namevirtualhostとは？初心者にも分かる基本と使い方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

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高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

namevirtualhostとは？基礎と使い方をやさしく解説

このページでは namevirtualhost について、初心者にも分かるように解説します。まず名前ベースの仮想ホストとは何かを押さえ、その後で設定方法の基本と実践例を紹介します。

ポイントとして覚えておきたいのは、同じサーバー上で複数のドメインを扱うときに、どのドメインへアクセスしたかを サーバー名(ServerName) で判断する点です。名前ベースの仮想ホストを使えば、1つの IP アドレスで複数ドメインを切り替えて配信できます。

仕組みをざっくり理解しよう

従来の NameVirtualHost は、Apache の設定の中で「このIPとポートで、名前ベースの仮想ホストを有効にする」という指示です。2.2系 などでは必須の記述でしたが、2.4系 以降では不要となっています。

実践的な設定の流れ

基本的な考え方は次のとおりです。NameVirtualHost *:80 のように設定し、その後で <VirtualHost *:80> ブロックを作成して ServerName と ServerAlias を指定します。

<th>設定項目

説明
NameVirtualHost *:80	2.2系で名義ベース仮想ホストを有効化する指示
VirtualHost *:80	実際の仮想ホストの定義。ServerName でドメインを割り当てる
ServerName	基本となるドメイン名を指定
ServerAlias	追加のドメイン名（www など）を指定
DocumentRoot	各仮想ホストの公開ディレクトリを指定

重要な点は、現在の Apache では NameVirtualHost ディレクティブが推奨されていないことです。Apache 2.4 以降では仮想ホストの割り当ては自動的に行われます。設定ファイルには <VirtualHost *:80> ... </VirtualHost> のブロックが複数並ぶ形で十分です。

初心者がつまずきやすい点として、名前ベースの仮想ホスト と IPベースの仮想ホスト の違いがあります。IPベースは1つのIPに対して1つのドメインを割り当てますが、名前ベースは同じIP上で複数のドメインを使い分けます。ServerName と ServerAlias の設定を正しく行うことが、正しい仮想ホストの振る舞いを決める鍵です。

このように、名義ベース仮想ホストの基本を理解しておくと、複数のサイトを1台のサーバーで運用する際のトラブルを減らせます。最後に覚えておきたいのは、時代とともに設定の要件が変わることです。常に最新の公式ドキュメントを確認し、2.4 以降の前提で運用することをおすすめします。

namevirtualhostの同意語

NameVirtualHost ディレクティブ: Apacheの旧バージョンで、同一IP/ポート上に複数の仮想サイトを、ホスト名（Hostヘッダ）で振り分けることを有効にする設定指示。
名前ベースの仮想ホスト: 同一サーバー上で、ホスト名を基準として複数の仮想サイトを切り替える仮想ホストの方式。NameVirtualHostを前提とした考え方。
名前付き仮想ホスト: ホスト名に基づく仮想サイトのこと。1つのIPで複数のサイトを区別する実装の呼び方の一つ。
ホスト名ベースの仮想ホスト: ホスト名ベースで仮想サイトを切り替える設定・概念の別称。
Name-based virtual hosting: 英語表記。ホスト名ベースの仮想ホスト。複数サイトを1つのサーバーで運用する際の手法。
名称ベースの仮想ホスト: ホスト名をベースに仮想サイトを識別・振り分ける考え方の日本語表現。
名前ベース仮想ホスト設定: サーバ設定ファイルで、仮想ホストを名前で識別する設定の総称。
旧式 NameVirtualHost 設定: Apache 2.4以前の古い形式の設定。現在は不要・非推奨になるケースが多い。
非推奨 NameVirtualHost ディレクティブ: 現行の Apache では推奨されず、最新のバージョンでは不要・削除されていることがある注意点。

namevirtualhostの対義語・反対語

IPアドレスベースの仮想ホスト: 同一のIPアドレス上で複数のサイトを運用する代わりに、各サイトに別々のIPアドレスを割り当てて識別する方式。Hostヘッダの名前解決を使わず、IPアドレスで振り分けます。NameVirtualHostの概念とは反対の運用イメージです。
1IPにつき1サイトの構成: 1つのIPにつき1つの仮想ホストのみを割り当て、同じIPで複数サイトを共存させない設計。結果として名前ベースの仮想ホストではなくIPベースの運用になります。
ホスト名ベースではない仮想ホスト: ホスト名（例: example.com のようなServerName）ではなく、IPアドレスなどの別の識別子でサイトを分ける仮想ホストの考え方。
名前解決を使わない仮想ホスト: Hostヘッダの名前解決に依存せず、IPアドレスでサイトを判断する仮想ホストの考え方。
NameVirtualHostディレクティブを使わない設定: Apacheの設定で NameVirtualHost ディレクティブを明示的に無効化・省略した状態の構成。特にApache 2.4以降で推奨される運用に近い形です。

