高岡智則
年齢：33歳 性別：男性 職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当） 居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地：神奈川県川崎市 身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる） 血液型：A型 誕生日：1992年11月20日 最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分） 家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）
カルボキシ末端とは何か
カルボキシ末端はタンパク質を作る材料であるアミノ酸がつながってできる鎖の末端のうち、最後のアミノ酸のカルボキシ基を指します。英語では C-terminus または C末端と呼ばれます。タンパク質は通常 N末端から C末端へと折りたたまれ、N末端にはアミノ基が、C末端にはカルボキシ基が露出します。
この末端はタンパク質の長さや機能、そして生体内の局在などに影響を与える重要な部位です。N末端と比べて、C末端はペプチド結合の末端として自由に反応することがあり、修飾を受けることもあります。
N末端との違い
| 項目 | N末端 | C末端 |
|---|---|---|
| 定義 | アミノ基を末端に持つ | カルボキシ基を末端に持つ |
| 主な特徴 | 正電荷を帯びることが多い | 負電荷を帯びることが多い |
| 修飾の例 | N末端のアミノ基の修飾がある | C末端のカルボキシ基の修飾がある |
カルボキシ末端の役割
カルボキシ末端はタンパク質の機能や安定性、局在を決める手がかりになります。またアミノ酸残基が連結される順番の最後を示すため、タンパク質の名前や性質を表す手掛かりにもなります。
日常的な観点と現場での扱い
生物が作るタンパク質は翻訳の途中で完成しますが、最終的にカルボキシ末端が露出しており、場合によっては酵素の作用や修飾によって機能が変化します。薬剤開発や研究ではカルボキシ末端を標識したり、特定の修飾を施すことでタンパク質の挙動を調べることがあります。
実験的な視点（高レベル）
高レベルの説明として、カルボキシ末端はペプチド鎖の終端であり、基質結合部位や相互作用部位として機能することがあります。研究では C末端の修飾を通じて、タンパク質の安定性を向上させたり、特定の細胞内部位へ標識する手段として活用されます。安全と倫理を守り、適切な指導のもとで理解を深めることが大切です。
要点のまとめ
カルボキシ末端はタンパク質の末端の一つで、最後のアミノ酸のカルボキシ基を指します。 N末端と並ぶ重要な端部で、電荷の傾向や修飾の対象、機能・局在の決定に関係します。生体内の蛋白質は翻訳から初めて形成され、N末端からC末端へと並ぶ方向性があります。
カルボキシ末端の同意語
- C末端
- タンパク質・ペプチド鎖の末端にあるカルボキシ基を指す、日本語表現の一つ。
- C端
- C末端の略称。タンパク質・ペプチド鎖の末端を指す。
- C-terminus
- 英語表現。ペプチド鎖の末端に付くカルボキシ基を指す用語。
- カルボキシ末端
- 末端カルボキシ基をもつペプチド鎖の末端を指す表現。C末端の別表現として使われることがある。
- カルボキシル末端
- カルボキシル基(-COOH)を末端に持つ状態を表す表現。C末端の別表現として使われることがある。
カルボキシ末端の対義語・反対語
- アミノ末端
- ペプチド・タンパク質鎖の先頭端で、アミノ基（-NH2）またはそのプロトン化形の-NH3+ が露出している端。カルボキシ末端の反対側。
- N末端
- N-terminusの日本語表記の一つ。ペプチド鎖の先頭端、アミノ基が露出している端（アミノ末端と同義）。
- N-terminus
- 英語表記のN-terminus。ペプチド鎖の先頭端で、アミノ基が露出している端（アミノ末端と同義）。
- N端
- N-terminusの略称。ペプチド・タンパク質の先頭端、アミノ基が露出している端（アミノ末端と同義）。
カルボキシ末端の共起語
- N末端
- ペプチド鎖の先頭側の端で、アミノ基が露出している端。カルボキシ末端とは対になる概念です。
- C末端
- ペプチド鎖の終端側の端で、カルボキシル基が露出している端。カルボキシ末端と同義語として使われます。
- カルボキシ末端
- C末端の別称。ペプチド鎖の末端に存在するカルボキシル基が特徴です。
