lpddr4xとは？初心者向けに解説する最新メモリ技術ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

lpddr4xとは？

lpddr4xは、モバイル機器で使われる主流のDRAMの一つです。低電力で高速なデータ転送を実現するために設計され、スマートフォンやノートパソコン（関連記事：ノートパソコンの激安セール情報まとめ）、タブレットなどで広く使われています。“X”はエクストラ（Extra）の意味を持ち、従来のLPDDR4よりも省電力性能を高めた設計になっています。

lpddr4xの特徴

高いデータ転送速度と低い電力消費を両立させる点が最大の特徴です。動画を見たり、ゲームをしたり、アプリを複数同時に動かすときでも、機器の動作が滑らかになることが多いです。lpddr4xは「X＝エクストラ」の意味を活かし、電源を抑えつつ性能を維持する工夫が取り入れられています。

lpddr4とlpddr4xの違い

項目	LPDDR4	LPDDR4X
データ転送速度の目安	最大約3200 MT/s	最大約4266 MT/s
電圧・省電力設計	1.0〜1.2V程度	約1.1V程度でI/Oを最適化
用途の幅	スマホ・ノートなど一般機器	同様だがより長時間の駆動を目指す機器にも適応

どこで使われているのか

lpddr4xは主にスマートフォンのSoC（システム・オン・チップ）に組み込まれ、スマホやタブレット、ノートPCの内部メモリとして動作します。近年の新しい機種では、高解像度の動画再生や3Dゲーム、複数アプリの同時実行など、メモリの要求値が上がっているためlpddr4xの採用が増えています。

仕組みと動作のイメージ

メモリは小さなチップの集まりで構成され、読み書きの指示はメインコントローラが行います。データはMT/sという単位で転送速度を表し、lpddr4xはこの速度を高めつつ、電力を少なく抑える設計になっています。電力を抑える工夫には、電源の切り替えを素早く行う機能や、使っていない回路を自動で休ませる機能などが含まれます。これにより、長時間の作業でも機器の発熱を抑え、バッテリーの持ちを良くする効果があります。

速度と電力のバランスを理解するポイント

日常の使い方では、容量と速度のバランスを見て機種を選ぶと良いです。例えば動画編集や高度なゲームを頻繁に行う人は、高い転送速度と大容量のメモリを選ぶと快適になります。一方、普段使い中心なら、容量は抑えめで省電力性が高いモデルでも十分なことが多いです。

まとめとポイント

lpddr4xは、高い転送速度と低い電力消費を両立させるモバイル向けメモリ技術です。従来のLPDDR4と比べて電力効率が改善され、デバイスのバッテリ持ちと性能の両方に寄与します。今のスマホやノートPCの多くがlpddr4xを採用しており、日常の動作から高度な作業まで、よりスムーズな体験を可能にしています。

この記事では、lpddr4xとは何か、lpddr4との違い、使われている場面、仕組みの概要、そして選び方のポイントを初心者にも分かりやすく解説しました。機器を選ぶときには、速度と容量、電力効率を総合的に比較して、自分の使い方に合ったモデルを選ぶと良いでしょう。

lpddr4xの同意語

LPDDR4X: 低電力DDR4Xメモリの正式名称。モバイルデバイスなど省電力設計のDRAM（RAM）規格です。
LPDDR4-X: LPDDR4Xの表記揺れ。ハイフン付きの表記バリエーションです。
LPDDR4X SDRAM: LPDDR4Xのうち、SDRAM（同期式DRAM）の仕様を表す呼び方です。
LPDDR4Xメモリ: LPDDR4X形式のメモリを指す日常的な表現です。
LPDDR4X RAM: LPDDR4X規格のRAMを意味する英語表現の和訳・混用表現です。
LPDDR4X DRAM: LPDDR4XのDRAMを指す表現です。
低電力DDR4X: LPの意味を日本語に訳した表現。省電力設計のDDR4Xメモリを指します。
低電力DDR4-X: 低電力DDR4-Xの表記ゆれの一つです。
低電力DDR4Xメモリ: LPDDR4Xのメモリを指す日本語表現です。
ローパワーDDR4X: 英語表記のカタカナ表現の一つです。
Low Power DDR4X: 英語表記の正式名称。LPDDR4Xの意味を伝えます。
Low-Power DDR4X: Low-Powerという形の英語表記のバリエーションです。
LPDDR4X規格: LPDDR4X自体の規格を指す表現です。
LPDDR4Xメモリ規格: LPDDR4Xが定めるメモリ規格であることを示します。
LPDDR4X memory: 英語のmemory表現をそのまま和訳または併用する表現です。

