

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
zplとは?
zplは Zebra Technologies が作ったプリンタ向けのラベル記述言語のことです。ZPL は英語の Zebra Programming Language の略で、ラベルのデザインと印刷データをテキストで表現します。日常的にはバーコードやテキストを印刷する作業を自動化したいときに使われます。プリンタへ送るのは主に文字列の組み合わせで、印刷したい位置・フォント・サイズ・バーコードの種類などを命令として並べます。
なぜ ZPL が必要になるかというと、専用ソフトを使わずに直接プリンタへ命令を渡せるからです。これにより、在庫管理システムや倉庫の出荷業務など、複数のラベルを自動生成して印刷する場面で柔軟性と速度を得られます。とはいえ初めは取っ付きにくく感じるかもしれません。そこで基本的な考え方とよく使うコマンドを覚えると、すぐに実務でも活用できます。
基本的な考え方と構造
ZPL の基本構造はとてもシンプルです。ラベルの開始を ^XA、ラベルの終了を ^XZ で表します。^XA と ^XZ の間に印刷したい内容を1行ずつ命令として並べていきます。例えば、以下のような短い例が代表的です。
^XA^FO50,50^A0N,40,40^FDHello World^FS^XZ
この一行をプリンタに送ると、左上の座標 (50,50) の位置に幅40高さ40のフォントで Hello World と表示され、ラベルは終了します。ここで挙げたの ^FO は位置を決めるコマンド、^A0N はフォントの設定、^FD は表示する文字列、^FS はフィールドの終わりを示します。
よく使う基本コマンド
以下の表は、初心者が最初に覚えるべき基本コマンドの一例です。コマンドはすべて大文字で記述します。
| 説明 | |
|---|---|
| ^XA | ラベルの開始 |
| ^XZ | ラベルの終了 |
| ^FO | 印刷位置の設定 |
| ^FD | 表示データの指定 |
| ^FS | フィールド終端 |
| ^A0N | フォントの指定(例:A0 N のフォント) |
このほかにも バーコードを出力するためのコマンド ^BY や、バーコードの種類を指定する ^BC など、用途に応じた命令がたくさんあります。ZPL は英数字だけでなくバーコード、QRコード、画像の埋め込みにも対応しています。初期設定ではフォントの種類や解像度を指定しますが、実務ではラベルのサイズや印刷機の解像度に合わせて調整します。
実用的な例と解説
実務でよくあるケースとして、商品名とバーコードを同じラベルに印字するケースを考えます。以下はその典型的な例です。
^XA^FO50,40^A0N,45,40^FD商品名: サンプルTシャツ^FS^FO50,120^BY2,2,50^BCN,100,Y,N,N^FD1234567890^FS^XZ
この例では、商品名を先頭に表示し、その下に バーコード を配置しています。^BY はバーコードのサイズや比率を決め、^BC はコード128などのバーコード種を指定します。実際にはこのような複数のフィールドを組み合わせることで、帳票や出荷ラベルを自由自在に設計できます。
用意できる学習リソースと実践のヒント
ZPL を学ぶには公式ドキュメントの参照が最も近道です。公式には多くのコマンドと実例がまとまっており、サンプルを実機に送信して動作を確認するのが早いです。はじめはシンプルなラベルから作成し、徐々にフォント、バーコード、画像の埋め込み、複雑な座標指定へと拡張していくと良いでしょう。 ZebraDesigner や他のラベルデザインツールを使えば、ZPL を直接書かなくても視覚的に設計して、生成された ZPL をプリンタに渡す方法もあります。
注意点とコツ
基本的な注意点としては、座標系の単位はポイントではなくピクセルに近い感覚で扱う点、フォントのサイズはプリンタの解像度に依存する点、そして コマンドの綴りを間違えない点があります。誤字があると印刷が崩れる原因になります。周辺のコードをコピー&ペーストする際は、前後の空白や改行にも気をつけましょう。
ZPL の基礎を実務で使い始めるための一歩
まずは、自分のプリンタの解像度とラベルサイズを決め、最小のラベルで ^XA から ^XZ までの一連の流れを試してみてください。次に、文字列の長さを調整し、バーコードのサイズを適切に設定します。最後に、複数のフィールドを組み合わせた例を作って動作を確認します。これを繰り返すうちに、ZPL の理解が深まります。
まとめとして、zplはラベル印刷を自動化する強力な言語です。基本を押さえたうえで、実務の要件に合わせてコマンドを組み立てていくことが大切です。公式リファレンスには豊富なサンプルがあり、段階的に学べます。
zplの同意語
- ZPL
- Zebra Programming Language の略称。ゼブラ社のラベルプリンタで使われる、ラベルのデザインや印刷の指示を記述する公式言語。
- Zebra Programming Language
- ZPL の正式名称。ゼブラ社のラベルプリンタで使用されるプログラミング言語。
- ZPL II
- ZPL の改良版・第二世代。機能追加や仕様の改良が加えられた言語。
- ZPL2
- ZPL II の略称。短く表記されることが多いバージョン名。
- Zebra Programming Language II
- ZPL II の正式名称。第二世代の Zebra Language。
- ゼブラ プログラミング言語
- ZPL の日本語表記。ゼブラ社のラベルプリンタ向けのプログラミング言語を指します。
- ゼブラプリンタ用言語
- ZPL を日本語で説明した表現。ゼブラ社のプリンタ向けのラベル作成指示を記述する言語。
zplの対義語・反対語
- 非ZPL
- ZPL(Zebra Programming Language)以外の言語や表現を指す対義語的概念。ZPLを使わずに別の方法や言語を用いることを示します。
- ZPL以外の言語
