z-wave・とは？初心者でもわかる基礎ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

z-wave とは？

z-wave は 低消費電力 の無線通信規格で、家庭内のスマートデバイスを相互に接続するために作られました。主な特徴は少ない干渉と良い通信距離、そして メッシュネットワーク による拡張性です。

規格の基本は「ハブ（コントローラ）とデバイス」が通信する形です。ハブが中心となり、照明やセンサー、ドアロック、温度計などのデバイスが同じネットワーク上で協力します。 電力を節約できるため、電池式デバイスでも長く使えます。

仕組みと特徴

z-wave は「メッシュネットワーク」と呼ばれる信号の中継を使います。1台のデバイスが届かなくても、近くの他デバイスが信号を拾って次のデバイスへと届けます。これにより、家の中で 障害物があっても安定した通信 が期待できます。

また、周波数帯が地域ごとに異なる点も特徴の一つです。日本を含む地域ごとに周波数が分かれているため、海外製のデバイスをそのまま日本で使うことは難しいことがあります。導入時には自分の地域で動作する製品かを確認しましょう。

Z-Wave Plus と Z-Wave Long Range

時とともに新しい規格が追加されました。 Z-Wave Plus は通信速度の向上や省電力機能の改善を特徴とします。さらに Z-Wave Long Range は通信範囲を拡大し、家庭だけでなく小規模な建物全体をカバーできるケースも増えています。

導入のポイントと手順

まずは ハブを選ぶ ことがスタートです。ハブはZ-Wave 対応機器をつなぐ「司令塔」で、スマートフォンから設定を行います。次に追加したいデバイスを選び、ハブのアプリで ペアリング します。ペアリングとは、デバイスとハブをお互いに信頼して情報を交換できる状態にすることです。最後に シーンや自動化ルール を作成します。例えば「玄関のドアが開いたらライトが自動で点灯する」など、生活の動きを便利にします。

セキュリティにも注意しましょう。通信は暗号化されることが多いですが、ハブのパスワード設定や最新のファームウェア更新を怠らないことが大切です。

データと互換性の観点

Z-Wave は 互換性の方針 が明確で、同じ規格のデバイス同士は概ね連携します。ただし「規格のバージョン」や「周波数帯」が違うと、一部の機能が使えない場合があります。購入時には「Z-Wave Plus 対応」や「Z-Wave Long Range 対応」などの表示を確認しましょう。

用語集と参考表

用語	意味
ハブ	Z-Wave デバイスをつなぐ中心装置。スマホで設定します。
デバイス	スイッチ、センサー、ドアロックなど、Z-Wave で通信する家電のこと。
メッシュネットワーク	デバイス同士が信号を中継し、広い範囲をカバーする仕組み。
ペアリング	ハブとデバイスを信頼関係で結びつける作業。
Z-Wave Plus	性能向上と省電力機能の強化を加えた規格の名称。

よくある質問

Q1 Z-Wave は日本で使える？ A 使えますが周波数帯の関係で日本仕様の機器を選ぶ必要があります。

Q2 室内の通信距離はどのくらい？ A 通常は数十メートル程度ですが、障害物や天井の構造で変わります。

z-waveの同意語

Z-Wave: 家庭用スマートホーム向けの無線通信規格の総称。最も一般的に使われる呼び方。
Z-Wave規格: 公式な規格・標準としてのZ-Wave。デバイス間の互換性を保証する枠組み。
Z-Waveプロトコル: Z-Waveが採用する通信ルール・仕様全般を指す表現。
Z-Wave無線規格: 低消費電力・低周波帯で動く無線通信規格としてのZ-Waveの別称。
Z-Wave Plus: Z-Waveの拡張仕様。通信性能や機能の向上を含む派生版。
Z-Wave 700シリーズ: Z-Waveの新世代チップ群（700シリーズ）を指す表現。性能向上を意味することが多い。
Z-Waveアライアンス: Z-Wave規格を推進・認証する公式組織。規格の普及を担当。
Z-Wave対応: デバイスやシステムがZ-Wave規格に対応していることを示す表現。
ゼットウェーブ: Z-Waveの読み方を示す表記。技術記事で読み方を説明する際に使われる。
Z-Waveネットワーク規格: Z-Waveを用いた家庭内デバイス間ネットワークの設計・運用に関する規格。
Z-Waveデバイス用通信規格: Z-Wave規格を用いたデバイス間の通信ルールを指す説明表現。
Z-Waveテクノロジー: Z-Waveとしての総合的な技術・技術要素を指す表現。

z-waveの対義語・反対語

有線通信: Z-Waveは無線で機器をつなぐ規格です。対して有線通信はケーブルを使ってデータをやり取りする方法で、線で結ぶため電波干渉がなく安定します。
有線接続: デバイス同士を物理的なケーブルで接続する方法です。Z-Waveの無線接続とは異なり、配線作業が必要になります。
ケーブル通信: 信号をケーブルで伝える通信方式。無線のZ-Waveと対比される概念です。
有線ネットワーク: LANケーブルなどを用いて機器をつなぐネットワーク形態。Z-Waveは自宅内の無線メッシュを用いる点が特徴です。
ローカル通信: 家庭内の機器同士で完結して通信を行う設計のこと。Z-Waveは通常ローカルの無線網として機能しますが、クラウド連携を使う場合もあります。
クラウド連携あり: スマートホームをクラウドサービスと連携させて利用する設計。Z-Wave自体はローカルな無線網として機能することが多い一方、クラウド連携によって外部からの操作が可能になる点を対比として挙げます。