lpddr4xの対義語・反対語

DDR4（デスクトップ/サーバー向けRAM）: LPDDR4Xの対義語としてよく挙げられる、高電力・DIMM形状のRAM。デスクトップやサーバーで主に使われ、LPDDR4Xより電力消費が大きく、搭載容量も大きくなる傾向があります。
GDDR6（グラフィックス用RAM）: グラフィックスカードなど高帯域が必要なデバイスで使われるRAM。システムRAMではなくGPU用のRAMで、帯域と電力の要求が高い点が特徴です。
HBM（High Bandwidth Memory）: GPUや高性能計算向けの高帯域RAM。3Dスタック構造を採用しており、LPDDR4Xよりはるかに大きな帯域を提供しますが、実装が難しく用途が限定的です。
LPDDR4（LPDDR4の前世代）: LPDDR4Xの前世代。低電力設計は共通ですが、帯域・電圧仕様が異なり、対比対象として挙げられることがあります。
ROM（Read-Only Memory）: 読み出し専用で長期保持が可能な非揮発性メモリ。LPDDR4Xの揮発性RAMとは性質が大きく異なります。
NANDフラッシュ（非揮発性ストレージ）: SSDなどに使われる長期保存向けの非揮発性ストレージ。RAMではなくデータの保存用媒体です。
MRAM/NVRAM（非揮発性RAM）: 電源を切ってもデータを保持できる非揮発性RAMの総称。LPDDR4Xの対になる“揮発性RAM”の対比として挙げられます。
HDD（ハードディスクドライブ）: 機械式の長期ストレージ。RAMとは別カテゴリで、アクセス速度はRAMよりかなり遅いですが大容量を安価に提供します。

lpddr4xの共起語

LPDDR4X: 低電力DDR4Xメモリ。主にモバイル機器で使われるRAM規格で、従来のDDRより電力を抑えつつ高速化を図る。
LPDDR4: LPDDR4はLPDDR4Xの前世代。低電力設計のDDR4系メモリ。
LPDDR5: LPDDR4Xの次世代規格。高速化と省電力性の向上を狙うモバイル用RAM。
DDR4: デスクトップやノートPCで広く使われる主流のDRAM規格。LPDDR4Xとは用途が異なる。
DDR4X: DDR4の低電圧版で、電力効率を改善した規格のひとつ。
DRAM: ダイナミックRAMの略。RAMの総称で、データを一時的に保存する記憶媒体。
RAM: ランダムアクセスメモリの略。CPUが直接データを読み書きする揮発性のメモリ。
メモリ: コンピュータの主要記憶部品の総称。データの一時保存に使われる部品。
メモリ規格: RAMの速度・電力・帯域などを規定する規格の名称。
低電力: 動作時の電力を抑える設計思想。
省電力: 消費電力を抑えること。携帯端末で特に重要。
電力効率: 同じ性能でより少ない電力を使える性質。
帯域幅: 一度に転送できるデータ量の指標。大きいほどデータ転送が速くなる。
データ転送速度: メモリがデータを転送する速さの目安。GB/sなどで表現される。
データレート: 1秒あたりの転送量の表現。MbpsやGbpsで示すことが多い。
バス幅: データを同時に運ぶ道幅。幅が広いほど並列転送が可能。
ピン数: メモリとSoCを接続する端子の数。LPDDRは多くのピンを持つことが多い。
容量: 搭載できる総データ量。例: 4GB、8GBなど。
容量サイズ: 容量の単位表現。GBやMBなどの表現を指す言葉。
クロック周波数: メモリの動作周波数。速いほどデータ転送が速くなる。
動作電圧: メモリが安定して動くための電圧。LPDDR4Xは低電圧設計が特徴。
SoC: System on a Chip。CPU・GPU・メモリコントローラを1つにまとめた集積回路。
スマートフォン: LPDDR4Xが特に多く搭載される携帯端末。
タブレット: 平板型の携帯端末。LPDDR4Xを採用することがある。
ノートPC: 携帯型ノートパソコン。省電力RAMとしてLPDDR4Xが採用されることがある。

