

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
erc1155とは何か
erc1155は Ethereum のスマートコントラクト上で動くマルチトークン規格です。正式名称は ERC-1155 であり、1つのコントラクトで複数の種類のトークンを同時に管理できます。これにより fungible なトークンと non fungible なトークンを混在させることが可能になります。ゲームのアイテムやデジタルコレクションの場面で活用され、従来の ERC20 や ERC721 よりも柔軟で効率的な運用ができます。
基本的な考え方は「1つの箱(コントラクト)で複数の箱を管理する」イメージです。たとえばゲーム内のコインは fungible、あるアイテムの個別の剣は non fungible といった具合に、同じコントラクト内で異なるトークンタイプを同時に扱えます。
主な特徴
1つのコントラクトで複数のトークンを管理。ERC1155 では token id と呼ばれる番号を使って、同じコントラクト内の複数のトークンを区別します。
バッチ転送が可能。複数のトークンを同時に送ることができ、取引の回数を減らしてガス代を抑えることができます。
ガスの効率化と柔軟性。単純な転送だけでなく、複数トークンの同時操作が可能なので、大規模なアイテム群を扱うアプリに向いています。
ERC1155と他の規格との違い
一般的な規格には ERC20( fungible のトークン)と ERC721(非代替性トークン)があります。ERC1155 はこの両方を同時に扱える「マルチトークン規格」です。
| 項目 | ERC1155 | ERC20/ERC721 |
|---|---|---|
| 管理するトークンの数 | 1つのコントラクトで複数タイプ | 通常は1つのコントラクト=1タイプ |
| 転送ののり方 | バッチ転送が前提 | 個別転送が基本 |
| データ構造 | token id と balances 配列で管理 | コントラクトごとに token 設計 |
仕組みのポイントとしては balanceOf という関数で特定のトークン id の保有量を確認し、safeTransferFrom や safeBatchTransferFrom で転送します。これらの操作には「承認(setApprovalForAll)」機能を使い、他の人に代わって転送を許可することができます。
実務的な使い方のイメージとしては、オンラインゲームのアイテム配布、デジタルアートのシリーズ、イベントのチケットの管理などが挙げられます。例えば1つのゲームで「コイン」「武器」「衣装」など複数種類のアイテムを同じコントラクトで扱い、それぞれのアイテムに固有の ID を割り当てるといった運用が可能です。
初心者が始める際のポイントは、まず ERC1155 の公式仕様や信頼できる解説を読み、簡単なデモを動かしてみることです。開発環境としては Solidity の基礎、スマートコントラクトのセキュリティ、そしてテストネットの使い方を学ぶと良いでしょう。実際のコントラクト開発では、セキュリティの基本、URI の設定とメタデータの取り扱い、エラー処理と検証を丁寧に行うことが重要です。
この解説を読んだ後は、ERC1155 に関する公式のドキュメントやチュートリアルに挑戦してみてください。最初は小さな例題から始め、徐々にアイテムの追加やバッチ転送の実装へとステップアップすると理解が深まります。
erc1155の同意語
- ERC-1155
- イーサリアムの正式なトークン規格名。1つのコントラクトで複数のトークン種別(代替可能トークンと非代替可能トークン)を同時に管理・発行できるマルチトークン規格。
- ERC1155
- ERC-1155 の別表記。ダッシュなしの表記で同じ規格を指します。
- ERC 1155
- ERC-1155 のスペース表記。英語表記のバリエーションのひとつで同じ規格を指します。
- マルチトークン標準
- 1つのコントラクトで複数のトークン種別を同時に扱える規格。FTとNFTを混在させて発行・管理できます。
- マルチトークン規格
- 複数のトークンを1つのコントラクトで管理できる規格の総称。ERC-1155 がこの特徴を持っています。
- 複数トークン標準
- 複数のトークンタイプを1つのコントラクトで扱えることを指す説明的な言い換え。
- 1コントラクト多トークン
- 1つのコントラクトで多数のトークン種別を提供・管理することを示す表現。
erc1155の対義語・反対語
- 単一トークン標準
- 1つのトークン種別だけを扱う設計。ERC-1155 は複数トークンを1つのコントラクトで共存させられるのに対し、単一トークン標準は1種類のトークンのみを対象とします。
- ERC-20(可換トークンのみ)
- 可換トークン(fungible token)の標準。トークンIDに依存せず、同じ価値を持つトークンを大量に扱う設計で、複数のトークン種別を1つのコントラクトで混在させるERC-1155とは異なります。
- ERC-721(NFT専用標準)
