

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
babelrcとは?初心者にも分かる解説
プログラミングを行う時に「babel」というツールを使うと、書いたコードを別の形に変換してくれます。これを設定するファイルのひとつにbabelrcがあります。babelrc は Babel の設定ファイルの名前で、どの機能を使うかを決めるための大事な情報を入れておく場所です。
babel はモダンな JavaScript を古い環境でも動くように変換します。設定ファイルを使うと、どのプリセットを使うかや、どのプラグインを使うかを自由に決められます。設定ファイルには主に 2 つの形があります。.babelrc という名前のファイルと、JavaScript で書く babel.config.js というファイルです。
どこに置くの?
通常はプロジェクトのルートディレクトリに置きます。つまり、そのプロジェクトの最上位のフォルダに babel の設定ファイルを置くのが基本です。.babelrc はファイル名通り、プロジェクトの中で Babel の設定をひとまとめにして読み込む役割を持ちます。
よくある使い方の例
よく使われる設定は、 presets に環境に応じたプリセットを追加することです。例えば環境に合わせて最新の JavaScript 機能を使えるようにしたい場合、@babel/preset-env を設定します。具体的には次のようなイメージです。例としてのイメージを想像してください。
| ファイル名 | 用途 | 配置場所 |
|---|---|---|
| .babelrc | Babel の設定を読み込むファイル | プロジェクトのルートディレクトリ |
| babel.config.js | 同様の設定を JavaScript で書くファイル | プロジェクトのルートディレクトリ |
注意点
パッケージのバージョン によって挙動が変わることがあるので、公式ドキュメントを確認しましょう。monorepo など複数のパッケージを扱う場合は babel.config.js の方が適している場合があります。
実務のヒント
実務では、新しいプロジェクトを始めるときは最初から babel.config.js を使うと、パスの設定や環境ごとの設定が分かりやすくなります。複数のパッケージを含む場合でも一貫した設定が保てます。
実務での反映とトラブル対処
設定を反映するにはビルドツールを走らせて変換結果を得ます。一般的には npm run build のようなコマンドを使い、設定が正しく読み込まれているかをコンソールで確認します。エラーメッセージが出た場合は、プリセット名の綴りミスや、プラグインがプロジェクトにインストールされていないことが多いです。
環境別の設定
もうひとつのポイントとして、環境ごとの設定 です。例として開発環境と本番環境で別の設定をしたい場合、環境名を使って分岐させることができます。babelrc だけでなく、babel.config.js を使えばより複雑な条件分岐も書きやすくなります。
まとめ
babelrc は Babel の動作を決める大事な設定ファイルです。どのファイル名を使うか、どのプリセットを利用するか、どのプラグインを有効にするかを明確にすることで、開発環境を安定させることができます。
この解説では基本を紹介しました。実際の運用では公式のドキュメントや、プロジェクトの方針に合わせて設定を調整してください。
babelrcの同意語
- .babelrc
- Babel の設定を記述するファイル名。通常は JSON 形式で、Babel が実行時に読み込む設定を定義します。拡張子は .babelrc または .babelrc.json など。
- .babelrc.json
- Babel の設定を JSON 形式で表現するファイル名の別表記。拡張子が .json になる点が特徴です。
- babelrcファイル
- Babel の設定を格納するファイルの総称。代表的には .babelrc や .babelrc.json を指します。
- Babel設定ファイル
- Babel のプリセットやプラグインをどのように適用するかを定義する設定ファイル。
- Babel構成ファイル
- Babel の動作を決める構成情報を格納するファイルの総称。
- Babel設定
- Babel の挙動を決定づける設定そのもの。プラグインやプリセットの組み合わせを指定します。
- babelrcの設定
- babelrc ファイルに書かれた個別の設定項目の総称。
babelrcの対義語・反対語
- 未設定
- babelrc が存在せず、Babel はデフォルトの挙動でコードを変換します。設定ファイルがない状態。
- babelrcなし
- .babelrc ファイルがプロジェクトにない状態。対義語として扱える表現です。
- デフォルト設定
- Babel が用意するデフォルトの変換ルールだけが適用され、追加のプリセット・プラグインは使われません。
- 標準挙動
- 特別な設定を追加せず、Babel の標準的な動作でコードを処理すること。
- グローバル設定
- プロジェクト全体に適用される設定(例:babel.config.js)。局所的な .babelrc の対義語として使われます。
- 全体適用設定
- プロジェクト内の全ファイルに対して適用される設定、局所ファイルに対する対になる概念です。
- 推奨設定のみ適用
- Babel が推奨する基本的な設定だけを使い、独自の追加設定を行わない状態。
babelrcの共起語
- .babelrc
- Babel の設定を格納するファイル名。ルートディレクトリに配置され、プリセットやプラグインの値を JSON 形式で記述します。
- babel.config.js
- Babel の設定を JavaScript ファイルで記述する形式。モノレポ構成など、複数パッケージに共通設定を適用する場面で便利です。
- Babel
- JavaScript を古い環境でも動くように変換するトランスパイラ。ESNext を広い範囲の環境へ適用します。
- presets
- 変換ルールのまとまり。複数のプリセットを組み合わせて使い、まとめて設定します。
- plugins
- 個別の変換処理を追加する設定。プリセットだけでは足りない細かな挙動を調整します。
- @babel/preset-env
- 現代の JavaScript を対象環境に合わせて自動的に変換・ポリフィルを選択するプリセット。
- @babel/preset-react
- React の JSX を通常の JavaScript に変換するプリセット。
- @babel/preset-typescript
- TypeScript を JavaScript に変換するプリセット。
- @babel/plugin-transform-runtime
- Babel が生成するヘルパーをランタイムで共有してコードサイズを抑えるプラグイン。
- core-js
- ポリフィルライブラリ。ブラウザが持たない機能を追加します。
- polyfill
- ポリフィルの総称。環境が不足する機能をランタイムで補完します。
