

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
fob価格・とは?基本的な意味
海外取引でよく使われる用語のひとつに FOB があり、fob価格は「船の甲板を越えた時点までの費用と責任が売り手にある価格」のことを指します。正式には Free On Board の略ですが、日本語では「船積み渡し条件」とも呼ばれます。この記事では中学生にも分かるように、fob価格・とは何か、どう計算されるか、そして他のインコタームズとの違いを丁寧に解説します。ここで覚えておくべき大事な点は、価格には「船積みまでの費用と出荷手続き」が含まれる一方で、海上輸送費・保険料・輸入時の費用は通常含まれない、という点です。
FOBの基本:責任とリスクの移転点
FOB では船の甲板を越えた瞬間に売り手の責任が終了します。つまり、貨物が港の桟橋から船に積み込まれ、船の甲板を越えると、以降の費用とリスクは買い手に移ります。この「移転点」が FOB の最も大事な特徴です。 したがって、買い手は船積み後の輸送費、通関費、保険料、船上での取り扱い費用を負担することになります。
FOBと他のインコタームズとの違い
国際貿易でよく使われる用語には FOB のほかに CIF、CFR、EXW などがあります。以下の違いを押さえると、どの費用を誰が支払うかを自分で決めやすくなります。
| インコタームズ | 責任の移転点 | 含まれる費用の範囲 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| FOB | 船の甲板を越えた時点 | 商品価格 + 出荷港までの費用 | 海上輸送は買い手、港での手続きは売り手 |
| CIF | 船の甲板を越えた時点 | FOB price + 海上輸送費 + 保険 | 買い手が輸入地での費用を見込みやすい |
| CFR | 船の甲板を越えた時点 | FOB price + 海上輸送費 | 保険は含まれないが輸送費は含まれる |
| EXW | 工場出荷時点 | 商品価格のみ、その他は買い手が全て負担 | 売り手の責任が最も小さい契約 |
このように、同じ商品の場合でも FOB と CIF・ CFR などでは買い手と売り手の負担が大きく変わります。契約書に記載されている「港名」や「積み込みの時刻」などの条件を必ず確認しましょう。
FOB価格を読み解くコツと実務のポイント
FOB価格は、次の三つの要素で構成されます。
実務で最も大事なのは、契約書にある港名と「積み込みの時点」を正確に把握することです。とくに港名が間違っていると、費用負担が思わぬ形で変わってしまいます。以下の表で、 FOB でのコストの考え方をまとめます。
| 項目 | 説明 | 注意点 |
|---|---|---|
| 商品価格 | 製品自体の代金 | 契約に含まれるかを確認 |
| 出荷港までの費用 | 輸出手続き、検疫、港の積込費用など | 港名を必ず契約書に明記 |
| リスクの移転点 | 船の甲板を越えた時点で買い手へ | 契約上の定義を明確化 |
FOB の理解を深めると、交渉力が上がります。輸入側のコストを事前に見積もる力と、出荷時の責任範囲を正確に把握する力がつき、ビジネスのリスクを低減できます。
実務で使うときの checklist
- 港名の確認: FOB 取引で指定された港を必ず契約書に記載する。
- 積み込み条件の明記:船の甲板を越えた時点を厳格に定義する。
- 保険と輸送の分離:保険は買い手が別途手配しやすいよう、必要に応じて条項を設ける。
総じて、 FOB価格は「船積み前の責任と費用を売り手が負い、船積み後の費用とリスクを買い手が負う」という原則を分かりやすく示す契約条件です。初心者にも直感的に理解しやすく、商習慣として定着しています。
fob価格の同意語
- FOB価格
- FOB条件に基づく価格。出荷港で商品を船に積み込む時点までの費用を含み、船積み後の配送費用は含みません。
- 本船渡し価格
- FOBと同義の日本語表現。出荷港で商品を船に積み込むまでの費用を含む価格。
- 船上渡し価格
- FOBと同義。船へ商品を積み込む時点までの費用を含む価格。
- 船積み渡し価格
- FOBと同義。出荷港での船積みまでの費用を含む価格。
