クリエイティブ・コモンズライセンスとは？初心者でも分かる使い方ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

クリエイティブ・コモンズライセンスとは？初心者にも分かる基本解説

クリエイティブ・コモンズライセンス（Creative Commons License）は、作品を作った人が「この作品を誰が、どのように使ってよいか」を事前に決めて公開できる仕組みです。著作権をそのまま働かせつつ、利用者に対して明確な使い方のルールを提示します。この仕組みのおかげで、写真（関連記事：写真ACを三ヵ月やったリアルな感想【写真を投稿するだけで簡単副収入】）・イラスト・音楽・文章などの素材を安心して利用できる場が広がっています。

まず知っておきたいのは、クリエイティブ・コモンズライセンスは著作権を放棄するものではないという点です。作品の作者は、どの条件で再利用を許すかを決め、表示・改変・営利利用の可否などを選ぶことができます。利用者はこの条件を守るだけで、作者の許可を得ずに作品を使える場合が多くなります。

主なライセンスの要点

クリエイティブ・コモンズには複数の要素が組み合わさってライセンス名として表されます。主な要素は次の4つです。BY＝表示、NC＝非営利、ND＝改変禁止、SA＝継承。この4つを組み合わせたものが CC BY、CC BY-SA、CC BY-NC、CC BY-ND などの形になります。

ライセンス名	意味
CC BY	表示をつければ誰でも自由に利用可能
CC BY-SA	表示をつけ、同じ条件で再配布・改変を許可
CC BY-ND	表示をつけること、改変不可
CC BY-NC	表示をつけ、非営利利用のみ許可

さらに CC0 という選択肢もあり、これは著作権の権利を事実上放棄して誰でも自由に使える状態に近づけるものです。ただし CC0 も元の著作者のクレジット表示義務を免除するわけではありません。

実際の使い方のコツ

素材を使うときはまず「この素材にはどのライセンスが付いているか」を確認します。表示が必要な場合には著作者名とライセンス名を明示し、リンクを付けるのが基本です。表示を求められている素材で表示を怠ると、法的には許可なしの使用と見なされることがあります。

改変が許されている場合でも、あなたが加えた変更を明示するのが望ましいです。営利目的での使用が制限されている場合には、非営利用途だけに留める必要があります。

よくある質問と注意点

Q: CCライセンスの作品はどこで見つけられますか？

A: 公開済みの写真・動画・音楽・テキストを提供するウェブサイトで検索条件を CC ライセンスに設定して探します。

Q: クレジット表記の形式は決まりがありますか？

A: 一般には著作者名・作品名・ライセンス名を表記します。可能であれば公式ページのリンクを併記します。

まとめ

クリエイティブ・コモンズライセンスは、作者と利用者の双方がルールを共有するための有力な仕組みです。正しく理解して使えば、創作物を広く安全に共有でき、学習や創作の機会を広げることができます。

クリエイティブ・コモンズライセンスの同意語

クリエイティブ・コモンズライセンス: クリエイティブ・コモンズが提供する、著作物の利用・改変・再配布を一定の条件下で許可するライセンス群の総称。
CCライセンス: Creative Commonsが提供するライセンス全体の略称。著作物の利用条件を自由に選べる一連のライセンスのこと。
クリエイティブ・コモンズのライセンス: クリエイティブ・コモンズが公式に公開している複数のライセンスの総称。
クリエイティブ・コモンズ許諾: クリエイティブ・コモンズが定める、著作物の利用を許可する条項・条件のこと。
クリエイティブ・コモンズ許諾条項: CCライセンスに含まれる具体的な許諾条件・条項のこと（例: 表示、改変、再配布の条件など）。
CC許諾: Creative Commonsの許諾（ライセンス）を指す略称。
CCのライセンス: クリエイティブ・コモンズが提供する多様なライセンスの総称。
オープンライセンス（CC系）: 公開・共有を前提とする“オープン”なライセンスの総称。CC系はその代表例。
クリエイティブ・コモンズ系のライセンス: CC系のライセンス全般を指す表現。
クリエイティブ・コモンズ利用許諾: クリエイティブ・コモンズが示す利用を許可する条件のこと。