- targets
- 変換の対象となる実行環境を指定する設定。例: browserslist で対象を絞ることが多いです。
- browserslist
- ターゲットとするブラウザ/Node のバージョンを表すリスト。Babel のターゲットを決める指標として使われます。
- babel-loader
- Webpack と組み合わせて Babel による変換を実行するローダー。
- webpack
- モジュールを束ね、ブラウザで動く形にするビルドツール。
- Node.js
- Babel を実行する主なランタイム環境のひとつ。サーバーサイドやツール開発で使われます。
- npm
- Node.js の公式パッケージマネージャ。依存関係の管理とインストールに使います。
- yarn
- npm の代替パッケージマネージャ。高速な依存解決が特徴です。
- package.json
- プロジェクトの設定ファイル。babel の設定や依存関係、スクリプトの管理に使います。
- ignore
- 変換対象から除外するファイル・ディレクトリのパターンを指定します。
- exclude
- 変換対象からの除外設定。ignore と同様の目的で使われます。
- include
- 変換対象として含めるファイルを限定する設定。
- extensions
- Babel が処理対象とするファイル拡張子を指定します(例: .js, .jsx, .ts)。
- sourceMaps
- デバッグ用のソースマップを生成するかどうかを設定します。
- cacheDirectory
- 変換結果をキャッシュしてビルドを速くする設定。
- babelrc.js
- 動的に設定を生成できる JavaScript ベースの Babel 設定ファイル。
- decorators
- クラスデコレーターを有効化・使用する設定。デコレーターはクラスの振る舞いを拡張します。
- classProperties
- クラス内のプロパティの変換を有効化する設定。クラスフィールドのサポートを追加します。
- modules
- モジュールの変換方法を指定します(例: 'commonjs'、'false' で変換を抑制)。
babelrcの関連用語
- babelrc
- Babel の設定ファイルの名称のひとつ。プロジェクトのルートやサブディレクトリに置き、どの機能を変換するかを指示します。拡張子は .babelrc、 babelrc.json、 babelrc.js など。
- babel.config.js
- Babel の設定ファイルの別タイプ。モノレポや複数のディレクトリにまたがる場合にも適用されやすく、ルートから設定を継承します。
- .babelrc
- babelrc の別名。通常は JSON 形式で置かれ、個別ディレクトリに設定を渡します。
- Babel
- JavaScript の新しい構文を古い環境に対応させる変換ツールです。コードを書いたまま古いブラウザや実行環境で動くようにします。
- @babel/core
- Babel の中核パッケージ。実際にコードをトランスパイルする機能を提供します。
- babel-core
- 旧名のコアパッケージ。現在は @babel/core の利用が推奨されています。
- Presets
- 複数のプラグインをひとまとめにした変換セット。例: @babel/preset-env、@babel/preset-react。
- Plugins
- 個別の変換機能を追加する部品。特定の機能のみを有効化できます。
- @babel/preset-env
- 対象の実行環境に合わせて必要なコードだけを変換する preset。
- @babel/preset-react
- JSX を通常の JavaScript に変換します。
- @babel/preset-typescript
- TypeScript のコードを JavaScript に変換する preset。
- @babel/plugin-transform-runtime
- ランタイムの重複コードを減らし、ポリフィルを効率化するプラグイン。
- @babel/plugin-proposal-class-properties
- クラスのプロパティをクラス定義の中で直接記述可能にする提案の実装。
- @babel/plugin-proposal-object-rest-spread
- オブジェクトの展開と結合を可能にする提案の実装。
- @babel/plugin-syntax-dynamic-import
- 動的インポートの文法を Babel が理解できるようにするだけの設定。
- core-js
- ポリフィル用のライブラリ。新しい機能を古い環境で使えるようにします。
- regenerator-runtime
- async/await の実行をサポートするランタイム。
- babel-loader
- Webpack などのビルドツールで、コードを Babel 変換してから束ねるためのヘルパー。
- @babel/cli
- Babel の公式コマンドラインツール。コマンドラインから変換を実行します。
- @babel/parser
- ソースコードを AST(抽象構文木)に分解するパーサー。
- @babel/traverse
- AST の巡回と編集を担当する機能。
- @babel/types
- AST ノードの型を扱うユーティリティ。
- @babel/generator
- AST からコードを再生成する機能。
- @babel/template
- AST を生成するためのテンプレートツール。
- JSX
- React などで使われる HTML 風の構文。Babel で通常の JavaScript に変換します。
- TypeScript
- 型情報を持つ JavaScript。Babel でも一部変換可能です。
- sourceType
- モジュールかスクリプトかを指定する Babel の設定項目。
- targets
- @babel/preset-env で環境を指定する項目。どの機能を変換するかを決めます。
- env
- 環境ごとに設定を分ける機能。開発・本番などの設定を切り替えられます。
- modules
- 変換時にモジュール形式をどう扱うかの設定。false だとモジュールを維持し、true だと CommonJS などに変換します。
- polyfill
- 新機能を使えるようにするコード。core-js などで提供されます。
- transform-runtime
- 旧式のポリフィルの代替としてランタイムを最適化する考え方。現在は @babel/plugin-transform-runtime の利用が主流です。
babelrcのおすすめ参考サイト
- 【JavaScript】Babelとは何か - Qiita
- webpackとBabelの基本を理解する(2) ―Babel編― - Qiita
- Webpackにおけるローダー(loader)とは - Qiita
- Babel(バベル)とは?特徴、料金、使い方を徹底解説 | AI Walker



















