

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
pbmc とは?初心者向け基礎解説
pbmcは「Peripheral Blood Mononuclear Cells」の略で、日本語では「末梢血単核球細胞」と呼ばれます。血液の中にある免疫細胞の総称で、リンパ球と単球の2つの大きなグループを含みます。赤血球や血小板は別の細胞ですが、pbmcには含まれません。
pbmcに含まれる代表的な細胞には、T細胞、B細胞、自然免疫のNK細胞、そして単球があります。これらの細胞は病気と戦う役割を持っており、体の免疫を作る「現場のチーム」です。
pbmcは血液サンプルから取り出して研究に使用します。実験室での分離方法として一般的なのは「密度勾配遠心法」と呼ばれる方法です。Ficoll-Paqueと呼ばれる試薬を使って血液中の赤血球や他の細胞を沈め、pbmcだけを取り出します。これにより、研究者は細胞を清潔な状態で扱うことができます。
pbmcの役割と使われ方
pbmcは体の防御を担う免疫細胞の集まりです。病気のしくみを理解したり、新しい薬やワクチンの効果を評価したりする際に欠かせません。研究者はpbmcを使って、どの細胞がどのような反応を示すかを調べます。
代表的な実験には、フローサイトメトリーで細胞の種類を数えたり、ELISPOTで特定の免疫反応を測定したり、RNA解析で遺伝子の働きを見るなどがあります。これらの検査を組み合わせることで、病気の治癖や治療の可能性をより詳しく知ることができます。
実生活でのイメージと注意点
pbmcは日常生活で直接目にするものではありません。ワクチンの開発や病気の治療法を決める研究の現場で活躍します。研究には高い安全管理と倫理的配慮が必要で、家庭での取り扱いは不可です。
pbmcの取り扱いに関するポイントとして、生きている細胞なので温度管理や培養条件が重要であること、長時間室温に置くと細胞が死んでしまうことを理解しておくと良いでしょう。保存方法としては-80℃付近の保存か液体窒素で長期保存することが一般的です。
定義と主要ポイントのまとめ
| 定義 | 末梢血中の単核球細胞の集まり。免疫系の重要な細胞群。 |
|---|---|
| 含まれる細胞 | リンパ球(T細胞・B細胞・NK細胞)と単球。 |
| 分離方法 | 密度勾配遠心法による分離が一般的。 |
| 主な用途 | 免疫研究、病気のメカニズム解明、薬やワクチンの評価。 |
| 代表的な検査 | フローサイトメトリー、ELISPOT、RNA解析など。 |
このように、pbmcは免疫系の研究でとても重要な材料です。理解を深めるには、細胞の種類ごとの役割を学ぶと良いでしょう。
pbmcの同意語
- PBMC
- 末梢血単核球の略称。末梢血由来の単核球(リンパ球と単球)を含む免疫細胞の集まり。研究・検査で広く使われる用語。
- PBMCs
- PBMCの複数形。末梢血由来の単核球の集合体を指します。免疫学・分子生物学の実験で頻繁に用いられる表現。
- Peripheral blood mononuclear cell
- PBMCの英語表記の単数形。末梢血由来の単核球細胞を指す正式な用語。
- Peripheral blood mononuclear cells
- PBMCsの英語表記の複数形。末梢血由来の単核球細胞の集合体。リンパ球と単球を含む免疫細胞群を指す一般的な表現。
- 末梢血単核球
- PBMCを日本語で表現した一般的名称。末梢血由来の単核球を指す言い方。
- 末梢血単核細胞
- PBMCを日本語表現に置き換えた表現。単核球を含む細胞の集合を指す用語。
- 末梢血モノ核細胞
- mononuclear をカタカナ表記した別表現。専門的には理解されますが日常的にはあまり使われません。
- Mononuclear cells of peripheral blood
