ループバックアドレス・とは？初心者にもわかる徹底解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

ループバックアドレス・とは？

まず、ループバックアドレスとは「自分自身を指す特別なアドレス」です。データを自分のPCの中だけでやり取りしたいときに使われます。

ループバックは外部のネットワークには出ません。自分自身の機器を使って通信の練習や開発をするときにとても便利です。

IPv4とIPv6のループバック

ネットワークには IPv4 と IPv6 という二つの方式があります。ループバックアドレスにもこの二つがあり、それぞれ次のように表されます。

<th>IPv6 のループバック

IPv4 のループバック	127.0.0.1
::1

補足として、127.0.0.0/8 という範囲はすべてループバックとして扱われます。127.0.0.1 はその中の最もよく使われるアドレスです。

なぜ「localhost」なのか

多くの場所で見かける名前が localhost です。localhost は通常、ループバックアドレスに対応していますが、環境によっては IPv6 の ::1 に解決されることもあります。

実際に試してみる

自分のPCでループバックを確認するには、コマンドを使います。OSにより細かな違いがありますが、考え方は同じです。

例: Windows ならコマンドプロンプトで <span>ping 127.0.0.1、macOS/Linux なら端末で ping -6 ::1 などを試します。応答が返れば、ループバックアドレスが動いていることになります。

利用する場面

開発時のテスト など、外部に接続せず自分のアプリを動かしたいときに使います。例えば、Webサーバーを自分のPCで立て、同じPC上の別のプログラムからアクセスする場合などです。

よくある誤解と注意点

ループバックアドレスは「インターネット上の相手の住所」ではありません。自分のPCだけの話です。外部の機器には届きません。また、localhost とループバックアドレスは同じように機能しますが、環境によっては解決先が異なることがあります。

まとめ

ループバックアドレスは、自分自身を指す特別なアドレスです。IPv4 の場合は 127.0.0.1、IPv6 の場合は ::1 を使います。内部通信のテストや開発時の検証に欠かせない基本の知識です。常にこのアドレスがどの機器を指しているのかを意識しておくと、ネットワークの理解が深まります。

もう少し詳しく

ループバックアドレスは物理的なネットワークインタフェースを経由せず、ソフトウェア的に自分のホストを囮にして通信の流れを検証します。ネットワークの階層やポート番号の挙動を学ぶ入門にも役立ちます。テスト時の注意としては、必ず実機テスト後に設定を元に戻すこと。外部公開を意図するアプリは、ループバックだけではなく、適切なネットワーク設定やファイアウォール設定が必要です。

ループバックアドレスの同意語

127.0.0.1: IPv4 のループバックアドレス。自分の端末を指す特別なアドレスで、他の機器には到達せず、通常は自分自身への通信を行うときに使います。
::1: IPv6 のループバックアドレス。IPv6 環境で自分の端末を指す特別なアドレスで、外部の機器には届かないようになっています。
localhost: 自分の端末を指す代表的なホスト名。DNS で 127.0.0.1 や ::1 に解決されることが多いです。
ローカルホスト: localhost の日本語表現。自分の端末を指す意味で使われます。
ループバック: ループバックの概念そのものを指す語。自分自身へ通信を戻す仕組みを表します。
自己参照アドレス: 自分自身を参照するためのアドレスという説明的表現。実務では説明用の語として使われることがあります。
ローカルアドレス: 内部的な参照用アドレスを指す広義の表現。文脈によってはループバックを意味することがあります。

ループバックアドレスの対義語・反対語

グローバルIPアドレス: インターネット全体で一意に識別され、ルータを越えて他のネットワーク機器と直接通信できるアドレス。ループバックは自分自身を指す特殊なアドレスの対義語として、外部と通信するためのアドレスという意味合いを持ちます。
パブリックIPアドレス: インターネット上で公開・到達可能なアドレス。通常はISPや企業が割り当て、NATの外部側で使われることが多い。ループバックの自己参照とは異なり、外部の端末から直接到達可能です。
プライベートIPアドレス: LAN内で利用され、インターネット上からは直接到達できないアドレス。例: 192.168.x.x、10.x.x.x。ループバックが自分を指すのに対し、プライベートIPは局所ネットワーク内の他ホストと通信することを想定します。
外部アドレス: 自分以外のネットワーク機器のアドレス。ループバックが自分自身を指すのに対し、外部アドレスは相手側を指します。
リモートアドレス: 通信の宛先となる相手端末のアドレス。ループバックは自分自身を指すのに対し、リモートアドレスは宛先として外部の端末を指します。
宛先アドレス: 送信データが届くべき先のアドレス。自分へ向けるループバックとは用途・意味が異なる宛先情報です。
WANアドレス: 広域ネットワーク上で用いられるアドレス。通常はインターネットの出口側のアドレスで、ループバックの「自ホスト内完結」対局の外部接続を表します。
公開アドレス: インターネットから到達可能なアドレス。一般に世界中の端末が到達できるよう割り当てられ、ループバックの内側完結という性質とは対照的です。

