

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
クロスレートとは?基本のイメージ
クロスレートとは、二つの通貨の交換比率を指す用語です。直接の米ドルを介さずに成り立つレートです。例えば EUR/JPY のような組み合わせがそれにあたります。市場では USD を基軸として多くの相場が動きますが、実務では USD を経由せずに二つの通貨同士の関係を知りたい場面が出てきます。この時にクロスレートを使います。
クロスレートは海外取引や投資の判断材料になるほか、旅行者の為替計算にも役立ちます。特徴は中間の基軸通貨を介することで複数の通貨ペアをつなぐことができる点です。
計算の基本
基本は共通の基軸通貨を介して計算します。A/基軸のレートと 基軸/ B のレート が分かれば A/ B = (A/基軸) × (基軸/B) となります。ここで基軸通貨としてよく使われるのは米ドル USD です。
直感的には「A が USD へ換わるレート」と「USD が B へ換わるレート」を掛ける計算です。
実例で理解する
実際の数値を使って見てみましょう。仮に次のレートがあるとします。
EUR/USD = 1.10
USD/JPY = 135.00
このときクロスレート EUR/JPY は EUR/JPY = 1.10 × 135.00 = 148.50 となり、1 EUR は約 148.50 JPY と見積もれます。
注意点と現実の使い方
実際の市場では 直接の EUR/JPY のレートとクロスレートは必ずしも同じではありません。取引所によるスプレッドや流動性の違い、手数料が影響します。クロスレートは理論的な目安であり、取引価格は実際の売買条件によって異なります。
使い方のコツとしては、複数の通貨ペアを横断して費用やリスクを比較する際に活用することです。例として海外の出張費用や留学費用の見積り、輸出入の価格交渉時の目安として役立ちます。
実務での簡単な演習
| 直接レートの例 | クロスレートの計算結果 | |
|---|---|---|
| EUR/USD | 1.10 | 基軸 USD を介して計算 |
| USD/JPY | 135 | 1 USD = 135 JPY |
| EUR/JPY | 計算上の値 | EUR/JPY = 1.10 × 135 = 148.50 |
この説明から分かるように クロスレートは共通の基軸通貨を使って二つの通貨の関係を導く手法です。覚えておくと良いポイントをまとめます。
ポイント:基軸通貨を介して計算する、計算結果は目安である、関係を理解することでリスク管理がしやすくなる。
クロスレートの同意語
- 交差レート
- 基軸通貨を介在させず、2つの通貨間で成立する為替レートのこと。日本語での一般的な表現で、クロスレートとほぼ同義に使われます。
- 交差為替レート
- 同様に、2つの通貨間の為替レートで、基軸通貨を挟まないレートを指します。専門的な文献やニュースなどで使われる表現です。
- クロス為替レート
- 英語の Cross Rate に対応する日本語表現。USD以外の通貨ペアのレートを表す際に用いられます。
- 外貨クロスレート
- 外貨同士の組み合わせで形成されるクロスレートを指す表現。USDを除く通貨ペアのレートを指す際に使われます。
- 非基軸通貨レート
- 基軸通貨(通常は USD など)を介さない、非基軸通貨同士のレートのこと。クロスレートの説明として使われる場合があります。
クロスレートの対義語・反対語
- ドル建てレート
- ドルを基準にしたレート。例として USD/JPY、EUR/USD などが挙げられます。クロスレートはドルを含まない二通貨のレートを指すことが多いのに対し、ドル建てレートはドルを含むペアを意味します。
- USDレート
- ドルを中心・基軸にした為替レート全般を指す表現です。クロスレートの対義語として、ドルを含むレートを意味づけるのに使われます。
- ドルペア
- ドルを含む通貨ペアのこと。例: USD/JPY、GBP/USD。クロスレートの対義語としてよく使われる口語表現です。
- 直接レート
- 直接クォートとも呼ばれ、国内通貨1単位につき表示される外国通貨の量を指すことが多い表現です。クロスレートとは対照的な「ドルを含む直接レート」として捉えられることがあります。
- ドル基軸レート
- ドルを基軸として他の通貨との関係が表されるレート。クロスレートが“非ドル間”のレートであるのに対し、ドル基軸レートはドルを核にした表示です。
- ドル対通貨ペア
- ドルと他通貨のペアの総称。例: USD/CHF、USD/CAD。クロスレートの対義語として、常にドルを含むペアを指す言い方です。
クロスレートの共起語
- 為替
- 外国通貨間の交換レート。2つの通貨の交換比率を示す総称で、クロスレートもこのカテゴリに含まれます。
- 外貨
- 外国の通貨。クロスレートの計算対象となる通貨のこと。
- 通貨ペア
- 2つの通貨を組み合わせた取引の対象。例: EUR/JPY、GBP/JPY。
- ベース通貨
