パロアルトネットワークスとは？初心者にもわかる基本と役割を徹底解説共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

パロアルトネットワークスとは？

パロアルトネットワークスは、世界でも有名なサイバーセキュリティの企業です。次世代ファイアウォールなどの製品を通じて、企業がネットワークに入り込む悪い動きを検知し、遮断します。創業は1999年で、本社はアメリカのカリフォルニア州パロアルトにあります。名前の由来は創業地です。パロアルトは、IT部門が安心してインターネットを使えるよう、攻撃の入口を塞ぐ「壁」を作ることを目標としています。

この会社の考え方の基本は、統合されたセキュリティです。単独の製品だけでなく、ファイアウォール、クラウドセキュリティ、そして自動化された対応ツールを組み合わせて、脅威を早く見つけ出し、迅速に対処します。最近では、クラウドやリモートワークの広がりに合わせ、クラウドセキュリティとSASE（Secure Access Service Edge）の分野にも力を入れています。

どういう役割を果たしているのか

企業のネットワークは、学校や病院、自治体、企業のオフィスなどさまざまな場所に分散しています。パロアルトネットワークスは、これらの場所から出るデータを守るための「仕組み」を提供します。主な役割は次のとおりです。

・不正なアクセスをブロック：入ってくる通信を検査し、悪い動きを見つけると遮断します。

・アプリケーションの安全管理：どのアプリが使われているかを監視し、必要なものだけを許可します。

・クラウド環境の守り：クラウド上のデータやアプリを、従来のネットワークと同じ基準で守ります。

主な製品とサービス

パロアルトネットワークスは、企業の規模やニーズに合わせていくつかの製品群を提供しています。以下は代表的なラインアップです。

製品名	特徴
Next-Generation Firewall	高度な脅威防止とアプリケーション制御を実現するファイアウォール
Panorama	複数デバイスを一元管理する集中管理プラットフォーム
Cortex XSOAR	インシデント対応を自動化するSOARプラットフォーム
Cortex XDR	統合EDR/検知と応答で高度な脅威を可視化・対処
Prisma Access	クラウドベースのセキュアなリモートアクセスとSASE機能
Prisma Cloud	クラウド環境のセキュリティとコンプライアンス管理

これらの製品は、企業のIT部門が日常の運用をしやすいように設計されています。例えば、Next-Generation Firewallはネットワークの入口を強化し、Panoramaは複数の機器の設定を一度に管理します。Cortex XSOARとCortex XDRは、検知と対応を自動化して人手の負担を減らし、すばやい対応を可能にします。さらに、Prisma AccessとPrisma Cloudは、クラウドでのセキュリティを一貫して提供します。

初心者向けポイント

セキュリティの学習を始めるときには、まず大きな概念をつかむことが大切です。「脅威の検知」と「脅威の対処」、そして「ネットワークの入口を守るファイアウォール」という3つの柱を覚えましょう。製品名は難しそうですが、役割は似ています。ファイアウォールは“門番”、XDR/XSOARは“警備員と自動化された対応”、Prisma製品は“クラウド環境の守り”と考えると理解しやすいです。初心者はまず概念の理解からで大丈夫です。

まとめ

パロアルトネットワークスは、ネットワークとクラウドのセキュリティを総合的に支える企業です。Next-Generation FirewallやPanorama、Cortexシリーズ、Prisma製品群などを組み合わせて、企業のIT環境を一元管理し、脅威を早期に検知・対処します。初心者は、まず「何を守るのか」を理解することから始めましょう。

パロアルトネットワークスの同意語

パロアルトネットワークス: 日本語で最も一般的に使われる社名表記。Palo Alto Networks の正式名を日本語で表記した形です。
パロアルト・ネットワークス: スペースと中黒を使った別表記。意味は同じ。読みやすさの違いはあるが混同は起きにくい表記です。
パロアルトネットワークス社: 企業を指す日本語表現。社を付けることで“この会社のこと”を指す言い方になります。
Palo Alto Networks: 英語の正式名称。公式資料や英語圏の情報源で使用されます。
Palo Alto Networks, Inc.: 米国法人の正式名称。Inc. は Incorporated の略で、会社形態を示します。
Palo Alto Networks Inc.: Inc. 付きの英語表記の別バージョン。カンマの有無で表記が分かれることがあります。
PANW: 株式市場のティッカーコード。金融ニュースや株価情報で頻繁に使われます。
パロアルト: 略称として使われることがある表現。地名パロアルト市と混同する可能性がある点に注意してください。