- 末梢血に含まれる単核球細胞の英語表現。学術文献ではこの表現も使用されます。
pbmcの対義語・反対語
- 赤血球
- PBMCは末梢血中の核を持つ免疫細胞(リンパ球・単球などの集団)ですが、赤血球は核を持たず、酸素の運搬を担う血球です。役割も機能も異なります。
- 血小板
- 血液の凝固に関与する核のない小さな血球片。PBMCの免疫機能とは異なる成分です。
- 顆粒球(多核白血球)
- PBMCは単核の白血球が中心ですが、顆粒球は核が複数に分かれており、炎症反応をすばやく起こす役割を持つ血球群です。
- 好中球
- 顆粒球の代表例で、細菌と戦う最前線の免疫細胞。PBMCとは核形態・機能が異なる対比の血球です。
- 好酸球
- 寄生虫対策やアレルギー反応を担う顆粒球。PBMCとは異なる機能を持つ血球です。
- 好塩基球
- 炎症・アレルギー反応で働く顆粒球。PBMCと異なるタイプの免疫細胞です。
pbmcの共起語
- 血液
- PBMCを含む血液の成分で、白血球を中心とする血液の一部。末梢血サンプルとして採取される。
- 白血球
- 免疫細胞の総称で、PBMCを構成する主な細胞群。
- 免疫細胞
- 体を守る働きをする細胞の総称。PBMCはこの免疫細胞の集合体。
- リンパ球
- T細胞・B細胞・NK細胞など、PBMCの主要な成分となる細胞群。
- 単核球
- PBMCの一部を占める細胞群で、モノサイトを含む。
- 単球
- モノサイトの総称。PBMCの構成要素の一つ。
- T細胞
- 免疫の司令塔となる細胞。PBMC内に多く含まれる。
- B細胞
- 抗体を作る細胞。PBMCに含まれる主要なリンパ球の一つ。
- NK細胞
- 自然免疫の細胞で、PBMCにも含まれる。
- CD4抗原
- ヘルプT細胞を識別する表面マーカー。PBMC解析で重宝する。
- CD8抗原
- 細胞傷害性T細胞を識別する表面マーカー。PBMCの検査で使われる。
- CD14
- 単核球・マクロファージの主な表面マーカー。PBMC分画で重要。
- CD19
- B細胞の表面マーカー。PBMC解析で頻繁に用いられる。
- CD56
- NK細胞の表面マーカー。PBMCの表現型解析で利用される。
- 流れ細胞計測
- Flow cytometryの和訳。PBMCの表面マーカーを測定・分析する方法。
- フローサイトメトリー
- 流れ細胞計測の日本語表記。PBMCの解析で広く使われる手法。
- 抗体パネル
- PBMC表面マーカーを同時に検出する抗体の組み合わせ。
- 表面マーカー
- 細胞表面に現れる分子。PBMCの同定・分類に用いられる。
- 密度勾配遠心法
- PBMCを分離する代表的な方法。血漿中の他成分と分離する手法。
- Ficoll-Paque
- PBMC分離に用いられる密度勾配試薬。一般的な試薬名。
- PBMC分離
- 血液からPBMCを取り出す作業全般を指す言葉。
- 培養
- PBMCを培養して機能や生存を評価する作業。
- 培養条件
- PBMCの培養に使う培地・温度・添加物などの条件。
- RPMI 1640
- PBMC培養でよく使われる標準培地の一つ。
- FBS
- 胎牛血清。PBMC培養の一般的な添加物。
- RNA-seq
- PBMCの全転写物を解析するシーケンシング手法。
- scRNA-seq
- PBMCの単一細胞レベルで転写物を解析する高度な手法。
- ライブラリ調製
- RNAをシーケンス用のライブラリへ変換する前処理工程。
- cDNA
- RNAを一本鎖から二本鎖のDNAへ写す中間体。ライブラリ作成で使われる。
- データ解析
- 得られたデータを整理・解釈する一連の作業。
- バイオインフォマティクス
- 生物データを計算機で解析する学問・技術領域。
- DEG
- Differentially expressed genesの略。PBMCデータの比較で用いられる指標。
- ゲーティング
- フローサイトメトリーのデータを区画して解析する作業。
