

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
売出株数・とは?
株式市場では企業が資金を集めるとき、株を新たに発行して資金を調達する公募や、すでに市場に出回っている株を売り出す売出という方法があります。ここでよく出てくるのが売出株数という言葉です。売出株数とは、今回の公開や募集で売り出す株の数を指します。
売出株数は、企業が新たに発行する株の数を示す公募株式数とは別に考えられます。公募株式数は新規に発行される株式の枚数ですが、売出株数は既に会社に存在する株式を既存株主や引受人が市場に出す株式の数です。つまり、売出株数は「誰が売るのか」という売却主体と結びついた株式の量を表す指標です。
公募と売出の違いを理解することは、いま自分が読んでいる株式資料を正しく読み解く第一歩になります。売出株数が大きい場合には、株式の市場供給が増えることを意味し、需給バランスが崩れやすくなる要因のひとつになります。逆に売出株数が少ないと、既存株主の売却圧力が低く感じられることがあります。これらは株価の動きにも影響を及ぼすことがあるため、投資判断の際に大切なチェックポイントのひとつです。
以下の区別を押さえておくと、資料の読み取りがぐっと楽になります。売出株数は「誰が売るのか(売却主体)」と「どれくらい売るのか(株数)」を結びつけて考えるべき指標です。資料を読むときは、最初にこの二つの情報を確認すると、全体像がつかみやすくなります。
売出株数と公募株式数の関係
実際の公開準備では、総株式数を把握するために「売出株数」「公募株式数」「総株式数」といった項目が並ぶことが多いです。売出株数+公募株式数が今回の公開で市場に出る株式の総量になるケースが一般的です。以下の表で基本的な関係を整理します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 売出株数 | 既存株主などが市場に売り出す株式の数。新規発行ではなく流通株の売却にあたることが多い。 |
| 公募株式数 | 新規に発行される株式の数。資金調達の目的で発行される。 |
| 総株式数 | 今回の公開で市場に出る株式の総量。一般には売出株数+公募株式数がこれにあたることが多い。 |
実務での読み方のコツ
資料を読み解くときは、まず売出株数と公募株式数の両方を確認しましょう。次に、売出株数がどの程度の割合を占めるのか、そして全体の株式数に対しての影響を考えます。株主の保有比率がどの程度薄まる可能性があるのか、いくつの株が市場に出るのかは、投資判断の重要な要素です。
例を挙げると、もし公募株式数が500万株、売出株数が200万株の場合、総株式数は700万株程度となり、売出によって市場に出る株の比率は約28%になります。この比率は投資家の間で株価の動向や需給の見通しを判断する際の目安になります。もちろん、実際には需要と供給、市場の状況、企業の業績など複数の要因が絡んで株価は変動します。
まとめと注意点
売出株数・とは?という問いに対しては、売却対象が誰かと売却する株式の量を合わせて考えることが大切です。初心者のうちは、資料にある「売出株数」「公募株式数」「総株式数」という3つの項目をセットで眺める癖をつけましょう。そうすることで、公開企業の資本構成の変化や市場へ与える影響を、より平易に理解できるようになります。
この解説を通じて、売出株数という概念が「株式を誰が、いくつ売るか」という現実の取引の話だということを実感してもらえれば嬉しいです。証券資料を読むときには、売出株数の意味と影響を丁寧に読み解くことを心がけましょう。
売出株数の同意語
- 売出株式数
- 公開市場で売り出される株式の総数。主に既存株主が市場へ売却する株式の数量を指します。
- 売出株数
- 売出対象となる株式の総数。売却される株式の数量を表す表現です。
- 売出し株式数
- 売り出しとして市場に出される株式の数量。株式の売却数量を示します。
- 売出数量
- 売出される株式の総数。市場へ売却する株式の量を示します。
- 売出株式総数
- 売出対象となる株式の総量。複数の売出を合わせた株式数を意味します。
- 公開売出株式数
- 公開市場で売り出される株式の総数。売出が公開形式で行われる場合の数量を指します。
- 売却株式数
- 市場で売却される株式の総数。売却の主体が株式を市場に出す数です。
- 売却株数
- 売却される株式の数量。表現を短くした言い方です。
- 売却対象株式数
- 売却の対象となる株式の総数。売られる株式の数量を示します。
売出株数の対義語・反対語
- 新株発行数
- 資金調達の目的で企業が新しく発行する株式の総数。売出株数が既存株主の株式を市場に出す点に対し、こちらは新規発行による株式の量を示します。
- 非売出株数
- 市場へ売却されない、売出対象外の株式の総数。売出株数が市場で売買される株式の量を指すのに対して、こちらは売却されず手元に留まる株式の量です。