パロアルトネットワークスの対義語・反対語

脆弱なネットワーク: セキュリティ対策が弱く、外部からの攻撃を受けやすい状態のネットワーク。パロアルトネットワークスが提供する“防御”の対極としてイメージできる概念です。
無防御のネットワーク: ファイアウォールや侵入検知などの防御手段が一切ない、リスクが非常に高いネットワーク環境のこと。
セキュリティを提供しない企業: セキュリティ製品やソリューションを扱わない、またはその価値を前面に出さない事業体。
防御を優先しないIT企業: セキュリティを最優先に設計・運用していないIT企業の姿勢を指す表現。
防御が薄いセキュリティ環境: 防御レベルが低く、侵入検知・対策が不十分なセキュリティ環境のこと。
攻撃者に有利な環境: 攻撃対象としてのリスクが高く、攻撃が成功しやすい状況を指す抽象的な対義語。

パロアルトネットワークスの共起語

次世代ファイアウォール: パロアルトネットワークスが提供する、アプリケーション識別・脅威防止・高度なポリシー制御を統合したファイアウォールの系統。NGFWとも呼ばれ、企業の境界を守る核心的機能です。
ファイアウォール: ネットワーク境界で不正アクセスや不審な通信を遮断する基本的な防御機能。
ファイアウォールアプライアンス: ハードウェアとして提供されるファイアウォール機器。
Panorama: Palo Alto Networksのセキュリティ管理プラットフォーム。ポリシーの一元管理・監視・レポート作成を支援します。
GlobalProtect: リモートワーク時の安全なVPN接続を提供するクライアント／エージェント。
Prisma Cloud: クラウド環境のセキュリティを一元管理するクラウドセキュリティプラットフォーム。
Prisma Access: クラウドベースのセキュアリモートアクセスサービス。
Cortex XDR: 統合EDR/検知・対応機能。エンドポイントとネットワークの脅威を検知・調査・対応します。
Cortex XSOAR: Security Orchestration, Automation and Responseを統合する自動化・対応プラットフォーム。
AutoFocus: 脅威インテリジェンスとマルウェア解析のサービス。脅威情報の提供や分析を行います。
Unit 42: パロアルトの脅威研究チーム。脅威情報の調査・提供を行う部門。
脅威インテリジェンス: 最新の脅威情報を収集・分析して防御策の意思決定を支える情報。
ゼロトラスト: 最小権限の原則に基づき、アクセスを厳格に制御するセキュリティモデル。
ゼロトラストネットワーク: ゼロトラストの考え方をネットワーク設計・運用に適用するアプローチ。
クラウドセキュリティ: クラウド環境のセキュリティ対策全般。.
SOC: Security Operations Centerの略。セキュリティ運用を24時間監視・対応する組織・機能。
脆弱性管理: 脆弱性の洗い出し・評価・対策を計画・実施する運用プロセス。
パッチ管理: 修正プログラムの適用を組織的に行う脆弱性対策作業。
API連携: 他システム・ツールとのAPIを介した連携・自動化の機能。
自動化: 運用作業を自動化して効率化する仕組み。
連携: 他製品・サービスとの統合・接続性のこと。
ハイブリッドクラウド: オンプレミスとクラウドを組み合わせた環境のセキュリティ管理。
クラウドサービス: クラウド上の各種サービスやアプリケーション。
VPN: 仮想プライベートネットワーク。リモート接続を安全に行う技術。
価格: 製品の利用料金・費用情報。
ライセンス: 利用許諾条件・期間・人数などの契約形態。
サポート: 技術サポートや製品のヘルプ・顧客支援。
アプライアンス: ハードウェア形態のセキュリティ機器。
侵入検知: 不審な通信・挙動を検知する機能。
侵入防止: 検知した侵入をブロック・防御する機能。
攻撃検知: 攻撃の兆候を検出する機能。
IPS: Intrusion Prevention Systemの略。侵入防止機能。
EDR: Endpoint Detection and Response。端末の検知と対応を行う機能。
XDR: Extended Detection and Response。広域で検知・対応を行う機能。
Zero Trust Network Access: ゼロトラストを前提としたネットワークアクセス制御の総称。

