

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
はじめに: 維管束とは何か
植物の体には、水分や養分を運ぶ「管」が集まった束があります。この束を 維管束 と呼び、体の中を縦に走っています。維管束 は植物が立ち上がる力を支え、葉へ水を届け、根から吸い上げた養分を全身へ回す大切な道具です。
維管束の役割
維管束は主に二つの仲間からできています。木部(もくぶ、英語で xylem)は根から水分を吸い上げ、体の先端へ運びます。師部(しぶ、英語で phloem)は葉で作られた糖を、成長する場所へ運ぶ役割を果たします。ここで運ばれる水分や糖は植物の成長・修復・光合成のエネルギー源となります。
木部と師部の違い
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 構成要素 | 木部( xylem )と 師部( phloem ) |
| 役割 | 水分・養分の輸送 |
| 場所 | 茎や根の断面の維管束内部 |
観察のヒント
家庭での観察としては、セロリの茎を斜めに切って清潔な水にさすと、木部が水を上へ運ぶ様子を観察できることがあります。すぐには見えない場合もありますが、時間が経つと水が上昇する跡が見えることがあります。観察を分かりやすくするために、透明な容器に入れて観察すると良いでしょう。
まとめ
このように、維管束は植物の水分と養分を運ぶ道の総称です。木部と師部の二つの管から成り、根から葉へ水を運ぶ働きと、葉で作られた糖を植物全体へ配る働きを担います。身近な観察としてセロリの茎を使う方法も覚えておくと、理科の授業で学んだことを実際に確かめることができます。
維管束の同意語
- 木部・師部を含む束状の組織
- 維管束の別名。茎や葉柄の中にあり、木部( xylem )と師部( phloem )を束ねた集合体のこと。
- 木部束
- 維管束のうち木部だけが集まってできた束のこと。水分の輸送経路を作る部分。
- 師部束
- 維管束のうち師部だけが集まってできた束のこと。有機物を運ぶ経路を作る部分。
- 導管束
- 文献によっては、木部を含む導管(xylem)中心の束を指すことがある。必ずしも維管束全体を指すとは限らないので文脈を確認する。
- 維管組織の束
- 維管束と同義で使われることがある表現。木部と師部を含む束状構造の総称。
- 維管束系
- 植物体内で水分・養分の運搬を担当する束状の組織系。厳密には維管束そのものや、それらの連結・系統を指すこともある。
維管束の対義語・反対語
- 非維管束
- 維管束を持たない状態・組織を指す語。水分・養分の長距離輸送を担わず、基本組織系に分類されることが多い。
- 無維管束
- 維管束が存在しない、あるいは欠如している状態を示す語。植物の茎・葉などで見られる場合がある。
- 非維管束組織
- 維管束を含まない組織。主に基本組織系が該当し、貯蔵・光合成などの機能を担うことが多い。
- 基本組織系
- 表皮系・維管束系に対して、基本的な機能を担う組織をまとめた系。維管束系と対比的な位置づけで語られることが多い。
- 表皮組織系
- 外側を覆う組織系。保護・蒸散調節などを担い、輸送機能は主目的ではない点で維管束系と対照的。
- 輸送組織なし
- 長距離輸送を目的とした組織を持たない状態を示す表現。維管束の機能を欠くことを意味します。
- 導管・師管を含まない組織
- 維管束を構成する導管(木部・師部)を持たない組織を指す表現。対義語として使われることがあります。
維管束の共起語
- 木部
- 維管束の中で水分と無機塩類を輸送する組織。主に水を上方へ運ぶ導管系を構成します。
- 師部
- 維管束の輸送組織で、光合成で作られた有機栄養分を体中へ運ぶ。篩管と伴細胞から成ります。
- 木部導管
- 木部に属する管状の細胞で、水分を連結して輸送する導管。
- 導管
- 木部の主要な輸送経路となる管状の細胞。水の輸送を担います。
- 篩管
- 師部に属する管状の細胞で、養分を輸送する要素。篩板を介して連結します。
- 篩板
- 篩管の細胞壁にある孔板状の仕切りで、養分の通り道を形成します。
- 伴細胞
- 師部の機能を補助する隣接細胞で、篩管と連携して養分の輸送を支えます。
- 伴胞
- 伴細胞の別表記。師部の補助細胞を指します。
- 韌皮部
- 師部を含む、植物体へ養分を輸送する柔組織の総称。
- 木質部
- 木部の別名。水分輸送を担当する維管束の主成分。
- 維管束鞘
- 維管束を取り囲む薄い細胞層。特定の植物で機能的区画を作ります。
- 維管束鞘細胞
- 維管束鞘を構成する細胞。
- 葉脈
- 葉における維管束の総称。光合成を支える水分・養分の通路網。
- 網状脈
- 葉脈の形態の一つで、維管束が網目状に分布します。
- 平行脈
- 葉脈の形態の一つで、維管束が平行に走る特徴を持ちます。
維管束の関連用語
- 維管束
- 植物の茎・根・葉に存在する束状の組織系。木部と師部を含み、水の輸送と養分の輸送、さらには機械的支持を担う。
- 木部
- 水と無機塩類を根から上へ運ぶ組織。導管要素や角導管などの細胞から成り、リグニンで強化されている。
- 師部
- 有機物(主に糖)の輸送を担う組織。葉で作られた養分を全身へ配分する役割を持つ。
- 導管
- 木部の水を運ぶ管状の細胞。連結して連続的な水路を形成する。
- 角導管
- 導管の一種で、長く連結した細胞が水を効率よく運ぶ。主に被子植物の木部に多い。
- 篩管要素
- 師部の中核をなす細胞で、糖の輸送を担う。篩板で連結して篩管を形成する。
- 篩板
- 篩管要素の端にある孔のある壁。物質の通過を可能にする連絡孔。
- 伴細胞
- 篩管要素を助ける細胞。代謝物の供給やサポートを行い、篩管の機能を補助する。
- 篩胞
- 古い表現。篩管要素のことを指す場合があるが、現代の教科書では篩管要素と伴細胞が主。
- 韌皮部
- 師部の総称。糖など有機物の輸送を担い、植物の成長と発生を支える。
- 初生維管束
- 胚・新芽の発生初期に形成される最初の維管束群。木部と師部を含む。
- 二次維管束
- 形成層により二次的に形成される木部と師部の維管束。
- 形成層
- 側方に分裂して二次木部と二次師部を作る、成長を支える側生分生組織。
- 初生木部
- 発生初期に形成される木部。水を運ぶ主要な輸水組織。
- 初生師部
- 発生初期に形成される師部。初期の糖の輸送を担う。
- 二次木部
- 樹幹の成長に伴い形成される木部の二次成長部分。
- 二次師部
- 樹幹の成長に伴い形成される師部の二次成長部分。
- 輪状維管束
- 茎断面で維管束が環状に配置される形態。多くは双子葉植物の茎で見られる。
- 散在型維管束
- 茎断面で維管束が散在して分布する形態。多くは単子葉植物に見られる。
- 葉脈
- 葉の維管束のネットワーク。網状脈や平行脈などの形態がある。
- 束鞘
- 維管束を囲む細胞層。C4植物などで特有の解剖構造を形成することがある。
- 束鞘細胞
- 束鞘を構成する細胞で、維管束周囲の代謝を担う補助的な細胞。



















