

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
mpoコネクタとは
mpoコネクタは 高密度のファイバー光学コネクタ の一種です。正式名称を Multi-Fiber Push On といい、1つのコネクタで複数のファイバーを同時に接続できる特徴を持っています。データセンターや大規模なネットワークのバックボーンで、空間を節約しながら高速通信を実現するために広く使われています。最近では MPO に加えて MTP というブランド名の規格も馴染み深くなっていますが、基本的な仕組みは同じです。
基本の仕組み
mpoコネクタは、1個の円筒状のフェラーリ(端子部)に複数のファイバーを並べて配置します。これにより、1本のコネクタで 複数の信号を同時に伝送できる のが特徴です。接続時にはキー(向き合わせ用の突起)で正しく組み合わせる必要があり、反対側のコネクタと必ず対応する向きで結合します。コネクタの両端は接続される機器側のポートとトレースの整合性を保つため、清浄で正確な挿抜が重要です。
用途とメリット
mpoコネクタは、データセンターのバックボーンやサーバー間の接続、さらに100Gや400G級の通信を実現するための並列光伝送に向いています。例えば、40Gや100Gのリンクでは、複数のファイバーを同時に用いることが多く、従来の個別のLCやSCコネクタよりも設置スペースを大幅に削減できます。また、同じコネクタでファイバー数を増減できる柔軟性があり、将来の拡張にも対応しやすい点が大きな魅力です。
構造と規格のポイント
mpoコネクタは、規格上の名称として IEC 61754-7-11 など が挙げられます。標準的には 12 ファイバー構成(MPO-12)と 24 ファイバー構成(MPO-24)が一般的です。最近は 8、16、24、32 などの派生規格も存在しますが、実際の運用では ブレークアウトケーブル を用いて MPO から LC などの小型ファイバコネクタへ分岐させるケースが多いです。これにより、機器側は LC や SC のポートと接続できます。
使い方のポイントと注意点
mpoコネクタを正しく使うためには、清浄作業の徹底が欠かせません。ファイバー端子は傷つきやすく、微細なゴミが混入すると信号品質が大きく低下します。必ず専用のクリーニングキットを使い、挿入前後に検査を行いましょう。次に、ポリシー・ポラリティ(極性) に注意します。接続する側のファイバ順序が乱れると、信号の極性が合わず通信が成立しなくなることがあります。最後に、ブレークアウトの取り扱いにも注意します。MPO から LC へ分岐する場合、分岐ケーブルのファイバー配列と機器側のポート配列が正しく対応していることを必ず確認してください。
簡易な比較表
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| ファイバー数 | 12F、24F など。用途に応じて選択 |
| 利点 | 高密度化、配線の整理、並列伝送の実現 |
| 課題 | 清浄性の維持、極性の正確な接続、ブレークアウトの正しい配置 |
実際の活用例
データセンターのラック間ケーブルや、サーバーとスイッチ間の接続で MPO コネクタを使い、必要な帯域を確保します。40G 以上のリンクでは、MPO を用いたブレークアウト構成が標準的な設計になっており、将来的な拡張性を保ちながら現在の運用を支えます。
まとめ
mpoコネクタは高密度・高帯域の通信を実現する強力なツールです。正しい規格の選択、清浄作業、極性の理解、ブレークアウトの取り扱いを守ることで、安定した通信品質と運用の柔軟性を得られます。初めて触れる場合は、経験者と一緒に段階的に導入するのがおすすめです。
mpoコネクタの同意語
- MPOコネクタ
- マルチファイバー・プッシュオン・コネクタの略。複数本の光ファイバーを同時に接続できる高密度のコネクタで、8芯・12芯などの構成が一般的です。
- MPOコネクター
- MPOコネクタと同義の表現。接続部品を指す語として使われます。
- マルチファイバー・プッシュオン・コネクタ
- 同じく Multi-Fiber Push On コネクタを指す日本語表現。
- マルチファイバー・プッシュオンコネクタ
- 同義の別表記。英語の Multi-Fiber Push On の日本語表現。
- マルチファイバー・プッシュオン式コネクタ
- Push-On 式のコネクタを指す表現。MPO の実質的な表現です。
- MTPコネクタ
- MPOの規格準拠のブランド名である MTP ブランドのコネクタ。実質は MPO とほぼ同等の高密度ファイバコネクタ。
- MTPコネクター
- MTPブランドのコネクタ。MPOの同義語として使われることが多いです。
- 高密度ファイバーコネクタ
- MPO/MTP の特徴である高密度のファイバ接続を実現するコネクタの総称。
- 高密度光ファイバコネクタ
- 同様に MPO/MTP の性質を表す表現。
mpoコネクタの対義語・反対語
- シングルファイバコネクタ
- MPOは複数のファイバを同時に接続しますが、シングルファイバコネクタは1本のファイバだけを接続します。単芯向けの配線設計で用いられます。
- ねじ込み式コネクタ
- MPOのPush-On(押すだけで挿入するタイプ)とは異なり、ねじで固定して接続するタイプのコネクタ。信頼性が高く、再接続時の抜き差しに工具を要することが多いです。
- LCコネクタ
- 小型のシングルファイバコネクタの代表格です。MPOと比べると1本ずつの接続が主で、密度は低めです。
- SCコネクタ