パロアルトネットワークスの関連用語

パロアルトネットワークス: 米国を本拠地とするサイバーセキュリティ企業。ファイアウォール、クラウドセキュリティ、EDR/SOAR、脅威インテリジェンスなど幅広い製品を提供します。
PAN-OS: パロアルトネットワークスのファイアウォール機器に搭載されるOS。ポリシー管理・アプリ識別(App-ID)・ユーザー識別(User-ID)などを統合する基盤です。
PA-seriesファイアウォール: PAシリーズは物理アプライアンスのファイアウォール製品群。企業の境界防御に適したハードウェアとPAN-OSを組み合わせたラインアップです。
次世代ファイアウォール: NGFWは従来のファイアウォール機能に加え、アプリ識別(App-ID)、ユーザー識別(User-ID)、脅威防止機能を統合した高度な防御です。
Panorama: 複数のファイアウォールを一元管理する統合管理プラットフォーム。設定の一括適用・ログの統合分析が可能です。
GlobalProtect: 企業のリモートアクセスVPNソリューション。外出先や在宅勤務時にも安全な接続を提供します。
Prisma Access: クラウドベースのゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)とセキュアなリモートアクセスを提供するサービスです。
Prisma Cloud: クラウド環境のセキュリティを統合管理するプラットフォーム。クラウドセキュリティPosture Management・CWPP・CNAPP機能を提供します。
Prisma SD-WAN: クラウド寄りのWANソリューション。アプリの最適経路選択とセキュアな通信を実現します。
CloudGenix: 買収したSD-WAN技術。現在はPrisma SD-WANとして統合され、クラウド志向のWAN機能を提供します。
App-ID: アプリを識別する技術。アプリ名・機能を特定して、アプリ単位でポリシーを適用可能です。
User-ID: ユーザーの認証情報を用いてポリシーを適用する機能。ユーザー属性に基づく細かな制御を実現します。
Content-ID: 旧式のIPS/セキュリティ機能の名称。現在はThreat Preventionへ統合されています。
Threat Prevention: マルウェア・侵入を検知・防御する機能群。IPS/IDS・脅威インテリジェンス・サンドボックス連携を含みます。
WildFire: クラウドベースのマルウェア解析サービス。ファイルをサンドボックスで検査し、脅威情報を提供します。
AutoFocus: 高度な脅威インテリジェンスの購読・分析サービス。攻撃者の活動を関連付けて可視化します。
URL Filtering: ウェブサイトのカテゴリ分けとアクセス制御。ポリシーに基づきURLをブロック・許可します。
DNS Security: DNSレイヤーで脅威を検知・遮断。悪意のドメインのアクセスを抑制します。
SSL Decryption: SSL/TLSトラフィックを復号して検査する機能。暗号化通信の可視化と安全性向上を図ります。
Cortex XSOAR: セキュリティオーケストレーション・自動化・対応のプラットフォーム。インシデント対応を自動化します。
Cortex XDR: 統合型EDR/検知・対応ソリューション。エンドポイント・ネットワーク・クラウドデータを横断分析します。
Cortex Xpanse: 外部攻撃面の可視化・管理を行うエクスターナルアタックサーフェス管理（EASM）ソリューション。
Cortex Data Lake: ログ・イベントデータを集約・格納するデータレイク。分析基盤として活用されます。
Aperture: クラウドデータの露出を検知・保護するデータリスク保護ソリューション。
Zero Trust / ZTNA: ゼロトラストのセキュリティアーキテクチャ。最小権限と継続的検証を基本とし、Prisma Accessなどで実現します。