archive.php・とは？初心者のための使い方と仕組みをやさしく解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

archive.php・とは？

WordPressのテーマにはたくさんの部品があります。その中でも archive.php とは、アーカイブページを表示するためのテンプレートファイルです。

アーカイブページとは、過去の記事の一覧のことです。たとえば日付別の一覧、カテゴリ別の一覧、タグ別の一覧、著者別の一覧などです。Webサイトでは読者が過去の記事を見やすくするためにこの仕組みを使います。

仕組みをざっくり説明すると、WordPress は特定の URL に応じて使うテンプレートを決めます。archive.php があればそれを使い、なければ category.php や tag.php などが代わりに使われ、最終的には index.php に落ち着きます。

覚えておくとよいポイントは三つです。まず archive.php は「複数の記事を一覧表示するための土台」だということ。次にテンプレート階層の一部であり、他のファイルが代わりに使われる場合があること。最後に最低限の表示だけでよければ index.php を使うこともある、という点です。

archive.php の作り方のヒント

自分のテーマで archive.php を作る場合は、まず現在表示しているアーカイブのタイトルと説明を表示するエリアを設けます。次に The Loop と呼ばれる投稿を順番に取り出して表示する仕組みを組み込みます。タイトルは get_the_archive_title()、説明は get_the_archive_description() を使うと楽です。

主な役割: アーカイブページの見出しと概要を決め、投稿のリストを表示する
よく使う関数: get_the_archive_title、get_the_archive_description、the_post、the_title、the_excerpt

テンプレート階層の関係性を見える化する表を参考にすると理解が深まります。以下の表は代表的なテンプレートと用途をまとめたもの。

テンプレート名	用途	例
archive.php	日付・カテゴリ・タグ・著者のアーカイブを表示	カテゴリの一覧ページ
category.php	カテゴリーごとのアーカイブ	特定のカテゴリーの記事一覧
tag.php	タグごとのアーカイブ	特定のタグの記事一覧
author.php	著者ごとのアーカイブ	ある人が書いた記事一覧
index.php	特別なテンプレートがないときの最終代替	ホームやその他の一覧

実務の手順の一例です。

1) 子テーマを作成する

2) archive.php をコピーして編集する

3) The Loop を使って投稿を出力する

4) get_the_archive_title で見出しを作る

5) 必要に応じてパーマリンクや表示項目を調整する

このようにして archive.php を整えると、日付・カテゴリ・タグ・著者などのアーカイブページが統一感のあるデザインで表示されます。初めての人でも手をつけやすいポイントは、まずタイトルと説明の表示から始め、投稿のループを組むことです。

archive.phpの同意語

アーカイブページ: 過去の記事を日付・カテゴリ・タグなどで整理・一覧表示するウェブサイト内の特定のページの総称。
アーカイブテンプレート: アーカイブ表示を作るためのテンプレート（設計図）で、archive.php などのファイル名で提供されることが多い。
アーカイブ表示: アーカイブとして記事を一覧形式で表示する表示方法のこと。
過去記事一覧: 過去に公開された記事を時系列で並べた一覧ページのこと。
月別アーカイブ: 月ごとに分けて表示するアーカイブのこと（例：月別にまとめられた投稿一覧）。
年別アーカイブ: 年ごとに分けて表示するアーカイブのこと。
カテゴリ別アーカイブ: カテゴリごとにまとめたアーカイブ表示のこと。
タグアーカイブ: タグごとにまとめられた投稿のアーカイブ表示のこと。
投稿アーカイブ: 投稿をアーカイブとして整理・表示する一般的な表現。
archive.phpファイル: WordPress テーマでアーカイブ表示を担うテンプレートファイルそのものを指す呼称。
アーカイブ用PHPファイル: アーカイブ表示を実装するための PHP ファイルの別称。
アーカイブテンプレートファイル: アーカイブ表示を作るためのテンプレートファイルの総称（archive.php など）。

archive.phpの対義語・反対語

ライブ: 現在進行中の公開・リアルタイムな情報。archive.phpは過去の情報をまとめる役割で、ライブは今現在の情報を指します。
最新: 最も新しく追加・更新された情報。アーカイブが過去情報の集合であるのに対し、最新は新しく生まれた情報を示します。
現在公開中: 現在閲覧可能な公開情報。アーカイブが過去の情報の蓄積であるのに対し、現在公開中は現在進行の情報を示します。
新着: 最近追加された記事・情報。アーカイブは過去の情報を集めるが、新着は直近の追加を指します。
未公開: まだ公開されていない情報。過去情報を蓄積するアーカイブとは反対の公開待ちの状態を示します。
公開中: 現在公開されている状態。アーカイブは過去の情報の整理・保存で、公開中は現在公開されている情報を指します。
現行: 現在の・最新の情報。過去情報を集めるアーカイブと対比して、現行は現在の情報を示します。
記事詳細（Singleページ）: 個別の記事の詳細ページ。archive.phpは複数記事の一覧表示を担当することが多いですが、single.phpは1件の記事の詳しい内容を表示します。

