zip64・とは？初心者にも分かるZIP64のしくみと使い方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

zip64・とは？

zip64は、長く使われてきた ZIP 形式を拡張した規格です。従来の ZIP はファイルのサイズや総ファイル数に4GBの上限があり、巨大なデータを1つのアーカイブにまとめることが難しい場合がありました。zip64を使うとこの上限が大きく引き上げられ、巨大な動画・写真（関連記事：写真ACを三ヵ月やったリアルな感想【写真を投稿するだけで簡単副収入】）・バックアップデータなどをひとつのファイルとして保存できるようになります。

なぜ ZIP64 が必要なのか

現代のデジタルデータは日々大きくなっています。高画質の動画や長期間の写真データ、データベースのバックアップなどは、1ファイルが4GBを超えることが珍しくありません。そうした場面で従来の ZIP では圧縮できても保存自体が難しくなることがあります。ZIP64 はこの制限を超えることで、長期保存や大容量のアーカイブ作成を可能にします。

ZIP64 のしくみとデータ構造

ZIP ファイルは複数のファイル情報とディレクトリ情報で構成されています。従来の ZIP ではサイズ情報が32ビットで管理されていたため上限がありました。ZIP64 ではサイズ情報・ファイル数などを64ビットで管理することで、ファイルサイズの上限が実質的に大幅に拡張されます。

代表的なデータ構造として Zip64 End of Central Directory（Zip64 EOCD） と Zip64 Locator があります。これらは従来の EOCD と互換性を保ちながら、拡張情報を追加します。ソフトウェアが Zip64 に対応していれば正しく読み込み・作成が可能です。

使い方のポイント

ZIP64 対応のソフトを使う：古い圧縮ソフトは ZIP64 に未対応の場合があります。最新のツール（例：7-Zip、WinRAR、WinZip、macOS のアーカイブ機能など）は ZIP64 に対応していることが多いです。

作成時と解凍時の確認：アーカイブを作るときに ZIP64 を有効にする設定があるかを確認しましょう。解凍側も ZIP64 対応かどうかを確認するのが大切です。

実用例と注意点

実務では、大容量のバックアップデータを1つのファイルにまとめる場合や、写真・動画の大量アーカイブを作成する場合に ZIP64 が有用です。しかし、すべてのデバイスやクラウドサービスが ZIP64 を同じように扱えるわけではありません。事前に互換性を確認することが大切です。

<th>従来の ZIP の上限

ファイルサイズ約 4GB、総ファイル数にも制限あり
ZIP64 の上限の目安	理論上は非常に大きな値まで対応可能。実運用はソフトウェアの実装依存

よくある質問

Q: ZIP64 は全てのファイルに適用されますか？ A: ZIP64 はサイズが大きいファイルや多数のファイルを扱う場合に適していますが、すべてのファイルに適用されるわけではなく、個々のファイルのサイズ制限ではなく、アーカイブ全体の容量管理に関する拡張です。

Q: ZIP64 で作成したファイルはどうやって確認しますか？ A: ZIP64 に対応している解凍ソフトで開けば、サイズ情報・ファイル数などが正しく表示されます。対応していないソフトでは正しく解凍できない可能性があります。

Q: ZIP64 のセキュリティは大丈夫ですか？ A: ZIP64 自体のセキュリティは従来の ZIP と同様です。暗号化を使う場合は ZIP64 対応の暗号化機能を持つツールを選び、パスワード管理を徹底しましょう。

結論：zip64 は大容量データを扱うときの強力な味方です。新しいプロジェクトや大量のアーカイブを作る場面では ZIP64 対応のツールを選び、作成時の設定を確認してから使い始めると安心です。

