2025.12.25

mask-imageとは？初心者がすぐ使える基本と実例共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

mask-imageとは？初心者が知っておく基本と実例

mask-imageは CSS のプロパティのひとつで、要素の表示を「マスク」という形で隠したり見せたりする仕組みを決めます。要するに mask-image は、対象の絵や色の透明度の情報を使って、どの部分を見せるかを決める道具です。通常の背景色や背景画像だけでは作れない形を作ることができます。

マスクの基本的な考え方は、ある形を「白く見える部分」として残し、他の部分を透明にして見せないようにすることです。たとえば円形のマスクを用いれば、背景が円形にだけ現れ、周囲は見えなくなります。見せ方を自由にコントロールできる点が mask-image の強みです。

mask-image の基本的な使い方

書き方の基本はとてもシンプルです。マスクとして使う画像を指定するだけです。例として次のように書きます。

・mask-image: url('mask.png'); このとき mask.png は透過情報を持つ画像です。白い部分が表示され、黒い部分や透明部分が隠れます。

・mask-image: none; 何もマスクを適用しない状態です。デフォルトと同じ意味になります。

・mask-image: linear-gradient(to bottom, rgba(0,0,0,1), rgba(0,0,0,0)); グラデーションを使って徐々に透明にすることもできます。ここでは黒い端が完全に表示され、透明になる方向を自分で決められます。

実践的な使い方と例

mask-image は背景だけでなく、テキストやアイコンなど、任意の要素にも適用できます。以下のような場面で活躍します。

・<div>背景を任意の形に切り抜いて見せたいとき

例として、背景色を塗りつぶした上にマスクをかけて形を作ると、キャッチコピーの周りに特徴的な形が生まれます。

・ボタンの形を変えたいとき角や中抜きのデザインを mask-image で作成すれば、クリックしやすく視覚的にわかりやすいボタンになります。

表で見る mask-image のポイント

書き方	mask-image: url('mask.png');
値の例	none, linear-gradient(...), radial-gradient(...), conic-gradient(...), url('mask.png')

この表は 主要な書き方と値の例 を短くまとめたものです。実際には他にも複数のグラデーションや複数レイヤーを組み合わせて使うことができます。

互換性と注意点

ほとんどのモダンブラウザは mask-image をサポートしていますが、Safari や一部の古いブラウザでは -webkit-mask-image のプレフィックスを併用する必要があります。サイト全体の互換性を高めたいときは、両方を用意しておくと安心です。

マスクの透明度は マスク画像の alpha チャネル によって決まります。白い部分は完全に表示され、黒い部分は完全に隠れ、透明な部分は半透明で見える場合もあります。使い方次第で、写真（関連記事：写真ACを三ヵ月やったリアルな感想【写真を投稿するだけで簡単副収入】）の周囲をきれいに抜く、文字と背景のコントラストを演出するなど、さまざまな表現が可能です。

まとめ

mask-image は要素を形作る新しい道具として、デザインの自由度を高めてくれます。適切なマスク画像を選び、ブラウザの互換性を確認することが大切です。慣れてくると、背景や文字の見え方を直感的に操作できるようになり、初心者でも魅力的なUIを手早く作れるようになります。

mask-imageの同意語

mask-image: CSSのmask-imageプロパティそのもの。要素をマスクする際に使用する画像を指定する、CSSで使うプロパティ名。
マスク画像: マスクとして機能する画像を指す日本語表現。mask-imageで使われる画像を意味する言い換え。
マスク用画像: マスクとして用いられる目的の画像のことを表す語。
マスキング画像: マスキング処理に使われる画像。要素の表示を透過・不透過にするために用いる画像。
画像マスク: 画像を用いたマスクのことを指す表現。語順を逆にした日本語表現。
アルファマスク画像: アルファチャンネルを用いてマスクを作る画像のこと。mask-imageはアルファマスクとして機能することがある。
透明度マスク画像: 画像の透明度情報（αチャンネル）を利用したマスク用画像。
CSSマスク画像: CSSのmask-imageプロパティで用いられる画像を指す表現。
マスク画像プロパティ: mask-imageプロパティ自体を指す別名・表現。
画像を使ったマスク: 画像を使ってマスク効果を適用することを指す説明的表現。
マスク素材: マスクとして使用する素材、特に画像データを含む表現。
マスク用素材: マスクとして使われる素材のことを表す用語。