z-waveの共起語

Z-Wave Plus: Z-Waveの拡張規格で、通信安定性・範囲・省電力性などを改善した世代。従来規格との後方互換性あり。
Z-Wave Long Range (LR): 長距離通信を実現する拡張規格。大規模住宅や建物内の利用を想定。
Z-Wave Certified: Z-Wave機器の認証マーク。相互運用性と品質を保証。
Z-Wave Alliance: Z-Wave技術を推進する業界団体。規格の管理・認証・エコシステムの運営を担当。
Mesh Network: ノード同士が中継して通信する網状ネットワーク。通信の信頼性と範囲を確保。
Controller / Hub / Gateway: Z-Wave機器を管理する中心デバイス。スマートホームのハブとして機能。
Node: Z-Waveネットワーク内の個々の機器を指す用語（センサー、スイッチ、ロックなど）。
Sensor: 温度・湿度・開閉・動作検知などを行うデバイス。
Switch / Dimmer: 照明のオン/オフや明るさを制御するデバイス。
Actuator: 機械的な動作を起こすデバイス。例としてロックの解錠・カーテンの開閉など。
Door Sensor: ドアの開閉を検知するセンサー。
Door Lock / Smart Lock: スマートロック。鍵の施錠・解錠を遠隔で操作。
Thermostat: 室温を自動で調整するデバイス。暖房・冷房と連携して動作。
Scene / Automation: 条件に応じて複数機器を同時に操作する設定・ルール。
Interoperability: 異なるメーカーのZ-Wave機器同士が連携して動作する互換性。
Sub-GHz Frequency: Z-Waveが使用する低周波数帯。地域ごとに868 MHz（EU）や約908 MHz（US）などがある。
AES-128: Z-Waveの通信を守る暗号化方式。高いセキュリティ機能を提供。
S2 Security: 新しい高セキュリティモード。強化された認証と暗号化を提供。
S0 Security: 旧来のZ-Waveセキュリティモード。古い機器との互換性のため残ることがある。
Battery Powered: 多くのZ-Wave機器が電池で動作する省電力デバイス。長寿命設計が特徴。
Home Assistant / OpenHAB / HomeKit / Alexa / Google Assistant: スマートホームプラットフォームとの統合。Z-Wave機器をこれらのアプリ・サービスで操作可能。
Zigbee: 別の無線規格。Z-Waveと比較されることが多い競合技術。

z-waveの関連用語

Z-Wave: 家電の自動化を実現するための低周波数の無線通信規格。住宅内のデバイスを1つのネットワークとして結び、制御・自動化を可能にします。
Z-Wave Plus: Z-Waveの機能強化版。デバイス間の応答性・範囲・省電力性が向上し、相互運用性も改善されています。
Z-Wave Long Range (Z-Wave LR): 長距離通信を可能にする拡張仕様。ゲートウェイと遠くのデバイスを安定して接続できます。
周波数帯: 地域ごとに使用する周波数が異なります。例として EUは868.42MHz、USは約908.42MHz など。地域設定が互換性に影響します。
コマンドクラス (Command Classes): デバイスが提供する機能を定義する通信の枠組み。例として Basic、Switch Binary、Switch Multilevel、Sensor Multilevel、Meter、Thermostat などがあります。
ノード (Node): Z-Waveネットワークに接続されたデバイス1つのこと。ノードには識別子が割り当てられます。
ノードID / Home ID: ノードIDは個々のデバイスを識別するID、Home IDはネットワーク全体を識別するIDです。
コントローラ (Controller) / ゲートウェイ (Gateway): ネットワークを管理・制御する中心デバイス。スマートホームのハブがこれに該当します。
ペアリング / Inclusion & Exclusion: 新しいデバイスをネットワークに追加する(Inclusion)と、デバイスを外す/削除する(Exclusion)操作のことです。
スマートスタート (Smart Start): デバイスのQRコードやシリアルで自動的にネットワークへ組み込む機能。手間を減らします。
セキュリティ (Security): 通信を保護する機能全般。S0とS2の2つのモードが主要です。
S2セキュリティ: 最新の強化された暗号化と認証を提供するセキュリティ方式。安全性が高いとされます。
S0セキュリティ: 古い世代のセキュリティ方式。後方互換性のために残されています。
ネットワークキー (Network Key): ネットワーク内の通信を保護する暗号化キー。S2の利用時に特に重要です。
最大ノード数: 1つのZ-Waveネットワークが接続できるデバイスの上限は約232台です。
互換性 / Backward Compatibility: 新旧世代のデバイス間でも共存・動作するよう設計されています。
デバイスクラス (Device Classes) / コマンドクラスの例: デバイスが提供する機能カテゴリ。例として Basic、Switch Binary、Switch Multilevel、Sensor Multilevel、Meter、Thermostat などがあります。
メッシュネットワーク (Mesh Networking): ノード同士が中継して通信を拡張するネットワーク構造。通信範囲と信頼性を向上させます。
ルーティング (Routing): データが最適な経路を通って目的地に届くよう経路を選択する仕組みです。
OpenZWave: オープンソースのZ-Waveスタックの一つ。多くのホームオートメーションプラットフォームで利用されています。
Z-Wave JS: 現代的なZ-Waveスタックの一つ。Home Assistant などと組み合わせて使われることが多いです。
Z-Wave Alliance: Z-Wave技術の標準化・認証を推進する業界団体。認証を受けたデバイスの相互運用性を保証します。
仕様バージョン (500シリーズ / 700シリーズ): 500シリーズはZ-Wave Plusの前提となる世代、700シリーズは機能強化をさらに進めた次世代です。
デバイス用途カテゴリ: ドア/窓センサー、スマートスイッチ、温度・湿度センサ、サーモスタット、メーター関連など、Z-Waveで接続できるデバイスの代表例です。