タイムコード同期・とは？初心者でもすぐわかる基本と実践ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

タイムコード同期・とは？

タイムコード同期は 複数の映像や音声データを同じ時間基準で結びつける作業のことです。映像制作の現場では複数の機材が同時に動くため素材同士を正確に揃える必要があります。本記事は初心者でも理解できるよう、基本的な仕組みと実務での使い方をやさしく解説します。

タイムコードの基本

タイムコードとは、映像と音声の各フレームに割り当てられる時刻の情報のことです。代表的な形式は SMPTE タイムコードで hours:minutes:seconds:frames の順で表されます。たとえば 01:23:45:12 は 1時間23分45秒12フレームを示します。フレームレートにより1秒あたりのフレーム数が決まり、24fps なら1秒に24枚進みます。

なぜ重要か

複数のカメラで同時に撮影したり外部マイクを使って録音した場合でも素材の開始点がずれていると編集が難しくなります。タイムコード同期を使えば全素材が共通の時刻軸に沿って並ぶためカットの位置合わせや音声の同期が格段に楽になります。

タイムコードの代表的な用語

SMPTE タイムコード は映画や映像制作で広く使われる標準です。フレームレート は24fps 25fps 30fps など素材の地域や用途に応じて決まります。

具体的な同期の方法

実務ではまず全ての機材を同じ フレームレート に設定します。次にタイムコードを外部ジェネレーターから出力するか機材内蔵の時間情報を揃えます。素材を収録後は編集ソフトの同期機能でタイムコードに合わせて素早く整列させると作業が楽になります。

表で見るタイムコードの基本

フォーマット	説明	例
24fps	映画的な雰囲気に合う標準	00:01:23:12
25fps	欧州地域の標準	00:01:23:12
30fps	NTSC ベースのデジタル機材でよく使われる	00:01:23:12
29.97fps	NTSC 地域の実務的な設定	00:01:23;12

実務のコツと注意点

タイムコードが完全に一致していても素材の開始地点が微妙にずれることがあります。その場合はフレーム単位で微調整します。ドロップフレームと呼ばれる表記法も地域や機材の仕様により使われるため、事前に確認しましょう。外部ジェネレーターを使えば複数機材の時間を強力に揃えられます。

現場での具体例

現場では二台のカメラと外部マイクを同時に使うことが多く、タイムコード同期は全素材を同じ基準に並べるために不可欠です。編集ではソフトの自動同期機能を活用すると作業時間を大幅に短縮できます。安定した同期には素材の保存先となるストレージの速度や安定性も影響します。

よくあるトラブルと対処法

素材の開始がずれている場合は時間軸を使って微調整します。別のソフトへ移行するときは書き出し形式と時間情報の設定を確認しましょう。急いでいるときほど、まずは同じフレームレートと同じ時間基準を共有することが最優先です。

まとめ

タイムコード同期を正しく行えば編集作業が楽になり作品の品質も向上します。初心者はまず素材のフレームレートを揃え、機材間で時間情報を共有する設定を確認してから作業を始めましょう。最後に編集ソフトの自動同期機能を活用すると作業効率がさらに高まります。

タイムコード同期の同意語

タイムコード同期: 複数の映像・音声素材を同じ時刻コード（例: Hours:Minutes:Seconds:Frames）で揃える作業。これにより再生や編集で時間軸がずれず、素材同士を正確に結合できる状態を作ります。
タイムコードの同期: タイムコードを同じ基準に揃えること。素材間で同じタイムコードを共有することで正確なタイミング合わせを実現します。
時刻コード同期: 同じ時刻コード規格（時刻コード）で素材を揃えること。表記は時間系のコードを揃える意味です。
時間コード同期: 時間の基準となるコード（1秒あたりのフレームなど）を共通化して同期させること。
タイムコード整合: タイムコードの整合性を確保すること。すべての素材が同じタイムコード系に揃っている状態を指します。
タイムコード揃え: タイムコードを揃える動作。異なる素材のタイムコードを同じ基準に合わせます。
タイムコード合わせ: タイムコードを合わせて一致させることで、結合・再生時のズレをなくします。
フレーム同期: 映像をフレーム単位で合わせること。全素材のフレーム番号を一致させ、滑らかな再生を確保します。
フレーム単位同期: フレーム単位での同期を指します。1フレーム単位のズレも許容せず正確に揃えます。
MIDI Time Code同期: MIDI Time Code（MTC）を用いて音源と映像の時間情報を共有し、同期させる方法。
MTC同期: MTC（MIDI Time Code）を使った同期のこと。音源と映像のタイムコードを連携させて一致させます。
MIDI Time Codeの同期: MIDI Time Codeを使って、素材間の時間情報を共有・整合させること。