- 非代替性トークン(NFT)専用の標準。各トークンは固有のIDで表現され、主に個別アイテムを管理します。複数トークンを1つのコントラクトで混在させる柔軟性はERC-1155ほど高くないという点で対極的な設計思想です。
- 1コントラクトで1種の資産のみを扱う契約
- 1つのコントラクトが1つのトークン種別だけを扱う設計。ERC-1155 のように複数種を同時に扱う能力がない反面、管理の単純さやセキュリティ面で利点が生まれます。
- トークンID不要設計
- トークン識別子(ID)を使わない設計で、ERC-20 のように同一価値のトークンを大量に扱うモデルに近いイメージです。
erc1155の共起語
- ERC-1155
- Ethereumのマルチトークン規格。1つのコントラクトで複数のトークンIDを同時に扱え、ファンジブルと非代替性トークンを同一コントラクトで管理できる。
- EIP-1155
- ERC-1155の正式名称。Ethereum Improvement Proposal の番号付き仕様。
- マルチトークン規格
- 一つのコントラクトで複数の種類のトークンを扱える規格の総称。ERC-1155はその実装例。
- ファンジブルトークン
- 同じ価値を持つトークン同士が交換可能なトークン。ERC-1155ではIDごとにファンジブルを設定可能。
- 非代替性トークン
- 個体識別可能で価値が一意に分かるトークン。ERC-1155でも特定IDをNFT風に使える。
- ファンジブル/非代替混在
- 同一コントラクト内の複数トークンIDが混在して管理できる特徴。
- ERC-20
- 代替性トークンの代表的規格(別の標準)。
- ERC-721
- 非代替性トークンの代表的規格(別の標準)で、ERC-1155と比較されることが多い。
- スマートコントラクト
- 自動で実行されるプログラム。ERC-1155の核となるコード。
- Solidity
- Ethereum上でスマートコントラクトを記述する主要なプログラミング言語。
- Web3
- ブロックチェーンと連携するWebアプリの総称。ERC-1155を操作する際に使われる。
- OpenZeppelin
- 信頼性の高いコントラクト実装を提供するライブラリ。ERC1155の実装も含む。
- ミント
- 新しいトークンを発行する操作。
- バーン
- トークンを燃やして供給を減らす操作。
- バッチ転送
- 複数のトークンIDを一括で転送する機能。ERC-1155の特徴の一つ。
- 一括転送
- 同時に複数のトークンの転送を行うこと。
- balanceOf
- 特定のアドレスが所有する特定IDのトークン量を取得する関数。
- balanceOfBatch
- 複数ID・複数アドレスの残高を一括取得する関数。
- safeTransferFrom
- 安全に単一のトークンIDを転送する関数。
- safeBatchTransferFrom
- 安全に複数IDを一括転送する関数。
- setApprovalForAll
- あるアカウントに対して別のアカウントの転送を許可する設定。
- isApprovedForAll
- あるアカウントが全アセットの転送を許可されているかを確認する機能。
- TransferSingle
- 単一トークンIDの転送イベント。
- TransferBatch
- 複数トークンIDの転送イベント。
- ApprovalForAll
- 全アセットの転送許可を表すイベント。
- uri
- 各トークンIDのメタデータURIを返す関数。メタデータはIPFS等に格納されることが多い。
- メタデータ
- トークンの詳細情報( name, description, image など)の情報セット。
- メタデータURI
- メタデータの場所を指すURI。IPFSやHTTP(S)が使われる。
- IPFS
- 分散型ファイルシステム。多くのNFT/トークンのメタデータ保存先として利用される。
- Arweave
- 不変のデータ保管を提供する分散ストレージ。
- データストレージ
- メタデータを保存する場所の総称。
- URIテンプレート
- uri関数が返すURIの雛形。tokenIdごとにデータを取得する仕組み。
- トークンID
- それぞれのトークンを識別する識別子(ID)。
- トークンURI
- ERC-1155固有の用語として使われる場合がある、URIの総称。
- マーケットプレイス
- トークンを売買する場。ERC-1155対応のものが増加。
- OpenSea
- 最大級のNFTマーケットプレイス。ERC-1155対応。
- Rarible
- NFTマーケットプレイス。ERC-1155をサポート。
- LooksRare
- NFTマーケットプレイス。ERC-1155対応。
- MetaMask
- ブロックチェーンとやり取りするための主要なウォレット。ERC-1155の操作にも使われる。
- ガス費用
- トランザクション実行時に必要な手数料。
- ガス代節約
- ERC-1155のバッチ転送等により、同等の複数操作よりガスを節約できることがある。