- 出荷港渡し価格
- FOBと同義。出荷港で船に積み込むまでの費用を含む価格。
- FOB取引価格
- FOB条件で成立する取引の価格設定。
- FOBコスト価格
- FOB条件のコストを反映した価格。
- F.O.B.価格
- FOBの別表記。出荷港までの積み込み費用を含む価格。
- Free On Board価格
- Free On Boardの英語表記。出荷港での積み込みまでを含む価格。
- Free On Board cost
- FOBと同義。船への積み込みまでの費用を含む価格。
- 甲板渡し価格
- FOBと同義。商品を甲板へ積み込む時点までの費用を含む価格。
fob価格の対義語・反対語
- EXW価格
- 売り手の責任が最も少なく、工場や倉庫など商品を引き渡した時点で契約が成立します。以降の輸送費・保険・輸出入手続き・通関などはすべて購入者が負担します。FOBと比較して、売り手の関与が最小限の前提です。
- FCA価格
- 指定された場所または港で、商品を運送業者( carrier)へ引き渡す時点でリスクが移動します。以降の輸送費用・保険・通関などは購入者の負担。FOBよりも引渡しの地点が近い形で、運送手配の責任範囲が異なります。
- FAS価格
- 港の岸壁で貨物を船に積み付ける準備が整い、船の横付けの時点でリスクが買い手へ移ります。FOBよりもリスク移転のタイミングが前後します(船積み前の段階で契約上の責任が分かれます)。
- CFR価格
- 売り手が目的地港までの費用(船代)を負担しますが、保険は買い手が手配します。リスクは船に積み込まれた時点で買い手へ移動します。FOBと比べて輸送費用の扱いは同様に変わりますが、保険の責任先が異なります。
- CIF価格
- CFRに保険料の負担を加えた形。売り手が費用・保険・運賃を目的地港まで負担します。リスクは船積み時点で買い手へ移ります。保険まで含めた点がFOBとの大きな違いです。
- CPT価格
- 売り手が指定された目的地まで運送料を支払いますが、保険は含まれません。リスクは貨物を第一の輸送業者に引き渡した時点で買い手へ移る点が特徴です。
- CIP価格
- CPTに保険を含めた形。売り手が保険付きで輸送を手配し、指定地点まで届けます。リスク移転は貨物を第一の輸送業者へ引き渡した時点です。 FOBよりも保険の責任が売り手側にあります。
- DAP価格
- 売り手が指定された場所まで貨物を届ける責任を持ちます。到着地での荷降ろしは買い手の責任。関税や輸入手続きは買い手負担になる点が特徴です。
- DPU価格
- Delivered at Place Unloaded:指定場所で荷下ろし完了までを売り手が責任を持つ形。荷下ろし後の責任は買い手へ移ります。通関や税金は買い手の負担となる点はFOBと異なります。
- DDP価格
- Delivered Duty Paid:関税・税金を含めたすべての費用を売り手が負担し、指定場所まで配送します。FOBよりも売り手の責任が圧倒的に大きい、最も“買い手にとって楽な”条件です。
fob価格の共起語
- FOB価格
- Free On Board の略。出荷港までの費用とリスクを売り手が負い、船に貨物を積み込んだ時点でリスクと費用が買い手へ移る価格条件。
- 本船渡し
- FOB の日本語表現。出荷港での船積みまでの責任と費用を売り手が負い、船へ積み込み後は買い手が負担する取引条件。
- インコタームズ
- 国際貿易で用いられる標準的な取引条件の総称。FOB はこの中の条件のひとつ。
- インコタームズ2020
- 最新版のインコタームズ規則。FOB などの条件の適用範囲や定義が整理されている版。
- 出荷港
- 貨物が船に積み込まれる港。FOB 条件の起点となる港を指すことが多い。
- 目的港
- 貨物が到着する港。CIF CFR など他の条件で重視されることが多い。
- 船積み費用
- 貨物を船に積み込む際の費用。FOB では売り手が負担するのが一般的。
- 海上輸送
- 海上を利用した貨物輸送。FOB は海上輸送を前提とする取引条件の代表例。
- 運賃
- 貨物を海上で運ぶ費用。FOB では船積み後の運賃は買い手が負担することが多い。
- 保険料
- 貨物の保険にかかる費用。FOB では原則買い手が手配する/別途負担する場合が多い。
