ値はこのキーの配下に格納されるもので、キーと値は対になることがあります。
レジストリ値なし: 特定のレジストリキーに、該当する値がまったく存在しない状態。値がないことが対概念となります。
未設定レジストリ値: 値名は存在するがデータがまだ設定されていない状態。値が未設定である点が対になる要素です。
削除済みレジストリ値: かつて存在したレジストリ値が削除され、現在は存在しない状態です。
デフォルト値: キーに対してデフォルトで用意されている値。カスタム値や特定の設定値に対する基準・標準の対概念として用いられることがあります。
空のレジストリ値: データが空文字列や空データで格納されている状態。値はあるがデータが空である対になるケースです。
レジストリサブキー: 値を格納するキーの下位階層。値そのものの対概念として挙げられることがあります。

レジストリ値の共起語

レジストリ値: レジストリ内のデータ項目の総称。値名と値データの組み合わせで1つの設定を表します。
値名: レジストリ値の名称。キーの下に複数存在し、それぞれ異なるデータを参照します。
値データ: 値名に対応する実際のデータ。データ型に応じて表現形式が異なります。
データ型: レジストリ値が格納するデータの種類を指します。文字列・整数・バイナリなどが主な分類です。
REG_SZ: 文字列型データ。通常の文字列を格納します。
REG_EXPAND_SZ: 拡張可能文字列。環境変数を含む文字列を格納し、実行時に展開されます。
REG_DWORD: 32-bit整数型。設定値の多くがこの型で格納されます。
REG_QWORD: 64-bit整数型。大きな数値を格納します。
REG_BINARY: バイナリデータ。任意の2進データを格納します。
REG_MULTI_SZ: 複数行の文字列。1つの値に複数の文字列を格納します。
REG_NONE: 型が未定義またはデータなしを示すデータ型。通常は使われません。
レジストリキー: レジストリの階層構造を成す単位。キーの下に値がぶら下がる形で構成されます。
レジストリエディタ: WindowsのGUIツールでレジストリの閲覧・編集を行う regedit の名称。
パス: キーの場所を示す文字列。例: Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion。
HKLM: HKEY_LOCAL_MACHINE の略。システム全体に適用される設定を格納するルートキー。
HKCU: HKEY_CURRENT_USER の略。現在のユーザーの設定を格納するルートキー。
HKCR: HKEY_CLASSES_ROOT の略。ファイルの関連付けやクラス情報を格納するルートキー。
HKU: HKEY_USERS の略。複数ユーザーの設定を格納するルートキー。
HKCC: HKEY_CURRENT_CONFIG の略。現在のハードウェア設定を含むルートキー。
バックアップ / エクスポート: 現状のレジストリを.regファイルとして保存する作業。リスク回避に有効。
インポート / 復元: 保存した.regファイルを読み込み、レジストリを回復する操作。
WOW6432Node: 64-bit Windowsで32-bitアプリが参照するレジストリの分岐。32-bit 用の設定がここに格納されることがある。
レジストリの権限: キーへのアクセス権限。変更には管理者権限が必要な場合が多い。
レジストリのリスク: 誤操作によるOSの不具合のリスク。作業前にバックアップを取ることが推奨されます。
.regファイル: .reg 形式のレジストリデータファイル。テキスト形式でエクスポート・インポートに使われます。