

高岡智則
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startup-configとは?
ネットワーク機器(ルータやスイッチ)を設定するとき、機器はいくつもの設定データを作ります。その中でも特に「startup-config」は将来の起動時に読み込まれる設定ファイルとして保存されます。簡単に言うと、次に機器を起動したときにこのファイルが読み込まれて、どう動くかが決まる大切な情報です。
なぜ startup-config があるのか
動作中の設定は現在の状態を反映している「running-config」というファイルに格納されています。機器は電源を入れると startup-config を RAM に読み込み、running-config として動作を開始します。つまり保存と起動時の確定という2つの役割を担っています。
running-configとstartup-configの違い
running-configは現在実行中の設定で、RAMに格納されます。電源を落とすと内容は失われることが多いです。一方、startup-configはNVRAMやフラッシュといった不揮発性メモリに保存され、起動時に読み込まれて新しい running-config を作るための土台になります。
| 意味 | |
|---|---|
| running-config | 現在の動作中の設定。RAM 上にあり、電源を切ると失われる可能性がある。 |
| startup-config | 次回起動時に読み込まれる設定。NVRAM/フラッシュなどの不揮発性メモリに保存。 |
実務での使い方の例
設定を編集した後、それを次回起動時に使えるように保存する操作がよく行われます。具体例として Cisco IOS の場合、<span>copy running-config startup-config と入力します。これにより現在の設定が startup-config に保存され、次回起動時にはその設定が自動的に読み込まれます。別の機器や新しいOSではコマンドが異なることがありますが、目的は同じです。その他の代表的なコマンドは write memory や copy run start などです。
起動時の動作と注意点
起動後、機器は startup-config を読み込み、そこに書かれた内容を実行します。したがって、更新した設定を反映させたい場合は必ず startup-config へ保存してください。保存を忘れると、設定変更が次回起動時に反映されず、元の設定に戻ることがあります。
よくあるトラブルと対処
トラブル1: 起動時に古い設定が読み込まれる。
対処: 設定を更新後、copy running-config startup-config を実行して確実に保存します。
トラブル2: 保存先が容量不足。
対処: 不要な設定を削除するか、保存先の領域を確認します。
バックアップのベストプラクティス
定期的なバックアップは、組織のネットワーク運用を安定させます。複数の機器の設定ファイルを外部の保管場所に保存しておくと、機器故障時にも設定を迅速に復元できます。新しい設定を適用する前には必ず startup-config への保存と、変更箇所をわかるようにメモを残すことを習慣にしましょう。
まとめ
startup-configは、次回の起動時に機器がどう動くかを決める「物語の最終版」のようなものです。この記事で覚えておくべきポイントは、running-configとstartup-configの違い、保存のコマンド、そして起動時の挙動です。設定変更後は必ず保存を忘れず、バックアップを取る習慣を身につけましょう。
startup-configの同意語
- startup-config
- ファイル名。Cisco機器で保存済みの起動設定ファイル。NVRAMに保存され、ブート時に読み込まれる。
- startup configuration
- 起動設定。ブート時に読み込まれる、保存済みの設定を指す英語表現。
- 起動設定
- ブート時に適用される設定全体を指す一般的な日本語表現。
- 起動時設定ファイル
- 起動時に読み込まれる設定情報を格納したファイル。
- スタートアップ・コンフィグ
- startup-config の和製英語表記。起動時に適用される設定ファイルの同義語。
- スタートアップ設定
- startup-config の別表現。起動時に読み込まれる設定を指す言い換え。
- 起動用設定ファイル
- 起動時に用いられる設定を保存したファイル。
- NVRAMスタートアップ設定
- NVRAMに保存された起動設定。
- ブート設定ファイル
- ブート時に読み込まれる設定ファイルの別表現。
- ブート時設定
- 起動時に適用される設定全体を指す表現。
- 保存済み設定
- すでに保存された設定。一般的には startup-config を含む保存済みの設定全般を指すことが多い。
startup-configの対義語・反対語
- running-config
- 現在の動作設定。RAM 上に展開され、デバイスが現在実行している設定。起動時に読み込まれる startup-config とは別の、実際に適用中の設定。
- factory-default
- 出荷時デフォルト設定。工場出荷時の初期状態で、通常は startup-config がこれを基にカスタム設定を作成する前の基準となる。
- volatile-config
- 揮発性の設定。RAM のみで有効で、電源を落とすと消える設定。
- non-persistent-config
- 非永続的な設定。保存されず、再起動で失われる設定の集合。
- temporary-config
- 一時的な設定。実験的・短期間の変更に使われ、長期保存を前提としない設定。
- no-config
- 設定が適用されていない状態。デバイスがデフォルトの挙動で動作するか、設定が未適用の状況。
