walletconnectとは？初心者向け解説と使い方ガイド共起語・同意語・対義語も併せて解説！

この記事を書いた人

高岡智則

年齢：33歳性別：男性職業：Webディレクター（兼ライティング・SNS運用担当）居住地：東京都杉並区・永福町の1LDKマンション出身地：神奈川県川崎市身長：176cm 体系：細身〜普通（最近ちょっとお腹が気になる）血液型：A型誕生日：1992年11月20日最終学歴：明治大学・情報コミュニケーション学部卒通勤：京王井の頭線で渋谷まで（通勤20分）家族構成：一人暮らし、実家には両親と2歳下の妹恋愛事情：独身。彼女は2年いない（本人は「忙しいだけ」と言い張る）

walletconnectとは？

walletconnectはブロックチェーンの世界で広く使われる「接続プロトコル」です。これはスマートフォンの暗号資産ウォレットとウェブ上の分散型アプリ（dApps）を安全につなぐ橋渡しをします。普段、Webサイトとアプリは同じ端末で完結しますが、ブロックチェーンの操作はウォレットの署名が必要なため、別のデバイス間の安全な連携が求められます。walletconnectはこの連携を簡単かつ安全に行えるよう設計されています。

walletconnectの仕組みと動き

walletconnectの仕組みは、スマホのウォレットとウェブのアプリの間に「セッション」を作ることです。セッションとは、接続を安全に維持するための対話のセットです。接続時には二つの要素が働きます。まずQRコードを読み取って接続を開始する方法。次に深いリンクと呼ばれる接続リンクを使ってモバイルとデスクトップの組み合わせでも接続可能です。接続が確立されると、 dAppはウォレットのアドレスを参照したり、取引の署名をユーザーに求めることができます。全ての署名はユーザーの明示的な承認が必要で、ブロックチェーンへ送信されます。これにより、秘密鍵がアプリやウェブサイトに渡ることなく安全に取引が行えます。

walletconnectの使い方の流れ

以下の手順が代表的です。1) dAppで「ウォレット接続」ボタンをクリックします。

2) 表示されるQRコードをスマホのwalletconnect対応アプリで読み取ります。

3) アプリ側で新しいセッションを承認します。これで接続が確立します。

4) dAppで送信される署名要求を確認し、署名を承認するとトランザクションが実行されます。

メリットと注意点

メリット: 複数のウォレットを統一的に扱え、デスクトップとモバイルの橋渡しが簡単、様々なdAppに対応しています。

注意点: 接続URLやQRコードの出所を必ず確認すること。不審なウェブサイトからの接続は避け、フィッシング対策を徹底しましょう。また、署名を承認する前に、取引の内容を必ずチェックする習慣が重要です。

特徴	複数のウォレットと互換、スマホとデスクトップをまたぐ接続が可能
仕組み	QRコードまたは深いリンクを使ってセッションを作成
使われ方	DeFi、NFT、分散型アプリの操作時に利用
注意点	接続元URLの正当性を確認、署名時には内容を必ずチェック

セキュリティのポイント

<span>セッション承認の重要性：接続時の承認はユーザー本人が行うべきです。

鍵情報を渡さない：秘密鍵はウォレットアプリの中に厳重に保管され、外部へ渡す必要はありません。

URLとドメインの確認：フィッシングサイトからの接続を回避しましょう。

総じて、walletconnectはブロックチェーンの操作を身近にする強力な道具です。正しい使い方を理解し、セキュリティの基本を守れば、多くの分野で安全にデジタル資産を扱うことができます。

walletconnectの同意語

WalletConnect: 分散型アプリ(dApp)と暗号資産ウォレットを安全に接続する、オープンソースのプロトコル。セッションを確立する際にQRコードや深いリンクで接続します。
ウォレットコネクト: WalletConnectの日本語表記・読み方。dAppとウォレットを結ぶ規格・プロトコルのこと。
ウォレット接続: ウォレットとアプリをつなぐ機能の総称。WalletConnectを指す文脈でも用いられます。
ウォレット連携プロトコル: ウォレットとアプリ間の通信規約という意味。WalletConnectの代替的表現として使われることもあります。
Web3ウォレット接続プロトコル: Web3の世界でウォレットとdAppを接続する際の規約。WalletConnectを指す場合が多いです。
分散型アプリ連携プロトコル: dAppとウォレットを連携させるための接続規約の総称。WalletConnectの用途を説明する言い換えです。
暗号資産ウォレット連携プロトコル: 暗号資産用のウォレットとサービスをつなぐ規約。WalletConnectを指す文脈で使われる表現です。
デジタルウォレット接続: デジタルウォレットとサービスをつなぐ接続の表現。WalletConnectの説明に使われることがあります。
デジタル財布接続: 財布＝ウォレットの別表現。接続を表す表現として使われることがあります。
デジタル財布連携: デジタル財布とサービスの連携を指す表現。WalletConnectの機能説明に使われます。
オープンソースのウォレット接続プロトコル: WalletConnectが公開ソースである点を強調した表現。開発者向けの説明で使われます。
ブロックチェーンウォレット接続: ブロックチェーン系ウォレットとdAppを接続するための規約の一種。
サードパーティウォレット連携プロトコル: WalletConnectで第三者ウォレットと連携する機能を説明する表現。

