

高岡智則
年齢:33歳 性別:男性 職業:Webディレクター(兼ライティング・SNS運用担当) 居住地:東京都杉並区・永福町の1LDKマンション 出身地:神奈川県川崎市 身長:176cm 体系:細身〜普通(最近ちょっとお腹が気になる) 血液型:A型 誕生日:1992年11月20日 最終学歴:明治大学・情報コミュニケーション学部卒 通勤:京王井の頭線で渋谷まで(通勤20分) 家族構成:一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹 恋愛事情:独身。彼女は2年いない(本人は「忙しいだけ」と言い張る)
cbor・とは?基本を知ろう
CBORとは、Concise Binary Object Representation の略で、データをコンパクトなバイナリ形式で表現する規格です。テキスト形式の JSON に比べてデータの容量を小さくでき、処理も素早く行えます。CBOR は RFC 7049 に基づき、多様なデータ型を「主要タイプ」として効率的にエンコードします。
CBORの特徴
特徴1: バイナリ形式での表現。テキストではなく、機械が速く読み書きできる形です。
特徴2: データサイズの削減。無駄な文字コードの変換を省くことで、通信量を減らせます。
特徴3: 拡張性と互換性。新しいデータ型を追加しやすく、さまざまな言語でライブラリが提供されています。
CBORとJSONの違い
| 観点 | JSON | CBOR |
|---|---|---|
| 表現形式 | テキスト | バイナリ |
| サイズ感 | 長くなることがある | 小さくなることが多い |
| 処理の負荷 | 文字列のパースが必要 | 機械的に処理しやすい |
| 使われる場面 | 設定ファイル、ウェブAPI | IoT、低帯域通信、モバイルアプリ |
CBORの仕組みの基本
CBOR は「主要タイプ」という考えを使い、整数、文字列、配列、マップなどを効率的に表現します。データの構造が複雑でも、必要な分だけの情報を小さなバイナリにまとめられる点が特徴です。
実務での使い方のポイント
導入を検討するときは、データ量の削減が目的か、リアルタイム性が重要か、どの言語にライブラリがあるかをチェックします。Python なら cbord? ではなく、実際には Python の cbors ライブラリ などが一般的です(言語ごとにライブラリ名は異なります)。
Python なら cborequest、JavaScript なら cborg などのライブラリがあります。これらを使うと、データをエンコードしてバイナリとして送信し、受信側でデコードして元のデータに戻す流れが実装できます。データ構造を辞書(マップ)やリストで表現すると、CBORでのエンコード・デコードが直感的になります。
失敗しがちなポイント
ポイント1: 互換性のあるバージョンを選ぶ。ポイント2: バイナリ形式のためデバッグが難しくなることも。テストデータを用意して、エンコード・デコードの整合性を必ず確認しましょう。
まとめ
CBORは、データをコンパクトなバイナリ形式で表す現代的なデータ交換フォーマットです。特に IoT やモバイル端末、帯域幅が限られた環境でその強みを発揮します。JSONの代替として使う場面も多く、適切なライブラリを選べば学習コストも低く済みます。導入時にはデータ量の削減効果とデバッグのしやすさの両方を評価しましょう。
cborの同意語
- CBOR
- Concise Binary Object Representation の略称。JSONライクなデータをバイナリでコンパクトに表現するデータシリアライズ形式。
- Concise Binary Object Representation
- CBORの正式名称。データをキーと値の組で、軽量なバイナリ形式で表現する規格。
- Binary JSON
- JSONに似たデータ構造をバイナリで表現する方式として説明されることが多い表現。CBORはこの考え方に基づくデータ形式の一つ。
- CBORフォーマット
- CBORデータを伝送・格納するためのフォーマットを指す表現。
- CBORデータ形式
- CBORを指す別名。データをこのフォーマットで表現する形式。
- CBOR規格
- CBORの公式規格・標準化されたルールのこと。
- CBOR仕様
- CBORの公式仕様。データ表現のルールを定義した文書。
- コンパクトバイナリオブジェクト表現
- CBORの日本語直訳の別名として使われる言い方。データをバイナリでコンパクトに表現する形式。
- コンパクトJSON風バイナリ表現
- JSON風のデータをバイナリ化した表現として説明されることがある呼称。
cborの対義語・反対語
- テキスト形式
- データを人が読めるテキストとして表現する形式。バイナリ形式に対する対義語としてよく使われる。
- JSON
- JavaScript Object Notation。軽量で人間にも読みやすいテキストベースのデータ交換フォーマット。
- XML
- Extensible Markup Language。タグでデータを階層的に記述するテキスト形式。冗長になりがちだが機械・人間ともに扱いやすい。
- YAML
- YAML Ain't Markup Language。人間に読みやすい階層的データ表現。コメントを入れやすく、設定ファイルにも多い。
- CSV
- Comma-Separated Values。表データをテキストで表すシンプルなフォーマット。構造が平坦なデータに適する。
- テキストベースのシリアライズ
- データをテキストとしてシリアライズする手法の総称。可読性を重視する点が特徴。
- 非バイナリ形式
- データがバイナリではなく、テキスト等の非バイナリ形式で表現・保存されること。
cborの共起語
- CBOR
- Concise Binary Object Representation の略。小さなメッセージサイズを重視したバイナリデータ表現形式。
- データ形式
- データを格納・伝送するための表現方法の総称の一つで、CBORはこのカテゴリの一つ。
- シリアライズ
