クロスマッチ検査・とは？初心者にもわかる基本と検査の流れ共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

はじめに

このページでは「クロスマッチ検査・とは？」というキーワードを、初心者にも分かるように解説します。血液の適合を確かめる大切な検査で、輸血を受ける人の安全を守る役割があります。難しい専門用語を避け、身近な例を用いて一つずつ整理します。

クロスマッチ検査とは

クロスマッチ検査は、受血者の血液と供血者の血液を比べて、輸血したときに起こりうる反応を事前に調べる検査です。大きく分けて、受血者の血清と供血者の赤血球を直接結合させて反応をみる「クロスマッチ」と、相手方の抗体が血液成分に結合するかを確認する検査に分けられます。輸血を安全に行うためには、 ABO式・Rh式といった血液型だけでなく、体内の抗体の存在をチェックすることが大切です。

なぜ必要なのか

もし適合しない血液を輸血すると、体の中で免疫反応が起き、患者さんに溶血などの危険が生じます。これを避けるため、医療機関は輸血前に必ずクロスマッチ検査を実施します。

検査の種類

主に次の2つが使われます。

種類	意味	適用場面
主要クロスマッチ（major crossmatch）	受血者の血清と供血者の赤血球を直接反応させ、陰性なら輸血可と判断します。	臨床的に最も重要な検査。輸血前に必須。
副次的クロスマッチ（minor crossmatch）	受血者の血清中の抗体が供血者の赤血球に反応するかを確認します。	現在は省略されることが多く、主要クロスマッチの信頼性を重視します。

検査の流れ

一般的な流れは次のとおりです。まず検査用の血液サンプルを採取し、ABO・Rh式などの基本血液型の確認を行います。次に、受血者の血清（抗体の情報）と供血者の赤血球（抗原の情報）を組み合わせ、試験管や機器で反応を観察します。反応がない、すなわち陰性の場合は輸血が進められます。反応が陽性の場合は別の血液を探すか、追加の検査を行います。結果の解釈には医療従事者の専門知識が必要で、数時間から場合によっては日数を要することもあります。

結果の読み方と注意点

検査結果は「陰性＝適合」「陽性＝不適合」のように表現されることが多いです。ただし、実際には検査の種類や機器の違いで読み方が異なることがあるため、医師の説明をよく聞くことが大切です。抗体が強く存在する人では、輸血が難しくなることもあります。そのような場合は、特定の献血者の組み合わせを探す、あるいは血漿を分離するなどの対策がとられます。