クリエイティブ・コモンズライセンスの対義語・反対語

全著作権を留保したライセンス: 作品の利用は著作権者の明示的な許可が必要で、再利用・改変・再配布は原則不可、あるいは厳しい条件付きでのみ許可される状態。
著作権完全保護: 作品の再利用・改変・再配布が基本的に認められず、利用許諾が極めて限定的な状況。
クローズドライセンス: ライセンスの適用範囲が閉じられており、外部利用者に対して許可が難しく、公開性が低い状態。
許諾制ライセンス: 利用には事前の明示的許可が必要で、CCのような自由な再利用性は低い。
商用利用不可ライセンス: 商用利用が原則的に認められず、非商用のみ許可される条件。
プロプライエタリライセンス: ソースの公開が限定され、再配布や改変が厳しく制限される独自ライセンス。
独占権付きライセンス: 特定の権利が著作権者に独占的に認められ、他者は自由に使えない状態。
パブリックドメイン: 著作権が切れている、あるいは放棄されているため誰でも自由に使用できる状態。
著作権者の個別条件付き使用: 特定の条件を満たす場合のみ利用可能で、条件を満たさなければ使用不可。

クリエイティブ・コモンズライセンスの共起語

著作権: 作品の著作権を保有する人が、他者に利用を許可する権利。クリエイティブ・コモンズはこの権利の範囲を緩和する条件を提供します。
ライセンス: 著作物の利用条件を定めた法的な取り決め。CCライセンスは特定の条件で利用を許可します。
表示: 帰属表示のこと。作品を使う際に作者名とライセンス情報を示す義務です。
帰属表示: 作者名とライセンス名を明記すること。CCの基本条件の一つです。
著作権表示: 著作者名と著作権情報を表示すること。よく“著作者名・出典・ライセンス”の形式で記載します。
派生作品: 元の作品を基に作られた新しい作品のこと。CCでは派生の可否がライセンス条件で決まります。
改変: 作品を改変すること。CCの中には改変を許可しないライセンスもあります。
改変不可: 改変を禁止する条件。例: CC BY-ND は改変を許しません。
派生・改変: 派生作品の作成や改変に関する条件の総称。
商用利用: 商用目的での利用が可能かどうかの条件。可であればビジネス用途にも使えます。
非商用利用: 商用利用を禁止・制限する条件。
継承: 派生作品にも同じライセンスを適用する義務。ShareAlikeの意味です。
継承条件: 派生作品にも元と同じライセンスを適用するかどうか等の細かな規定。
CC0: クリエイティブ・コモンズ0。著作権を放棄してパブリックドメインに近い状態にする選択肢。
CC BY: 表示（帰属表示）を条件とする基本的なCCライセンス。
CC BY-SA: 表示・継承を条件とするライセンス。派生作品にも同じライセンスを適用。
CC BY-ND: 表示・改変不可を条件とするライセンス。元作品をそのまま配布する場合のみ許可。
CC BY-NC: 表示・非商用利用を条件とするライセンス。
CC BY-NC-SA: 表示・非商用・継承を条件とするライセンス。
CC BY-NC-ND: 表示・非商用・改変不可の厳格なライセンス。
画像素材: 写真・イラストなどの画像素材。CCライセンスの対象として提供されることが多い。
写真: 写真素材。CCライセンスで公開されていることが多いです。
音楽素材: 楽曲・音源素材。CCライセンスで配布されることがあります。
動画素材: 動画素材。CCライセンスの対象になっていることも多いです。
素材サイト: CCライセンス付き素材を集めて公開しているウェブサイト。
クレジット表記: 著作者名とライセンス情報を表示する表記形式。
出典表示: 出典として著作者とライセンス情報を明示すること。
パブリックドメイン: 著作権が実質的にない状態。CC0などで近い概念として使われます。
ライセンス表示: どのライセンスが適用されているかを明示する表示のこと。
利用許諾: 作品を利用できる正式な許可のこと。CCライセンスは広くこの役割を果たします。
著作者名: 作品の作者名。帰属表示の重要な要素です。
出典・由来: 出典情報。ライセンス表示の一部として含めることが望まれます。

