

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
emdr・とは?
emdr は Eye Movement Desensitization and Reprocessing の略語です。日本語では「眼球運動を使った脱感作と再処理法」と訳され、心の傷や不安の原因となる記憶を新たな形で処理していく心理療法の一つです。正式には専門の訓練を受けた心理療法士が実施します。
emdr・とは何で、どんなときに使われるのか
EMDR は主にトラウマ体験や PTSD の症状に対して用いられます。具体的には強い恐怖感や悪夢、過去の記憶を思い出すと強い不安がよみがえるといった場面で効果が期待されます。新しい記憶の作られ方を促し、傷ついた感情の痛みを少しずつ和らげることを目指します。
仕組みと特徴
EMDR の考え方の基本は、心の中の記憶が“適切に処理されていない状態”だと考える点です。セラピストが眼球運動や他の反復刺激を使い、患者がその記憶を安全に思い出す作業を導きます。刺激を受けながら記憶の処理を進めることで、記憶と感情の結びつきが変化し、痛みの感覚が弱まるとされています。
8つのフェーズ(実際の流れ)
EMDR には大きく分けて8つの段階があります。準備と評価、治療対象の決定、脱感作・再処理・統合、完了までの流れです。以下の表は8つのフェーズを簡単にまとめたものです。
| 内容 | |
|---|---|
| 1. 評価と準備 | 治療の目標を決め、信頼関係を築く |
| 2. 治療対象の決定 | 処理する記憶を選び、影響を評価する |
| 3. 脱感作の準備 | 刺激と反応の方法を解説し、安心できる環境を整える |
| 4. 脱感作 | 眼球運動などの刺激を使って記憶の処理を促す |
| 5. 再処理 | 新しい意味付けを探り、感情の反応を再構成する |
| 6. 統合 | 日常生活での適用を練習し、適応を高める |
| 7. 評価 | 効果を再評価し、必要に応じて追加セッションを検討 |
| 8. 終了 | 治療の完了と今後のフォローアップを計画 |
実際の効果と注意点
研究の結果、PTSD の症状の軽減に効果があると報告されています。とはいえ、全員に同じ効果が出るわけではなく、個人差があります。初めて受ける場合には、治療が望ましいかどうかを専門家が判断します。治療中は一時的に不安が増すこともあるため、セラピストのペースに合わせて進めることが重要です。
安全に受けるためのポイント
資格を持つ心理療法士 や医療機関を選ぶことが大切です。自己流で試すと刺激が強すぎて逆効果になる可能性があるため避けましょう。治療を受ける前には、診断と治療計画、費用や保険の確認などをしっかり行いましょう。
EMDR の適応と対象年齢
主に成人が対象とされますが、子どもや青少年に対しても適用されるケースがあります。対象は症状や発達段階、同時に他の病気があるかどうかで判断されるため、必ず専門家の判断を仰いでください。
よくある誤解と正しい理解
EMDR は単なるリラクゼーション法ではなく、記憶の処理と再評価を目的とした治療法です。眼球運動だけで記憶が解決するわけではなく、セラピストの技術と患者の協力が重要な要素となります。
EMDR を検討する前のひとこと
治療を始める前には医師の診断を受け、治療計画を立てます。治療の頻度や期間、費用、保険の有無などを事前に確認し、自分のペースで進められる体制を整えましょう。
まとめ
emdr・とは?を理解するうえで、記憶の処理を安全に進めるための専門的な手順と、8つのフェーズの実務イメージを知ることが役立ちます。適切な条件のもとで行われるEMDRは、PTSD を中心とした心の傷の回復を助ける有力な選択肢のひとつです。
emdrの同意語
- EMDR療法