- 長年使われてきたスタンダードなコネクタのひとつ。通常はエンドファイバが少なく、MPOのマルチファイバに対して低密度の接続に向きます。
- FCコネクタ
- ねじ込み式の古典的コネクタの一つ。高い信頼性と耐久性を求める場面で使われます。MPOのPush-Onとは異なる固定方式。
- STコネクタ
- ストレート・ティップのタイプで、クラシックな光ファイバ接続の一つ。MPOのマルチファイバとは別の設計思想です。
mpoコネクタの共起語
- MPOコネクタ
- 複数芯の光ファイバを同時伝送する高密度のコネクタ。MTPはこのカテゴリーの代表的な規格/ブランドの一つ。
- 光ファイバ
- 光を伝える細いガラス・プラスチックの繊維。
- 光ファイバケーブル
- 光ファイバ芯を覆う外装とシールドを備えたケーブル。
- リボンファイバ
- 芯がリボン状に並ぶ複数芯ファイバの集合構造。
- 多芯ファイバ
- 複数の芯を束ねて同時伝送するタイプのファイバ。
- 12芯
- 12本の芯を束ねた構成。
- 24芯
- 24本の芯を束ねた構成。
- 8芯
- 8本の芯を束ねた構成。
- ブレークアウトケーブル
- MPOコネクタから個別のLC/SC端子へ分岐するケーブル。
- ブレークアウト
- MPOを複数の単一芯コネクタへ分岐する構成の総称。
- パッチコード
- コネクタ同士を接続する短尺ケーブル。
- パッチパネル
- ケーブルの整理・接続を行うパネル。
- MPOアダプター
- MPOコネクタ同士を接続する中間部品。
- アダプター
- コネクタ同士をつなぐ部品の総称。
- 雄コネクタ
- コネクタのオス側。
- 雌コネクタ
- コネクタのメス側。
- フェルール
- 芯を保持して正確に整列させる部品。
- MTフェルール
- MPO用のMTフェルール。芯の並びを規定して低損失を実現。
- 端面
- コネクタの先端表面。
- 端面処理
- 端面を研磨・ポリッシュして接触品質を高める作業。
- UPC端面
- Ultra Physical Contact端面。平滑な端面で接触を高め、挿入損失を抑える標準タイプ。
- APC端面
- Angled Physical Contact端面。端面に8度程度の角度をつけ、反射を大幅に抑制。
- 端面ポリッシュ
- 端面を高精度に研磨・ポリッシュする工程。
- 挿入損失
- 接続時に光が失われる量。通常dBで表現。
- 反射
- 端面からの光の反射(バックリフレクション)の度合い。
- 光学性能
- 伝送品質を示す総称。低挿入損失・低反射が求められる。
- 規格
- 国際標準・業界規格。互換性の基準。
- IEC 61754-7
- MPO/MTPコネクタの国際規格。
- データセンター
- 大容量のデータ処理を行う施設。MPOは高密度接続で広く使われる。
- 高密度配線
- 限られたスペースで多数のファイバを配線する設計。
- アライメント
- 芯を正確に位置合わせする作業・原理。
- アライメント精度
- 芯の正確な配置を保つ精度。挿入損失や再現性に影響。
mpoコネクタの関連用語
- MPOコネクタ
- マルチファイバプッシュオンの光ファイバコネクタ。主に12本または24本のファイバを一体に束ね、データセンターなどの高密度接続で使われる。
- MTPコネクタ
- MPOの商標名の一つで、より高精度なアライメントと低バックリフレクションを特徴とする高密度コネクタ。データセンターでの使用が多い。
- 12ファイバーMPO
- MPOコネクタの12芯構成。一般的な高密度接続の一形態で、12本のファイバを同時接続する。
- 24ファイバーMPO
- MPOコネクタの24芯構成。より大容量の伝送を可能にする高密度タイプ。
- MPO規格 IEC 61754-7
- MPO/MTPコネクタの型式・寸法・公差を定める国際規格。互換性を確保する基準。
- キー(Keying)
- MPOコネクタには向きを合わせるキーがあり、挿入方向とポジションを正しく揃える仕組み。間違った向きでの接続を防ぐ。
- アライメント
- 芯同士を正確に合わせて接続する仕組み。MPO/MTPは複数芯を正確に整列させる設計。
- フェルール(Ferrule)
- 光ファイバの端を固定する筒状部品。端面の平滑性を保ち、接続時の挿入損失を低減。
- オス/メス
- MPOコネクタにはオス(プラグ)とメス(ジャック)の区別があり、組み合わせて接続する。
- UPC端面
- 端面が平面・光沢のある仕上げのタイプ。バックリフレクションはAPCより高くなるが一般的な用途で使われることもある。
- APC端面
- 端面を角度付け(例: 約8度)して加工したタイプ。バックリフレクションを大幅に低減する。高精度用途に適する。
- ブレークアウトケーブル
- MPO端子を活用して、複数本のファイバーを個別のLC/SC端子へ分岐するケーブル。
- MPO to LCブレークアウト
- MPO大端子を、個別のLCコネクタへ分岐する接続ケーブル・ファスナーの構成。
- ファイバアレイケーブル
- 複数ファイバを束ねファイバアレイとして使うケーブル。MPO端子と組み合わせて高密度接続に対応。
- データセンター用途
- サーバーラック間の高密度・高速伝送を実現するためにMPO/MTPが広く使われる。
- 40G/100G対応
- 40GbE/100GbEの伝送で、MPO/MTPコネクタが広く採用されている。特に40G/100Gの伝送での高容量配線に適している。
- バックリフレクション
- 光信号がコネクタ端面から反射する現象。APC端面はこれを抑制する設計で、MPOでも重要な指標。



















