genderfluid（ジェンダーフルイド）とは？初心者に優しい解説ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

genderfluidとは？

genderfluid とは、性別の感じ方が時とともに変わる人を指す言葉です。日常生活では「今日は女性として感じる」「今日は男性として感じる」「今日はどちらとも言えないと感じる」といった風に、気分や状況によって性の感じ方が揺れ動くことがあります。この揺れ方は個人ごとに違い、同じ人でも日や場所によって変わることもあります。重要なのは、本人が自分の性をどう感じ、どう呼ばれたいかが一番の目安であることです。

genderfluid は社会や文化の中で多様な性の在り方を認める一つの考え方です。性自認の話であり、性的指向とは別のものです。性自認が genderfluid だと感じる人は、名前の呼び方や代名詞を自分の感じ方に合わせて使ってほしいと考えます。例えば彼女や彼といった固定の呼称にこだわらず、本人が望む呼称を使うことが大切です。

用語の基本

<th>性表現

性自認	自分が感じる自分の性のあり方のこと
外見や服装などで示す性の表現のこと
genderfluid	性自認が一定ではなく、時に変化する状態を指す語
代名詞	本人が選ぶ呼称のことその人によって異なります

日常のヒントと尊重のポイント

日常生活で気をつけたいのは、本人の自己申告を最も尊重することです。名前や呼び方、使う代名詞は本人が決めます。質問するときは丁寧に尋ね、変えたい場合には柔軟に対応します。間違えても責めずに訂正を受け入れる姿勢が大切です。

学校や職場などの場では、誰もが自分らしくいられる環境づくりが大切です。性自認は内面的なものであり、第三者が決めたり決定づけたりするべきではありません。互いに敬意を持って接することが、安心して過ごせる場を作ります。

よくある誤解とその対応

誤解1 genderfluid は不安定な性別を指すのではなく変化を受け入れる自認のあり方です。
誤解2 性的指向とは別問題です。恋愛の対象はまた別の話になります。

まとめ

genderfluid という言葉はすべての人が自分らしく生きられる社会を考えるヒントになります。重要なのは自分がどう呼んでほしいかを尊重することと自己申告を大切にすることです。学ぶ姿勢をもち、偏見を減らしていくことが、より居心地の良い社会づくりにつながります。

genderfluidの同意語

non-binary: 男性と女性のいずれにも完全には当てはまらない性自認。性別の枠組みにとらわれない、あるいはその枠組みの外側として自分を感じる人が多い。
genderqueer: 性別のカテゴリーにとらわれず、自由に自認・表現することを選ぶ人を指す言葉。流動性を含むことがある。
gender-nonconforming: 伝統的な男性・女性の規範に沿わない自認・表現。必ずしも性別が流動するとは限らないが、多様性を認める文脈で使われることが多い。
pangender: 複数の性を同時に感じる、あるいは多くの性を包含する自認。
bigender: 少なくとも2つ以上の性を感じる自認で、状況や時間で感じ方が変わることもある。
demigender: 特定の性を半分程度感じ、他の要素と組み合わさる自認。個人差が大きい。
demigirl: 半分は女性として感じ、もう半分は他の性を感じる自認。女性性が部分的に強いタイプの demigender の一形態。
demiboy: 半分は男性として感じ、もう半分は他の性を感じる自認。男性性が部分的に強いタイプの demigender の一形態。
agender: 性別を持たない、あるいは自分を性別の枠組みの外と感じる自認。
two-spirit: 先住民族の文化圏で用いられる、男性・女性以外の性別表現を含む多様な性の概念。使い方には文化的敬意が必要。

genderfluidの対義語・反対語

cisgender: 生物学的性別と同じ性自認を持つ人のこと。出生時に割り当てられた性別と、性自認が一致している状態を指す。
性別二元論: 性別は男性と女性の二つだけで、その他の性自認を認めない考え方。ジェンダーの流動性を否定する枠組み。
固定された性自認: 性自認が長期間にわたり変化せず、一つの性をずっと自認する状態。
ジェンダー固定観念: 男女それぞれに求められる振る舞いや外見など、性別に関する固定的な期待を指す考え方。
ジェンダー必然論: 性別は生まれつき決まり、変わり得ないとする考え方。性自認と分布を生物学的要因だけで説明しがち。
性別の生物学決定論: 性別は生物学的特徴だけで決まり、社会的・文化的要因で変わらないとする見解。