クリエイティブ・コモンズライセンスの関連用語

クリエイティブ・コモンズライセンス（CCライセンス）: 著作物を誰でも利用できるようにするための著作権付作品の枠組み。表示・非商用・改変禁止・継承などの条件を組み合わせて提供されるライセンス群です。
著作権: 作品の創作者が持つ権利。CCライセンスはこの権利を使って利用条件を設定します。
表示（Attribution / 表示要件）: 作品を利用する際に著作者をクレジットする義務。CCライセンスの多くが表示を必須にします。
CC BY: 表示のみを条件とする基本ライセンス。公開範囲を広く保ちつつ、作者の表示を求めます。
CC BY-ND: 表示と改変禁止を組み合わせたライセンス。改変はできず、配布時には表示が必要です。
CC BY-NC: 表示と非商用を組み合わせたライセンス。商用利用を禁じ、個人学習や教育用途には適していますが注意が必要です。
CC BY-NC-ND: 表示・非商用・改変禁止の厳格な組み合わせ。最も制約が大きいCCライセンスのひとつです。
CC BY-NC-SA: 表示・非商用・継承を組み合わせたライセンス。派生物は同じ条件で再配布する必要があります。
CC BY-SA: 表示・継承を組み合わせたライセンス。派生物は同じライセンスまたは互換性のあるライセンスで配布します。
CC0（パブリックドメイン献納）: 著作権を放棄して作品をパブリックドメインに置く選択肢。自由に利用・改変・配布できます。
パブリックドメイン: 著作権による保護が実質的に適用されない、自由に利用できる状態。
CC Public Domain Mark: 作品がパブリックドメインにあることを示す表示マーク。
派生物 / 二次創作: 既存の作品をもとに新しい作品を作ること。ライセンス条件次第で許可・禁止されます。
改変 / デリバティブワーク: 元の作品を加工・変更して作る新しい作品のこと。NDライセンスでは不可の場合があります。
商用利用（Commercial Use）: 営利目的での利用の可否を示す要件。NC系ライセンスは通常商用利用を禁止します。
非商用（Non-Commercial）: 商用利用を禁止する条件。教育機関や非営利活動向きのケースで使われます。
ライセンスの互換性: 異なるライセンス間での共存・再配布の可否。CCライセンス同士でも互換性に制限がある場合があります。
ライセンス条項 / 利用条件: 各ライセンスに記載された具体的な適用条件の総称。表示・改変・継承・商用利用などの要件を含みます。
バージョン（4.0版 / 3.0版など）: CCライセンスには版があり、最新版は4.0系が主流。版によって条件の解釈が微妙に異なります。
国際適用 / Worldwide: CCライセンスは原則 worldwide で適用され、地域の法制度により運用が変わることがあります。
著作者表示 / クレジット表記: 作品の作者名・作品名・ライセンス名・URLなどを明記することが望まれます。
著作人格権: 著作者の名誉・人格を保護する権利。地域によって扱いが異なるが、CCライセンスは法域の要件を尊重します。
ライセンス非互換性の注意点: 他のライセンスとの組合せを検討する際、互換性が欠如するケースに注意が必要です。
対象作品 / 対象資産: 写真・動画・文章・イラスト・ソフトウェアなど、CCライセンスの対象となる著作物の種類。
オープンライセンス / オープンコンテンツ: CCライセンスはオープンライセンスの一種で、自由利用を促進します。