chmodとは？初心者でもわかる基本と使い方を徹底解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

chmodとは？基本の意味

chmodは「change mode」の略で、Unix系のOSでファイルやディレクトリの「権限」を変更するためのコマンドです。権限には読み取り、書き込み、実行の3つの動作があり、ユーザーがそのファイルをどう扱えるかを決めます。

権限はオーナー（所有者）、グループ、その他の3つの対象に分かれており、誰がどの操作を行えるかを細かく設定できます。たとえば、プログラムを実行可能にするには「実行権限」が必要です。

権限の基本

読み取り(r)はファイルの中身を閲覧できる、書き込み(w)は中身を変更できる、実行(x)はプログラムを実行できる、という意味です。これらの権限はそれぞれオーナー、グループ、その他に適用されます。

数字表現と記号表現

chmodには数値形式（たとえば644, 755など）と記号形式（u+w, a+x など）があります。

対象	読み取り (r)	書き込み (w)	実行 (x)
オーナー	有り	有り	有り
グループ	有り	有り	無し
その他	有り	無し	無し

数字形式の例は次のとおりです。644は「オーナーが読み取り・書き込み、グループとその他が読み取りのみ」という意味です。755は「オーナーが全て、グループとその他は読み取りと実行のみ」という意味です。

記号形式の例として、u+xは「オーナーに対して実行権限を付与する」こと、g-wは「グループの書き込み権限を削除する」ことを意味します。chmodコマンドは対象ファイルに対してこれらの権限を組み合わせて設定します。

使い方の例をいくつか見ていきましょう。chmod 644 example.txtは、所有者に読み書き、他の人には読み取りだけを許します。chmod 755 script.shは、所有者に全権限、その他の人には実行と読み取りを許す設定です。chmod u+x script.shは、オーナーに対して実行権限を追加します。chmod -R 755 /path/to/dirはディレクトリ配下のすべてのファイルとサブディレクトリにも同じ権限を適用します。

重要な注意点として、権限を過剰に与えるとセキュリティのリスクが高まることがあります。特にサーバー上の公開ディレクトリには必要最低限の権限だけを設定することが大切です。root権限でchmodを使うときは慎重に、誤って機密ファイルを公開してしまわないようにしましょう。

最後に、権限を確認する方法としては、ls -lコマンドでファイルやディレクトリの権限を表示します。表示される文字列の先頭の9桁が権限を表しています。0や8などの数字は使われませんが、実務ではこの表示を見て設定を見直すことが多いです。

まとめ

chmodはファイルの「誰が何をできるか」を決める大事なコマンドです。数字表現と記号表現のどちらかを使って、オーナー、グループ、その他の権限を適切に設定します。初心者でも少しずつ練習すれば、安全に正しく権限を管理できるようになります。