- データ構造をCBORのバイト列へ変換する処理。
- デシリアライズ
- CBORのバイト列を元のデータ構造へ復元する処理。
- エンコード
- データをCBOR形式のバイト列へ変換する操作。シリアライズと同義で使われることが多い。
- デコード
- CBORのバイト列を解釈してデータへ戻す操作。
- バイト列
- 連続したバイトの列。CBORデータの実体。
- バイナリ形式
- テキストデータではなく二進法で表現されたデータ形式。
- メジャータイプ
- CBORでデータを分類する7つの基本型の総称。0〜7のカテゴリで分けられる。
- タグ
- セマンティックタグ。データに意味を付与する追加情報の仕組み。
- CDDL
- Concise Data Definition Language の略。CBORデータ構造を定義する記法。
- Diagnostics
- CBOR Diagnostics Notation の略。人間が読みやすく表現する診断表記法。
- RFC 7049
- CBORの初版標準仕様としてIETFで定められた文書番号。
- IETF
- Internet Engineering Task Force。CBORの標準化を担当する組織。
- application/cbor
- HTTPでCBORデータを伝える際のMIMEタイプ。
- COSE
- CBOR Object Signing and Encryption。CBORデータの署名・暗号化を扱う拡張。
- CWT
- CBOR Web Token。CBORを用いたトークン形式。
- WebAuthn
- Web認証の規格群でCBOR/COSEをデータ表現として用いる。
- CTAP
- FIDO2 の通信プロトコルで CBOR を使用。
- serde_cbor
- Rust言語でCBORを扱う人気のシリアライザ/デシリアライザライブラリ。
- cbor2
- Python向けのCBORライブラリの代表例。
- libcbor
- C言語のCBOR実装ライブラリ。
- tinycbor
- 組み込み用途に適した軽量CBOR実装ライブラリ。
- node-cbor
- Node.jsでCBORを扱うライブラリ群の総称。
- Rust
- CBOR対応ライブラリが豊富なプログラミング言語。
- Python
- CBORを扱うことが多いプログラミング言語の一つ。
- Java
- CBOR対応ライブラリが提供される主要言語。
- JavaScript
- ウェブやNode.jsでCBORを扱う機会が多い言語。
- Go
- Go言語でCBORを扱うライブラリがあるプログラミング言語。
- BSON
- Binary JSON。CBORと比較されることが多い二進データ表現。
- MessagePack
- CBORの競合となる二進データ表現形式。
- Protobuf
- CBORと比較されることがあるシリアライズ形式。
- IoT
- 省電力・低帯域のデバイス間でのデータ交換に使われることが多い。
- 省メモリ
- 小さなデータサイズに適した設計・特性を指す用語。
- JSON互換性
- CBORとJSONは似たデータ型を持つが完全な互換性は前提ではない、という比較で語られることが多い。
- データ圧縮
- CBOR自体は圧縮機能を持たないが、外部手法と組み合わせてデータを小さくする用途で語られる。
cborの関連用語
- CBOR(Concise Binary Object Representation)
- CBORはJSONのバイナリ版で、データをテキストではなく効率的なバイナリ形式で表現します。小さなサイズと高速な処理を特徴とし、IoTや通信など低帯域環境で使われます。
- CBOR規格(RFC 7049)
- CBORの公式規格で、データ型の定義やエンコードのルール、互換性の取り扱いがまとめられています。
- 主要データ型(Major Types)
- CBORはデータを8つの主要タイプに分類してエンコードします。整数やバイト列、文字列、配列、マップ、タグ、浮動小数点数や簡易値などを含みます。
- セマンティックタグ(Semantic Tags)
- データに意味を付与する番号付きのタグです。日付や大きな整数など、データの解釈を拡張します。具体的な番号と用途は規格で規定されています。
- 日付/時刻タグの概要
- 日付や時刻を表すデータには特定のタグを用いて意味を明示します。これにより文字列として表されていても日付として解釈できます。
- Canonical CBOR(規約準拠の確定表現)
- 同じ情報を必ず同じバイト列で表すように表現を統一する規約です。データの比較やハッシュ化に有利です。
- CBOR診断表記(CBOR Diagnostic Notation)
- CBORバイト列を人が読みやすく表現するテキスト表現です。デバッグや学習時に役立ちます。
- COSE(CBOR Object Signing and Encryption)
- CBORを用いた署名と暗号化の標準です。セキュアなメッセージ伝送に使われます。
- CWT(CBOR Web Token)
- CBORを使ったウェブ向けトークン形式です。JWTに相当しつつ、データをコンパクトに表します。
- CBORとJSONの比較
- CBORはバイナリ形式でサイズが小さく、テキストのJSONより高速な処理が期待できます。特にバイナリデータや非ASCII文字の取り扱いが得意です。
- MessagePackとの比較
- MessagePackは別のバイナリフォーマットでCBORと似ていますが、設計上の細かな仕様やデータ型の表現で違いがあります。
- エンコードとデコード(シリアライズ/デシリアライズ)
- データをCBOR形式に変換するエンコードと、CBORから元データへ戻すデコードの作業を指します。
- データ型の具体例
- 整数、浮動小数点数、バイト列、文字列、配列、マップ、真偽値、null、未定義などをCBORで表現できます。
- 診断表記の読み方
- CBOR診断表記を読むと、どのデータがどのようにエンコードされているかを直感的に理解できます。



















