

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
間接証明・とは?
間接証明とは、ある命題が真であることを直接的に示す代わりに、仮定が成り立たないときに矛盾が生じることを示して、結論を導く証明のことです。英語では proof by contradiction または indirect proof と呼ばれます。
つまり、ある命題 P を証明したいとき、まず「Pが成り立たない」という仮定 ¬P を立てます。その仮定から出発して、論理的に不合理な結論を導くことができれば、 ¬P は成立し得ず、結局 P が真であるとわかります。これが間接証明の基本的な考え方です。
直接証明と間接証明の違い
直接証明は、前提から順に論理的な推論を積み重ねて最終的に結論に到達します。一方、間接証明は「ないこと」を前提にして矛盾を作り出すことで結論を立証します。
間接証明の代表的な手法
最も一般的なのは 背理法(矛盾を用いる証明)です。仮定 ¬P から出発し、矛盾が生じることを示します。矛盾が生じれば、 ¬P は成立し得ず、したがって P が真であることが分かります。
もう一つの考え方として 対偶を使う方法があります。命題 P → Q が成り立つとき、対偶 ¬Q → ¬P も真であることを利用して証明するやり方です。直接的には P → Q を立てるのが難しいときに有効です。
例題:√2は有理数か?
よくある例題として「√2 は有理数か?」を挙げます。ここでは 背理法を使います。
まず、仮定として <span>√2 を有理数として表します。すなわち √2 = p/q とします。ここで p, q は整数で、約分されていない(公約数が 1)とします。
両辺を2乗すると 2q^2 = p^2 となります。これから p^2 が偶数であることが分かるので、p も偶数である必要があります。したがって p = 2k と書けます。代入すると 2q^2 = 4k^2、さらに q^2 = 2k^2 となり、q も偶数であることがわかります。そうすると p と q はともに偶数になってしまい、仮定の「公約数が 1」という条件に矛盾します。
この矛盾から、最初の仮定 √2 を有理数として表せることは成り立たないことが分かります。したがって √2 は有理数ではない(無理数である)と結論づけられます。
練習と注意点
間接証明はときに複雑で、仮定の組み合わせや矛盾の見つけ方が難しいことがあります。練習として、いくつかの命題を背理法で証明してみると良いでしょう。
要点を整理した表
| 説明 | |
|---|---|
| 背理法 | ¬P から出発し、矛盾を得て P を導く。 |
| 対偶を使う方法 | P → Q のとき対偶 ¬Q → ¬P を用いて証明する。 |
まとめ
間接証明は「仮定が成り立たないときに矛盾が起きる」ことを示して、結論を導く方法です。矛盾を見つけ出す力と、論理の基本ルールをきちんと理解することが大切です。
生活の中での直感的な例
日常の考え方にも間接証明の考え方を使える場面はあります。例えば「もし今日雨が降らなかったとしても、傘を持っていなかったら濡れるはずだ」というように、ある前提が崩れないと結論に至らない、という論理の組み立て方を練習することができます。
よくある質問
Q: 直説法と背理法、どちらが難しい? A: 命題次第です。直説法は直接的に証明する場合に、背理法は矛盾を作り出す発想が必要です。いずれも論理の基本を理解して練習することで、自然に使えるようになります。
要点のまとめ表
| ポイント | 要点 |
|---|---|
| 定義 | 直接証明の代わりに ¬P から矛盾を導く方法 |
| 代表手法 | 背理法、対偶の利用 |
生活の中での補足
間接証明は数学以外の場面でも活用できます。論理的な思考を養う練習として、日常の小さな疑問に対して「なぜそうなるのか」を背理法的な発想で考える癖をつけるとよいでしょう。
間接証明の同意語
- 背理法
- 仮定を置いて矛盾が生じることを示し、元の命題が真であると結論づける間接的証明法。
- 帰謬法
- 背理法の別名。仮定から出発して矛盾を導くことで命題の真偽を確定させる手法。