- ZPL以外のプログラミング言語や記述方法全般を指す大まかな反対語。
- 自然言語
- 日常で使われる人間の言語。プログラミング言語であるZPLとは性質が異なる反対概念。
- ノーコード
- コードを書かずに作成する開発手法。ZPLのようなコードベースの言語の対極として挙げられる概念。
- GUI中心
- テキストコードを直接書くのではなく、グラフィカルなユーザーインターフェース(GUI)中心で操作する設計思想。ZPLのコード記述と対比される考え方。
- 低レベル言語
- 機械語寄りの低レベル言語。ZPLのような高水準・専門用途向け言語の対比として使われる概念。
zplの共起語
- Zebra
- ZPLを提供・採用しているアメリカの大手プリンタブランド。ZPLはこのメーカーのラベルプリンタ用言語として広く使われます。
- ZPL
- Zebra Programming Languageの略。ラベルのデザインと印刷データをテキストベースで定義する言語。
- ZPL II
- ZPL IIはZPLの拡張版で、追加コマンドや機能、互換性を提供します。
- ZebraDesigner
- ZPLテンプレートを作成する公式デザインソフトウェア。WYSIWYGでラベルを設計します。
- Zebraプリンタ
- ZPL対応のラベルプリンタ。ZPL命令を解釈して印刷します。
- ラベルプリンタ
- ラベル印刷に特化したプリンタの総称。ZPL対応機も含まれます。
- ドライバ
- OSとプリンタを結ぶソフトウェア。ZPLプリンタ用のドライバもあります。
- バーコード
- 1D・2Dのバーコードをラベルに印刷する機能。ZPLで多くの規格をサポートします。
- Code 128
- Code 128バーコード。多くの文字種を扱える高密度な規格です。
- Code 39
- Code 39バーコード。英数字をコード化する基本規格の一つ。
- ITF
- Interleaved 2 of 5。数字のみを高密度に印刷する1Dバーコード規格。
- QRコード
- 2次元バーコード。URLやデータを格納でき、ZPLでも印刷できます。
- ^FO
- フィールドの起点を設定するZPLの基本コマンド(Field Origin)。
- ^FD
- フィールドデータを指定するコマンド(Field Data)。
- ^FS
- フィールド終端を示すコマンド(Field Separator)。
- ^XA
- ラベル印刷の開始指示(Start Label)。
- ^XZ
- ラベル印刷の終了指示(End Label)。
- フォント
- ZPLで使えるフォント。^A…系のコマンドでフォントを指定します。
- ラベルサイズ
- ラベルの幅と高さを設定する要素。適切な印字レイアウトに必須です。
- DPI
- 印字解像度。203dpi、300dpiなど、プリンタ機種によって異なります。
- 拡張子.zpl
- ZPLコードを保存するファイル拡張子(.zpl)。
zplの関連用語
- ZPL
- Zebra Programming Language の略。Zebra ブランドのラベルプリンタで使われるラベル印刷言語です。
- ZPL II
- ZPL の改良版で、複雑なレイアウトや追加機能をサポートします。
- EPL
- Eltron Programming Language の略。ZPL が普及する前に使われていたラベル印刷言語です。
- EPL II
- EPL の拡張版。ZPL II とは異なる文法で動作します。
- Zebraプリンタ
- Zebra ブランドのラベルプリンタの総称。ZPL などの言語で指示を受けて印刷します。
- ダウンロードフォント
- プリンタにフォントデータを転送して使用する仕組み。標準フォントだけでは表現できない文字を表示できます。
- フォント
- 印字する文字の形。ZPL では標準フォントとダウンロードフォントを組み合わせて使います。
- ^XA
- ラベル定義の開始を指示する ZPL のコマンドです。
- ^XZ
- ラベル定義の終了を指示する ZPL のコマンドです。
- ^FO
- フィールドの原点(起点)を指定するコマンドです。印字位置の基準点になります。
- ^FD
- フィールドデータを指定するコマンドです。印字する文字列やデータを与えます。
- ^FS
- フィールドの終端を示すコマンドです。1つのフィールドの区切りとなります。
- ^A0N
- フォントの設定を行うコマンドの一つ。A0 フォントを選択して印字します。
- ^BY
- バーコードのモジュール幅・高さを設定するコマンドです。
- Code 128
- Code 128 などの1次元バーコード形式。データ量が多い文字列を効率的に表現できます。
- Code 39
- Code 39 などの1次元バーコード形式。英数字を表現します。
- UPC-A
- UPC-A などの小売向けバーコード形式。
- UPC-E
- UPC-E の短縮版バーコード形式。
- EAN-13
- EAN-13 の国際標準のバーコード形式。
- EAN-8
- EAN-8 の短縮版バーコード形式。
- Data Matrix
- データを2次元で表現する Data Matrix バーコード形式。
- QRコード
- 読み取りが早く、データ量の多い情報を表現できる2次元バーコードの一種。
- グラフィックコマンド
- ^GF や ^GFA など、ビットマップやグラフィックデータをラベルに描画する機能です。
- ^GF
- フィールドグラフィックとしてビットマップデータを印字するコマンドです。
- ^GFA
- ASCII/HEX でエンコードしたビットマップをラベルに描くコマンドの一種です。
- ZPLリファレンス
- ZPL の公式マニュアルやリファレンス。コマンドの使い方を学ぶ基本資料です。
- ZPLエミュレーター
- 実機を使わずに ZPL をテストできる仮想プリンタツールです。
- ラベルデザイン
- ラベルのレイアウト・デザイン全般。位置・サイズ・フォント・バーコードを組み合わせて作成します。



