- EMDRはEye Movement Desensitization and Reprocessingの略で、日本語圏でも広く使われる治療名です。PTSDなどのトラウマ関連の症状に対する心理療法で、眼球の動きを用いて記憶の不快な感情を脱感作し、再処理するプロセスを促します。
- エムディーアール療法
- 「エムディーアール」はEMDRの日本語発音表記です。意味はEMDR療法と同じく、眼球運動を使ったトラウマ治療法を指します。
- EMDR
- 英語表記の略語。正式名称はEye Movement Desensitization and Reprocessingで、英語圏でも用いられる治療名です。
- Eye Movement Desensitization and Reprocessing
- EMDRの英語表記の正式名称そのもの。日本語では主にEMDR療法として言及されます。
- 眼球運動脱感作・再処理法
- 日本語の直訳表現。眼球運動を用いて不快な記憶の感情を脱感作し、再処理する心理療法のことです。
- 眼球運動を用いた脱感作と再処理療法
- 説明的表現。眼球運動を使ってトラウマ記憶の感情反応を緩和し、記憶を統合するための治療法です。
emdrの対義語・反対語
- 非EMDR治療
- EMDR以外の治療法・介入を指す総称。眼球運動などの特定の二重刺激を使わず、別の手法で症状にアプローチします。
- 認知行動療法(CBT)
- 思考と行動の変化を通じて不安やトラウマの影響を軽減する治療法。EMDRの代替としてよく挙がる、エビデンスが豊富な方法。
- 対話療法(カウンセリング)
- 専門家と話すことで感情を整理し、問題解決を目指す方法。EMDRのような刺激を使わない、対話中心のアプローチ。
- 薬物療法
- 抗うつ薬や抗不安薬など薬物を用いて症状を緩和する介入。心理療法とは別の治療軸で、しばしば併用されます。
- 眼球運動を使わない治療
- EMDRで用いられる眼球運動や二重刺激を使わない治療全般を指す表現。対義の概念として用いられます。
- 二重刺激を使わない治療
- EMDRの核となる二重刺激を避ける治療法の対比表現。実践としては、刺激を使わない心理療法のことを指すことが多いです。
- 一般的な心理療法
- EMDR以外の心理療法全般を指す総称。CBT、対話療法、薬物療法などを含む幅広いアプローチです。
emdrの共起語
- EMDR療法
- Eye Movement Desensitization and Reprocessingの日本語表記。眼球運動を使ってトラウマ記憶を再処理する心理療法。
- PTSD
- 心的外傷後ストレス障害。トラウマ経験後に生じる長期的な症状を指す主要な適応対象。
- トラウマ
- 強い恐怖や無力感を伴う出来事。EMDRの処理対象となる記憶の原点。
- 眼球運動
- 左右の視線を動かす刺激。注意を分散させつつ記憶を再処理するのに使われる。
- 双方向刺激
- 左右の刺激を同時に提示する方法。EMDRの特徴的な刺激法。
- 脱感作
- 過剰な不安・恐怖反応を抑える過程。EMDRではトラウマ記憶への感情反応を和らげる。
- 再処理
- 記憶の新しい意味づけや統合を行うプロセス。
- 適応情報処理モデル
- EMDRの理論的根拠。記憶が適切に処理・統合されることで症状改善が起こるとする考え方。
- AIPモデル
- Adaptive Information Processingモデルの略。EMDRの中核理論。
- 記憶処理
- トラウマ記憶を安全に処理・統合して症状を軽減させる作業。
- 災害後ストレス障害
- 災害後に起こるPTSD様の症状。EMDRの有効性が研究されている対象。
- トラウマ関連障害
- PTSD以外のトラウマに関連する障害も対象になることがある。
- 認知行動療法
- 他の主流心理療法の一つ。EMDRと併用されることもある。
- エビデンス
- 科学的根拠。EMDRの効果を示す研究成果の総称。
- RCT
- ランダム化比較試験。EMDRの有効性を検証する主要デザイン。
- 治療効果
- 症状の改善や日常機能の回復といった結果。
