pyqt・とは？初心者が今すぐ知るべき基本と作り方共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

pyqt・とは？初心者向け入門

pyqtは Python から Qtという大きな GUI フレームワークを使えるようにしてくれるライブラリです。Qt はさまざまな OS で動くアプリの見た目と動きを作るための道具で、pyqt はその機能を Python の文法で使えるようにします。

つまり pyqtを使えば Python のコードだけでボタンやテキスト入力、リストなどの部品を動かすことができ、Windows や macOS、Linux で同じように動くアプリを作れます。Qt 自体は長い歴史があり、デザインも統一されているので、見た目がきれいで使いやすいアプリを作るのに向いています。

PyQt にはいくつかのバージョンがあります。代表的なのは PyQt5 と PyQt6です。注意点としては、PyQt5 は多くの教材やサンプルがあるのに対して、PyQt6 は新しい機能や変更点が多い点です。自分の環境に合わせて選ぶと良いでしょう。パッケージ名は pip で取得します。

インストールの基本

PyQt を使い始めるには、まず自分の環境に Python が入っていることを確認します。次にターミナルやコマンドプロンプトで PyQt をインストールします。代表的なコマンドは次のとおりです。

項目	説明
Python	動作する Python が必要です。公式サイトの推奨バージョンを選びましょう。
PyQt のインストール	pip install PyQt5 または pip install PyQt6 で導入します。
最初のプログラム	QtWidgets を使ってウィンドウを作成する基本コードを実行します。

最初のプログラムのイメージ

以下は PyQt5 を使ったときの超簡単な例のイメージです。実際のコードは後述のサンプル参照として扱います。ポイントはアプリケーションの作成とイベントループの実行です。

サンプルコードのイメージ

from PyQt5.QtWidgets import QApplication, QLabel, QWidget

<span>import sys

app = QApplication(sys.argv)

window = QWidget()

window.setWindowTitle("Hello PyQt")

label = QLabel("こんにちは、PyQt!")

label.setParent(window)

window.show()

sys.exit(app.exec_())

よく使うウィジェットと基本操作

GUI にはさまざまな部品があり、ボタンや テキスト入力、ラベル などがあります。PyQt ではこれらの部品を QPushButton、QLineEdit、QLabel などのクラスで扱います。イベントを設定して、クリックや文字の入力に応じて動くプログラムを作るのが基本です。

初心者にはまず次の流れをおさえるのがオススメです。1) 環境を整える 2) ウィンドウを表示する基本コードを書く 3) ボタンや入力欄を追加してイベントを作る。

学習のコツと次のステップ

公式のドキュメントには豊富なサンプルがあります。最初は小さなアプリから始め、徐々に複雑なレイアウトやウィジェットを追加していくと理解が深まります。クロスプラットフォーム対応の点も魅力のひとつなので、作ったアプリを別の OS で動かしてみるのも良い経験になります。

さいごに

pyqt は Python で GUI アプリを作成する力を手に入れる強力な道具です。正しい基本を押さえれば、簡単なツールから本格的なデスクトップアプリまで幅広く作成できます。継続して小さな課題をこなしながら、ウィジェットの使い方とイベント処理を身につけていきましょう。

pyqtの同意語

pyqt: Python から Qt フレームワークを使うためのバインディング（ライブラリ）。Python で GUI アプリを作る際の代表的な選択肢の一つ。
PyQt: Python 用 Qt バインディングの一つ。Riverbank Computing が提供する PyQt 系列の総称。
PyQt5: Qt5 用の PyQt バインディング。Python から Qt5 の機能を利用するための代表的なバージョン。
PyQt6: Qt6 用の PyQt バインディング。Qt6 の新機能や API に対応。
PyQt4: Qt4 用の PyQt バインディング。古い環境で使われることがある。
Qt for Python: Qt チーム公式の Python バインディング群の総称。公式名称。
Python bindings for Qt: Qt を Python から使うためのバインディング全般の表現。
Python Qt bindings: Python で Qt を操作するためのライブラリ群の総称。
Qt Python バインディング: Qt を Python から操作するためのバインディングのこと。
Qt5 Python バインディング: Qt5 向けの Python バインディングの総称。
Qt6 Python バインディング: Qt6 向けの Python バインディングの総称。
PyQt バインディング: Python から Qt を使うためのライブラリ群（PyQt 系の総称）。