genderfluidの共起語

LGBTQ+: 性的指向とジェンダーの多様性を含む広範なコミュニティの総称。レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなどを含む場合が多い。
Nonbinary: 性別を男性・女性の二元には当てはまらないと感じる自己認識。
GenderQueer: ジェンダーの境界を超える自己認識や表現を選ぶ人のことを指す言葉。
Transgender: 出生時に割り当てられた性別と自己の性自認が異なる人。
Cisgender: 出生時に割り当てられた性別と自己の性自認が一致する人。
Pronouns: 自分を指す代名詞のこと。例: they/them、he/him、she/herなど。
TheyThem: they/them の代名詞。性別を特定したくない/非二元の人が使うことが多い。
HeHim: he/him の代名詞。男性を指す時に用いられる。
SheHer: she/her の代名詞。女性を指す時に用いられる。
GenderIdentity: 自分が感じる内面的な性別のあり方。
GenderExpression: 外見・話し方・名前・服装など、他者へ伝える性別の表現。
Ally: LGBTQ+の人々を支援・尊重する立場の人。
Inclusivity: 誰も排除せず、さまざまな背景の人を受け入れる考え方と実践。
Rights: ジェンダー・性の多様性を尊重するための法的・社会的権利のこと。
Discrimination: 性やジェンダーを理由に不当な扱いを受けること。
Acceptance: 多様な性とジェンダーを理解し、受け入れること。
Visibility: 社会やメディアでの認知・可視性が高まること。
Support: 家族や友人、団体などからの理解と助け。
ComingOut: 自分の性自認や性的指向を周囲に公表すること。
MentalHealth: 心理的な健康とウェルビーイング。
Fluidity: ジェンダーが固定されず、変化する可能性を指す概念。
Spectrum: ジェンダーのあり方が連続的・多様な範囲にわたるという考え方。
Binary: 男女二元の考え方。
GenderBinary: 男女を2つに分ける伝統的な考え方。
BathroomPolicy: トイレの利用を性別表記で制限する制度や規定のこと。
LanguageInclusivity: 言葉遣いで誰も排除せず、ジェンダー配慮を重視すること。
Respect: 他者の経験や自己表現を尊重する態度。
Validation: 自分の経験や感情を認め、受け止めること。
Identity: 自己の内的な存在意義・アイデンティティ。
Expression: 性別を表す外見や言動の表現全般。
Queer: 性的指向・ジェンダーの多様性を広く示す言葉。
RightsProtection: ジェンダー・性の多様性を守る権利の保護。
VisibilityInMedia: メディアでのジェンダーの表現と可視性の向上。
SupportNetworks: サポートしてくれる仲間・組織のネットワーク。

genderfluidの関連用語

genderfluid: 性自認が時間や状況に応じて変化する傾向がある。日によって男性・女性・それ以外の性を感じることがある。
nonbinary: 男性・女性の二元に収まらない、またはそれ以外の性を自認する人の総称（ umbrella term）。
genderqueer: 伝統的な二元的性別の枠組みを超える自認・表現を指すことが多い。個人によって意味合いは異なる。
bigender: 二つの性（例: 男性と女性）を同時に、または時折切り替えながら感じる自認。
demiboy: 自分の性自認の一部に男性的要素を感じるが、完全な男性性ではない自認。
demigirl: 自分の性自認の一部に女性的要素を感じるが、完全な女性性ではない自認。
agender: 性別を持たない、あるいは性別を感じない自認。
pangender: 多くの性別を含む、あるいはほぼ全ての性別を自認する自認のタイプ。
trigender: 三つの性を組み合わせて自認する、または三つの性を時とともに感じる。
multigender: 複数の性を同時に自認する傾向。
polygender: 複数の性を重ねて自認するスタイル。
androgynous: 外見や表現が中性的・男女の要素を混ぜたもの。性自認と一致するとは限らない。
androgyne: 男女の要素を混在させる中性的なアイデンティティ。
genderflux: 性自認の強さや頻度が時間とともに変動することを特徴とする概念。
third gender: 生物学的性別二元以外の第三の性を法制度や文化で認める概念。
two-spirit: 北米先住民文化に根差す多様な性・性役割の概念。文化的背景を尊重して使うべき用語。
intersex: 生物学的性が男性/女性の二元に完全には収まらない状態。性自認とは別の身体的特徴を指すことが多い。
cisgender: 出生時の性別と現在の性自認が一致する人。
transgender: 出生時の性別と異なる性自認を持つ人。
gender nonconforming: 性自認や性表現が社会の典型的な性別役割に沿っていないこと。
neopronouns: 新しく作られた代名詞。例: ze/hir、xe/xem、they/them 以外の自分専用 pronouns を使う人がいる。
pronouns: 自分を指す代名詞。例: they/them、he/him、she/her、または個人が選ぶネオ代名詞。
questioning: 自分の性自認を模索している段階の状態。
gender identity: 自分が感じる性の内的な自認。生物学的性別とは必ずしも同じとは限らない。
gender expression: 服装・髪型・振る舞いなど、外見や行動で表現する性の表現方法。
gender spectrum: 性のスペクトラム。二元だけでなく多様な性が連続的に存在するという考え方。
AMAB: Assigned Male At Birthの略。出生時に男性として割り当てられた人。
AFAB: Assigned Female At Birthの略。出生時に女性として割り当てられた人。