chmodの関連サジェスト解説

chmod 777 とは: chmod 777 とは、Unix系の操作でファイルやディレクトリに設定する権限の一つを指します。chmodは「change mode」の略で、ファイルに対する読み取り(r)、書き込み(w)、実行(x)の三つの権限を、オーナー（ファイルの所有者）、グループ、その他のユーザーの三つの区分に対して設定します。数字の777は、各区分すべてに「読み取り・書き込み・実行」の権限を与えることを意味します。したがって所有者・グループ・その他のすべての人がそのファイルを自由に読み書き実行できる状態になります。ここでの“実行”は、プログラムを実行できることを意味する場合が多く、ディレクトリの場合は中のファイルを閲覧・移動・アクセスできることを指します。なぜこれが危険なのかというと、悪意のある人にも同じ権限が与えられてしまい、ファイルを変更されたり削除されたりするリスクが高くなるからです。特にウェブサーバー上の公開フォルダに777を設定すると、セキュリティホールになり得ます。初心者の方には「なぜ777は避けるべきか」を理解してもらうことが大切です。代わりに、必要最低限の権限を設定するのが基本です。例えばファイルには644（所有者が読み書き、グループとその他は読みのみ）やディレクトリには755など、用途に応じて適切な数字を選ぶのが安全です。もしスクリプトを実行する必要がある場合でも、実行権限は必要な人だけに付与し、ウェブ公開用には適切な権限管理と所有者設定を組み合わせるとよいでしょう。さらに、権限の変更を行う前には、なぜその権限が必要なのかを自分なりに整理し、変更後の影響を確認する習慣をつけると、サイトやサーバーの安全性を保つことができます。 chmod 777 の理解はセキュリティの基本を学ぶ第一歩ですが、安易な使用だけは避けるべきテーマです。
chmod コマンドとは: chmod コマンドとは、Unix 系のOSでファイルやディレクトリの権限を設定するための基本的なコマンドです。権限とは、誰がそのファイルを読み込めるのか、書き換えられるのか、実行できるのかを決めるものです。例えばプログラムの実行を誰に許すか、特定の人だけファイルの内容を見られるようにするかを細かく決められます。権限は大きく三つの要素に分かれます。読み取り r、書き込み w、実行 x の三つです。これらの権限は、所有者を指す user、グループを指す group、それ以外の人を指す others の三つのグループごとに設定します。権限の表現には数字で表す方法と記号で表す方法の二つがあります。数字で表す方法は、読み取りを4、書き込みを2、実行を1として、これらを足し合わせた三桁の数字で表します。例えば 7 は rwx、5 は r-x、4 は r のみを意味します。実務でよく使われる例として chmod 755 ファイル名では所有者がすべての権限を持ち、グループとその他の人は読みと実行だけを持ちます。 chmod 644 ファイル名では所有者が読み書き、グループとその他は読み取りだけになります。記号で表す方法は chmod u、g、o の後ろに +、-、= などの記号を使います。たとえば chmod u+x ファイルで所有者に実行権限を追加します。chmod go-w ファイルならグループとその他の人の書き込みを消します。chmod a=r ファイルならすべての人に読み取りだけを与えます。実務での注意点としては、ディレクトリは実行権限が特に重要で、再帰的に権限を変更する場合は -R オプションを使います。誤って自分のアクセスを失わないように慎重に設定し、必要に応じて元に戻せるように確認してから実行しましょう。
chmod 755 とは: chmod 755 とは、ファイルやディレクトリの“誰が何をできるか”を決めるコマンドです。数字は3つのグループに対応しており、それぞれオーナー（あなたが管理する人）、グループ、その他の人を指します。7は rwx、5は r-x です。つまり chmod 755 とは「オーナーは読み書き実行、グループとその他は読み取りと実行のみ」の意味になります。ファイルの場合、実行はそのファイルを実行できる権限を意味します。ディレクトリの場合は、実行権限が“その中を開いたり移動したりできる”能力にも関係します。使い方の例として、ターミナルで「chmod 755 script.sh」と入力します。これにより、あなたはそのスクリプトを実行でき、他の人はそのファイルを読んだり実行したりできるようになります。ただし機密情報を含むファイルには書き込み権限を与えないように注意しましょう。セキュリティは大事です。必要最低限の権限だけを付与することが基本です。