- 矛盾法
- 仮定を進めて矛盾が生じることを示すことで、命題を証明する方法。
- 対偶法
- P→Q の証明を、対偶 ¬Q→¬P を証明することで行う間接的証明法。
- 反証法
- 命題の否定を前提として矛盾を引き出し、元命題の真偽を確かめる方法(間接証明の一種として用いられることがある)。
- 間接証明
- 直接的な証明を避け、別の論理関係を用いて真偽を示す証明の総称。
間接証明の対義語・反対語
- 直接証明
- 間接証明の対義語として最も基本的な証明方法。前提(定義・公理)から、矛盾を使わずに結論を直接導く方法です。例として、ある命題を定義や公理から順に積み重ねて結論を導く形をとります。
- 演繹的証明
- 公理・定理・定義を前提として、論理的な推論の連鎖で結論を導く方法。間接性はなく、出発点から筋道を追って結論を示します。
- 帰納法による証明
- 基底ケースを示し、次に“もし n について成り立つなら n+1 も成り立つ”という帰納ステップで、すべての自然数に対して命題が成立することを示す方法。段階的に結論を積み上げる点が特徴です。
- 実証的証明
- 実験・観察・データに基づいて結論を支持する証明の仕方。自然科学などで多く使われ、厳密な論理証明とは異なる補強的な役割を果たすことがあります。
- 観察的証明
- 現象の観察とデータの整理に基づく証明のアプローチ。統計的検証や経験的な規則性を用いて成立を支持します。
間接証明の共起語
- 背理法
- 間接証明の代表的な手法。命題が偽であると仮定して矛盾を導き、結論が真であると示す方法。
- 対偶の証明
- 命題の対偶を証明して元の命題を導く間接証明の一種。論理の等価性を活用する。
- 直接証明
- 仮定を設けず、直接的な推論で命題の真を示す方法。間接証明の対極となる手法。
- 仮定
- 証明の過程で立てる一時的な前提。結論を導く出発点となる。
- 矛盾
- 結論へ至る過程で現れる整合性の崩れ。背理法の核となる要素。
- 矛盾を利用した推論
- 矛盾を示すことで元命題の真を確定する推論の流れ。
- 命題
- 証明の対象となる文・文の意味内容。真偽が評価される。
- 証明
- 論理的に真であることを示す一連の過程。
- 命題論理
- 証明で用いられる論理体系のひとつ。命題の結合や含意を扱う。
- 推論
- 前提から結論へと導く思考・計算の過程。
- 論証
- 主張を支える論理的根拠の提示。説得力のある説明。
- 公理
- 証明の出発点となる自明な前提。
- 定理
- 証明すべき命題。数学的に新しい真理として確定する結果。
- 帰納法
- 特定の事例から一般性を導く証明法で、間接証明と組み合わせて用いられることがある。
- 反証
- 命題の偽を示す根拠。間接証明において対抗となる論拠として用いられることがある。
間接証明の関連用語
- 間接証明
- 仮定の否定や別の命題の成立を前提として矛盾を導くことで結論を得る、直接証明が難しいときに使う証明法。
- 背理法(反証法とも呼ばれる)
- 仮定の否定を出発点に矛盾を導くことで、元の命題の真偽を確定する代表的な間接証明の手法。
- 対偶による証明(対偶法)
- 命題P→Qの証明を、対偶 ¬Q→¬P を証明することで成り立つと結論づける証明手法。
- 直接証明
- 命題を直接、順序立てて論理的に導く証明法。間接証明と対比して使われることが多い。
- 矛盾
- 背理法を用いた推論の中核となる、命題とその否定が同時に成立する状態。矛盾を見つけることが鍵。
- 対偶の法則
- 命題P→Qとその対偶 ¬Q→¬P は論理的に等価であるとされ、対偶を用いた証明の根拠となる法則。
- 演繹法
- 前提から必然的に結論を導く推論の総称。間接証明は演繹法の一種で、矛盾を用いる場合が多い。
間接証明のおすすめ参考サイト
- 間接証明法(カンセツショウメイホウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
- 物的証拠とは? 刑事事件における証拠の種類 - 刑事事件に強い弁護士
- 間接証拠(カンセツショウコ)とは? 意味や使い方 - コトバンク



