- 互換性
- 他の標準(ERC-20/721)との相互運用性・インターフェース準拠性。
- 監査
- セキュリティと信頼性を担保するためのコード監査。
- セキュリティ
- 潜在的な脆弱性を排除するための対策。
- 供給量
- コントラクトが発行する特定IDの総供給量。
- トークンID一覧
- コントラクト内で管理される全IDの集合。
- トークン仕様
- トークンの動作仕様や制約の説明。
- バージョン管理
- Solidityやライブラリのバージョン管理。
erc1155の関連用語
- ERC-1155
- イーサリアムのマルチトークン標準。1つのコントラクトで複数のトークンIDを管理し、同じ契約内で可換トークンと非可換トークンを混在させられます。
- IERC1155
- ERC-1155の基本インターフェース。balanceOf、balanceOfBatch、safeTransferFrom などを定義します。
- IERC1155MetadataURI
- メタデータURIを提供する拡張インターフェース。トークンID毎のメタデータ URI を参照します。
- IERC1155Receiver
- 送信先コントラクトが安全転送を受け取れるようにする受信者インターフェース。onERC1155Received/onERC1155BatchReceivedを実装します。
- IERC165
- インターフェース検出の標準。コントラクトがどの規格に準拠するかを判定します。
- balanceOf
- 特定アドレスが特定IDの保有量を返す関数。呼び出すだけで数量を取得できます。
- balanceOfBatch
- 複数IDの残高を一括で取得する関数。効率的なデータ取得に有用です。
- setApprovalForAll
- 自分の全トークンを特定オペレータに管理させる許可を設定します。
- isApprovedForAll
- あるアドレスが別のアドレスの全トークンを管理する承認を受けているかを判定します。
- safeTransferFrom
- 単一ID・数量の安全な転送。受取側がERC1155Receiverを実装しているか検証されます。
- safeBatchTransferFrom
- 複数ID・数量を一度に安全転送する関数です。
- TransferSingle
- 単一トークン転送を通知するイベントです。
- TransferBatch
- 複数トークン転送を通知するイベントです。
- URI
- 各トークンIDのメタデータURIを提供する関数です。URIには {id} が使われることが多いです。
- トークンID
- ERC-1155でトークンを識別する識別子。通常はuint256で表現します。
- メタデータURI
- トークンの名前・説明・画像などを指す外部リソースのURLです。
- {id}プレースホルダ
- URI文字列内の{ id }は実際のトークンIDに置換されるのが一般的です。
- ガス効率
- バッチ転送により複数トークンを一括処理でき、ガスコストを抑えやすくなります。
- マルチトークン
- 1つのコントラクトで複数のトークンIDを同時に扱える特徴を表します。
- 半可換トークン
- 同じID内で数量が等価、IDが異なるトークンは別物として扱われる性質を指します。
- 可換トークン
- 同じ価値が代替可能なトークンの総称。ERC-20はこの典型例です。
- 非可換トークン
- 各トークンIDがユニークな価値を持つNFT的なトークンのことです。
- ゲームアイテム用途
- ゲーム内アイテムやデジタル資産の管理に適用され、半可換性を活かせます。
- メタデータ
- トークンの名前・説明・画像などの属性情報を指します。
- OpenZeppelin ERC1155
- 信頼性の高い実装ライブラリ。ERC-1155準拠のコントラクトを手早く作れます。
- マーケットプレイスサポート
- OpenSeaやRaribleなどの主要マーケットがERC-1155をサポートします。
- mint
- 新しいトークンIDへ供給する機能は実装次第。標準自体には必須機能として定義されていません。
- burn
- トークンを消費・破棄する機能は実装次第。標準自体には必須機能として定義されていません。
- URIプレースホルダ{ id }
- URI文字列内の{ id }を実際のIDに置換して取得します。
- ユースケース柔軟性
- ゲーム以外にもデジタル資産、コレクティブル、メタバース資産など幅広い用途に適用可能です。
- ガスコスト最適化
- 複数のtokenを同時に扱えるため、個別転送に比べてガスを節約しやすい設計です。
erc1155のおすすめ参考サイト
- ERC1155とは?特徴やERC20・ERC721との違いを徹底解説!
- ERC1155とは?特徴やERC20・ERC721との違いを徹底解説!
- NFTとは?NFT詐欺の危険性や対策をご紹介 - カスペルスキー
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