chmod 600 とは: chmod 600 とは、ファイルやディレクトリに対するアクセス権を設定するコマンドの一つです。chmod は「change mode（モードを変更する）」の略で、数字を使うオクタル表記と呼ばれる方法で権限を指定します。600 という3桁は、左から順に所有者（自分）の権限、グループの権限、その他の権限を表します。6 は rw- を意味し、0 は権限なしを意味します。つまり chmod 600 filename と実行すると、所有者だけが読み書きでき、グループや他の人はファイルを読み書きできません。特に個人情報を含むファイルやパスワードファイルなどを公開したくない場合に使われます。ディレクトリの場合は execute 権限も重要で、600 だと所有者にも中に入ることが難しくなることがあります。ファイルの権限を確認するには ls -l を使い、表示される最初の9文字で rwx の組み合わせを見れば誰が何をできるかが分かります。実用的な使い方としては、機密性の高いファイルを作成した後に chmod 600 ファイル名で設定し、ファイルの安全性を確保します。
chmod 400 とは: chmod 400 とは？ Unix系のファイル権限の基礎を始めたい人向けに、数字の意味と実際の使い方をわかりやすく解説します。chmod はファイルやディレクトリに対して「誰が何をできるか」を決めるコマンドです。数字の部分は三桁の8進数で、それぞれ所有者（u）、グループ（g）、その他のユーザー（o）の権限を表します。4は読み取り（r）、2は書き込み（w）、1は実行（x）を意味します。各桁はこの三つの数字の和で表され、たとえば 400 は所有者にだけ読み取り権限を与え、グループとその他には何も与えません。つまりファイルに対して所有者しか読めず、他の人は中身を見られません。これを使うと秘密情報や設定ファイルの保護に有効です。ただし実行権限がないとスクリプトが動かない、読み取り権限がないと内容を確認できない、などの影響があります。実際の使い方の例としては秘密鍵ファイルや設定ファイルの公開を防ぐ場合に chmod 400 file.txt を実行します。設定ファイルの場合、アプリケーションが特定の権限を期待していることがあるので、事前にアプリの仕様を確認してください。ファイルの現在の権限を確認するには ls -l file.txt を使います。表示の最初の列に -r-------- のように権限が並びます。なお、ディレクトリに 400 を適用しても挙動は異なります。ディレクトリは execute 権限が特に重要になり、400 だと中身のリスト表示や移動が制限される場合があります。安全のためには 600 など他の組み合わせと比べて、実際の運用で困らないかを必ず確認してください。
chmod 700 とは: chmod 700 とは、Linux や Unix 系のファイルやディレクトリの権限を変えるコマンド chmod の基本的な使い方の一つです。chmod は Change Mode の略で、誰がファイルにどのくらいの操作をしてよいかを設定します。権限は通常3桁の数字で表され、最初の桁がオーナー（ファイルの作成者）に対する権限、2番目の桁が同じグループの人、3番目の桁がそれ以外の人に対する権限を意味します。7 は rwx（読み取り・書き込み・実行）の組み合わせ、0 は権限なしを意味します。したがって chmod 700 filename とすると、ファイルやディレクトリをオーナーだけが読み書き実行でき、グループとその他の人は一切アクセスできなくなります。ファイルの場合の「実行」はプログラムやスクリプトを実行できることを指し、ディレクトリの場合は中身を参照したり移動したりする権限を指します。日常的には秘密のデータや個人の作業用スクリプトを自分だけで守りたいときにこの設定が使われますが、他人に共有するファイルやサービス用のファイルには適切な権限を選ぶ必要があります。使い方には数字の代わりに記号で権限を指定する方法もあり、例として chmod u=rwx,go= filename のように記述してオーナーに rwx、グループとその他を権限なしに設定することができます。権限を変更したら ls -l などで実際の表示を確認しましょう。ディレクトリに対して 700 を設定すると、オーナー以外はそのディレクトリの中身を一覧表示したりアクセスしたりできなくなる点に注意してください。初心者はまず自分の作業用ファイルから安全な権限設定を練習し、必要なときだけ適用範囲を広げるのがコツです。