pyqtの対義語・反対語

CLI（コマンドライン）: グラフィカルなウィンドウを伴わず、テキストベースの入力・出力で操作するインターフェイス。PyQt の GUI に対する対義語・対比となる代表的なスタイルです。
TUI（テキストユーザーインターフェイス）: 文字ベースでUIを構築するスタイル。 ncurses などを用いることが多く、グラフィカルな要素は最小限または排除されます。
ヘッドレス（Headless）: 画面表示を伴わない実行形態。UIを必要とせずバックエンドの処理や自動化に向く構成です。
Web UI（ウェブUI）: ブラウザ上で動作するUI。HTML/CSS/JavaScript などのウェブ技術で実装され、デスクトップの PyQt とは異なるアーキテクチャです。
音声UI（Voice UI）: 音声で操作・対話するUI。画面表示を前提とせず、聴覚的なインターフェイスに特化します。
モバイルUI（スマートフォン・タブレット向けUI）: スマホやタブレットの画面と操作性に最適化されたUI。デスクトップの PyQt とは異なる設計・開発環境です。
非GUI（ノーUI/バックエンド中心）: UI を伴わない、背景処理や API だけを提供する構成。ユーザーと直接的な視覚UIがない状態。

pyqtの共起語

Qt: クロスプラットフォームの GUI フレームワーク。C++で開発され、Python からは PyQt などのバインディングを介して利用される。
PyQt5: Python から Qt 5 を使うためのバインディングライブラリ。QtWidgets/QtCore/QtGui などを Python で提供。
PyQt6: Python から Qt 6 を使うためのバインディングライブラリ。PyQt5 の後継にあたる。
PyQt5Tutorial: PyQt5 の学習用ガイドや実例を集めた教材。初心者向けの入門チュートリアルが多い。
PyQt6Tutorial: PyQt6 の学習用ガイドやサンプル。Python と Qt6 の API の違いを解説する教材。
QtDesigner: GUI を視覚的に設計できるツール。生成された .ui ファイルを Python で読み込んだり変換して利用する。
pyuic5: .ui ファイルを Python コードへ変換するツール。PyQt5 用。
pyuic6: .ui ファイルを Python コードへ変換するツール。PyQt6 用。
pyrcc5: リソースファイルを Python コードへ変換するツール。アイコンや画像などリソースを組み込む際に使う。
pyrcc6: Qt6 用リソース変換ツール。
QWidget: Qt の基本ウィジェットの土台となるクラス。すべての UI 部品の基礎。
QMainWindow: アプリの主窓を作るウィジェット。メニューやツールバーを組み込みやすい。
QPushButton: クリック可能なボタン。イベントで処理を紐づける。
QLabel: テキストや画像を表示するラベル。
QLineEdit: 単一行のテキスト入力フィールド。
QTextEdit: 複数行のテキストを編集できるエリア。
QTableWidget: 表形式のデータを表示するウィジェット。
QTableView: データをモデルで管理して表示する表ビュー。
QListWidget: リスト形式のアイテムを表示するウィジェット。
QComboBox: ドロップダウンリスト。選択肢を一つ選ぶ。
QVBoxLayout: 縦方向のレイアウト。ウィジェットを縦に積み重ねる。
QHBoxLayout: 横方向のレイアウト。
QGridLayout: 格子状にウィジェットを配置するレイアウト。
QFormLayout: ラベルと入力欄を整列させるレイアウト。
QDialog: ダイアログウィンドウの基本クラス。情報の表示や入力を行う際に使う。
QFileDialog: ファイルを選択するダイアログ。
QMessageBox: 情報・警告・エラーなどを表示するポップアップ。
QToolBar: 窓上にツールバーを配置するウィジェット。
QMenuBar: 窓上にメニューを表示するウィジェット。
QStatusBar: 窓下部にステータス情報を表示するバー。
QtCore: Qt のコア機能を提供するモジュール。シグナル/スロット、タイマー、ファイル操作など。
QtGui: 描画・入力関連の機能を提供するモジュール。アイコン、フォント、ペイントなど。
QtWidgets: Qt のウィジェット群をまとめたモジュール。ほとんどの UI 部品はここに含まれる。
QtWebEngine: ウェブコンテンツをアプリ内に表示するためのエンジン。
SignalsAndSlots: イベント通信の仕組み。ある部品が発火する信号を別の部品が受け取る。
CrossPlatform: Windows・macOS・Linux など複数の OS で動作する点を指す表現。
PyInstaller: Python アプリを実行ファイルに変換して配布できるツール。
Python: PyQt は Python から Qt を使うためのバインディングなので Python の基本知識が前提になる。
QML: Qt Modeling Language の略。Qt Quick で宣言的に UI を作るための言語。
QtQuick: Qt の宣言的 UI 設計を可能にする技術。主に QML を用いて動的な UI を作る。
pip: Python のパッケージ管理ツール。 PyQt もこのツールでインストールすることが多い。
pip install PyQt5: PyQt5 を Python 環境にインストールするためのコマンド。