- 安全性
- 治療を受ける際の副作用やリスクの有無。
- 症状改善
- 不安・悪夢・過覚醒などの症状が軽くなること。
- 臨床心理士
- EMDRを実施できる専門職。資格を持つ専門家。
- セラピスト
- 治療を提供する専門家全般。
- セッション数
- 治療に必要な訪問回数や期間の目安。
- 適用領域
- PTSDだけでなく、トラウマ性ストレス障害やその他の症状にも適用される場合がある。
- 準備段階
- 治療に入る前の導入・説明・同意などの段階。
- 記憶統合
- 過去の記憶と新しい経験の統合を促すプロセス。
- 治療ガイドライン
- 専門機関が示すEMDRの実践指針。
emdrの関連用語
- EMDR
- 眼球運動による脱感作と再処理を行う心理療法。トラウマに関連する記憶の適切な統合を促進することを目的としています。
- バイラテラル刺激
- 左右対称の刺激を交互に提示する方法。眼球運動だけでなく、触覚タップや聴覚トーンも含まれます。
- 眼球運動
- 視線を左右に往復させる運動。EMDRの主要な刺激法の一つ。
- 左右対刺激
- 左右の刺激を交互に用いること。眼球運動以外にも触覚・聴覚で実施されます。
- 触覚刺激
- 触覚でのタップなど、左右交互の刺激形式の一つ。
- 聴覚刺激
- 左右で異なる音を流すことで生じる聴覚の左右刺激。
- 脱感作
- トラウマ刺激に対する過剰な反応を徐々に和らげるプロセス。
- 再処理
- 記憶の再統合を促し、新しい適応情報を組み込む過程。
- 適応情報処理モデル (AIP)
- 記憶は適切に統合されると機能回復が進むという理論。EMDRの基盤となる仮説。
- 記憶ネットワーク
- トラウマ記憶と関連情報の結びつき。再処理により健全な連結へ統合されるとされる。
- 8段階プロトコル
- 歴史聴取、準備、評価、脱感作、定着、身体スキャン、終了、再評価の8段階からなる標準的治療手順。
- 準備段階
- 治療前に安定させ、自己調整技法を習得させる段階。
- ヒストリー聴取
- クライアントの過去の体験と現在の症状を把握する情報収集の段階。
- 評価
- トラウマ記憶の特定と、否定的信念・肯定的信念・感情・身体感覚の評価を行う段階。
- 否定的信念
- トラウマ体験に結びつく否定的な自己認識。例: 私は無力だ。
- 適応的信念
- 治療後に取り入れるべき肯定的・適応的な認知。例: 私は安全だ。
- 肯定的認知の定着 (Installation)
- 適応的信念を強化・定着させる段階。
- 身体スキャン
- 身体の緊張や不快感を感じ取るためのチェック。全身の感覚を確認します。
- 終了 (Closure)
- セッションの終わりに安全で安定した状態へ戻す処置と安定化を行う。
- 再評価
- 前回のセッションの効果を次回で確認・評価する段階。
- 心理教育
- 治療方針・プロセス・自己管理法などをクライアントに説明する教育的情報提供。
- セラピストの役割
- 治療のガイド役として安全を確保し、手順を導く役割。
- EMDRIA
- EMDR国際協会。教育・認定・品質基準を提供する国際団体。
- 複雑性PTSD (C-PTSD)
- 長期的なトラウマ体験に伴うPTSDの一形態。EMDRが適用されることもある。
- PTSD
- 心的外傷後ストレス障害。トラウマ体験による持続的な不安・症状が特徴。
- 外傷
- 暴力・事故・災害など強いストレッサーとなる経験。
- 安定化技法
- 治療前後やセッション中に心を落ち着かせる呼吸法などの技法。
- 安全計画
- 治療中・日常生活で自分を安全に保つための具体的計画。
- エビデンス
- EMDRの有効性を裏付ける科学的根拠。RCTやメタ分析などを指す。
- RCT
- ランダム化比較試験。介入効果を厳密に検証する研究デザイン。
- メタ分析
- 複数の研究結果を統計的に総合し、全体的な効果を評価する分析手法。



