- リスク移転
- 責任が売り手から買い手へ移るタイミングのこと。FOB では船の甲板を越えた時点で移転するのが原則。
- CIF価格
- Cost, Insurance and Freight の略。貨物費用と保険と運賃を含む総額価格。
- CFR価格
- Cost and Freight の略。貨物費用と運賃を含むが保険は含まれない価格。
- DAP価格
- Delivered At Place の略。目的地までの費用を含む価格だが関税は別扱い。
- DDP価格
- Delivered Duty Paid の略。関税を含む、目的地までの総費用。最も包括的な納品条件の一つ。
- 支払条件
- 代金の支払い方法・時期の取り決め。FOB と組み合わせて使われることが多い。
- L/C
- 信用状。国際貿易で広く使われる決済手段の一つ。
- T/T
- 電信送金。事前送金などの銀行振込形式。
- MOQ
- Minimum Order Quantity の略。最小発注数量。
- ロットサイズ
- 一度に出荷される量の単位。価格や納期に影響する要素。
- 価格見積もり
- FOB 価格を算出・提示する際の算定根拠や条件の説明。
- 原産地証明
- 商品がどの国で生産されたかを証明する書類。関税や規制で求められることがある。
- HSコード
- Harmonized System code の略。関税分類の国際コード。
- 出荷日
- 貨物を出荷する日付。納期と FOB 価格の計算に影響を与える。
- 発注単位
- 発注する最小数量。MOQ と関連して価格設定に影響する要素。
fob価格の関連用語
- FOB価格
- 船積み港で貨物が船に積み込まれ、船の甲板を越えた時点で売主から買主へリスクが移行します。輸送費と海上保険料は通常買い手が負担します。
- 船上渡しポイント
- 貨物が船の甲板を越えた瞬間にリスクが買い手へ移る、FOBのリスク移転点です。
- 出荷港
- 貨物を出荷する港(積出港、出荷地)を指し、FOBの起点となる港です。
- CFR価格
- Cost and Freight。売主が貨物の輸送費を目的地港まで負担しますが、保険は原則買い手の負担です。
- CIF価格
- Cost, Insurance and Freight。CFRに保険を付けた条件で、売主が保険料を支払い、貨物を目的地港まで輸送します。
- EXW価格
- Ex Works。売主の義務は自社の工場・倉庫で貨物を引き渡すことのみ。以降の費用・リスクは買い手が負います。
- FCA価格
- Free Carrier。売主が指定の運送業者に貨物を引き渡すまでの費用とリスクを負い、それ以降は買い手または指定輸送業者が責任を負います。
- CPT価格
- Carriage Paid To。売主が貨物を指定された目的地までの輸送料を負担しますが、リスクは貨物が運搬業者に引き渡された時点で買い手へ移ります。
- CIP価格
- Carriage and Insurance Paid to。CPTに保険を付加した条件。売主が貨物を目的地まで保険付きで輸送します。
- DAP価格
- Delivered at Place。売主が貨物を指定場所まで輸送して引き渡す条件。リスクは指定場所での引渡し時点で買い手へ移ります。
- DPU価格
- Delivered at Place Unloaded。貨物を指定場所に搬入・荷卸まで売主が責任を負います(DATの新名称)。
- DDP価格
- Delivered Duty Paid。関税・税金を含むすべての費用とリスクを売主が負い、指定場所まで配達します。
- インコタームズ
- 国際商取引の標準条件セット。海上・空輸・陸上などの運送手段に応じたルールを定めます。
- 海上保険のポイント
- FOBでは保険は買い手が掛けることが多い一方、CIF・ CIP など保険込みの条件を選ぶと保険を含めた見積もりが作成しやすくなります。
- リスク移転のタイミング
- 各インコタームズ条件でリスクが移転するタイミングが異なるため、契約時に明確化が重要です。
fob価格のおすすめ参考サイト
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