

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
pl2303とは?基礎から学ぶUSB-シリアルの世界
pl2303 は USB から UART へデータを橋渡しする小さな IC です。PC の USB ポートとマイコンやモジュールの TX RX をつなぐ役割を果たします。
このチップは Prolific Technology が作っており、市販の USB から シリアル変換ケーブルの多くに搭載されています。つまりコンピュータとマイコンの間にこの「橋渡し役」があることで、特別なハードウェアがなくてもシリアル通信を実現できます。プログラミングやデバッグ、センサのデータ取得などに活用されます。
プラットフォームによって同じ pl2303 でもドライバの動作が異なることがあります。次はドライバの基本と OS ごとの対応について見ていきましょう。
pl2303 の仕組みと代表的な型
pl2303 は 内部に USB のデバイスとして振る舞い、外部には TX と RX の 2 本の線を持つ UART の端子を出します。デバイス側は USB 電源から供給を受け、マイコン側は一般的に 3.3V か 5V のレベルで通信します。注意点としては TTL の電圧レベルが合っているかを必ず確認することです。
代表的な製品名として pl2303 の他に pl2303ta や pl2303hx などがあり、バージョンによっては Windows のドライバ名が異なることがあります。 最新の OS でも標準ドライバで認識する場合と、公式サイトからの別ドライバが必要な場合があります。
OS別のドライバとインストールの基本
Windows を使う場合は USB に接続してからデバイスマネージャを開くと、新しいシリアルポートが表示されます。このとき認識されないときはドライバが入っていない可能性があります。公式サイトや有名なドライバ配布元から PL2303 USB to UART Driver を入手してインストールしてください。
macOS や Linux の場合も基本的には自動的に認識されることが多いですが、古いカーネルや組み込み環境では追加のパッケージが必要になることがあります。macOS では /dev/tty.usbserial-xxxx のデバイス名で現れ、Linux では /dev/ttyUSB0 などが一般的です。
| OS | 認識名の例 | 主な対応 |
|---|---|---|
| Windows | PL2303 USB to UART | 公式ドライバをインストールすることで COM ポートとして現れます |
| macOS | tty.usbserial-XXXX | 自動認識されることが多いが稀に driver の入替が必要 |
| Linux | ttyUSB0 など | カーネルのモジュール usbserial が読み込まれていれば動作します |
実際の使い方の手順
まずはデバイスをPCの USB ポートに接続します。その後 OS がデバイスを認識して新しいシリアルポートを作成します。次に、開発環境の設定でこのポートを選択します。例えば Arduino IDE ならツールメニューのポートから対応するポートを選ぶだけです。
接続の基本フローは以下の通りです
| ステップ | 内容 |
| 1 | 電源とシールドの電圧を確認する 3.3V か 5V の対応を合わせる |
| 2 | USB ケーブルを接続し、デバイスマネージャなどでポートを確認 |
| 3 | ドライバを適切にインストールしてデバイスを COM ポートとして認識させる |
| 4 | 開発環境でポートを選択して通信をテストする |
よくあるトラブルとその対処
もしデバイスが認識されない場合、まずは USB ケーブル自体がデータ通信をサポートしているかを確認します。安価なケーブルの中には電力供給だけのものもあり、データ信号が通らないことがあります。
次にドライバの衝突を避けるため、既に別のシリアルドライバが入っていないかをチェックします。Windows では別の仮想COMポートツールや他社の変換チップドライバと競合することがあります。
電圧の不一致に注意してください。3.3V 系の MCU へ 5V の信号を直接送ると損傷の原因になります。必ずボーレートと電圧レベルを仕様通りに設定しましょう。
pl2303 を使うときの注意点
このチップは安価で入手しやすい反面、古い OS との互換性や一部の USB-C ポートとの相性問題が指摘されることがあります。使用前に必ず対応機器とドライバのバージョンを確認することが大切です。
最後に、pl2303 は 「USB の世界と UART の世界をつなぐ橋渡し役」です。正しい知識と適切な設定を守れば、マイコン学習やプロジェクトのデバッグがぐんと楽になります。
pl2303の同意語
- PL2303