- クロスレートの計算で基準となる通貨。表示の分母として使われることが多い。
- 相手通貨
- ベース通貨に対して取引対象となる通貨。表示されるもう一方の通貨。
- スポットレート
- 現在の市場での実勢レート。現時点での取引成立時点のレートとして用いられることが多い。
- 直接レート
- 国内通貨1単位あたりの外国通貨を表示するレート。例: 円/ドル=110円/ドルのような表示。
- 間接レート
- 外国通貨1単位あたりの国内通貨を表示するレート。例: ドル/円=0.0091ドル/円のような表示。
- クロスレートの定義
- 米ドルを介さず、二つの通貨の直接的な為替レートを求めたもの。実務ではUSDを基準とすることが多いが、他の基準で計算することもある。
- 金利差
- 2つの通貨間の金利の差。長期の為替動向やスワップポイントに影響。
- スワップポイント
- 翌日以降の金利差を反映して付与または差引される点数。ポジションを長く持つほど影響を受ける。
- キャリートレード
- 金利差を利用して高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売る取引戦略。クロスレートにも影響。
- ボラティリティ
- 値動きの大きさ。クロスレートは通貨ペアごとに変動幅が異なる。
- スプレッド
- 買値と売値の差。取引コストの主要な要素。
- 取引コスト
- スプレッドや手数料など、取引を行う際に負担する費用。
- 計算式
- クロスレートは、二つの基準通貨ペアのレートを使って算出する方法。例: A/B = (A/USD) ÷ (B/USD)。
- 通貨ペアの例
- EUR/JPY、GBP/JPY、EUR/GBP、AUD/NZD など、クロスレートの代表的な組み合わせ。
- ヘッジ
- 為替変動リスクを抑えるための手段。決済までのリスクを軽減する。
- 為替リスク
- 為替レートの変動によって生じる損益リスク。
- 市場参加者
- ディーラー、銀行、ブローカー、機関投資家など、為替市場で取引する人や組織。
- 為替市場
- 為替レートが取引・決定される市場空間。
クロスレートの関連用語
- クロスレート
- 2つの通貨の為替レートで、通常は米ドルを介さずに求めたレートのこと。EUR/JPY や GBP/JPY など、USDを含まない通貨ペアが典型的な例です。
- クロス円
- 円を含むクロスレートのこと。EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY など、日本市場で特に取引が活発な組み合わせを指します。
- 基軸通貨
- クロスレートの計算や相場形成の基準となる通貨。多くの場合USDが基軸通貨として使われますが、相場状況によってEURなどが用いられることもあります。
- ベース通貨
- 通貨ペアの左側に位置する通貨。例:EUR/JPY なら EUR がベース通貨(取引の基準となる通貨)です。
- 見積通貨
- 通貨ペアの右側に位置する通貨。例:EUR/JPY なら JPY が見積通貨(価格が表示される通貨)です。
- 通貨ペア
- 2つの通貨の組み合わせ。為替レートはこの組み合わせを1単位あたりの他方の通貨として表示します。
- 直接相場
- 自国通貨を基準に外国通貨を表示する表示形式のこと。日本なら自国通貨を軸にした表示がこれにあたる場合があります。
- 間接相場
- 外国通貨を基準に自国通貨を表示する表示形式のこと。日本などでの一部の表記方法に該当します。
- クロスレートの計算式
- A/B = (A/USD) ÷ (B/USD) の形で、AとBのUSD建てレートが分かっている場合に成り立ちます。実務的には EUR/JPY = EUR/USD × USD/JPY のように、2つのUSD建てレートを掛け合わせて求めることが多いです。
- スプレッド
- 買値と売値の差。クロスレートはUSDを介さないことが多いため、スプレッドは市場の流動性に左右されやすい点に注意が必要です。
- 流動性
- 市場での取引の活発さ。USDを含む主要ペアほど流動性が高い傾向があり、クロスレートはUSDを介さない分スプレッドが広がりやすいことがあります。
- 取引時間帯
- worldwide の主要セッション(東京・ロンドン・ニューヨーク)の時間帯で活発化します。セッションの重なる時間に取引が集中することが多いです。
- リスク要因
- 2つの通貨の動きが異なる局面で急変しやすく、クロスレートはUSDの動きに間接的に強く影響を受けることがあります。経済指標発表時のボラティリティにも注意が必要です。
- 主要通貨ペア
- 市場で最も取引量が多い通貨ペア群。USD、EUR、GBP、JPY などを含む代表的なペアが該当します。
- マイナー通貨ペア
- USDを含まないが比較的取引される通貨ペア。EUR/CHF や AUD/NZD など、流動性は主要ペアに比べて低いことがあります。
- エキゾチック通貨ペア
- 新興市場の通貨を含むペア。流動性が低くスプレッドが広がりやすい傾向にあり、リスクとリターンが大きく動くことがあります。



