- ペプチド鎖
- アミノ酸がペプチド結合で連結された鎖状分子で、N末端とC末端をもつ。
- アミノ酸残基
- ペプチドを構成する個々のアミノ酸の単位。末端位置は影響を受けやすい。
- ペプチド結合
- アミノ酸同士をつなぐ結合（結合はアミド結合の一種）。
- カルボン酸基
- -COOH 基、末端のカルボキシル基として現れることが多い基。
- カルボキシル基
- カルボン酸の酸性基で、C末端に頻出する基。
- 末端修飾
- N末端・C末端に化学的修飾を施すこと全般を指します。
- C末端アミド化
- C末端をアミド化して末端を修飾する反応。
- C末端ペプチド
- C末端に関連するペプチド末端領域や末端のペプチド。
- N末端の修飾
- N末端に施される修飾（例: N末端アセチル化）。
- N末端アセチル化
- N末端をアセチル基で修飾する一般的な翻訳後修飾。
- 翻訳後修飾
- タンパク質が合成された後に行われる化学的修飾全般。
- タンパク質
- 長いアミノ酸鎖からなる生体高分子で、N末端・C末端を持つ。
- プロテオミクス
- タンパク質の機能・相互作用を研究する分野で、末端領域の解析にも関与。
- 翻訳開始
- タンパク質合成の開始点（N末端）に関連する概念とセットで語られることがある。
- 翻訳終了
- タンパク質合成の終了点（C末端付近の処理を含む）に関する話題で使われることがある。
- 末端トリミング
- タンパク質の末端を酵素で切断する加工や現象。
- カルボキシペプチターゼ
- C末端を特異的に切断する酵素。
- Edman法
- N末端のアミノ酸を順次特定するシーケンス法。
- 質量分析
- ペプチド・タンパク質の分子量と末端情報を測定する分析法。
- MALDI-TOF
- 質量分析法の一種で、ペプチドの末端情報の取得にも使われる。
- 末端標識
- 蛍光タグなどで末端を識別・検出できるようにする手法。
- 末端長さ
- N末端からC末端までの長さ（アミノ酸数など）の指標。
- C端ペプチド
- C末端に関連するペプチド領域・ペプチドの末端側の話題。
カルボキシ末端の関連用語
- カルボキシ末端
- ポリペプチド鎖の自由なカルボキシル基を持つ末端。C末端とも呼ばれ、ペプチド鎖の終端の一つです。
- C末端
- カルボキシ末端の別名。ペプチド鎖のC方向の端で、自由なCOOH/COO−の形をとることがあります。
- N末端
- ペプチド鎖のN方向の端。自由なアミノ基を持つ端で、タンパク質の開始点として働きます。
- アミノ基
- NH2または-NH3+の官能基。N末端に存在することが多いです。
- カルボキシ基
- −COOHの官能基。カルボキシ末端の基本的な構成要素です。
- カルボン酸
- カルボキシ基を含む有機酸。酸性を示す官能基の総称です。
- ペプチド結合
- アミノ酸同士をつなぐ結合。2つのアミノ酸のカルボキシル基とアミノ基が脱水縮合してできる結合です。
- アミド結合
- ペプチド結合の正式名称。カルボニル炭素と窒素が結合した結合です。
- 末端保護基
- 末端の反応性を抑えるための保護基。N末端にはFmocやBocなどが使われることが多いです。
- N端保護
- N末端を保護して反応を制御する化学戦略。Fmoc/BOCなどの保護基を使います。
- 末端修飾
- 末端のカルボキシ基・アミノ基を化学的に変えること。例としてN末端のアセチル化、C末端への蛍光タグ付与などがあります。
- エンドキャッピング
- ポリマーの末端を不活性化して反応を止める処理。末端機能を制御する方法です。
- フリーカルボキシル基
- 末端がまだ自由なカルボキシル基を持っている状態。反応の出発点となることが多いです。
- ポリペプチド鎖
- アミノ酸が連結してできる長い鎖。N末端とC末端を持つことが多いです。
- C端修飾
- C端に対して化学的な修飾を施すこと。検出用ラベル付与や機能付与に使われることがあります。
- N端修飾
- N端に対して修飾を施すこと。安定性や標識のために行われることがあります。
- C端タグ
- タンパク質のC末端に付けるタグ。純化・検出を助ける役割を持ちます。
- N端タグ
- タンパク質のN末端に付けるタグ。純化・検出を助ける役割を持ちます。
- Edman分解
- N末端から順にアミノ酸を遊離させて配列を決定する分析法。N末端の特徴に依存します。
- 等電点と末端の影響
- 末端の官能基は全体の荷電状態に影響し、ペプチドやタンパク質の等電点（pI）に影響を与えます。
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