- PBS
- リン酸緩衝生理食塩水。洗浄などPBMC実験で頻繁に使われる溶液。
- 凍結保存
- PBMCを長期保存するための凍結プロセス。
- -80°C
- 凍結保存の典型的な温度。
- 臨床研究
- PBMCを用いた臨床的評価・検証を目的とする研究。
- 免疫研究
- PBMCを用いて免疫機構を解明する研究分野。
- がん免疫療法
- PBMCを活用した免疫療法の研究領域の一部。
- ワクチン研究
- PBMCを介した免疫応答の評価を含む研究領域。
pbmcの関連用語
- PBMC
- 末梢血単核球の略称。血液中の核を持つ細胞のうち、主にリンパ球と単球をまとめて指す。免疫研究や遺伝子発現解析で広く使われる基礎サンプル。
- 末梢血単核球
- PBMCの正式名称の日本語表現。血液から取り出した成分のうち、核を持つリンパ球と単球を含む細胞群の総称。
- リンパ球
- PBMCを構成する主要な免疫細胞グループ。T細胞、B細胞、NK細胞などが含まれる。
- 単球
- 白血球の一種。マクロファージや樹状細胞の前駆細胞で、炎症応答や抗原提示に関与する。
- T細胞
- 細胞性免疫を担うリンパ球の一種。CD3を共通マーカーとすることが多く、T細胞サブセットが存在する。
- B細胞
- 抗体を産生するリンパ球。CD19などのマーカーで識別され、体液性免疫を担当する。
- NK細胞
- 自然免疫系の細胞。ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を直接攻撃する。
- 樹状細胞
- 抗原提示細胞の代表格。抗原を取り込み、T細胞へ情報を伝える重要な役割を担う。
- CDマーカー
- 細胞表面にある特定の分子。細胞種を識別する目印としてFlow cytometryなどで活用される。
- CD3
- T細胞の共通表面マーカー。T細胞の同定に用いられる。
- CD4
- ヘルプT細胞の代表的なマーカー。免疫応答の調整に重要な役割を果たす。
- CD8
- 細胞傷害性T細胞のマーカー。ウイルス感染細胞や腫瘍細胞の排除に関与する。
- CD14
- 単球の代表的なマーカー。単球を識別する際に使われる。
- CD19
- B細胞の代表的なマーカー。B細胞を特定する目印。
- CD56
- NK細胞の代表的なマーカー。NK細胞の同定に用いられることが多い。
- Ficoll法
- 密度勾配遠心法の一種で、Ficoll-Paqueなどの試薬を用いてPBMCを分離する標準手法。
- 密度勾配遠心法
- 血液成分を密度差で分離する一般的な方法。PBMC分離の基礎技術。
- PBS
- 生理的缓衝水。PBMCの洗浄・保持に使われる基本的なバッファ。
- 凍結保存
- PBMCサンプルを長期保存するため、低温(液体窒素など)で凍結する手法。
- 解凍
- 凍結保存したPBMCを再び使用できる状態へ戻すプロセス。細胞生存率を保つコツが必要。
- 流れ細胞計測(Flow cytometry)
- 細胞をレーザーで読み取り、複数の表面マーカーを同時に測定して細胞種を識別する技術。
- 遺伝子発現解析
- PBMC内の遺伝子がどれくらい発現しているかを調べる方法。RNA-seqが主流。
- 単細胞RNAシーケンス(scRNA-seq)
- PBMCの各細胞ごとに遺伝子発現を測定する最新技術。細胞の多様性を高解像度で解析可能。
- 免疫表現型解析
- 免疫細胞の表現型(どのマーカーが発現しているか)を解析すること。Flow cytometryやscRNA-seqで実施可能。
- PBMC分離
- 血液からPBMCを取り出す総称的な手技・プロセス。
- 抗凝固剤
- 血液を採取する際に凝固を防ぐ薬剤。EDTA、ヘパリン、ACDなどがあり、PBMC分離の条件に影響する。
- RNA品質(RIN)
- RNAの分解度を示す指標。RINが高いほど発現解析の信頼性が高まる。



















