

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
ソフトウェアメトリクスとは何か
ソフトウェアメトリクスとはソフトウェア開発の過程や成果を数値で表す指標のことです プロジェクトの進み具合や品質を見える化 するために使われます。メトリクスはデータに基づき、改善のヒントをくれます。
なぜメトリクスが必要か
仕事の成果を定性的に説明するのは難しいですが メトリクスを使えば 現状を客観的に比較 できます。例えばある月にバグの数が増えた理由を探るとき、ただ多いと感じるより どの工程で増えたのか を知る手がかりになります。
よく使われるソフトウェアメトリクス
以下の指標は初心者にも扱いやすく、日々の開発に活かしやすいものです。
| メトリクス | 測定対象 | 目的 | 例 |
|---|---|---|---|
| LOC / SLOC | ソースコードの行数 | コード量の目安 | 10000 行 |
| 循環的複雑度 | 関数やメソッドの分岐の数 | コードの複雑さを測る | 20 |
| 欠陥密度 | 検出された欠陥の数 | 品質の目安 | 欠陥数 / 千行あたり |
| リードタイム | 要求から実装完了までの時間 | 開発のスピードを測る | 7日 |
| サイクルタイム | 作業開始から完了までの時間 | 作業の流れを把握 | 3日 |
| デプロイ頻度 | リリースの回数 | どれくらい頻繁に出荷しているか | 週に1回 |
どう使うと効果的か
目的を明確にすることが最初の一歩です。例えばユーザーの満足度を上げたいのか バグを減らしたいのかを決め、そこに合う指標を選びます。次にデータを日常的に収集し、月次やリリースごとに比較します。最後に 指標の変化から原因を探り、具体的な改善策 を実行します。
注意点と落とし穴
指標は道具です 数字だけを追いかけると本来の目的を見失いがち です。いわゆる vanity metrics には注意しましょう。データは解釈が大切であり、複数の指標を組み合わせて判断するのが安全です。
実践のステップ
実例の紹介
小規模チームが新機能を追加する際の例です。リードタイムが長く、リリースの頻度が低い問題がありました。指標を設定してデータを記録すると、設計レビューの遅延と自動テストの失敗率が原因だと分かりました。対策として設計の早い段階でのレビュー回数を増やし、テストの自動化を強化しました。次のローンチでは リードタイムの改善とデプロイ頻度の向上 が達成され、顧客からのフィードバックも改善しました。
ソフトウェアメトリクスの同意語
- ソフトウェア指標
- ソフトウェア開発・運用全体の品質・性能・進捗を定量的に評価するための数値・測定値の総称。
- ソフトウェア品質指標
- ソフトウェアの品質特性(信頼性・保守性・性能・セキュリティなど)を評価する指標。
- ソフトウェア計測指標
- ソフトウェアの計測・測定に用いられる指標。コード量・欠陥密度・修正時間などを含むことがある。
- アプリケーション指標
- アプリケーションの運用・性能・信頼性を評価する際に用いられる指標。
- アプリケーションメトリクス
- アプリケーションの挙動・性能・利用状況を示す数値の集合。
- ソフトウェア性能指標
- 応答時間・スループット・CPU・メモリ使用量など、性能を評価する指標。
- ソフトウェア測定値
- ソフトウェア開発・運用で取得される具体的な測定データそのもの。
- 開発指標
- 開発プロセスの進捗・生産性・品質を評価する指標群。
- 品質指標
- 製品の品質を定量化する指標。ソフトウェア分野では品質特性を測る指標として使われることが多い。
- 技術指標
- 技術的な側面(コードの複雑さ・テスト充実度など)を評価する指標。
- プロダクトメトリクス
- 製品としてのソフトウェアの品質・機能・安定性を評価する指標の集合。
- コードメトリクス
- コードの構造・複雑さ・品質を測る指標(例: 複雑度、行数、凝集度など)。
- ソフトウェア品質メトリクス
- 品質特性を定量化する指標の集合。信頼性・保守性・セキュリティ等を数値化する。
- アプリケーション品質指標
- アプリケーションの品質を評価する指標(信頼性・性能・使いやすさ等を測る数値)。
ソフトウェアメトリクスの対義語・反対語
- 未測定
- ソフトウェアの特性を定量的に測定していない状態。数値データが欠如し、メトリクスが適用されていない。
- 非定量化
- 特徴を定量的に表現・測定できていない、または定量化を放棄した状態。
- 定性的評価
- 数値化されたデータを使わず、言葉や観察・専門家の判断で評価する方法。
- 質的指標
- 数値化されていない、言語的・観察的な指標。
- 主観的評価
- 評価が個人の感覚・判断に依存する状態。
- 経験則ベース評価
- データや統計的手法ではなく、過去の経験・勘・直感に基づく評価。
- 非数値化
- 情報を数値に変換していない、または変換できていない状態。
- 測定データなし
- ソフトウェアの特性を測定したデータが全く存在しない状態。
ソフトウェアメトリクスの共起語
- ソースコード行数
- ソースコードの総行数(LOC/SLOC)。コード量の目安として使われるが、行数だけで品質を判断しないことが重要。
