import文とは？初心者でも分かる使い方と基本の解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

import文とは？

プログラムを作るとき、他のファイルにある機能を使いたいことがあります。そんなときに登場するのが import文 です。import文は「別のファイルやモジュールから機能を取り込む」仕組みで、コードを短く保ち、再利用性を高めます。ここでは初心者にも分かる言葉で、Python と JavaScript の例を交えながら使い方の基本を解説します。

Python の import文の基本

Python ではモジュールを読み込むには import の後にモジュール名を書きます。例: import math。このとき math モジュールの機能は math.sqrt のように「モジュール名.機能名」で呼び出せます。もう一つの書き方として from math import sqrt があります。これを使うと関数をそのまま sqrt(...) の形で使えるため、コードが短くなります。

実際の場面では、いくつかのモジュールを組み合わせて使います。import os でファイルやフォルダの操作、import random でランダムな数を作るなど、プログラムの機能を外部に委ねることで、開発がスムーズになります。

JavaScript の import の基本

JavaScript では ES6 から import が標準的に使われます。例: import { map } from lodash。これは外部ライブラリから map といった機能を取り込むという意味です。複数の機能を同時に使うときは import { map, filter } from 'lodash' のように書きます。名前付きインポートとデフォルトエクスポートの使い分けにも注意しましょう。

実務ではパスの書き方にも慣れることが大切です。相対パス ./utils や絶対パスを使い分け、モジュールの場所を正しく指定します。

使い方のコツと注意点

・必要な機能だけを取り込む「名前付きインポート」を使うのが基本です。import { sqrt } from math のように、使う関数だけを取り込みます。import でデフォルトエクスポートを受け取るときは import myFunction from 'module' の形で書きます。
・モジュールのパスは相対パスや絶対パスを使います。ファイルの場所を正しく指定することが大切です。

実践的な例

Python の実践例: calculator.py にある sqrt を使い、別のファイルから呼び出します。例: import math を使い math.sqrt(16) として結果を得ます。

JavaScript の実践例: import { sum } from './utils.js' を使い、別ファイルの sum を呼び出して計算します。

比較表

言語	import の基本的な書き方	注意点
Python	import モジュール名 / from モジュール名 import 名 / import モジュール名 as 別名	パスは Python のモジュール検索パスに従う。名前の衝突に気をつける。
JavaScript	import defaultExport from 'module' / import { namedExport } from 'module' / import * as name from 'module'	モジュールは通常ファイル。環境次第でビルドが必要な場合がある。

まとめ

import文は他のファイルの機能を使うときの基本ツールです。言語ごとに書き方は違いますが、共通して「必要な機能だけを取り込む」「相対パスを使う」「名前の衝突に注意する」ことが大切です。

よくある誤解と補足

よくある誤解として、import を多用するとプログラムが遅くなると考える人もいます。しかし、必要な機能だけを取り込む名前付きインポートを使えば、不要な部分を読み込まなくなるため、実務ではむしろ効率的になることが多いです。公式ドキュメントを読んで、具体的な挙動を確かめるのがおすすめです。

リファレンスの探し方

公式ドキュメントや信頼できる学習サイトを活用しましょう。公式ドキュメントにはサンプルやエッジケースが載っているので、実務にも役立ちます。

表の活用理由

コードの書き方を比較しやすくするため、Python と JavaScript の違いを表でまとめました。読者は自分が学ぶ言語の特徴を一目で理解できます。

import文の同意語

インポート文: 外部のモジュールをプログラムに読み込むための構文の呼び名。PythonやJavaなど多くの言語で使われ、モジュールを現在のスコープに取り込む役割を持つ。
インポート宣言: モジュールを読み込むことを宣言する公式な構文。宣言という言い方は公式ドキュメントにも現れることが多い。
インポートステートメント: importというキーワードを使ってモジュールを読み込む命令文のこと。英語由来の表現で日本語の解説でもよく使われる。
import宣言: importを用いてモジュールを取り込むことを表す宣言の呼び名。主に日本語の技術解説で使われる表現。
importステートメント: importを用いた命令文の総称。言語横断で使われる表現で、技術資料でよく見かける名称。
モジュール読み込み文: プログラムにモジュールを読み込む目的の文の総称。実務的な説明で用いられることがある表現。
外部モジュール読み込み文: 外部のモジュールをプログラムに取り込むための文。外部モジュールを対象とした読み込みを指す言い方。
外部モジュール取り込み文: 外部モジュールを現在のファイルに取り込むための文。直感的で初心者向けに伝わりやすい表現。