archive.phpの共起語

アーカイブページ: 投稿やカスタム投稿タイプの一覧を表示するページの総称。日付・カテゴリー・タグなどで絞って表示されることが多いです。
アーカイブテンプレート: アーカイブページを表示するためのテンプレートファイルの総称。代表例はarchive.phpです。
アーカイブ階層: アーカイブ表示に対応するテンプレートを選ぶ際の階層構造のこと。条件に合う最適なファイルが自動で使われます。
テンプレート階層: WordPress がどのテンプレートファイルを使うか決める規則のこと。archive.phpはこの階層の一部です。
カテゴリ: 投稿を分類する大分類の一つ。英語ではcategory。後述のカテゴリーアーカイブで使われます。
カテゴリーアーカイブ: 特定のカテゴリーに属する投稿の一覧を表示するアーカイブページのこと。
カテゴリーアーカイブページ: カテゴリー別の投稿一覧を表示するアーカイブページのこと。
カテゴリーページ: カテゴリーごとのアーカイブページを指す言い方です。
タグ: 投稿を説明するキーワードのこと。複数の投稿を結びつけます。
タグアーカイブ: 特定のタグが付いた投稿の一覧を表示するアーカイブページのこと。
著者アーカイブ: 特定の著者が投稿した記事の一覧を表示するアーカイブページのこと。
日付アーカイブ: 日付（年・月・日）で絞った投稿の一覧を表示するアーカイブページのこと。
年別アーカイブ: 特定の年に投稿された記事の一覧を表示するアーカイブページのこと。
月別アーカイブ: 特定の月に投稿された記事の一覧を表示するアーカイブページのこと。
日付ベースアーカイブ: 日付をベースに絞ったアーカイブの総称です。
投稿タイプアーカイブ: カスタム投稿タイプのアーカイブページのこと。
archive-{post_type}.php: 特定の投稿タイプのアーカイブを表示するテンプレートファイルの名前パターン。
is_archive: 現在のページがアーカイブページかを判定する WordPress の条件タグ。
is_category: 現在のページがカテゴリーアーカイブかを判定する条件タグ。
is_tag: 現在のページがタグアーカイブかを判定する条件タグ。
is_author: 現在のページが著者アーカイブかを判定する条件タグ。
is_date: 現在のページが日付ベースのアーカイブかを判定する条件タグ。
WP_Query: 投稿を取得するための WordPress のデータ取得クラス。
The Loop: WP_Query の結果を1件ずつ表示する、投稿を繰り返す基本的な処理。アーカイブの表示で頻出します。
パーマリンク: 投稿や固定ページの永久URLのこと。SEOとユーザビリティの要です。
パーマリンク設定: URL の形式を決める設定のこと。サイト全体の URL 構造に影響します。
スラッグ: URL の一部として使われる短く分かりやすい語。archive の slug などに使われます。

archive.phpの関連用語

archive.php: WordPressテーマのテンプレートファイルの一つ。アーカイブページを表示するために使われ、カテゴリ・タグ・日付・著者・カスタム投稿タイプなどの投稿一覧を表示します。
アーカイブページ: 複数の投稿を一覧表示するページの総称。カテゴリ・タグ・日付・著者・カスタム投稿タイプなどのアーカイブが含まれます。
テンプレート階層: WordPressがどのテンプレートファイルを使うかを決める階層構造。archive.phpはアーカイブ系ページの標準的なフォールバックです。
カテゴリページ: 特定のカテゴリに属する投稿のアーカイブページ。カテゴリ名やスラッグで識別されます。
タグページ: 特定のタグに関連する投稿のアーカイブページ。タグ名やスラッグで識別されます。
日付アーカイブ: 年・月・日で絞り込んだ投稿のアーカイブページ。日付ごとに投稿を一覧表示します。
著者アーカイブ: 特定の著者が投稿した記事のアーカイブページ。著者名で一覧表示されます。
カスタム投稿タイプアーカイブ: 独自に追加した投稿タイプ（例: イベント、商品）専用のアーカイブページ。
アーカイブタイトル: アーカイブページの見出しを表示・取得するタイトル。the_archive_title() などの関数で出力します。
アーカイブ説明: アーカイブページの説明文。get_the_archive_description() で取得して表示することがあります。
is_archive: 現在のページがアーカイブかどうかを判定する条件分岐タグ。
is_category: 現在のページがカテゴリアーカイブかどうかを判定する条件分岐タグ。
is_tag: 現在のページがタグアーカイブかどうかを判定する条件分岐タグ。
is_date: 現在のページが日付アーカイブかどうかを判定する条件分岐タグ。
is_author: 現在のページが著者アーカイブかどうかを判定する条件分岐タグ。
is_post_type_archive: 現在のページがカスタム投稿タイプのアーカイブかどうかを判定する条件分岐タグ。
WP_Query: 投稿の取得・絞り込み・並べ替えを行う WordPress のクラス。archive.php でもよく使われます。
The Loop: 投稿を1件ずつ表示するための繰り返し処理。アーカイブページの基本的な表示ロジックです。
the_title: 各投稿のタイトルを表示するテンプレートタグ。
the_permalink: 投稿の個別ページへのリンクを出力するテンプレートタグ。
the_excerpt: 投稿の要約を表示するテンプレートタグ。
get_template_part: テンプレートの一部を他のファイルから読み込む機能。アーカイブの部品を分割して再利用できます。
paginate_links: ページ番号形式のページネーションリンクを生成する関数。
the_posts_pagination: 現在のアーカイブのページネーションを表示するテンプレートタグ。
ページネーション: 長いアーカイブを複数ページに分割して前後のページへ移動する機能。
アーカイブの正規URL設定: アーカイブページの正規URL（canonical URL）を検索エンジンへ伝える設定。SEO対策として用いられます。
archive-{post_type}.php: 特定の投稿タイプのアーカイブを表示するテンプレートファイル。archive.php の専門版として機能します。
taxonomy.php: カスタム分類のアーカイブやタームアーカイブを扱う一般的なテンプレート。