ループバックアドレスの共起語

127.0.0.1: IPv4のループバックアドレス。自分の端末自身を指して通信する際に使われる特別なアドレスです。
::1: IPv6のループバックアドレス。自分の端末自身を指して通信する際に使われる特別なアドレスです。
localhost: ループバックアドレスに対応するホスト名。自分の端末を指す一般的な名称です。
IPv4: インターネットプロトコルの第4版。ループバックはこの規格に基づくアドレス体系の一部です。
IPv6: インターネットプロトコルの第6版。ループバックは ::1 のようなアドレスで表されます。
ループバックインタフェース: OS上の仮想的なネットワークインタフェース（lo など）で、ループバックの通信経路を提供します。
lo: Linuxなどで用いられるループバック用のネットワークインタフェース名。
127.0.0.0/8: IPv4のループバックアドレスが属する範囲。127.0.0.0〜127.255.255.255を含みます。
テスト用アドレス: 自分の端末上での動作確認・デバッグに使う、実機の影響を受けないアドレスです。
自分の端末/自分のPC: ループバックアドレスの通信が自分自身を対象に行われることを指す表現です。
自己参照通信: 自端末内で完結する通信のこと。ループバックはこの代表的なケースです。
ping: ネットワークの到達性を調べるコマンド。ループバックアドレスにも実行できます。
デバッグ: ソフトウェアやネットワークの問題を特定・修正する作業。ループバックを使ったテストがよく行われます。
ホスト名とアドレスの対応: localhostとIPアドレス（例: 127.0.0.1）との結びつきを指します。
アドレス解決: ホスト名を対応するIPアドレスに変換する仕組み。ローカルの場合 localhost が使われます。
ローカル通信: 同一端末内部で完結する通信のこと。ループバックはその最も基本的な形です。
ネットワーク設定: OSや機器のIP設定・ルーティング・アドレス指定の管理項目。
ローカルホスト: 自分のマシンを指す俗称。主に localhost の別称として使われます。
アドレスファミリ: IPv4/IPv6 など、IPアドレスの系統を指す用語。ループバックは各ファミリで独自のアドレスを持ちます。

ループバックアドレスの関連用語

ループバックアドレス: 自分の端末内で自分自身とだけ通信するための特別なIPアドレス。外部の他端末からは到達できません。IPv4は主に 127.0.0.1、127.0.0.0/8 の範囲、IPv6は ::1 が該当します。
127.0.0.1: 最も一般的なIPv4のループバックアドレス。自分の端末上で動作するアプリ同士をローカルに接続する際に使われます。
127.0.0.0/8: 127.0.0.0 から 127.255.255.255 までの範囲がIPv4のループバックとして予約されています。通常は 127.0.0.1 が実際に使われます。
::1: IPv6のループバックアドレス。IPv6でも自分自身とだけ通信する際に使用します。
localhost: ホスト名の別名で、ループバックアドレスへ解決されることが多い名称です。OSの設定次第で 127.0.0.1 または ::1 に対応します。
hostsファイル: localhost やループバックアドレスと名前の対応を記述するファイル。Linux/macOS では /etc/hosts、Windows では C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts に配置されています。
lo（ループバックインターフェース）: Unix系で使われるループバック用の仮想ネットワークインターフェース。多くは lo という名称です。
Loopbackインターフェース: 内部的に端末内の通信だけを処理するネットワークインターフェースの総称。OSによって名称は異なります。
未指定アドレスIPv4（0.0.0.0）: 未指定アドレス。全てのIPv4インターフェースへバインドする場合に使われ、ループバックではありません。
未指定アドレスIPv6（::）: IPv6の未指定アドレス。全てのIPv6インターフェースへバインドする場合に使われます。
テスト用途: ローカルのサービスやソフトウェアの動作を外部へ影響を与えずに確認する際にループバックを利用します。
名前解決とDNS: localhost のような名前がループバックアドレスへ解決される仕組み。OSの設定で解決先が変わることがあります。
RFC1122と予約範囲: IPv4のループバックは RFC1122 で 127.0.0.0/8 として予約され、外部からは到達できません。
デュアルスタックとデフォルト挙動: デュアルスタック環境では、localhost が IPv6 の ::1 を優先して返すことがあるなど、環境依存の挙動があります。
セキュリティとアクセス範囲: ループバックアドレスは同一端末内でのみ有効で、外部の機器からは到達できません。開発時のセキュリティに役立ちます。
アプリのバインド挙動: サーバーを 127.0.0.1 や localhost にバインドすると、外部からの接続は遮断され、ローカルからの接続のみ可能になります。
実用的な利用例: ローカル開発中のWebサーバーやデータベースに対して localhost/127.0.0.1 で接続して動作確認を行います。