startup-configの共起語
- startup-config
- デバイスが起動時に読み込む保存済みの設定ファイル。インターフェース、ルーティング、セキュリティ設定など、起動時に適用される設定を含みます。
- running-config
- 現在RAMに格納されている実行中の設定。変更はここに適用され、保存されていなければ再起動後には失われることがあります。
- NVRAM
- Non-Volatile RAM(非揮発性メモリ)。起動時に読み込まれる startup-config などを格納する記憶域です。
- RAM
- Random Access Memory。実行中の設定(running-config)などを格納する揮発性メモリ。電源を落とすと内容が失われます。
- non-volatile memory
- 電源を切ってもデータを保持する記憶媒体の総称。NVRAM はその代表例です。
- config-register
- 起動時の挙動を決定する設定値。startup-config の読み込み有無やブート方法を制御します。
- show startup-config
- 保存済みの startup-config の内容を表示する Cisco IOS コマンドです。
- show running-config
- 現在の実行中設定を表示する Cisco IOS コマンドです。
- copy running-config startup-config
- 現在の設定を startup-config に保存し、次回起動時にも同じ設定が適用されるようにします。
- copy startup-config running-config
- 保存済みの startup-config の内容を現在の実行中設定へ適用します。
- write memory
- 現在の running-config を startup-config に保存する古い保存コマンドです(経験的に広く使用されました)。
- IOS
- Cisco IOS(Internetwork Operating System)。Cisco のルータやスイッチのOSの総称です。
- Cisco
- Cisco Systems のネットワーク機器ブランド。Cisco 製品では startup-config などの用語が頻出します。
- boot process
- デバイスが起動する際の一連の手順。startup-config の読み込みを含む挙動を指します。
- boot sequence
- 起動時に実行される手順の順序。IOSのロード後、startup-config の適用などが含まれます。
- startup-config file location
- 通常は NVRAM 内の startup-config というファイルとして格納されています。
- config-register value
- config-register の具体的な値。例: 0x2102 はデフォルトで startup-config の読み込みを指示します。
startup-configの関連用語
- startup-config
- 初期設定ファイル。起動時にNVRAMから読み込まれ、RAM上のrunning-configへ適用されることでデバイスの動作設定が決まる。電源を切ると内容は失われず、再起動後も同じ設定で起動する。
- running-config
- 現在実行中の設定。RAMに格納され、セッション中に適用される。保存しないと再起動で失われる。
- NVRAM
- Non-Volatile RAM。startup-configなどの永続的な設定ファイルを格納する場所。電源を切ってもデータを保持する。
- RAM
- Random Access Memory。実行中の設定(running-config)などが格納される揮発性メモリ。電源を切ると内容が失われる。
- Flash
- 不揮発性ストレージ。IOSイメージや設定ファイル、起動時に参照されるファイルを格納する場所。
- IOS-image
- Cisco IOSのオペレーティングシステムイメージ。デバイスの機能を提供するソフトウェア。
- config-register
- ブート時の挙動を決定する設定値。例: 0x2102 は startup-config をロード、0x2142 は startup-config を無視してROM/ROMMONから起動する。
- boot-sequence
- デバイスが起動する際の手順の流れ。ROMMON/ROMから始まり、IOSイメージをロードして、startup-configを適用する等。
- ROMMON
- ROM Monitor。低レベルのブート環境で、リカバリ作業時に使用される。
- ROM
- Read-Only Memory。起動用の基本コードやブートストラップを格納する不揮発性メモリ。
- TFTP
- Trivial File Transfer Protocol。設定ファイルのバックアップ・復元に使われる簡易ファイル転送プロトコル。
- copy-running-config-startup-config
- 実行中の設定をstartup-configへ保存して永続化する操作。
- copy-startup-config-running-config
- startup-configをRAMのrunning-configへ適用して現在のセッションに反映させる操作。
- erase-startup-config
- startup-configを削除して初期状態へ戻す操作。設定をリセットする。
- show-startup-config
- startup-configの内容を表示するコマンド。
- show-running-config
- running-configの内容を表示するコマンド。



