chmod a+x とは: chmod a+x とは、LinuxやUnix系のコマンドでファイルに実行権限を付与する操作です。chmod は Change Mode の略で、ファイルに対する読み・書き・実行の権限をどう振り分けるかを決めます。特に a+x はすべての人に実行権限を付けるという意味で、u（所有者）、g（グループ）、o（その他）すべてを対象に実行権限を追加します。例えば script.sh というファイルに対して chmod a+x script.sh と打つと、そのファイルを誰でも実行できるようになります。実行権限があると、./script.sh のようにコマンドとして実行できます。最初の行にシェバンと呼ばれる記述を置いておくと、実行環境を気にせず動作しやすくなります。初心者にはこのコマンドでこのファイルは実行してよいものだという状態にするという理解が役立ちます。使い方の基本としては、まず自分が作ったスクリプトを実行可能にする手順を覚えることです。次に、権限を特定の人だけに限定したい場合の書き方もあります。たとえば chmod g+x program のようにするとグループにだけ実行権限を追加します。権限の取り扱いには注意が必要で、過剰に与えると不正利用の原因になり得ます。権限を確認するには ls -l を使い、左端の表示から権限を読み解く練習をしましょう。最小権限の原則を意識して、必要なときだけ実行権限を付ける習慣をつけてください。実行権限はファイル自体に影響しますので、ディレクトリの権限変更とは混同しないようにしましょう。要するに chmod a+x とは、あるファイルに対して全員に実行権限を付与する操作のことです。初心者にも覚えやすい言い方としては、そのファイルをみんなで実行できるようにする設定と覚えておくと良いでしょう。
chmod 666 とは: chmod 666 とは、ファイルやディレクトリの「誰が何をできるか」を決める Linux のコマンドです。chmod は「change mode」の略で、権限を数字や記号で設定します。数字の 666 は、所有者・グループ・その他の三つの権限グループそれぞれに 6 を割り当てることを意味します。6 は 4 足す 2 で、読み取り（read, r）と書き込み（write, w）の権限を表します。つまり chmod 666 とは、所有者・グループ・その他全員に「読めて書き込める」状態を作る設定です。実際の表示では rw-rw-rw- という文字列になります。なお実行権限は含まれていないため、スクリプトを実行したい場合は別の設定が必要です。ファイルで 666 を設定すると、誰でもファイルを編集できる可能性があり、セキュリティ上のリスクがあります。特にウェブサーバー上の公開ファイルや設定ファイルでは 666 を使うべきではありません。用途に応じて、公開してよい人だけに読み書き権限を与える 644 や、非常に機密なファイルには 600 など、最小限の権限を設定するのが基本です。新しくファイルを作るときのデフォルトは umask によって決まり、通常は 022 なので、実際にはファイルは 644、ディレクトリは 755 になりやすいです。運用時には、まず現在の権限を ls -l で確認し、必要最小限の権限にとどめる「最小権限の原則」を意識すると安全です。もし一時的に 666 を使う必要がある場合は、作業が終わったらすぐに元の安全な権限に戻すか、具体的な運用ルールを決めておくと良いでしょう。
sudo chmod とは: sudo chmod とは、LinuxやUnix系のOSでファイルやディレクトリの「誰が何をできるか」を決めるコマンドです。sudo は「super user do」の略で、普段は使える権限が制限されている状態ですが、管理者権限でコマンドを実行したいときに使います。chmod は「change mode」の略で、ファイルやディレクトリの権限を設定します。権限はユーザー、グループ、その他の3つの区分と、それぞれに読み取り r、書き込み w、実行 x の3つの権限で成り立っています。権限の表示は ls -l で行い、最初の列に権限が並びます。例として -rw-r--r-- は、所有者が読み書きでき、グループとその他の人は読み取りのみできる状態です。権限を数字で表すと、7 は rwx、5 は r-x、4 は r-- などと覚えると便利です。chmod 755 file は、所有者がすべての権限を持ち、グループとその他の人は読み取りと実行ができる設定です。公共のファイルを作る場合は 644 のように設定します。記号表記には +、-、= を使います。例として、chmod +x script.sh は全体に実行権限を追加します。ユーザーだけに追加したい場合は chmod u+x script.sh、グループだけなら chmod g+w などと指定します。sudo を使う場面は、特別なファイルやシステムの設定を変更するときです。sudo が必要な場合はパスワードを求められます。実行前に何を変えるのか、どんな影響があるのかを確かめることが大切です。実務では、ファイルの権限を変更する前に現在の権限を ls -l で確認し、変更は最小限にとどめるルールを守ると安全です。もしディレクトリや再帰的な変更が必要なら、-R オプションを使いますが、誤って多くのファイルに影響を与えないよう慎重に行いましょう。まとめとして、sudo chmod とは権限の設定と管理者権限の組み合わせで、ファイルを誰がどう使えるかを決める重要なコマンドです。