タイムコード同期の対義語・反対語

タイムコード非同期: 時間コードが同期されていない状態。デバイス間で時刻がずれ、映像・音声のタイミングが揃いません。
タイムコードずれ: デバイス間の時間コードにズレが生じ、正確なタイミングが合わなくなる状態。
タイムコード不一致: 同じイベントの時間コードが互いに一致せず、整合性が崩れている状態。
タイムコード同期なし: 時間コードの同期処理自体が行われていない状態。
映像と音声の同期ずれ: 映像と音声のタイミングがずれており、画と音が合わなくなる状態。
時間コード不整合: 複数ソース間で時間コードが整合しない状態。
手動同期: 自動の時間コード同期ではなく、手作業で同期をとる方法・状態。
自動同期機能の欠如: タイムコードの自動同期機能が動作せず、手動でしか同期できない状態。

タイムコード同期の共起語

SMPTEタイムコード: 映画・テレビ・映像の標準的なタイムコード。hh:mm:ss:ff の形で時刻とフレームを表し、フレームレートに合わせて動作します。
LTC: Longitudinal Time Code の略。主に音声トラック上に流すタイムコード信号で、VCR時代から使われてきた伝統的手法。
VITC: Vertical Interval Time Code の略。映像信号の垂直走査区間(VBI)に埋め込んで伝送するタイムコード。
MTC: MIDI Time Code の略。MIDI機器間でSMPTEタイムコードを伝えるための方式。
ジャムシンク: マスターのタイムコードに全機器を強制的に同期させる同期方法。通常は外部ジェネレータを使います。
Genlock: 複数の映像機器を共通の基準信号で同時に同期させる技術。放送設備などで重要です。
外部タイムコード: 外部のタイムコード発生源を取り込み、機器同士を同期させる運用。
タイムコードジェネレータ: タイムコードを生成する装置。マスター源として使われます。
フレームレート: 映像の1秒あたりのフレーム数（例：24/25/29.97/30fps）。タイムコードの解釈に直結します。
ドロップフレーム: NTSC系29.97fpsで生じる時間のずれを補正するためのカウント方式。
TC IN / TC OUT: Time Code In/Out。タイムコードの入出力端子・配線のこと。
User Bits: SMPTE タイムコード内の任意データ領域。作品情報などを埋め込めます。
タイムコードバーンイン: 映像にタイムコードを重ねて表示する、現場や編集で使われる表示機能。
lip-sync: リップシンク。音声と映像の口の動きが一致するように同期を管理します。
DAW同期: デジタルオーディオワークステーションを他機器と同期させること。
NLE同期: 非線形編集ソフト同士・映像・音声の同期を取る作業。
Camタイムコード: カメラ機材に記録されるタイムコード。複数カメラの編集で重要です。
クロック同期: 全機器の基準時計を揃えること。外部クロック源を使う場合が多いです。
NTP同期: ネットワーク上の時刻を揃えるネットワーク時刻同期。映像機器にも使われる場合があります。

タイムコード同期の関連用語

タイムコード: 映像・音声の時間情報を示す数字の列。撮影開始時刻からの経過時間などを、hh:mm:ss:ff の形式で記録します。
SMPTEタイムコード: SMPTE が定めた標準的なタイムコード。hh:mm:ss:ff の形式で、29.97/30/24fps などのフレームレートに対応します。
EBUタイムコード: 欧州放送連合で用いられるタイムコード形式。SMPTEと互換性があり、PAL地域での放送でよく使われます。
SMPTE 12M: SMPTE 12M はタイムコードのデータ形式を規定する長い仕様名。機器間での互換性を保ちます。
LTC: Longitudinal Time Code。アナログ機器の音声トラックや磁気テープに埋め込まれる連続的なタイムコード信号。
VITC: Vertical Interval Time Code。映像信号の垂直走査のインターバルに埋め込まれる時間情報。リニアではなく映像フレームの中で読まれます。
MTC: MIDI Time Code。MIDI信号として Time Code を伝送する方式。音楽機器の同期に使われます。
フレームレート: 1秒間に表示・処理されるフレーム数の単位。例として 24, 25, 29.97, 30fps などがあります。
ドロップフレーム: 29.97fps 時の経過時間表示を現実時間に合わせるため、特定のフレームを日付のように“落とす”方式。
ノンドロップフレーム: ドロップフレームを使わず、すべてのフレームを連続でカウントする方式。
Genlock: 複数の映像信号を同じタイムコードで同期させる技術。放送局や実務撮影で広く使われます。
Black Burst: アナログ映像機器の基本同期信号。黒画面の中に同期パターンを含み、機器のクロックを合わせます。
Tri-Level Sync: デジタル映像機器の高精度同期信号。三レベルの電圧で正確な同期を提供します。
クロック同期: 各機器の内部時計を揃え、タイムコードやデータの一貫性を確保すること。
PTP: Precision Time Protocol。IEEE 1588 に準拠し、ネットワーク経由で高精度の時刻合わせを実現します。
NTP: Network Time Protocol。インターネットやネットワーク上で時刻を同期する基本的なプロトコル。
AV同期: 音声と映像が遅延差なく同時再生・表示されるように全体を揃えること。
Timecode Burn-In: 映像上に現在のタイムコードを表示させ、撮影・編集の進行を視覚的に確認できる機能。
タイムコード表示: 編集ソフトや機材のUIで現在のタイムコードを画面に表示する機能。
ジッター: 信号の時間的揺らぎ。タイムコードや同期の安定性に影響を与えます。