- 買付株数
- 市場で実際に買われる株式の総数。売出株数が売却側の数量を表すのに対し、買い手側の購入量を示します。
- 引受株数
- 新規発行株式を金融機関などが引き受ける株式の数量。公募増資などで発行される株式を確保するもので、売出株数の対となる場面があります。
- 自己株式数
- 会社自身が自己の株式として保有している株式の総数。市場に出回る売出株式とは別に、流通していない株式を意味します。
- 非流通株式数
- 市場で自由に売買できない株式の総数。売出株数が公募・売出を介して市場へ出される株式を指すのに対し、こちらは流通していない株式の量を表します。
売出株数の共起語
- 公募株数
- 新規に公募される株式の総数。IPOで企業が新しく市場に出す株式の数量を指します。
- 売出株数
- 既存株主が市場へ売り出す株式の数量。既存株の売却分を指します。
- 公募価格
- 公募株式を投資家に対して売り出す価格。ブックビルディングを経て決定します。
- 最終公募価格
- ブックビルディング後に決定した正式な公募価格。
- 仮条件
- 公募価格の前提となる価格レンジ。上限と下限の幅が設定されます。
- 仮条件決定日
- 仮条件が公表される日。
- ブックビルディング
- 投資家の需要を集約して最終的な公募価格を決定する募集手法。
- ブックビルディング期間
- 投資家が申込みを行う期間(通常数日間)。
- 引受幹事
- IPOで株式を引き受ける主な証券会社。
- 主幹事
- 引受けの主責任を持つ幹事証券会社。全体の手続きを取り仕切ります。
- 共同引受
- 複数の証券会社が共同で株式を引き受ける体制。
- オーバーアロットメント
- 価格安定のため追加で売り出される可能性のある株式の枠。
- オーバーアロットメント株式
- 安定化目的で追加販売される株式。
- 引受株数
- 引受人が最終的に引き受ける株式の数量。
- 売出人
- 売出株式を市場に提供する株主。
- 既存株主
- 公募・売出において売却を行う元株主。
- 発行済株式総数
- すでに発行されている株式の総数。
- 新株発行
- 会社が新規発行する株式の数量。資本増強を目的とする場合が多い。
- 上場日
- 株式が取引所に上場し、公式に取引が開始される日。
- 上場市場
- 株式が上場される市場区分(例:東証・ジャスダックなどの市場カテゴリ)。
- 上場承認
- 証券取引所による上場の承認手続きが完了すること。
- 初値
- 上場後に最初に成立した市場価格。
売出株数の関連用語
- 売出株数
- 既存株主などが公募・売出で売却する予定の株式数。新株は発行されず、総株式数は通常変わらないが需給や株価に影響することがある。
- 公募株数
- 会社が資金調達のため新株を発行して市場に出す株式数。発行済株式総数が増え、既存株主の持ち分比率が薄まる可能性がある。
- 新株発行
- 資金調達を目的として会社が新たに発行する株式。株式総数の増加につながる。
- 公募・売出
- IPOの区分を指す総称。公募は新株発行、売出は既存株主の株式売却を意味する。
- 引受株数
- 引受人(主幹事・幹事証券会社など)が引き受ける株式の数量。実際に市場へ供給される株式の原資になる。
- 主幹事証券会社
- IPOの取りまとめ役で、株式の割当方法や価格の決定を主導する最も重要な証券会社。
- 共同主幹事証券会社
- 主幹事とともに取りまとめを分担する補助的な証券会社。協力して株式の割当を進める。
- アンダーライティング
- 証券会社が株式を一定価格で引き受け、投資家へ安定的に販売する保証契約のこと。
- 発行済株式総数
- 現在市場に出回っている株式の総数。既に発行済みの株式を指す。
- 総株式数
- 発行済株式総数とほぼ同義。株式の総量を示す一般的な表現。
- 公開価格
- 公募・売出の際に設定される、株式の申込価格。需要と供給のバランスを踏まえて決定される。
- 初値
- 上場初日の市場取引で形成される最初の売買価格。株式の初動を示す指標。
- ロックアップ
- 上場後一定期間、主要株主などが株式を売却できない制約のこと。株価の安定化を目的に設定されることが多い。
- 希薄化
- 新株発行により1株当たりの価値や持ち分比率が低下する現象。既存株主の持ち分が薄まる影響を説明する用語。
- 需給
- 市場における株式の需要と供給の関係。価格形成の基本となる。
- 公募増資
- 公募による新株発行を通じて資金を調達すること。株式総数の増加につながる。
- 上場日
- 株式が市場で正式に取引を開始する日。IPOの重要な日付のひとつ。
- 発行条件
- 公募株数・売出株数・公開価格・割り当て方法など、発行に関する具体的条件。
- 配分方式
- 株式を投資家へどう割り当てるかの方法。抽選配分や先着順配分などがある。
- ブックビルディング
- 需要を見積り、公開価格を決定するために投資家の買い意向を事前に集める手法。



