walletconnectの対義語・反対語

直接接続: DAppとウォレットがWalletConnectを介さず、直接通信する接続。例: 同一デバイス内の内蔵ウォレットとDAppが直接連携するケース。
内蔵ウォレット連携: アプリ内蔵ウォレットとDAppを直接連携する方式。外部のウォレットアプリを介さない点がWalletConnectの特徴と異なる。
QRコード不要接続: WalletConnectがQRコードでペアリングする点を使わない接続。代替として手動入力や内蔵ウォレットでの接続が該当する場合。
ローカル接続: ネットワークを介さず、端末内で完結する接続。外部サーバやブリッジを介さない点が特徴。
手動接続: ユーザーが情報を手動で入力して接続する方式。自動的なQRペアリングを使わない点が特徴。
ピアツーピア接続: ピアツーピアで直接端末同士が通信する接続。中継サーバを介さない点が特徴。
ブリッジ不要直結接続: WalletConnectのブリッジを使わず、端末間で直結する接続を指す表現。
同一デバイス上の接続: スマートフォンやPC内の異なるアプリ間で直接接続するケース。外部アプリ経由が不要。

walletconnectの共起語

QRコード: WalletConnect で dApp とモバイルウォレットを初めて接続する際に表示され、スマホのカメラで読み取ってペアリングを開始します。
ペアリング: dApp とウォレットを結びつける初期の接続手順。以降は同じセッション内でやり取りします。
セッション: ペアリング後に確立する接続状態。アカウント、チェーンID、メッセージのやり取りなどを保持します。
ブリッジサーバ: WalletConnect のメッセージを中継するサーバ。暗号化して送受信を行います。
プロトコル: WalletConnect が定めるオープンな通信仕様。アプリ間の対話ルールを規定します。
dApp: 分散型アプリケーションの略。ブロックチェーン上で動くウェブアプリのことです。
ウォレット: 暗号資産を保管・送金・署名を行うデジタル財布の総称です。
Web3: 分散型ウェブの実現を目指す技術・概念の総称。WalletConnect は Web3 の接続手段のひとつです。
イーサリアム: 最も広く使われるブロックチェーンのひとつ。ウォレット接続の主要チェーンです。
ブロックチェーン: 分散管理された台帳技術。取引履歴を複数のノードで検証します。
メタマスク: 人気のウォレットのひとつ。WalletConnect を使って dApp に接続できます。
トラストウォレット: モバイル中心のウォレットアプリ。WalletConnect 対応です。
Coinbase Wallet: Coinbase が提供するウォレット。WalletConnect 対応の接続先として使われます。
モバイルウォレット: スマホ上で動くウォレットアプリの総称。
デスクトップ接続: PC からモバイルウォレットへ接続するケース。QRコードでの接続が一般的です。
署名: ウォレットで取引やメッセージに署名して正当性を証明します。
署名リクエスト: dApp がウォレットに署名を依頼する通知・メッセージのこと。
トランザクション: 送金やスマートコントラクトの実行など、署名対象となる操作。
JSON-RPC: WalletConnect で送受信されるデータのフォーマット。リクエストとレスポンスを定義します。
セキュリティ: 暗号化、署名、検証など接続の安全性を確保する要素。
プライバシー: 接続時に開示する情報の取り扱いを意識する観点。
暗号資産: 仮想通貨・トークンの総称。WalletConnect はこれらの取引を扱います。
Web3ライブラリ: ethers.js や web3.js など、Web3 機能を提供するライブラリ群。
ethers.js: Ethereum 用の人気JavaScriptライブラリ。WalletConnect との統合に使われます。
web3.js: もう一つの主要な JavaScript ライブラリ。WalletConnect 対応が一般的です。
WalletConnect v2: 最新版のプロトコル仕様。セッション管理・ペアリングの改善点が特徴です。
WalletConnect v1: 旧版のプロトコル。現在は段階的な移行が進んでいます。
対応ウォレット: WalletConnect に対応するウォレットアプリの総称。
公式ドキュメント: WalletConnect の公式ガイド・APIリファレンス。開発時の参照元です。
チェーンID: 接続先のブロックチェーンを識別する識別子。
アカウントアドレス: ウォレット内のアカウントの公開アドレス（例: 0x...）です。