import文の対義語・反対語

export文: モジュールの内部定義を外部に公開するための文。import文の対義語として、他のモジュールがこのモジュールの機能を使えるようにする指示です。
エクスポート: モジュールの機能や定義を外部へ公開する行為を指す表現。export文と同義・近義で、importの対になる概念です。
require文: Node.jsのCommonJS形式でモジュールを読み込む関数。ES6の import 文とは別のモジュール取得手段として、対比されることがあります。
動的インポート: 実行時にモジュールを読み込む方法。静的な import 文に対する対義語として挙げられる概念です。

import文の共起語

モジュール: 独立した機能の集まり。import文で他のコードから機能を取り込む対象です。
パッケージ: 複数のモジュールをまとめて配布・管理する枠組み。依存関係の解決にも関係します。
依存関係: importで取り込む外部のモジュールやライブラリとの結びつき。
名前空間: 識別子の衝突を避けるための、機能の属する範囲・領域。
相対インポート: 現在のファイルの位置を起点に相対パスでモジュールを参照する方法。
絶対インポート: 起点をパスのルートやパッケージ名にしてモジュールを参照する方法。
デフォルトエクスポート: モジュールが単一の「デフォルトの」機能を公開する形式。
名前付きエクスポート: 複数の機能を名前付きで公開する形式。
名前付きインポート: 名前付きエクスポートを import する具体的な方法。
デフォルトインポート: デフォルトエクスポートを任意の名前で受け取る import 構文。
エイリアス: import で別名を付けて受け取ること。
パス: import の対象を示す文字列。相対/絶対のどちらかで表現します。
相対パス: ./
../: 現在地基準で参照するパス。
絶対パス: ルートやパッケージ名を基準に参照するパス。
動的インポート: 実行時にモジュールを読み込む import() の形。Load時の柔軟性を高める。
再エクスポート: 別モジュールの機能をこのモジュールから再度輸出すること。
依存解決: インポート先のファイルをツールが特定して結びつける過程。
バンドル: 複数モジュールを1つのファイルにまとめる処理／ツール。
トランスパイル: 新しい言語機能を古い環境でも動く形に変換する作業。Babelなど。
ESモジュール: JavaScriptの公式モジュール仕様。import/exportを使う設計。
キャッシュ: 一度読み込んだモジュールを再利用する仕組み。
実行時副作用: import 時に実行される副作用のあるコードのこと。
from文: Python の特定の名前をモジュールから直接取り出す構文。
require: Node.js の従来モジュール読み込み機構。import の代替として使われることがある。

import文の関連用語

import文: 他のファイルやモジュールから機能を取り込む構文。主に ESモジュールで使われ、ファイルの先頭で記述されることが多い。
ESモジュール: JavaScript の公式モジュールシステム。export と import を使ってファイル間で機能を共有する仕組み。
エクスポート: モジュールから外部へ公開する値や機能のこと。名前付きエクスポートとデフォルトエクスポートがある。
デフォルトエクスポート: モジュールのデフォルトで公開する値。import時には任意の名前で受け取ることができる。
名前付きエクスポート: 複数の公開値を名前で指定して取り出す形式。import時に同じ名前を使う必要がある。
デフォルトインポート: デフォルトエクスポートを取り込むための import 文の書き方。任意の名前を付けて受け取る。
名前付きインポート: 名前付きエクスポートを取り込むための書き方。波括弧 {} の中に取り出す名前を列挙する。
エイリアス（別名）: import/export の際に名前を別名に変更して受け取ること。例: import { foo as bar } from 'module'。
相対パス: 現在のファイルを基準としたファイルパス。./ や ../ から始まるパスを使う。
絶対パス: モジュール解決の基準から外部の絶対的なパスを指す表記。環境設定で短縮形を使うこともある。
静的インポート: ファイルの読込みがビルド時・起動時に決まる import のこと。通常はトップレベルで行い、遅延は起こらない。
ダイナミックインポート: 実行時にモジュールを読み込む import() のこと。条件に応じてロードを遅らせることができる。
CommonJS: Node.js で使われている古いモジュールシステム。require で読み込み、module.exports でエクスポートする。
require: CommonJS のモジュールを読み込む関数。主に Node.js で使われる。
モジュール解決: import 先のモジュールをファイル名やパッケージ名から見つけ出す仕組み。拡張子やパスの解釈、エントリーポイントの決定を含む。
モジュールキャッシュ: 一度読み込んだモジュールの実体を記憶しておき、再読み込みを避ける仕組み。
パッケージ: 複数のモジュールをまとめて配布する単位。node_modules などのディレクトリに入っていることが多い。
トランスパイル/ビルドツール: 新しい構文を古い環境で動く形に変換する作業。Babel などが import を扱いやすくする。