chmodの同意語

パーミッション変更: ファイルやディレクトリの読み取り・書き込み・実行権限などのアクセス権を変更すること。
アクセス権限設定: ファイルへ誰が何をできるかを設定すること。読み取り・書き込み・実行の権限を割り当てる作業。
ファイルモード変更: ファイルのモード（権限ビット）を変更すること。実行権限の有無などを調整する操作。
権限ビット変更: ファイルの権限を表すビットを直接変更すること。読み/書/実行のビットを切り替える作業。
権限設定: ファイルやディレクトリの権限を設定すること。誰が何をできるかを決める作業。
モード設定: ファイルモードを設定（変更）すること。モードは権限ビットの組み合わせで表現される。
実行権限付与: ファイルに対して実行権限を与えること。実行可能にする操作。
実行権限剥奪: ファイルから実行権限を取り除くこと。実行不可にする操作。
ファイル権限の設定変更: ファイルやディレクトリの権限を変更すること。読み取り・書き込み・実行の権限を再設定する作業。
パーミッション設定: ファイルのアクセス権限を設定すること。誰が何をできるかを決定する作業。

chmodの対義語・反対語

権限を与える: ファイルやディレクトリに対して読み取り・書き込み・実行の権限を新たに付与すること。chmodが権限を設定・変更する操作の対義として、より開放的な設定を示します。
アクセスを開放する: 特定のユーザー・グループ・その他に対してアクセスを開放し、制限を緩和すること。chmodの権限を下げる方向性の反対と言えます。
アクセスを拒否する: 特定のユーザー・グループ・その他からのアクセスを禁止する設定。権限を厳しく制限する方向の対義語です。
権限を撤回する: すでに与えた権限を取り消す操作。 chmod の変更を取り消して元の状態に戻すイメージです。
権限を戻す: 現在の権限をデフォルトや元の設定に戻すこと。権限を変更する行為の逆方向を示します。
デフォルト権限に戻す: 新規作成時のデフォルト設定へ回復させること。chmodでの変更を初期設定へ戻すニュアンスの表現です。
フル権限を付与する: ユーザー・グループ・その他に対してすべての権限（読み取り・書き込み・実行）を付与すること。公開性を最大化する反対の意味合いになります。

chmodの共起語

権限: ファイルやディレクトリに対する読み/書き/実行の権限のこと。ユーザー・グループ・その他の3区分で管理される。
ファイル権限: ファイルやディレクトリに適用される権限の総称。
読み取り権限: ファイルの内容を閲覧できる許可。
書き込み権限: ファイルに内容を書き込める許可。
実行権限: ファイルを実行できる許可（プログラムやスクリプトなど）。
rwx: 読み取り・書き込み・実行を表す三つの権限を同時に表すアルファベット表記。
所有者: ファイルの所有者、通常は作成者を指すカテゴリ。
ユーザー: 権限の対象としての“所有者”を指す別称。
グループ: ファイルが属するグループを指すカテゴリ。
その他: 所有者・グループ以外のすべてのユーザーを指すカテゴリ。
u: シンボリックモードで“所有者”を指定する略称。
g: シンボリックモードで“グループ”を指定する略称。
o: シンボリックモードで“その他”を指定する略称。
数字モード: 権限を八進数の数字で指定するモード。
オクタル: 八進数（octal）で権限を表す表現。
八進数モード: 権限を八進数で指定するモードの呼称。
シンボリックモード: u/g/oと記号(+/-/=)を使って権限を変更するモード。
再帰的変更: ディレクトリ内の全ファイルにも再度権限を適用すること。
-R: chmod の再帰オプション。
パーミッションのビット: 権限をビット表現で管理する仕組み。read=4, write=2, execute=1の和で表す。
セットUIDビット: 実行時に特権を一時的に付与する特別なビット。
セットGIDビット: グループ識別を一時的に変更する特別なビット。
スティッキービット: ディレクトリ内のファイル削除権限の挙動を制御する特別なビット。
権限デフォルト: 新規作成時の権限の基準となる設定。
umask: 新規ファイル作成時のデフォルト権限を制限するマスク。
ACL: アクセス制御リスト。個々のファイルに細かな権限を設定する仕組み。
アクセス制御リスト: ACLの日本語表記。
POSIX権限: UNIX系OSの標準的な権限モデル。
SELinux: Linuxの強化セキュリティ機構の一つ。権限管理の外延。
AppArmor: Linuxの別のセキュリティモジュール。
ディレクトリ: 権限はファイルだけでなくディレクトリにも適用される。
ファイル: 権限の対象となる実体。
実行ファイル: 実行可能なファイル。xビットが重要。
chown: ファイルの所有者を変更するコマンド。
chgrp: ファイルのグループを変更するコマンド。
sudo: 管理者権限を一時的に取得するコマンド。chmod 実行時に併用することがある。
パーミッション設定: 権限を設定する作業全般。
権限変更コマンド: chmodは権限を変更するコマンドの総称。
ディレクトリ権限管理: ディレクトリに対する権限の設定と管理。