- 機能点
- ユーザー機能の規模を測る指標。入力・出力・照会・ファイル・外部インタフェースなどの要素の複雑さから算出され、見積りや比較に用いられる。
- 複雑度
- プログラムの制御フローの複雑さの度合い。高いとテスト難易度や保守の難しさに影響する。
- McCabe 複雑度
- 循環的経路の数から算出される複雑度指標。値が大きいほど検証が難しく、エラーが潜みやすい。
- 結合度
- モジュール間の依存の程度。高いと変更が他の部品へ波及しやすくなる。
- 凝集度
- モジュール内の要素の関連性・まとまりの程度。高いほど理解と保守が容易。
- 欠陥密度
- 規模あたりの欠陥の発生数。品質の指標として使われ、低い方が望ましい。
- テストカバレッジ
- 自動テストがコードのどの割合を実行しているかの指標。高いほど欠陥検出の機会が増える。
- コードカバレッジ
- テストがコードのどの部分を実行したかの割合。ユニットテストの網羅性を評価する。
- コード重複率
- ソース内に存在する重複コードの割合。高いと保守性が低下する原因になる。
- コードクローン率
- 似たコードの割合。リファクタリングの対象として重要。
- 技術的負債
- 将来の保守性を損なう設計・実装の妥協の総称。返済にはリファクタリングが必要。
- 保守性指標
- 変更に対する柔軟性・理解のしやすさなど、保守性を示す指標の総称。複雑度・可読性・再利用性などを総合して評価する。
- 変更頻度
- ソフトウェアの変更が発生する頻度。開発サイクルや運用の健全性を測る指標として用いられる。
- ビルド時間
- ソフトウェアをビルドするのにかかる時間。CI/CDの効率を測る指標としてよく使われる。
- パフォーマンス指標
- 性能に関する指標の総称。レスポンス時間・スループット・CPU使用率などを含む。
- レスポンスタイム
- 処理開始から完了までの時間。ユーザー体験に直結する重要な指標。
ソフトウェアメトリクスの関連用語
- ソフトウェアメトリクス
- ソフトウェア開発や運用の品質・生産性・信頼性などを、定量データとして評価する指標の集合です。データを基に改善や意思決定を支援します。
- ファンクションポイント
- 機能的な観点からソフトウェアの規模を見積もる指標。データ項目・ファイル・インターフェースの数を用いて算出します。
- LOC(Lines of Code)
- ソースコードの総行数。開発規模の目安にはなるが、品質を直接測る指標ではありません。
- サイクロマティック複雑度
- プログラムの独立経路数を表す指標。数値が高いほど保守性が低下しやすいとされます。
- 欠陥密度
- 一定規模あたりに発生した欠陥の数を表す指標。例: 欠陥数を千行コード(KLOC)で割った値で表します。
- MTBF
- Mean Time Between Failures。故障と故障の間の平均時間で、信頼性の指標として用います。
- MTTR
- Mean Time To Repair。故障発生後の修復に要する平均時間。
- テストカバレッジ
- テストが対象コードのどの程度を検証しているかを示す割合。高いほど不具合検知の網が広がります。
- テストケース数
- 作成したテストケースの総数。テストの網羅性や作業量の目安になります。
- テスト実行率
- 計画されたテストのうち実際に実行された割合。
- デプロイ頻度
- デプロイを本番環境へ行う回数。継続的デリバリーの重要指標です。
- リードタイム
- 要求開始から実装・デプロイまでの所要時間を測る指標。プロセス改善の指標として使います。
- 変更失敗率
- リリース後に修正が必要となった変更の割合。DevOpsの品質指標として重視されます。
- ベロシティ
- アジャイル開発における一定期間の完了作業量の指標。生産性の目安として使われます。
- 技術的負債
- 将来の修正コストを増やす設計・実装の妥協の総量。定量化して管理することもあります。
- 技術的負債比率
- 技術的負債の規模を全体のコード量などで割った指標。規模感の比較に使います。
- 静的コード解析メトリクス
- 静的解析ツールが返す複雑度・未使用コード・重複などの指標。コード健全性を評価します。
- 動的コード解析メトリクス
- 実行時のパフォーマンス・メモリ使用量・遅延などを測る指標。
- 結合度
- モジュール間の依存関係の強さを測る指標。低いほど疎結合で保守性が高いとされます。
- 凝集度
- モジュール内の機能がどれだけ密接に関連しているかを測る指標。高いほど内部結束が強いとされます。
- アーキテクチャ品質指標
- 拡張性・再利用性・保守性といったアーキテクチャの品質を評価する指標群。
- コード品質指標
- コードの可読性・保守性・テスト容易性など、コード品質の総称を測る指標。
- セキュリティメトリクス
- 脆弱性数・対処時間・セキュリティテストの網羅性など、セキュリティの品質を測る指標。
- リリース安定性指標
- 新規リリース後の障害発生件数・修正対応の速さなど、リリース後の安定性を評価します。
ソフトウェアメトリクスのおすすめ参考サイト
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