zip64の同意語

ZIP64仕様: ZIPファイルの64ビット拡張機能を規定した仕様で、従来のZIPのサイズ・ファイル数制限を超える機能を提供する。
ZIP64形式: ZIP64に対応したファイル形式。64ビットのサイズとオフセットを用いて大容量ファイルを扱える形式。
Zip64拡張: ZIPフォーマットに64ビット拡張機能を追加すること。大容量化を実現する拡張。
64ビットZIP: 64ビットに対応したZIPフォーマット・ファイル。サイズ制限を緩和するための仕様。
ZIP64ファイル形式: ZIP64に対応したファイル形式で、大容量ファイルを格納可能なZIP形式。
ZIP64 EOCDレコード: ZIP64終端ディレクトリレコード。ZIPファイルの終端情報を64ビット対応として格納するレコード。
ZIP64 EOCD: ZIP64 End of Central Directory の略。中央ディレクトリの終端情報を64ビットで管理する仕様。
Zip64中央ディレクトリ: Zip64対応の中央ディレクトリ。ファイル情報を大容量化するための領域。
Zip64セントラルディレクトリ: Zip64拡張の中央ディレクトリ。ファイルのメタデータを64ビットで管理。
ZIP64サポート: ZIP64機能のサポート。ZIP作成ソフトや解凍ソフトが64ビット拡張を利用可能にする機能。
大容量ZIP: 従来のZIPよりも大きなファイルを格納できるZIP形式。大容量ファイル対応という意味。
64ビット対応ZIP: 64ビットのサイズ・オフセットを使用できるZIP対応ファイル。
ZIP64拡張仕様: ZIPの拡張仕様の一つで、64ビット拡張を定義する規格。
大容量ファイル対応ZIP: 大容量ファイルを格納できるZIP形式のこと。ZIP64の目的の一つ。

zip64の対義語・反対語

ZIP32: ZIP64の対義語として使われる代表的な表現。32ビットオフセットを使用する従来のZIP形式で、ファイルサイズは最大約4GB、アーカイブ内のファイル数にも制限がある。ZIP64拡張を使わない状態を指す。
従来のZIP形式: ZIP64非対応の古い規格。大容量ファイルには対応せず、4GBのサイズ制限やファイル数の制限がある。
32ビットZIP: 32ビットのオフセットを用いるZIP。大容量ファイルを扱えず、ZIP64の対になる概念として使われる。
ZIP64非対応: ZIP64機能を使わないこと。大容量データを扱えない、古いツール・互換性優先の文脈で用いられる表現。
4GB制限ZIP: 4GBを超えるファイルを扱えないZIPのこと。ZIP64での大容量対応とは対照的。
クラシックZIP: 古い世代のZIP仕様を指す俗称。ZIP64以前の容量制限を含むイメージで使われることがある。

zip64の共起語

ZIP形式: ZIPファイルの基本となる圧縮アーカイブ形式の総称。複数ファイルを1つの圧縮ファイルにまとめ、配布や保存を簡単にします。
ZIP64形式: ZIP形式の64ビット拡張仕様。ファイルサイズやオフセットを64ビットで扱えるようにし、4GBを超える大容量ファイルや長いファイル名をサポートします。
ZIP仕様: ZIPファイルの公式な仕様。PKWAREが公開する規格・ルールの集合体で、互換性を保つための基準です。
PKZIP/PKWARE: ZIP仕様を開発・公開した企業・団体（PKWARE社）。ZIPの元祖的存在で、規格の信頼性を支える開発元です。
ZIPファイル: 実際の拡張子が .zip の圧縮アーカイブファイル。複数ファイルを1つにまとめ、圧縮して格納します。
ZIP64対応: ZIPファイルで、巨大ファイルや長いディレクトリを扱えるようZIP64仕様を有効にすること。
64ビット: データの長さや位置を64ビットで表現する方式。ZIP64はこの特性を活用しています。
64ビットオフセット: ZIP内のファイルの位置を示す参照値が64ビットで表現される仕組み。大容量アーカイブで重要です。
ファイルサイズ制限: 従来の4GB制限を超えるファイルを扱えるようにする、ZIP64の目的のひとつです。
4GB制限: 従来のZIPが抱えていた単一ファイルのサイズ上限。ZIP64で解消されます。
4GB以上のサイズ: 4GBを超える大容量ファイルにもZIPで被せることができる状態。
EOCD: End of Central Directoryの略。中央ディレクトリの終端を示すレコードで、ZIPの終端情報を保持します。
EOCD64: ZIP64対応のEnd of Central Directoryレコード。大容量アーカイブで使用されます。
中央ディレクトリ: ZIPファイル内の全ファイル情報を一覧化する領域。ファイル名・サイズ・修正日などのメタ情報を保管します。
ローカルファイルヘッダ: 個々のファイルデータの前に付くヘッダ情報。圧縮方法やファイル名などが含まれます。
中央ディレクトリヘッダ: 中央ディレクトリ内の各ファイルのメタ情報を記述するヘッダ。検索・抽出時の参照に使われます。
Deflate: ZIPで最も一般的に使われる圧縮アルゴリズム。データを効率的に圧縮して容量を削減します。
AES暗号化: AESを用いた強力な暗号化方式。ZIPファイル内データのセキュリティを高めるオプションのひとつです。
ZIP暗号化: 古くから使われてきたZIP独自の暗号化（ZIP Crypto）。現代の用途ではAES encryptionが推奨されることが多いです。
圧縮率: データをどれだけ小さくできたかを示す指標。Deflate等のアルゴリズムによって変わります。
大容量アーカイブ: 多くのファイルや大きなデータを1つのZIPにまとめること。ZIP64対応でより実現しやすくなります。
分割アーカイブ: 大容量ファイルを複数の小さなZIPファイル（例: .zip, .z01, .z02 など）に分けて保存すること。
WinZip: Windows環境で広く使われる代表的なZIP圧縮・解凍ソフト。ZIP64にも対応しています。
7-Zip: 高い圧縮率で知られるオープンソースのアーカイブツール。ZIP64を含む複数形式に対応。
展開/解凍: ZIPファイルの中身を元のファイルやフォルダへ復元する作業。
アーカイブ作成: 複数ファイルを1つのZIPにまとめる作業全般。ZIP64は大容量時に有効です。