lpddr4xの関連用語

LPDDR4X: 低電力DDR4X規格。スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器向けに最適化され、従来のLPDDR4より省電力性と帯域効率が向上しています。SoCと直接接続され、低電圧動作が特徴です。
LPDDR4: 低電力DDR4規格。モバイル機器で広く使われた前身規格で、LPDDR4Xよりも古く、省電力設計の基本を提供します。
DDR4: デスクトップやノートPCで主流のDRAM規格。LPDDR4Xに比べて電力は高めですが、容量と帯域の伸びが大きい傾向にあります。
LPDDR5: 最新の低電力DDR規格。高いデータ転送能力と省電力機能を強化しており、スマートフォンの次世代機で採用が進んでいます。
DRAM: Dynamic RAMの総称。データはキャパシタに電荷として保持され、定期的なリフレッシュが必要です。
SDRAM: Synchronous DRAM。クロック信号に同期して動作するRAMの総称で、現代のDRAMの基本形です。
JEDEC: 半導体メモリ規格の標準化団体。LPDDR4Xなどの規格を策定・普及させています。
SoC: System on Chipの略。CPU・GPU・メモリコントローラ等を一つのチップに集約した設計。LPDDR4XはSoCと直結して動作します。
Memory Controller: メモリコントローラ。CPU/SoC内の部品で、RAMへの読み書きを管理します。
Memory Bus: メモリとコントローラを結ぶデータ線の集合。データ幅（x4/x8/x16）と総帯域を決定します。
Data Rate: データの転送速度。1秒あたり何ビット転送できるかを表します。LPDDR4Xは高いデータレートを実現します。
Frequency: 動作周波数。RAMのクロック速度で、データ転送速度と関係します。
Voltage: 動作電圧。LPDDR4Xは低電圧化され、省電力化を実現しています。
Vdd / Vddq: Vddはコア電源、VddqはI/O電源を指します。LPDDR4Xでは低電圧仕様が一般的です。
CAS Latency (CL): CAS遅延。データを読み出す際の待機時間の指標で、数値が小さいほど反応が速いとされます。
tRCD: Row to Column Address Activationの略。行アクティベーションに要する時間。
tRP: Row Prechargeの略。行をプリチャージするのに要する時間。
tRAS: Row Active Timeの略。行をアクティブな状態で保持する時間。
Bank: メモリ内部の物理的ブロック。データの格納場所の単位です。
Bank Groups: LPDDR4Xで導入された銀行のグループ構造。並列化と性能向上に寄与します。
Rank: メモリチャネル上の並列アクセスの単位。1R/2Rなど、同時読み出し可能なユニット数を示します。
Density / Capacity: 容量。モジュール全体のデータ容量を表します（例: 数GB〜数十GB）。
ECC: Error-Correcting Code。データの誤りを検出・訂正する機能。一般にはサーバー向けや高信頼用途で採用されますが、モバイルは通常非ECCです。
PASR (Partial Array Self-Refresh): 使われていない一部のメモリブロックだけをリフレッシュして省電力化する機能です。
Self-Refresh: 全体を低電力の自己リフレッシュ状態に移行して保持する機能です。
Deep Power Down (DPD): 深い省電力モード。電力を大幅に削減しますが、復帰に時間がかかることがあります。
On-Die Termination (ODT): ダイ内終端抵抗。信号の反射を抑え、信号品質を保つ技術です。
Bus Width (x4 / x8 / x16): データ幅。1回の読み書きで扱えるビット数を示します。x8 が一般的です。
Die: メモリチップ自体の一つの素子（ダイ）を指します。
Packaging (PoP): Package on Package。スマートフォン等でSoCとメモリを重ねて搭載するパッケージ形態です。
Thermal / Temperature: 温度条件。温度は動作安定性と性能に影響します。
Refresh Rate: リフレッシュ頻度。DRAMの電荷を維持するための定期的な更新の頻度です。
BL (Burst Length): Burst Length。1回のアクセスで転送するデータ量の長さ。一般的に8バイトなど。