namevirtualhostの共起語

VirtualHost: 仮想ホストを定義するApacheのディレクティブ。1つのサーバーで複数サイトを運用する枠組みを作る。
ServerName: その仮想ホストの代表的なドメイン名を指定します（例: example.com）。
ServerAlias: ServerName以外の別名ドメインやワイルドカードを追加して対応します（例: www.example.com, *.example.org）。
Listen: 待ち受けるポートを指定します（例: Listen 80、Listen 443など）。
httpd.conf: Apacheのメイン設定ファイル。NameVirtualHostの設定を含むことが多いです。
Ports.conf: Debian系の環境で使われる、待ち受けポートを設定する別ファイル。
DocumentRoot: 各仮想ホストが提供するウェブサイトの根ディレクトリを指します。
ServerAdmin: サイト管理者の連絡先メールアドレスを記述します。
DefaultVirtualHost: 一致するリクエストがない場合に返されるデフォルトの仮想ホストのこと。
LogFormat: ログの出力形式を定義します（例: common, combined）。
CustomLog: アクセスログの出力先と形式を指定します。
ErrorLog: エラーログの出力先を指定します。
DNS: ドメイン名をIPアドレスへ解決する仕組み。名前ベースの仮想ホストはDNSと連携します。
HostnameLookups: クライアントのIPからホスト名の逆引きを行うかどうかの設定。
IPBasedVirtualHosting: 名前ベースではなく、IPアドレスごとにサイトを割り当てる仮想ホスト方式。
ModVhostAlias: 動的な仮想ホストの作成をサポートするモジュール（mod_vhost_alias）。
Apache24DeprecationNameVirtualHost: Apache 2.4 以降では NameVirtualHost は原則不要・非推奨。

namevirtualhostの関連用語

NameVirtualHost: 古いApacheの設定ディレクティブで、特定のIPとポートに対して名前ベースの仮想ホストを有効にします。Apache 2.4以降は基本的に不要で、推奨されません。
VirtualHost: 仮想ホストの定義ブロック。特定のホスト名（ServerName）やIP・ポートに対応するサイトを切り替えて提供します。例: …
Name-based virtual hosting: 同じIPアドレス上で複数のドメインを運用する仕組み。リクエストの Host ヘッダの値を見て、どの仮想ホストを返すかを決定します。
IP-based virtual hosting: 同じサーバー上で複数のIPアドレスを使い、それぞれのIPごとに別のサイトを提供する方式。Hostヘッダは使いません。
ServerName: この仮想ホストが対応する主なホスト名を指定します。訪問者がこの名前でアクセスすると、この VirtualHost が選択されます。
ServerAlias: ServerName に加えて受け付ける別名を指定します。ワイルドカード (*.example.com) も使え、複数のドメインを同じ VirtualHost に割り当てられます。
Host header: HTTPリクエストの Host フィールド。要求されたドメイン名を示し、どの仮想ホストを返すかを判断する基本情報になります。
Listen: Apache が待ち受けるポートとアドレスを指定します。複数のポートを開くことも可能です（例: Listen 80、Listen 443）。
DNS A/AAAA records: ドメイン名をIPv4/IPv6アドレスに結び付けるDNSレコード。Name-based hosting では複数ドメインが同じIPを指すことが多いです。
TLS SNI: HTTPS で複数ドメインを同じIP/ポートで運用する場合、リクエストのホスト名に応じて適切な証明書を選択する機能。SNI がないと複数証明書の共存が難しくなります。
Canonical domain / 正規ドメイン: SEOの観点で、同一コンテンツへ向く複数のURLの中から、正規のドメインを定めて統一する考え方です。
301リダイレクト: 正規ドメインへ統一するための恒久的なリダイレクト。重複コンテンツを避け、SEO評価の安定化に役立ちます。
ワイルドカードサブドメイン: ServerAlias に *.example.com のようなワイルドカードを使い、同一の VirtualHost で複数のサブドメインを処理します。
Apache 2.4 以降の動向: 2.4系以降は NameVirtualHost が不要・非推奨になり、基本的には VirtualHost ブロックだけで複数ドメインを扱います。