zip64の関連用語

従来のZIP形式(4GB・65535エントリ制限): ZIPの従来仕様。単一ファイルは最大4GB、アーカイブ全体のファイル数も65,535エントリまでという制限があり、大容量には不向きです。
ZIP64: ZIPの拡張仕様。サイズとオフセットを64ビットで扱えるようにし、大容量ファイルや多数ファイルのアーカイブ作成を可能にしました。
ZIP64 End of Central Directory Record: ZIP64で追加された中央ディレクトリの終端情報を格納するレコード。従来のEOCDを補完・置換する役割を持ちます。
ZIP64 End of Central Directory Locator: ZIP64 EOCDの位置を示すレコード。EOCD64の存在を示す導入情報として機能します。
End of Central Directory(EOCD): 従来のZIPで使われる中央ディレクトリの終端レコード。エントリ数や中央ディレクトリの開始オフセットを格納します。
中央ディレクトリ(Central Directory): ZIP内のファイル情報を集約した領域。各ファイルのヘッダ情報とデータの場所が記録されています。
中央ディレクトリファイルヘッダ(CDFH): 各ファイルの情報を記録するヘッダ。ファイル名・サイズ・圧縮方法などのメタ情報を含みます。
ローカルファイルヘッダ(LFH): 各ファイルデータの前に置かれるヘッダ。ファイル名・圧縮方式・元サイズなどが含まれます。
LFHのオフセット: ローカルヘッダの開始位置を示す情報。従来は32ビットですが、ZIP64では64ビット対応が必要になる場合があります。
64ビットサイズフィールド: 非圧縮サイズおよび圧縮サイズを64ビットで表現できるフィールドです。
4GiB制限: 従来のZIPでのファイルサイズ上限。ZIP64を使うとこの制限を超えられます。
65535エントリ制限: 従来のZIPでのファイル数上限。ZIP64で拡張されます。
Deflate(圧縮方式): ZIPで最も一般的な圧縮方法。ZIP64でも使用可能です。
PKWARE: ZIP形式を策定・管理した企業。PKZIPの開発元です。
Info-ZIP: ZIP形式のオープン実装のひとつ。互換性の歴史を支えています。
大容量アーカイブ対応: ZIP64導入により、大容量ファイル・多数ファイルのアーカイブ作成が可能になることを指します。
対応ツール例: 7-Zip, WinZip, WinRAR, The Unarchiver など、ZIP64に対応した解凍・作成ツールがあります。