chmodの関連用語

chmod: ファイルやディレクトリのアクセス権限を変更する Unix/Linux のコマンド。所有者・グループ・その他の権限を設定します。
ファイル権限: ファイルやディレクトリに対して、誰が読み取り・書き込み・実行をできるかを決める権限の集合です。
ユーザー/所有者: ファイルの作成者または現在の所有者のこと。権限の対象として通常は u で指定します。
グループ: ファイルを共有する同じグループのメンバー。権限は g で指定します。
その他: 所有者・グループ以外の全ユーザーを指します。権限は o で指定します。
読み取り: ファイルの内容を閲覧できる権限（r）。
書き込み: ファイルの内容を変更できる権限（w）。
実行: ファイルを実行できる権限（x）。ディレクトリでは“中身を参照・移動できる”権限として機能します。
rwx: 読み取り・書き込み・実行の三つの権限を一つのカテゴリにまとめた表示です。
オクタル表記: 権限を8進数で表す方法で、例: 755 は所有者が rwx、グループとその他が r-x になる組み合わせです。
数値モード/数値表記: chmod 755 のように3桁の数字で権限を指定する表記法のことです。
シンボリック表記: chmod u+r,go-w など、記号と文字で権限を段階的に変更する表記法です。
u / g / o: 権限の対象をユーザー（所有者）・グループ・その他の3つに分けて指定する記法です。
+ / - / =: 権限を追加・削除・置換する演算子で、シンボリック表記で使います。
setuid: 実行時にファイルの所有者の権限を借りて動作させる特別権限ビットです（4,000 番目）。
setgid: 実行または新規作成時にグループ権限を引き継ぐ特別権限ビットです（2,000 番目）。
stickyビット: ディレクトリに設定すると、ディレクトリ内のファイルの削除がファイルの所有者またはディレクトリの所有者に限定されます（1,000 番目のビット）。
ACL: アクセス制御リスト。標準の POSIX 権限を超えて、個別ファイルごとに細かな権限を設定できます。
umask: 新規ファイル・ディレクトリ作成時のデフォルト権限を制限するマスクです。実際の権限はこれと親権限の差分で決まります。
chown: ファイルやディレクトリの所有者を変更するコマンドです。
chgrp: ファイルやディレクトリのグループを変更するコマンドです。
ls -l: ファイルの権限を人が読みやすい形式で表示してくれる長形式表示コマンドです。
-R: chmod の再帰適用オプション。ディレクトリ配下のすべてのファイル・ディレクトリに同じ権限を適用します。
--reference: 別のファイルと同じ権限を設定するオプション。参照元の権限をそのまま適用します。
ディレクトリの権限の特徴: ディレクトリの x は“そのディレクトリ内のファイルを参照・検索できる”権限であり、読み取りは中身リストを、実行は中身の移動・アクセスを意味します。
ファイルとディレクトリの権限の違い: ファイルは内容の閲覧・実行が中心、ディレクトリは中身の参照・移動・削除などの操作が中心となる点が異なります。