walletconnectの関連用語

WalletConnect: DAppとウォレットを安全に接続するための通信プロトコル。スマホのウォレットとWebアプリをリアルタイムで橋渡しします。
DApp: 分散型アプリ。ブロックチェーンを活用するWebアプリケーション。
Wallet: 暗号資産の保管・送受信を行うアプリ。例: MetaMask、Coinbase Wallet など。
WalletConnect Protocol: WalletConnectの通信仕様。DAppとウォレットの間で命令・署名をやり取りするルールです。
WalletConnect Core: プロトコルの中核となる実装。セッション管理やメッセージ転送の機能を提供します。
WalletConnect v1: 初期バージョン。QRコードとBridgeサーバーを使って接続を仲介します。
WalletConnect v2: 改良された次世代仕様。複数チェーン/アカウント対応のNamespaceや拡張機能を持ちます。
Bridge: 中継サーバ。DAppとウォレット間のメッセージを中継します。
Relay: WalletConnect v2で用いられる中継レイヤ。接続情報の伝達を仲介します。
Session: DAppとウォレットが安全に通信するための接続状態。アカウントやチェーン情報を共有します。
Pairing: 新しい接続を開始する際の手順。DAppとウォレットが互いを認識します。
URI: 接続情報を含む文字列。スキャンして接続を開始するためのデータです。
QRコード: URIを読み取るための2次元コード。スマホのカメラで読み取ることで接続が開始します。
WalletConnect URI: wc:で始まる接続用のURI。Bridge経由でペアリングします。
WalletConnect Modal: 接続先のウォレットを選ぶUIコンポーネント（モーダル）です。
WalletConnect Provider: Web3の接続を簡単に導入できるライブラリ。DApp側の接続を提供します。
WalletConnect Wallet: WalletConnectに対応したウォレットアプリの総称。例: WalletConnect対応ウォレットアプリ。
Namespaces: v2で導入された、どのチェーン・アカウントをどのアプリに許可するかを定義する枠組み。
RequiredNamespaces: 必須となるチェーン・アカウント・メソッドの集合。
OptionalNamespaces: 任意で許容されるチェーン・アカウント・メソッドの集合。
Accounts: 各チェーン上のアカウントを表す識別情報。例: eip155:1:0x...。
Chains: 利用するブロックチェーンの識別子。例: eip155:1（Ethereum mainnet）。
Methods: ウォレットに対して実行させる操作の名前。例: eth_sendTransaction、personal_sign。
Events: ウォレットが通知として発行する情報の種類。例: accountsChanged、chainChanged。
JSON-RPC: リモート手続き呼び出しの標準。WalletConnectはこの形式でリクエストとレスポンスをやり取りします。
SessionProposal: WalletConnect v2でセッション開始時に送られる提案情報。名前空間の同意を得ます。
SessionRequest: セッション中に実行する具体的なリクエスト。署名や送信などの操作が含まれます。
Topic: 通信チャネルを識別する短いID。セッションごとに一意です。
Metadata: DAppやウォレットの名前・アイコン・URLなど、相手に表示される情報。
Relay URL: 中継サーバのURL。接続の仲介先を示します。
Relay Protocol: 中継サーバとクライアントの通信規則。暗号化方式などを含みます。
Client: この WalletConnect 実装を使うクライアント側（DAppやウォレットアプリ）。
Server: 中継サーバやサービス側の実装。
EIP-155: Ethereum系チェーンを表す識別規格。チェーンIDを用いて表現します。
SignMessage: メッセージ署名をウォレットに依頼する操作。
SignTypedData: 構造化データ署名（EIP-712）を依頼する操作。
eth_sendTransaction: ETHのトランザクション送信を依頼するメソッド。
eth_sign: ETHの署名を依頼する基本メソッド。
personal_sign: 個人署名を依頼するメソッド。
Disconnect: 接続を終了します。再接続には新たなペアリングが必要です。
eth_signTypedData: EIP-712に基づく署名依頼。