- Prolific製のUSB-シリアル変換ICの総称。USBポートとRS-232/TTLなどのシリアル機器を結ぶ橋渡しチップです。
- PL2303 USB-シリアル変換IC
- PL2303はUSBをシリアルに変換するICで、USBデバイスをシリアル機器として動作させる役割を果たします。
- PL2303 USB-シリアル変換チップ
- 同じく、PL2303はUSBとシリアルをつなぐ小さな部品(チップ)です。
- PL2303 USB-シリアルIC
- 同義の表現。ICとしての機能を指します。
- Prolific PL2303
- Prolific社が提供するPL2303シリーズの総称・ブランド表記です。
- PL2303TA
- PL2303ファミリーの派生モデルの一つ。低消費電力・安定動作を目指した仕様のものがあります。
- PL2303HX
- PL2303の改良版・派生モデルの一つ。高速・安定な動作を意図した名称です。
- PL2303 Driver
- Windows・macOS・Linuxなどでデバイスを認識させるための公式/汎用ドライバソフトウェア。
- PL2303ドライバ
- PL2303デバイスをOSに認識させるためのソフトウェア(日本語表記)。
- PL2303チップ
- 部品名としての表現。PL2303というチップ自体を指します。
- PL2303 USB-シリアル変換
- PL2303の機能を端的に表すカテゴリ名。USBとシリアルの橋渡しを意味します。
- PL2303互換IC
- 同等の機能を持つ別社製の類似IC。厳密には互換性が完全でない場合もあるため注意が必要です。
pl2303の対義語・反対語
- 直接シリアル接続
- PL2303はUSBとシリアルの橋渡しをしますが、対極はUSBを介さず直接RS-232などのシリアル通信で接続することです。
- 内蔵RS-232ポート
- PCやデバイスに元から備わっているRS-232ポートを使用し、外部のUSB-シリアルアダプタを必要としない状態を指します。
- RS-232直結
- USB経由の変換を使わずRS-232信号を直接送受信することを意味します。
- 無線シリアル通信
- 有線のUSBやRS-232を使わず、BluetoothやWi-Fiなど無線でシリアル的通信を行う方式です。
- USB不要
- 通信にUSBケーブルやUSB変換を使わず、他の経路で接続する考え方です。
- 内蔵UART
- マイコンやボードに内蔵されたUARTを直接利用して通信する設計のことです。
- 物理ポート優先
- 仮想的なCOMポートではなく物理的なシリアルポートを優先して使う考え方です。
- 仮想COMポートを使わない
- USBブリッジが作る仮想的なCOMポートを使わず、直接通信を選ぶという発想です。
- 純粋なハードウェア通信
- ソフトウェアだけでのエミュレーションを避け、実機のハードウェア通信を重視する考え方です。
- 代替テクノロジー(無USB)
- USB以外の方法でシリアル通信を実現する手段を指します(例 内蔵UART、DB9直結、無線等)。
- 旧式シリアル規格利用
- RS-232などUSBに依存しない古いシリアル規格を使う場合を指します。
pl2303の共起語
- PL2303
- Prolific社のUSB-シリアルブリッジ用のチップ名。パソコンとシリアル機器をUSBでつなぐときに使われます。
- Prolific
- PL2303を開発・提供しているメーカー名。PL2303シリーズの生みの親です。
- USB-シリアル変換
- USBポートを介してシリアル通信を可能にする仕組み。PL2303がこれを実現します。
- ドライバ
- OSがPL2303と通信できるようにするソフトウェア。Windows・Linux・macOS向けが提供されます。
- UART
- Universal Asynchronous Receiver-Transmitterの略。シリアル通信の基本単位で、PL2303はこの方式でデータを送受信します。
- RS-232
- 従来のシリアル規格の一つ。信号レベルの規格で、PL2303はこれを扱うモデルがあります。
- RS232
- RS-232の別表現。ほぼ同じ意味です。
- COMポート
- Windows上でPL2303経由の仮想シリアルポートを指します。例: COM3。
- シリアル通信
- データを1ビットずつ連続して送る通信方式。PL2303の役割はこの通信を実現することです。
- TTL
- TTL電圧レベルのシリアル信号。PL2303の一部モデルはTTL出力を持つことがあります。
- モデル名
- PL2303には複数の派生モデルがあり、用途に応じて選ばれます。
- PL2303HXA
- 派生モデルのひとつ。信号仕様や用途が異なる場合があります。
- PL2303TA
- 別モデル。USB-シリアル変換に広く使われます。