pyqtの関連用語

PyQt: PythonからQt機能を利用できるようにするQtのPythonバインディング。跨プラットフォームなGUIアプリをPythonで作る際に使われます。
PyQt5: Qt5対応のPyQtバージョン。QtCore、QtGui、QtWidgetsなどのモジュールをPythonから利用可能。パッケージ名は PyQt5。
PyQt6: Qt6対応のPyQtバージョン。Qt5とのAPI差分があるため移行時に要注意。パッケージ名は PyQt6。
Qt: C++ベースのクロスプラットフォームGUIフレームワーク。PyQtの土台となり、デスクトップ向けの豊富な機能を提供します。
Qt for Python (PySide): Qt公式のPythonバインディングの総称。LGPLライセンスで提供されることが多く、商用利用も比較的柔軟です（PySide2/6など）。
Riverbank Computing: PyQtの開発元企業。ライセンス管理とサポートを提供します。
Qt Designer: 視覚的にUIを設計できるツール。生成される .ui ファイルを PyQt で読み込んだり、変換してPythonコードにします。
Qt Creator: Qt向け統合開発環境。コード編集、UIデザイン、デバッグなどを1つの環境で行えます。
pyuic5: Qt Designerで作成した .ui ファイルを PyQt5 用の Python コードに変換するツール。
pyuic6: PyQt6 用の .ui ファイル変換ツール。
pyrcc5: Qt のリソースファイル (.qrc) を Python コードに変換するツール。
pyrcc6: PyQt6 用のリソース変換ツール。
.ui: Qt Designerで作成されるユーザーインターフェイスの定義ファイル。XML形式でウィジェット配置を記述します。
.qrc: Qtリソースファイル。アイコンや画像などをアプリに埋め込む際に使用します。
QWidget: Qt Widgetsの基本クラス。ほとんどのUI部品の基礎となります。
QMainWindow: メニュー・ツールバー・ステータスバーを持つ主窓を作る特化型ウィンドウ。
QApplication: アプリ全体を管理する中心オブジェクト。イベントループを開始します。
QDialog: ダイアログウィンドウの基本クラス。設定や確認ダイアログなどに用いられます。
QLabel: テキストや画像の表示に使う基本的な表示ウィジェット。
QPushButton: クリック可能なボタン。イベントハンドラと組み合わせて使います。
QLineEdit: 1行のテキスト入力欄。テキストの取得や変更が可能です。
QTimer: 一定間隔でイベントを発生させるタイマー機能。
QThread: 処理を別スレッドで実行するためのクラス。UIのフリーズを回避するのに役立ちます。
pyqtSignal: Python側で定義するシグナル。イベントの通知元として使われます。
pyqtSlot: シグナルを受け取るメソッドをデコレートするためのデコレータ。
Signals and slots: Qtのイベント処理の基本メカニズム。信号が発生し、それを受け取るスロットが反応します。
QAbstractItemModel: データを表現するモデルの基底クラス。MVCのモデル部分を実装します。
QStandardItemModel: 手軽に使える標準的なデータモデル。リストやツリーの表示に便利です。
QListView: データをリスト形式で表示するビュー。
QTableView: データを表形式で表示するビュー。
QTreeView: 階層構造のデータを表示するビュー。
QListWidget: 簡易的なリスト表示用のウィジェット（モデルを自動管理します）。
QTableWidget: 簡易的な表表示用のウィジェット。
QPixmap: 画像データをメモリ上で扱うピクスマップ表現。
QImage: 画像データのピクセル単位表現。編集にも適します。
QPainter: 描画操作を行うためのペインター機能。
QSettings: アプリの設定を永続的に保存・読み込みする仕組み。
Qt Quick / QML: 宣言的UI設計を可能にするモダンなUI技術。Qt Quickで動的なUIを作れます。
QQmlApplicationEngine: QMLベースのアプリを実行するエンジン。
QtWebEngineWidgets: Webコンテンツをアプリ内に組み込むためのウェブエンジンウィジェット群。
QtCore: 非GUI機能を提供するコアモジュール。タイマー、ファイルI/O、イベント処理など。
QtGui: テキスト・画像・描画関連の GUI 基盤を提供するモジュール。
QtWidgets: 従来のデスクトップ向けウィジェットを提供するモジュール。QPushButtonやQLineEditなどを含みます。
QtNetwork: ネットワーク関連機能を提供。
QtSql: データベース接続と操作を提供。
QtXml: XML の処理を提供。
SIP: C++とPythonの橋渡しを行うビルドツール。PyQtのビルドに使われることがあります。
Cross-platform: Windows・macOS・Linux など複数OSで動作すること。
Licensing: PyQtはGPLまたは商用ライセンスで提供。配布条件に影響します。
PySide / Qt for Python: PyQtの公式競合バインディング。LGPLライセンスで提供されることが多い。
Pip install PyQt5 / PyQt6: Python環境へ PyQt をインストールする代表的な方法。venv等と組み合わせて使います。
Virtual environment: 依存関係をプロジェクトごとに分離して管理する仮想環境。
Documentation: 公式ドキュメント。PyQtとQtのAPIリファレンスを参照できます。