mask-imageの対義語・反対語

マスクなし (mask-image: none): mask-imageを適用しない状態。要素はマスクの形状に関係なく元の表示がそのまま現れ、透過処理が行われません。
全表示 / 完全表示: マスクの影響を受けず、要素が完全に表示される状態。マスクの白黒のグラデーションによる透過が生じません。
マスクを外す: マスクを取り外す、あるいは mask-image の適用を停止する表現。CSS的には mask-image: none に相当します。
マスクの適用を停止: mask-imageの適用を停止し、元の描画を表示する状態。
不透明表示（完全不透明に近い状態）: マスクの影響を受けず、不透明に見える状態のイメージ。実際には mask が作る透過を打ち消す解釈です。
全体表示を維持する: マスクの遮蔽を解除し、全体を表示し続ける解釈。

mask-imageの共起語

url: mask-image の値として画像ファイルを指定する際に使う表現。例: mask-image: url('path/to/mask.png')
linear-gradient: マスクとして線形グラデーションを用いる表現。色の透明度を連続的に変化させてマスクを作る。
radial-gradient: 円形のグラデーションをマスクとして使う表現。中心から広がる不透明度の変化を作る。
conic-gradient: 円錐状のグラデーションをマスクとして使う表現。角度に応じた不透明度の変化を作る。
-webkit-mask-image: WebKit系ブラウザ用のベンダープリフィックス。mask-image と同様の機能を提供する表現。
svgマスク: SVG の要素を使ってマスクを定義する方法。複雑な形状を柔軟に表現可能。
svg: SVG（Scalable Vector Graphics）を指す語。SVG マスクやグラデーションを扱う文脈で登場することが多い。
alpha: マスクの計算においてアルファ値を用いる考え方。透明度でマスクを決める場合に使われる。
アルファチャンネル: マスクの透明度情報を表す要素。マスク形状の核となる情報。
mask-position: マスクの開始位置（水平・垂直の位置）を指定するサブプロパティ。
mask-size: マスクの大きさを指定するサブプロパティ。
mask-repeat: マスクの繰り返しを指定するサブプロパティ。
mask-origin: マスクの基準ボックスを指定するサブプロパティ。
mask-clip: マスクのクリップ領域を指定するサブプロパティ。
mask-mode: マスクの処理モードを luminance（輝度）か alpha（アルファ）で指定するサブプロパティ。
mask-composite: 複数のマスクを組み合わせる際の合成方法を指定するサブプロパティ。
clip-path: mask-image の代替として使われる、形状で要素を切り抜く別のCSS機能。

mask-imageの関連用語

mask-image: 要素のマスク画像を指定するCSSプロパティ。マスクとして使う画像のURLやグラデーション、SVG画像などを設定できる。複数の画像をカンマ区切りで重ねることも可能。
mask: mask のショートハンドプロパティ。mask-image、mask-mode、mask-position、mask-size、mask-repeat、mask-origin、mask-clip、mask-composite を一度に設定できる便利な短縮形。
mask-mode: マスクの描画モード。alpha：マスク画像のアルファチャンネルをマスクとして使用、luminance：マスク画像の輝度をマスクとして使用する。
mask-clip: マスクのクリップ領域を決める。対象となる領域を border-box、padding-box、content-box などで制限する。
mask-origin: マスクの基準ボックスの起点を決定する。border-box、padding-box、content-box が選択肢。
mask-position: マスク画像の表示位置を指定する。left/top、center、50% 50% などの値を用いる。
mask-size: マスク画像のサイズを指定する。auto、cover、contain、または具体的な長さ・パーセントで設定する。
mask-repeat: マスク画像の繰り返し方法を指定する。no-repeat、repeat、repeat-x、repeat-y など。
mask-composite: 複数のマスクレイヤーをどう組み合わせるかを決める。add（合成）、subtract、intersect、exclude などの値を使う。
SVGマスク: SVG の要素を利用したマスク。mask-image: url(#mask) のように参照して適用することができる。
アルファマスク: マスクは基本的に画像のアルファチャンネルを使って不透明度を決定する手法で、透明度の情報を用いて表示/非表示を制御する。
輝度マスク: mask-mode が luminance のとき、マスク画像の輝度情報をマスクとして使う。白に近いほど表示され、黒に近いほど非表示になる。
クリップパス: 要素の表示領域を特定の形状で切り抜く別の方法。mask とは異なる手法だが、表示領域を制御する点で関連する概念。
マスクレイヤー: 複数のマスク画像をレイヤーとして重ね合わせ、階層ごとに mask-image を設定して複合的なマスクを作成できる概念。