- PL2303SA
- 別モデル。用途に応じた仕様が異なることがあります。
- PL2303RA
- 別モデル。特定の機能や仕様が異なる場合があります。
- USB
- 汎用の通信規格。PL2303はUSBポートを介してパソコンと通信します。
- ファームウェア
- 内部のソフトウェア。動作の安定性向上や新機能追加のために更新されることがあります。
- 互換性
- OSや機種間で正しく動くかという適合性の話。PL2303は複数のOSで動作を目指して設計されています。
pl2303の関連用語
- PL2303
- Prolific Technology社が開発したUSB-シリアル変換IC。USBポートとUARTの橋渡しを行い、PCとマイコンの間で仮想COMポートとして通信を可能にします。
- Prolific Technology
- 半導体メーカー。PL2303をはじめとするUSB-シリアル変換チップを設計・販売しています。
- USB-to-Serial bridge
- USBと従来のシリアル通信(UART/RS-232)をつなぐための回路・ICの総称。
- USB-to-UART bridge
- USBとUARTを直結するブリッジ機能を指す表現。
- UART
- Universal Asynchronous Receiver/Transmitter。非同期シリアル通信を行うハードウェアの名称。
- RS-232
- 古典的なPCとデバイス間のシリアル通信規格。電圧レベルなどが異なる別名。
- VCP
- Virtual COM Portの略。PL2303などのデバイスが仮想的なCOMポートとしてOSに見える機能。
- COMポート
- Windowsなどで表示されるシリアルポート。仮想COMポートとして扱われることが多い。
- VID
- Vendor ID。USBデバイスの製造元を識別する識別子。例: 0x067B(Prolificのことが多い)
- PID
- Product ID。特定デバイスを識別する識別子。PL2303の組み合わせとして使われることがある(例: 0x2303)
- デバイスID
- VIDとPIDの組み合わせ。OS側でデバイスを一意に特定する基準となる情報。
- ドライバ
- OSがPL2303デバイスを認識し、仮想COMポートを作成するためのソフトウェア。
- Windowsドライバ
- Windows上でPL2303を認識させ、仮想COMポートを提供する公式ドライバ。
- macOSドライバ
- macOS上でPL2303を利用可能にするための公式ドライバ・kext。
- Linuxドライバ
- Linuxカーネルのpl2303モジュール。usbserial/pl2303経由で動作します。
- デバイスマネージャー
- Windowsでデバイスの状態を確認・管理するツール。PL2303が正しく認識されているかを確認します。
- lsusb
- Linux/Unix系でUSBデバイス情報を表示するコマンド。デバイスの識別に便利。
- modprobe pl2303
- Linuxでpl2303モジュールを読み込むコマンド。
- PuTTY
- WindowsやLinuxで利用できるシリアル通信・端末ソフト。仮想COMポート経由で接続します。
- Tera Term
- Windows向けのシリアル通信ソフト。設定画面が分かりやすいのが特徴。
- minicom
- Linux向けの端末通信ソフト。シリアルポートを介して機器と対話します。
- screen
- macOSやLinuxで使われる端末エミュレータ。シリアル通信にも利用可能。
- Baud rate
- 通信速度。PL2303経由のシリアル通信で設定する重要なパラメータ。
- Parity
- パリティ。エラーチェックの設定。データ通信の信頼性に関与します。
- Stop bits
- ストップビット。1ビットまたは2ビットなどを設定します。
- Flow control
- フロー制御。CTS/RTSなどを用いて送信の制御を行います。
- TXD
- Transmit Dataライン。データを送信する信号線。
- RXD
- Receive Dataライン。データを受信する信号線。
- CTS/RTS
- ハードウェアフロー制御の信号線。データの送受信を制御します。
- DTR/DSR
- 追加の制御信号。リセットや制御補助に使われることがあります。
- GPIO
- 一部のPL2303バージョンで追加のGPIO機能を提供することがあります。
- Arduino/マイコン連携
- PCとマイコン間の通信を実現する代表的な用途。
- USB 2.0
- PL2303はUSB 2.0規格に準拠して接続されます。
- データシート
- PL2303の仕様・ピン配置・電気特性・動作条件をまとめた公式文書。



















